2012/08/15 - 2012/08/15
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旅するうさぎさん
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チロルで過ごした夏休み。
8月15日は聖母被昇天祭で祝日でした。
この日は部屋のベランダから氷河の山々がよく見えたので、
山に登るのには最適な日だと思いました。
そこで、フルプメス村からロープウェイに乗って
以前行ってとても美しかった
カルクケーゲルの壮大なパノラマを見に行こうと考えました。
シュトゥバイタールの中でも、
このカルクケーゲル山塊の眺めは、とびきり素晴らしくて
おまけに足元には沢山の綺麗なお花が咲いていて
その光景は忘れ難いものだったのです。
シュトゥバイカードを握りしめ
大好きな風景を見に、いざフルプメスへ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
宿泊しているノイシュティフトのホテル前から、いつもの路線バスに乗り、
フルプメス村の中心・Fulpmes Ortsmitteで降りました。
15分くらい坂を歩いていくと、こちらのロープウェイ
クロイツヨッホ・バーンの乗り場(1000m)に着きます。
<追記>ノイシュティフトの中心部からだと、ここ(Fulpmes Schlick 2000)まで行ってくれる路線バスの便を選んだほうが楽です。
ただし、季節限定ですし、便も往路は午前中3本くらいしかないので、注意が必要です。詳しくは、シュトゥバイタールのHPに時刻表が載っています。
http://www.stubai.at/en/info-service/timetables/ -
こちらのロープウェイも、入り口でシュトゥバイカードを
かざすだけで乗ることができます。
このロープウェイで1000m地点から
終点の2136m地点まで一気に登ります。
青空に緑の牧草地が映えて、気持ちがいいです。 -
途中駅のFroneben(1350m)が見えてきました。
その背後に、カルクケーゲル山塊が
少しだけ姿を現しました。 -
さらに登っていきます。
-
上昇するにつれ、岩山が少しづつ見えてきます。
-
箱根の山のような
深い谷をさらにロープウェイで進んでいくと、 -
山の先端に、こんなものが見えてきました。
-
展望台のプラットホームです。
透明な板が張ってあって
なんだか眺めがよさそうです。
以前来た時には、このようなものはなかったので
まずは、あそこに行ってみようと思いました。 -
終点のBergstation Kreuzjoch駅が見えてきました。
-
終点で降りるとすぐに見えるのが
このカルクケーゲル山塊の伸びやかな眺めです。 -
イチオシ
カメラでは撮りきれないほどの美しいパノラマが
ズズズーーっと横に広がっています。
とても爽快な眺めです。 -
ギザギザの石灰岩の山々、その形が面白いです。
このカルクケーゲルは、北チロルのドロミテとして
知られています。 -
見渡してみると、先ほどのパノラマ展望台は
向こうにあるようでしたので、
まずはそちらへ歩いていきました。 -
美しい高山植物を眺めつつ、
-
整備された道を歩いていきます。
-
道はカルクケーゲルとは反対側にも
続いており、 -
下にシュトゥバイ谷を見下ろして
さらに歩きます。 -
狭い道ですが、よく整備されています。
-
途中、こんなイスがあったので
寝転んでみました。
とっても気持ちが良かったです。
前に見える山はSerles(2718m)です。 -
あの先端にプラットホームがあるようです。
-
プラットホームが見えました。
-
早く私もあそこに乗ってみたい!
-
やってきましたプラットホーム。
わぁ〜、いい眺め!
みんな下を覗いています。
何が見えるのかな? -
誰もいなくなりました。
-
プラットホームから眺めた光景です。ここもまた
ガイドブックには載っていない所なのですが、
「環境科学者の見たチロル」(松田松二著・山と渓谷社)
という本に、ロープウェイを降りた先の
このカルクケーゲルの眺めについて
次のような一文があるのを見つけました。
「イン川の右岸で、この辺りだけが石灰岩で出来ている。
灰白色の巨大な岩の塊は、
緑に覆われている山を見慣れている私に、
異様な感じを含めた驚きと名伏し難い感動を与えた。
そして壮厳な天地創造を偲ばせた。
私はこの一瞥で、
すでにはるばる日本からやって来たことが
報われたような幸せに満たされた。」 -
私は11年前に初めてここに登った時に
このカルクケーゲルについて
何の知識もありませんでした。
下界のフルプメス村にいるだけでは
この山塊はまったく見えないので、
まさか山の上に、こんな別世界が広がっているとは
思いもしなかったのです。 -
ロープウェイを降りて、突然視界に入ってくる
この山々の、美しさ、壮大さ、
それでいて、楽しくウキウキしてくるような
明るく、爽快な雰囲気。
やはり、ここは素晴らしい所だと思います。 -
眺めを楽しむハイカー達。
-
透明な板には、このように1つ1つの山の名前や
標高が書いてあるので、分かりやすいです。 -
-
下を覗いてみました。
大きな山小屋とハイキング道が見えました。 -
向こうの方に小さな湖が見えました。
現地でもらった地図を見ると、
あれはpanoramaseeです。 -
こちらにもハイキングの道があり、
近くに行けるようです。 -
プラットホームからの眺めです。
こちら側からはノルトケッテ連峰が見えました。 -
こちら側からはエルファーが見えます。
-
正面の三角の山はパッチャーコーフェルです。
案内板によると、その左側の背後には
憧れのKaisergebirge(皇帝山脈)が見えるらしいのですが、
霞んでいてよく見えません。 -
これがその案内板です。
パッチャーコーフェルの右後ろは
Tuxer Alpen なんですね。
位置的にはそうだよね、とチロルの地図を
頭に思い浮かべて一人で納得しました。 -
エルファーほど多くはありませんが、
パラグライダーも飛んでいました。
ここから飛ぶのも眺めが良さそうです。 -
人間はこの眺めを満喫しているのですが、
-
このワンちゃんは怖がっています。
後ろ足を見ると、かなり腰が引けています(^_^;) -
飼い主さんにハイキングに連れてきてもらったのは
いいけれど、こんな高いところ・・・
ボクには・・・
(と恐る恐る下を覗いてみる) -
この直後、ワンちゃんはこの高さに恐怖を感じて
プラットホームに行きたくないと主張しました。
ワンちゃんの中にも高所恐怖症がいるのですね!
私も高所恐怖症だから、その気持ち、よく分かります。
手前の黒いワンちゃんは、高い所も平気だよ〜♪と
プラットホームの上で余裕の表情です。 -
怖いからもう景色は見たくないよ〜
と飼い主さんに必死で訴えるワンちゃん(^^;) -
風景を満喫したのでもと来た道を戻ります。
-
向こうから乳母車を押した人がやって来ました。
この道は家族連れでハイキングするのに
ピッタリだと思います。
現地のパンフレットには
ご家族連れからシニアの方々まで
このパノラマの道を歩くことができますと
書いてありました。 -
道の途中には
変わったイスが色々と設置されています。
こんなイスや、 -
こんなものも。
(イスと言えるのか?) -
イチオシ
こんな眺めがいいイスも。
-
こんなブランコ型のイスまで♪
いろいろあって楽しめます。
これらは地元のアーティストがデザインした
手作りのイスなんだそうです。
この山の楽しいハイキングの雰囲気を
よく表しているイスだと思います。 -
-
パノラマ道からの眺めです。
一番右側はパラグライダーを見たエルファーの
頂上、Elferspitze(2505m)です。
その左後ろに見えるギザギザの山々は
なにか、仙人でも住んでいそうな
神々しい雰囲気がします。
下界のフルプメスから見ても
とってもカッコいい山です。
現地でもらった地図によるとあれは
左側から
Kirchdachspitze(2840m)
Ilmspitze(2690m)
Kalkwand(2690m)
のようです。
Ilmspitzeが特に私のお気に入りです。 -
これは何だろう?と思ったら
パノラミックビジョンというイスでした。
この下に座るところがあって
座りながら360度ぐるっと回って景色を見る
という趣向のイスです。
当然ながらこれを回すのは人力です。
夫が回してくれるというので
私は座って回してもらいました。
ギーギー音を出しながら
ゆっくりと360度回ってみました。
ここは本当に眺めがいい所なので
こんなイスを作ろうと発想したのでしょう。 -
パノラミックビジョンの説明板。
-
こちらも眺めのいいイスです。
-
道に咲く
可憐なお花を見つつ歩きます。 -
こちらは Scheuchzers Glockenblumeです。
-
Scheuchzers Glockenblumeが
一面に咲いています。 -
この黄色いお花は
現地で買ったアルプスの花の本によると、
Einkoepfiges Ferkelkrautという花なのだそうです。
タンポポに似ていますが、
よく見ると、もっとスリムな
スラッとした立ち姿のお花です。 -
このお花はかなり変わっています。
丈がとっても短くて、
地面にへばりついて咲いています。 -
花の大きさはタンポポの3倍くらいは
あろうかという、大きな花でした。
このお花も本に載っていました。
Silberdistel というお花だそうです。
とっても個性的で、
一度見たら忘れられないお花です。 -
元の地点に戻ってきました。
お花たちがまるで互いにおしゃべりしているようで
なんだか楽しい光景です。
次は引き続き、クロイツヨッホ頂上への
お花ハイキングについて書きたいと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ウェンディさん 2013/04/14 08:51:47
- こんにちは。
- 旅するうさぎさん こんにちは。
2012年のチロル旅行記、順番に拝見しました。
シュトゥバイタール谷で過ごされた夏の休暇、ノイシュティフト村の空気の質感を読み手に感じさせる旅行記でした。
私は、欧州はまだ数える程しか訪れていなく、その少ない経験の一つが、仏のシャモニです。シャモニはモンブランが見える地として有名ですが、そのシャモニ村で夏の休暇の1週間を過ごしました。
ヨーロッパアルプスの特徴だと思いますが、チロルもシャモニも山の雰囲気と町の雰囲気が似ています。でも、チロルのシュトゥバイタール谷の方が、落ち着いているみたい。シャモニはとても風光明媚なところだったのですが、観光客がとても多くどこに行っても人・人・人で疲れてしまい、ヨーロッパアルプスに対し、美しいけれど…というイメージを抱いていましたが、旅するうさぎさんの旅行記で、そのイメージは一掃されました。
思い込みはいけないですね。
全ての旅行記の写真・文章が素敵でした。
私のお気に入りは6話の氷河トレックと、16話のパノラマトレッキングの旅行記。
朝焼けに薔薇色に染まる氷河の風景と、ゴンドラから見る雄大な氷河。そして、素敵な個性的な椅子が幻術品のようにおいてあるカルクケーゲル山のハイキング道。
高所恐怖症の腰が引けているワンちゃんの写真も、体全体で展望台の高さを表現していて、なんだか微笑ましく見えました。
私のヨーロッパアルプスに対する思い込みを一掃してくれた旅するうさぎさんの旅行記、楽しく読ませていただきました。
ウェンディ
- 旅するうさぎさん からの返信 2013/04/14 22:01:06
- こんばんは。
- ウェンディさん、こんばんは。
> 私は、欧州はまだ数える程しか訪れていなく、その少ない経験の一つが、仏のシャモニです。シャモニはモンブランが見える地として有名ですが、そのシャモニ村で夏の休暇の1週間を過ごしました。
>
> ヨーロッパアルプスの特徴だと思いますが、チロルもシャモニも山の雰囲気と町の雰囲気が似ています。でも、チロルのシュトゥバイタール谷の方が、落ち着いているみたい。シャモニはとても風光明媚なところだったのですが、観光客がとても多くどこに行っても人・人・人で疲れてしまい、ヨーロッパアルプスに対し、美しいけれど…というイメージを抱いていましたが、旅するうさぎさんの旅行記で、そのイメージは一掃されました。
> 思い込みはいけないですね。
ウェンディさんはシャモニへ休暇に行かれたのですね。
私はスイスに行ったことがないのでよく分からないのですが、
あちらはそんなに混んでいるのですか。
きっと美しいから人も沢山行くのでしょうね。
チロルの山あいの村はスイスよりも地味なせいか、
そんなに混んでいません。
それに、アジア人をほとんど見かけません。
たまにアジアの人だ!と思って近寄ってみると、
ドイツ語を話していたりします(^^;)
日本を含め、まだアジアの人達には知られていない場所なのだと思います。
チロルというと、ヨーロッパにあるアルプスだとおぼろげには想像できても、
それがどこの国の、どのへんにある地域なのかは、
意外と知られていないようなのです。
> 全ての旅行記の写真・文章が素敵でした。
>
> 私のお気に入りは6話の氷河トレックと、16話のパノラマトレッキングの旅行記。
> 朝焼けに薔薇色に染まる氷河の風景と、ゴンドラから見る雄大な氷河。そして、素敵な個性的な椅子が幻術品のようにおいてあるカルクケーゲル山のハイキング道。
> 高所恐怖症の腰が引けているワンちゃんの写真も、体全体で展望台の高さを表現していて、なんだか微笑ましく見えました。
>
> 私のヨーロッパアルプスに対する思い込みを一掃してくれた旅するうさぎさんの旅行記、楽しく読ませていただきました。
チロルの旅行記全てを見て下さったとのこと、恐縮しています。
氷河に興味を持たれるところがウェンディさんらしいですね!
カルクケーゲルを望むハイキングの道に設置されている
様々な形の椅子は、なかなか面白いアイデアだと思いました。
ここもまた、ガイドブックには載っていない所なんですが、
私はこの場所がとても好きです。
今年もハイキングルートを変えて、この場所へ行く予定です。
ウェンディさんの旅行記はまだ3つか見ていないのですが、
どれも知的に面白いものばかりで、じっくり拝見しています。
これからも旅行記を拝見したいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
旅するうさぎ
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