2012/08/04 - 2012/08/06
98位(同エリア258件中)
ころっつさん
アップが遅くなる旅行記…。
夏真っ盛りに出かけた九州・熊本と大分を訪ねた2泊3日の旅行記です。
その第2弾は、奥豊後の城下町竹田と宿泊した長湯温泉を中心にしたの旅記です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
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阿蘇から向かったのは、大分県の竹田市です。竹田は江戸時代に大分県内では最も石高が多い岡藩7万石の城下町として栄えた奥豊後の中心地です。市街地の殿町には、中級武士が住んだ武家屋敷の面影を残す家が立ち並ぶまちなみが残っています。
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風情があり、そして本当に静かなまちなみです。
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殿町には歴史を感じさせるまちなみが広がっています。
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武家屋敷を活用した竹田創生館。竹田の観光情報の発信を行っています。
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竹田創生館の屋敷内から。しばしの雨宿り。
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白壁の外観を持つ竹屋商店はレトロな感じを醸し出す建物です。
竹田の商店街の一角にあります。 -
雨が降っていたので、竹田城下町散策を早めに切り上げ、本日宿泊する長湯温泉に。
長湯温泉は、竹田市の北部・直入町にある全国でも有数の炭酸温泉で、以前から一度宿泊してみたいと思っていた温泉場のひとつです。今回宿泊した芹川沿いに建つ丸長旅館の外観です。 -
丸長旅館の玄関。桔梗が雨に濡れて、しっとりした姿を見せてくれました。
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宿泊の手続きを済ませ、部屋でお茶とお菓子をいただくことに。旅館は6室しかない小さな宿ですが、内部はリフォームされ、清潔感ある施設です。
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部屋から眺める芹川。向こう岸には無料で入れる野天風呂のガニ湯が見えます。
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せっかくなので、小雨の中、小さな温泉街を散策します。
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長湯温泉で一番大きな規模の大丸旅館の前には、当地に訪れた与謝野鉄幹・晶子夫妻が詠んだ句の石碑が建っています。
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宿泊する丸長旅館の眼下、芹川の河原には野天風呂「ガニ湯」があり、誰でも無料で入浴することができます。
しかし…脱衣場がないので、川に架かる橋の下で服を脱がなければなく、その上遮るものも一切ないので、なかなか入浴するには勇気のいるお風呂です。 -
この日は川が少し増水しているので、「ガニ湯」は川の中に孤立しているように見えます。ガニ湯は、人間に恋をしたガニ(=蟹)が石に代わったという伝説を持つそうでし。お湯は、給湯管で引っ張ってきているようで、湯船に炭酸を含んだ湯がふんだんに注がれています。
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こちらの洋風な建物は、長湯温泉療養文化館「御前湯」です。
「御前湯」の名前は、岡藩主が入湯する施設があったことからつけられたものです。
長湯温泉では源泉が51もあり、大量の湯が湧出しています。そして湯には多くの炭酸ガスを含んでおり、泉質の良さが自慢の国内屈指の温泉で、その温泉を利用した療養方法を広める拠点施設として、作られた施設です。 -
小さな温泉街なので、半時間ほどで散策を終え、宿に戻ってきました。
この宿は6室なので、大浴場や露天風呂はないものの、このようなお風呂が3箇所館内にあり、貸切状態にして宿泊客のグループごとに利用することができます。もちろん、湯船のお湯は源泉かけ流しです。 -
散策と風呂に入り、いよいよ夕食です。食事専用の個室で、芹川のせせらぎの音を聞きながら、食事をすることができます。
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夕食は懐石料理で、おかずの数が多いものの、量は多過ぎず適当でした。
おかずが上品に盛られており、女性好みの感じです。 -
この旅館の当主は湯河原温泉の老舗で研鑽を積んだ方で、自ら料理を手掛けているそうです。なので洗練されたメニューに納得♪、どれも大変美味しかったです。
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エノハの刺身です。エノハとはこの地方でアマゴやヤマメのことを指します。川魚独特の臭みが全くなく、さっぱりとしたヤマメの身をおいしくいただくことができました
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旅館の開業百年を記念し、地元の焼酎蔵で作ったというオリジナルの焼酎。レモン代わりに大分の特産・カボスを入れて、水で割って飲み干しました。
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こちらもエノハで焼き魚にしたもの。恨めしそうな表情を撮ってみました。
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夕食の最後の締めの水菓子は抹茶をふりかけたアイスクリームでした。
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朝を迎え、昨夕と同様に散策します。芹川には日が射し、川霧が立ち込めています。
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長年にわたり温泉水が排出される場所には、析出物の塊が形成されています。多くの成分が溶け込んでいることがわかります。
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旅館から歩いて10分ほどの所にある昔ながらの温泉街には似つかわしくないデザインの建物があります。
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この施設、その名は「ラムネ温泉館」という外湯です。高濃度の炭酸泉が湧出し、胃腸病に効くので飲泉設備もあります。温泉に含まれる炭酸ガスは、体内に吸収され毛細血管を拡張し、血液の循環をよくするという不思議な性質があります。
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施設入口に誇らしく掲げられた天然温泉の看板。
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施設は通常の日中営業のほか、朝6時から7時の1時間限定で早朝営業しています。この時間帯を利用して訪問。内湯は温泉の析出物が堆積した湯船が2つあり、ふんだんに源泉が注ぎ込まれています。
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露天風呂もあり、かなり温めの源泉が加熱することなく、注ぎ込まれています。
ゆっくり浸かっていると、数分もすれば皮膚の表面に小さな泡がまとわりつきますが、その名が示すとおりラムネのような温泉水です。 -
旅館の朝食は8時から。朝食も夕食と同様、専用の個室でいただきましたが、メインは山のようになった豆腐の塊で、それを取り分けていただきました。静かな山間の温泉の朝にふさわしい健康的な朝食でした。
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旅館を出発し、再び竹田市街地に。この日は岡城に向かいました。
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岡城は山が多い竹田の中でも、天然の要害となる断崖絶壁に囲まれた尾根の上に築かれています。江戸時代にも岡藩の藩庁が設けられましたが、どちらかといえば戦国時代以前の戦い向きの城の趣を持っています。
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城郭の入場には、300円が必要ですが、このような在りし日の岡城の絵図と歴史が書かれた絵巻がもらえるので、お得感があります。
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岡城には櫓群は一切残っていませんが、迫力ある美しい石垣が残る山城を堪能できます。
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標高325mで高低差のある断崖絶壁を巧みに生かした城郭が見どころです。
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国指定史跡にもなっており、何よりもこの城跡が有名なのは、瀧廉太郎が少年時代を竹田で過ごし、荒れ果てた岡城に登って遊んだ印象をもとに作曲した「荒城の月」の舞台といわれているからです。
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絶壁の上にあるので、三の丸石垣から見ると、川を眼下に眺めます。
岡城は城下町はほとんど見えない山の中に築かれていたようで、見わたす限り山々しか見えません。 -
三の丸の高石垣。石垣の間からずいぶん雑草が茂ってきているので、石垣本来の美しさが隠れがちになってしまっているのが残念です。時代とともに歌のタイトルどおりの荒城となってきているようです。
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「荒城の月」作曲家・瀧廉太郎の銅像も城内にはあります。
歌詞にあるように、岡城は桜の名所としても知られています。 -
旅行の1か月ほど前には、九州中部地方を襲う大水害が来て、竹田市街地も川の氾濫により広範囲で水没したとのことでした。その時の災害の爪痕が、城の上からも見てとれました。
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城内にはゆりの花も自生しています。
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登城口から料金所のある駐車場の間には、お土産物屋があります。そこに涼しそうに竹細工の金魚が風に泳いでいました。その姿に気が魅かれお土産に買って帰りました。
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岡城から豊後大野市に入り、原尻の滝を見に行きました。阿蘇や九重の火山活動により形成された地質により、緒方川が川幅いっぱいに広がって落ちる姿は「東洋のナイアガラ」との呼ばれます。
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滝はさまざまな角度や方向から眺められます。
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落差は20mとそれほど高くありませんが、川幅120mが広く、日本離れした壮観な風景を味わいました。
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滝の下の河原に降りてみました。
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滝を落ちる水飛沫。
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水が落ちる豪快な音が響きわたります。
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スローシャッターで撮影し、白糸状に。
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原尻の滝から臼杵に向かう途中にある豊後大野の虹潤橋。
臼杵と竹田城下を結ぶ重要な交通路に架かる橋として江戸時代に築かれたアーチの石橋で、県指定有形文化財にもなっています。
大分県にはこのような石橋が数多く残っています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 天星さん 2013/03/15 12:40:34
- 臥牛の城
- 竹田に来られたんですね〜
岡城の下に流れる川の上流は大変な惨事
住宅浸水、橋は流れ、道路は寸断
災害後まもない時期に来られたとはねぇ〜
同じ竹田市内でも長湯温泉は無傷に等しく
連日の雨で増水してものの、穏やかでしたでしょう〜
句碑は山頭火など、あちこちに見れます
ガニ湯は海パン持参で入浴される方がたまにいますよ〜
近年建て替えた丸長旅館さんに宿泊したんだぁ〜
やさしい人柄のご主人と奥さん、顔見知りなんです!
長湯温泉は、山の中の湯治場的温泉でした
古くから、存在しています。
丸長旅館さんのお隣に市営の温泉があるのですが、
天はよくその市営温泉に浸かってます(笑)
イオウと気泡の炭酸温泉、馴染みが深いんです〜
岡城って下の道路から見上げると、竹田城にも似ているんですよ!
まもなくサクラが咲き、大名行列のイベントも行われます〜
ちょうどその時期、天は多忙なもので毎年行けないので
ずいぶんと岡城の桜は見てません!(トホホ)
では、また〜
天
- ころっつさん からの返信 2013/03/18 23:08:52
- RE: 臥牛の城
- 天星さん、こんばんは。
長湯温泉には昨年夏に行きました。九州中部を襲う記録的な大雨で、竹田市街地が浸水しているのもテレビで見たので、旅先を変更しようとしたのですが、長湯は無事なのでお越しください…とのことだったので、行きました。
竹田市街地は、復旧していましたが、川の近くの田畑には泥が流れ込み、空地には浸水地から搬出されたガレキやごみがまだ積み上げられていました。
ガニ湯には、夕刻に全裸で入られている勇気ある男性がひとりいらっしゃいました。機会があれば入りたいものですが、夜中ですね。
長湯のお湯は本当によい泉質で、シュワシュワとした炭酸が非常に心地よかったです。丸長旅館の横には、確かに公衆浴場がありましたが、私も10年以上前に来た時に入ったことがありました。こんなにいい泉質をよく楽しいまれているなんて、羨ましい限りです。
岡城も石垣だけの城跡ですが、立派な絵巻物風入場券がいただけて大満足でした。
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