2012/12/28 - 2013/01/05
78位(同エリア458件中)
国電さん
英国、鉄道づくしの旅、後編になります。
@ワイト島にて
- 旅行の満足度
- 4.5
-
■2013.1.1
ロンドンで迎えた新年、今日もまだホテル代は高いが、連泊することにしている(洗濯などをするため)。よって、ロンドン近郊の鐡旅をする予定である。
8時00分にロンドン(ウォータールー)を出発する列車に乗るため、余裕をもってホテルを7時10分くらいに出た(ウォータールーは、ホテル最寄駅からは10分未満で行ける距離である)。しかし予定外であったのが、地下鉄が間引き運転であることは知っていたものの、予想外に長時間来なかったことである。結局、25分も待つことになった。ウォータールー到着は7時50分過ぎていたが、乗り換えに戸惑うことなく、なんとか間に合うことができた。
@今日はこれから -
列車は5両編成であり、ファーストクラスは最後尾車両の2/3だけである。そこそこの人数が乗っていたが、出発前に車掌が切符の確認を始めると、私を含めた2人以外はすべてセカンドクラスへ移動してしまった。
ほどなくして、定刻に出発。これまで毎日のように雨模様であったが(エジンバラなど、所々では晴れていたが)、今日は雲一つない天気である。そのうちに、左手には初日の出が上がり始めた。
@祝2013 -
この列車に乗っていてふとおもったのだが、辺りに架線が見当たらないのである。だったらディーゼルカーかというと、そうではない(明らかに電車のモーター音がしている)。これについては謎のままであったのだが、帰ってからネットで調べてみると、電源供給用のレールが足元にあるということであった(ロンドン地下鉄と同じ)。
10時04分にポーツマス・ハーバーに到着した。正面歩いてすぐのフェリー乗り場でワイト島への往復切符を買う。英語の“day return”をど忘れしてしまったが、米語の“round trip”で買うことができた。
@でかい -
大きな船(乗客はまばら)は10時15分に出発した。ワイト島までは、20分程度の船旅である。
ほどなくしてライド(ワイト島側)に到着した。フェリーターミナルに隣接して、鉄道駅のライド・ピアヘッドがある。ホームにはすでに列車が入線しているが、狭軌鉄道のような可愛い大きさである。この車両はロンドン地下鉄の「お下がり」であり、地下鉄を走るわけでもないのに円形をしている(島のトンネルが小さいため、この車両を使っているらしいが)。入口は低く、私でもドアの開閉時は注意が必要なほどである。今日は、これに乗りに来たといっても良い旅程である。
@大きさに違和感あり -
2両だけの列車は10時45分に出発、長閑な島を走って行くのだが、意外にスピードを出すためかなり左右に揺れる。
しばらくして、保存鉄道との分岐点であるスモールブルック・ジャンクションに到着した。今日はSLの運転日であり、ちょうど入れ替え作業をしているところであった。これについては、あとでまた見学に来ることにしている。
うなるモーター音(旧いため)と左右に揺れる車体に身を任せ、11時08分に終点のシャンクリンに到着した。
@終着駅 -
折り返しの出発まで6分しかないため、駅付近をそそくさと歩き回ってから車内へと戻った。列車は11時14分に出発し、15分ほどでスモールブルック・ジャンクションに戻ってきた。
先ほど触れたように、この駅からは保存鉄道が接続している。運転日は限られているが、ここは珍しく元旦に営業することになっているので、その姿を撮影しようと思って下車したのである。もちろん、最初は乗ろうと思っていたのだが、ジャンクション側から乗ってしまうとなかなか戻ってこられない時刻設定になってしまっているので、諦めてしまったのである。また持論として、SLは乗るものではなく見るもの、というのもある。
と思って駅から外に出ようとしたのだが、どこにも通路がない。保存鉄道のホームへ行く道はあるが、あちらへ行くためには料金が必要である。こちらのホームから撮影するしかないが、向こう側のホームは全体的に塀で覆われてしまっている。
12時過ぎ、小さな小さなSLが客車を連ねてやってきた。逆光や塀や木々に負けず、数枚の撮影をした。
@結局、行きしなに車内から撮ったこれがベストショット -
12時28分発の列車に乗り、ライド方面へと戻った。本来ならそのままポーツマスまで行く予定であったが、島が気に入ってしまいどうしても街歩きをしたくなってしまったのと、ピアヘッドから対岸まで歩道があり歩けることを往路乗車時に発見したので、ライド・エスプラネードで下車することにした。
街中には大小の聖堂などがあり、ガイドマップなしでも充分に街歩きを楽しめた(坂道なので多少疲れたが)。
駅へ戻ってからは、橋を歩いて渡る。道路と言っても木製なので、自動車は10キロ制限である。
@そもそも車が渡れること自体が驚き -
船でポーツマス方面へ戻り、ドックヤードの無料展示区間を適当に散策する(廃線レールや貨車など、鐡ネタは見逃さず)。
さて、後はロンドンへ戻るだけである。本来は迂回をして往路とは違う路線に乗る予定であったが、ワイト島で予定外に時間を使ったので、そのまままっすぐ戻ることにした。
ウォータールー到着後は、スーパーで夕食の食材を買ったりするために、地下鉄には乗らずに街を歩き始めた。すぐにウォータールー橋(昨日深夜に辿り着けなかったところ)にさしかかる。すでに人垣はなく、のんびりと写真撮影などをする人がいるだけであった。
@大晦日にこの場所をキープするのは至難の業
スーパーで惣菜やビールを買い、ホテルに戻って7時過ぎには就寝。 -
■2013.1.2
今日からは地下鉄も平常通りに動いているらしいが、念のために6時20分頃にホテルを出た。順調すぎるくらいに移動し、ウォータールー駅には6時35分に着いてしまった。これから乗る予定の列車(7時10分発)まで、まだ35分もある。
薄暗い中、駅周辺を歩いてみる。ロンドン・アイ辺りを適当に歩いてから、駅へと戻ってきた。ウォータールーの駅舎は荘厳な造りであり、明るい時間帯に全体像を見てみたいものである。
@入口付近 -
7時頃になってから、指定されているホームへと向かった。列車は5両編成であり、電光掲示によると、前方3両がエクセター行、後方2両は途中のソールスベリー止まりであった。この手の列車に乗る前には、しっかりと掲示内容を確認しておく必要がある(英語自体は難しいものではない)。ファーストクラスはエクセター行の最後尾の1/2だけである。
エクセターに行くには、パディントンからレディング経由に乗った方が1時間ほど早く着けるのだが(あちらは高速化されているので)、急ぐ旅ではないので、今回はあえてこちらにした次第である。
定刻に出発、途中のウォーキングまでは昨日の列車と同じ区間を走る。8時頃になると次第に明るくなってきて、8時半ころには充分明るくなってきた。今日も天気は良くなるようである。
@朝焼け -
次第に空模様は曇っていき、エクセター・セントラルには10時40分に到着した。ここでしばらく市内観光をする。
城跡を見てから、目抜き通りを散策する。突き当りにある聖堂は、見た瞬間に声をあげてしまいそうな大きさであった。
@改装中 -
その足で、エクセター・セントデイビッズ駅まで歩く(両駅間に列車も走っているが、この程度の距離なら歩いた方が散策代わりになる)。市内中心部からは、歩いて20分程度であった。
ホームに入り、ペンザンス行の列車を待っていると、2分ほど遅れて12時10分に入線してきた。一昨日にスウォンジからパディントンまで乗ったのと同じ車両であるが、この車両はそれほど古くはないにも関わらず、ドアを手で開けなければならない(開け方はドア内部に説明書きがあり。内側からは開けられず、「窓から体を乗り出して外側にあるコックを捻る」という、お年寄り等には優しくない設計である)。ただし、ファーストクラスの3両に関しては、係員がその作業をやってくれるので初心者でも安心である。
@こういう扉 -
エクセター・セントデイビッズを出発してしばらくすると、左手に海が広がる。路盤のすぐ脇には遊歩道のようなものがあり、たくさんの人(観光客?)が手を振っていた。残念ながら曇りから雨模様に変わりつつあり、できれば晴天の下で走りたい区間でもある。
@無情の雨 -
路盤は海際から少し内陸へと移り、牧羊地帯を走り続けて行った。しばらくすると徐行を始めて、ゆっくりと大きな橋を渡り始めた。普通の橋とは違い、橋脚が巨大な鉄板を何枚も重ね合わせたようなものが含まれていたりして、一見しただけで普通の橋とは違うことがわかる。これが、ロイヤルアルバート橋であり、3日前に見たフォース橋よりも歴史が古く、なんと150年以上も前に開通しているという(しかもまだ現役であることが素晴らしい)。
@渡り終わってから撮影 -
14時45分頃、終点のペンザンスまではあと30分ほどあるが、係員が各座席の上にある指定席の札を取り換えに来た(折り返しペンザンス発のものに替えるため)。どういうシステムになっているのかは不明であるが、出発のある程度前になったら印刷してしまい、途中駅でそれを受け取っているのであろうか。
15時01分、乗り換えのためにセント・アースで下車した。隣りの車両からは、大きなワンコも降りてきた。これまで何頭か犬を見てきたが、その中で最も大きな奴である。
セント・アイヴス行専用のホームへと移動し、列車がやってくるのをしばし待つ。ほどなくして、2両編成の列車がやってきた。
@ワンコもセント・アイヴス行に乗り換える模様 -
列車は15時18分に出発、しばらくすると右手に大きく海が広がり始めた。若干高台を走っているためなかなか壮大な景色であるが、残念ながら曇り(小雨)である。しかし、もしペンザンス方面まで来るのであれば、ぜひこの支線に乗車することをお勧めしたい。
@海! -
じきに、小ぢんまりしたセント・アイヴス駅に到着した。すぐ目の前がビーチになっており、夏場ならば観光客でごった返しそうな予感がする。
歩いて10分ほどのところにある街へ行ってみると、冬の平日であるにも係らず多くの人で賑わっていた。お洒落な店が多いことから、地元民というよりは観光客向けの物であろう。適当に散策してみたが、それでも結構楽しめるものであった。
@石畳を歩く -
駅へと戻り、セント・アース行に乗り込む。ロンドンでは16時半にもなるとほぼ真っ暗だが、こちらは西にあるのでまだ明るい。
16時33分に出発し、再び海を眺めながら走り続けた。セント・アースでペンザンス行に乗り換えるが、17時00分にやってくるはずの列車が遅れているようである(駅員はいないが、案内放送が流れてくる)。結局11分遅れでやってきたが、今日はこれで隣駅のペンザンスに行くだけであるから問題はない。
ペンザンスに到着後は、街を適当に散策して夕食の食材を買い、駅から徒歩15分程度のところにあるB&Bに投宿した。今回の旅行では唯一ホテルではないところであるが、チェックイン時の英会話もなんとかこなして、広くはないがとてもお洒落な部屋で床に就いた。
@こんな部屋(上部には小さなシャンデリア風ライトもあり、旧い英国の民家に居候したような感じ。これで朝食付5,000円未満は納得) -
■2013.1.3
英国に来てから初めての本格的な「イングリッシュ・ブレックファスト」を頂いてから、歩いてペンザンス駅へと向かった。8時28分発の列車に乗るためであるが、辺りはもう充分に明るくなっている。
その列車を運行するのは、クロスカントリー・トレイン社である(4日前にニューカッスルからバーミンガムまで乗車したのと同じところ)。今日これから乗る列車は、英国西端のペンザンスを出発した後に内陸部のバーミンガム等を通り、東側のヨークやエジンバラを通り、最終的にはまた西側のグラスゴーへ行くという、なんとも不可思議なルートを通るもので、その走行時間は12時間近くに及ぶものである。読んで字の如く、“cross country”を実践しているかのような列車である。具体的なことはよく知らないが、もしかしたら英国最長の列車かもしれない(情報をお持ちの方、教えてください)。
@すべてを乗り通す客はいないでしょう -
駅などに掲示されている時刻表では、この列車のところに指定席取得を推奨する「R」マークが付いているが、全体的に空いているファーストクラスなら問題ないと踏んでいる。現に、今日のファーストクラスの車内は空いている。
定刻の8時28分にペンザンスを出発、しばらく右手に海が見えた後は内陸部へと路盤は進んで行った。
どこの駅だか忘れてしまったが、9時半くらいに乗ってきたお婆さんが私の席の指定を持っていると言ってきた。座席上の表示は出発時には“available”になっていたのであるが、走っているうちに変更されたようである。満席なら問題だが、どうせ空いているので他の席に移動した。
そもそも、表示が“available -may be reserved later”となっているのである。そして座っている位置からはそれが見えないので、変更があった(指定された)としても気付かないのである。
@こういうもの -
昨日通ったロイヤルアルバート橋を再度渡る(エクセター・セントデイビッズまでは昨日と同じ経路を戻る)。雨模様であった天気は曇りになり、少し晴れ間が見えたかと思うとまた濃霧になったりと変化が激しい。
10時30分を過ぎた頃に、ファーストクラス用の飲食メニューが配られた。ファーストクラス専用の乗務員が個別に注文を取ってくれるようになっており、せっかくなので羊肉のホットポットにしてみた。
11時過ぎ頃に配膳されたが、どうやって調理している(もしくは保管している)のかは不明であるが、火傷しそうなくらいに熱々のものが出てきた。思えば、車窓で羊をたくさん見ているが、英国に来てから羊肉を食べたのは初めてである。
@私は北海道出身のため美味しく頂きましたが、羊肉の匂いがダメな人は注文しない方がいいでしょう -
トットネスやトーントン付近では保存鉄道の広告があり、小さなSLも見ることができた。英国には国内各所に数えきれないくらい保存鉄道があるので、次回はどれかに乗車してみたいものである。
車内は10人くらいの乗客がおり、ファーストクラスにしては多い方である。ただし、私以外はすべて高齢者(ほぼ後期高齢者)である。今どき、お金があるのは一流ビジネスマンと高齢者だけであるのは、日本と同じであるらしい。私も、普段はグリーン車などもったいなくて乗れた身ではない。
@今日も曇りだが、昨日よりは綺麗な海(エクセター手前) -
今日の最初の目的地はグロスターであるが、そのためにはブリストル・テンプル・ミーズで乗り換えなければならない。同駅には、定刻より7分遅れの12時30分に到着した。
ここから乗るのは、3両編成の列車で停車駅も多い。イメージとしては「グリーン車のある特急列車から各駅停車に乗り換える」ようなものだが、先述したように英国には特急という概念はない。
12時41分発の列車に乗り、50分ほど乗車してグロスターに到着した。まず見るべきものとしては、映画ハリー・ポッターの撮影にも使用されたという大聖堂である。私はハリー・ポッターの映画も観ていないし原作も読んでいないが、元々教会めぐりは好きな方なので(長崎平戸で教会めぐりをしたこともある)、内部の装飾などかなり楽しめた。
@エクセター大聖堂よりも大きいかも -
グロスター駅へ戻り、14時46分発のノッティンガム行に乗り込む。3両編成で、ファーストクラスは端の9席だけである。そういう規模なので飲み物サービスはないと思っていたのだが、車内販売員が切符の有無を確認してから飲み物とお菓子をサービスしてくれた。
15時48分に、3日ぶりにバーミンガム(セントラル・ストリート)へ戻ってきた。3日間もかけて、英国内を8の字で周って戻ってきたことになる。まだ明るいので街を歩いてみたいところであるが、乗り換え時間が13分しかないので諦めるしかない。
これから乗るのは、リバプール(ライム・ストリート)行の列車である。ファーストクラスを探したのだが、最初はなぜか見付けられなかった。よくよく探してみると途中に車両の1/3だけあったが、なんと座席が横4列でセカンドクラスと全く差がないものであった。私はパス利用者だからどうでもいいが、自腹でこれだと少し文句も出てきそうである。
@名前だけ? -
17時47分にライム・ストリートに到着した。今日のホテルは駅から徒歩1分程度の距離にありながら、日本円で4,000円程度である(その分、旧いが)。
すぐに荷を置き、暗くなった市内をビートルズの名残を求めて歩いた。
長いようで短いようでもあった英国での鐡旅も、明日が最終日である(つまり今日が最後の夜)。英国での最後の宴ということで、お決まりのフィッシュ&チップスを買って持ち帰った。
@またこれ -
■2013.1.4
さて、英国鐡旅も最終日である。今日の目的は明確であり、ヨークにある鉄道博物館へ行くことである。
空も明るくなってきたので、少し早目の7時50分頃にチェックアウトをしてしばらくリバプール駅付近を散策した。海に近いためであろうか、やたらとカモメが多い。
@リバプール・ライムストリート駅 -
ホームへと行き、8時22分発のスカーバラ行に乗り込んだ。ファースト・トランス・ペニー・エクスプレスという会社の運行で、今回初めて乗るものとなる。車両は3両編成でファーストクラスは1/2車両しかないが、昨日の夕方に乗ったのとは違ってゆったりとした座席である。
定刻に出発し、しばらくするとマンチェスター着いた。本来はここにある産業科学博物館(鉄道関係展示あり)やフットボール博物館にも足を延ばしたいところであったのだが、旅程の関係で諦めてしまった(次回への宿題である)。
マンチェスター・ピカデリーから乗り込んできた係員から無料の飲食サービスを受け、コーヒーをすすりながら外を眺め続ける。リーズ着は10時12分であった。あちこちを巡って、6日ぶりにこの駅に戻ってきたことになる。
@英国的な曇り(この後晴れてくる) -
リーズ出発後は、10時30分過ぎに右手から架線のある複線が近づいてきて、それと並行することしばし、ヨークに到着した。
駅近くにある鉄道博物館への道は、案内に従えば迷うことはない。あれこれ見学し、思うところは色々とあるが、ここに関する訪問記はネット上にたくさんあるため、今回はあえて触れないことにしておこうと思う。
@これに再会できる喜び -
鉄道博物館も印象的であったが、その後に適当に散策したヨークの町も印象的であった。大聖堂も巨大であり(結論:大聖堂はどこに行っても巨大である)、何よりも面白かったのが、城壁を遊歩道として歩けるところであった。
@柵のない所は少し怖い -
駅へと戻り、12時29分発のロンドン(キング・クロス)行に乗り込んだ。英国の鉄道についてはその遅延を心配していたのだが、結果論からすると、いくつかの列車で数分の遅れがあっただけで、7.5日間の鐡旅(延べ30本)ですべて予定通りに乗車することができた。場合によっては10分程度の乗り継ぎもあったので、これは充分な実績であると言えよう。
少しだけ残念であったのは、雨や曇りが多かったことである。一日中晴れていたのは1月1日だけで、後は12月30日のエジンバラ以降と1月2日の早朝、そして今日の昼以降などであるが、肝心なところで晴れてくれたから良しとしよう。
@やはり晴れている方が景色は良い -
残りは、ロンドンへ戻ってそして帰国するだけである。ロンドンには何回も出入りしているが、暗くなってから入って暗いうちに出てばかりいるので、その街の様子を車内からはまだ見ていなかった。
ロンドンまで30分を切ったあたりから、やっと近郊列車の駅や人家が増え始めたが、まだまだ田舎で羊も時々見ることができる。結局、ビルが増えて都会らしくなったのは、終着駅に到着する10分未満だけであった。
途中少しだけ徐行したため、定刻より8分遅れて14時52分にキング・クロスに到着した。
@そしてスタート地点へ戻る -
飛行機への乗り継ぎを勘案して、最終的な旅程には余裕を持たせてあった。予定通りに移動できたおかげで、1時間半ほど暇がある。そこで、おのぼりさん的にタワー・ブリッジへ行くことにした。
先述したとおり、今回の旅でロンドンには何回も滞在しているのに暗い時間帯ばかりだったため、どうにも実感ができないでいたのである。最後にタワー・ブリッジを見て、今更ながらであるが「遠路はるばる英国に来ているのだな」ということを切実に感じてしまった。
@定番ですから -
英国での鐡旅を終えて感じたのは、やはり文化としての鉄道の地位の違いであった。各所で保存鉄道があり、通常の列車内でも自転車や犬が普通に乗っているのである(日本では、自転車は折り畳んで輪行袋に入れ、犬もケージに入れなければならない)。上手い表現は私には見つけられないのだが、つまりそれだけ、生活の一部や趣味の一種として、特異な物ではなく、なんら区別もなく当たり前のように鉄道が受け入れているような感じがするのである。
8日間の旅は終わってしまったが、まだまだやり残していることはある。スコットランド方面はほとんど手付かずであるし、夜行寝台にも乗っていない。それらの積み残し事項については、いずれまた訪問して実践しなければならないと思っている。
@ヨーク鉄道博物館にて
*旅行記および私の詳細については以下で。
「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm
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この旅行記へのコメント (2)
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- Yoyosaiさん 2013/01/29 22:16:04
- 洪水の影響を受けずによかったですね。
- 国電さん
はじめまして。
年末年始にイギリスを旅行されたのですね。旅程が少しずれていれば大雨・洪水でロンドンからの西・南行きがまともに動いていなかったので、本当に運がよかったと思います。
イギリスに10年ちょっと住んでいるのですが、あまり国内旅行をしていません。国電さんの旅行記を読んで、旅心がくすぐられました。ありがとうございます。
次回来られるときは、区間参加させていただこうかな。
斎藤洋子
- 国電さん からの返信 2013/01/30 20:30:38
- RE: 洪水の影響を受けずによかったですね。
- Yoyosaiさん
ご訪問ありがとうございます。
訪英前にNational Railのホームページを見ていましたら、あちこちで洪水の影響で運休になっていて、やきもきしていました。
幸い、私が到着した年末からは大丈夫でした。しかし、各所で水没していて、川なのか湖なのかわからないような場所(おそらく牧場)の脇を走ったりしていました。
8日間行っていたとはいえ、まだまだ乗っていない区間(特にスコットランド)もあるので、いずれ再訪したいと思っています。
そちらの旅行記も見させていただきました。保存鉄道に関する記述もあって、英国らしいのんびりした雰囲気が、やはり羨ましいです(英国は、想像していたよりも長閑な国でした。どこか、北海道のような感じがします)。
それでは。
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