2013/01/11 - 2013/01/14
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弾丸旅行者さん
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2013年の一番目の海外旅行は、台湾です。 今回は台湾の中でも特に好きな南部を訪問する事にします。 台湾南部には、アジア最南端の日本語図書館が有り、その開館12周年記念祭が開かれるので、その記念祭への出席と、台湾第二の大都市である高雄の散策を目的に、3泊4日で訪問しました。
この所、とあるプロジェクトの関係で仕事が忙しく、なかなかタイムリーに旅行記をアップ出来ない状態なので、この旅行記も数ヶ月前の出来事を思い出しながら書きました。 やはり忘れている事も多いと思いますので、思い出した事は追々記して参ります。
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旅程表
<2013年01月11日(金)>
成田国際空港18:30→(JL811便)→高雄小港國際機場(空港)22:10
高雄(高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung))泊
<2013年01月12日(土)>
高雄(高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung))泊
<2013年01月13日(日)>
高雄(高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung))泊
<2013年01月14日(月・祝)>
高雄小港國際機場(空港)08:50→(JL812便)→成田国際空港13:05
成田国際空港16:55→(JL3005便)→大阪国際空港18:20
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主な旅費
(1)成田⇔高雄往復
(日本航空HPより購入 JL特典航空券 諸税17,930円 + 35,000マイル引落
(2)成田→大阪国際
(出張旅費の為、旅行代金に含まず)
(3)高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung) 3泊宿泊代(朝食込)
(Apple Worldより購入 25,800円)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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<2013年01月11日(金)>
2013年の1発目の海外旅行は、台湾です。 今回は、夜発の高雄行の直行便を利用する為、仕事を15時30分頃にフレックス退社し、JRの成田エクスプレス(以下、NEX)で空港第2ビル駅に向かいました。 この日もNEXはガラガラでした。 -
18時30分発のJL811便・高雄小港國際機場(空港)行に搭乗します。 この便のCAさん達は、昔の日本アジア航空(EG)時代の様な細やかなサービスをされており、とても気持ちの良いフライトでした。
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定刻に成田国際空港を飛び立ったJL811便は、22時02分に高雄小港國際機場(空港)に着陸しました。 写真は、高雄小港國際機場(空港)のアライバルホールの様子です。 遅い時間ですが、多くの出迎えの人が居ました。
空港から22時25分にタクシーに乗車し、宿泊先である高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)に向かいました(約15分、290台湾元(約810円))。 因みに、高雄のタクシーの初乗り料金は、85台湾元(約240円)でした。 -
22時40分頃に、高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)に到着しました。 このホテルは、愛河沿いにある大型ホテルで、出張の際にも良く利用しております。 フロントでのチェックイン時に日本語で対応される事も多く、日本人に利用し易いホテルかと思います。 またここは、JL等のエアラインクルーの宿泊先にもなっています。
高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung) URL
http://www.ambassadorhotel.com.tw/KS/ambassador_kaohsiung.htm?LC=JP -
写真は、今回宿泊した高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)の13階の客室の様子です。 部屋では、有線・無線LAN共に無料で使用する事が出来ましたので、持参した会社のPCで、仕事が随分快調に進みました。
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バスルームの様子です。 綺麗なお風呂で、長旅の疲れを癒しました。
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<2013年01月12日(土)>
この日は屏東縣の竹田郷にあるアジア最南端の日本語図書館に向かう為、早朝に台鐡(在来線)の高雄車站(駅)にやって来ました。 宿泊先の高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)から高雄車站(駅)迄は、タクシーで120台湾元(約340円)でした。
写真は、朝7時過ぎの高雄車站(駅)の様子です。 土曜の早朝でも、タクシーは沢山停車していました。 -
高雄07時49分発の南廻線の枋寮行の區間車(各駅停車)で、竹田車站(駅)に向かいます。
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これが、枋寮行の區間車(各駅停車)の列車です。 高雄→竹田の運賃は、47台湾元(約130円)でした。
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枋寮行の區間車(各駅停車)の車内の様子です。 この列車の車内には、竹田の日本語図書館に向かうであろう台湾人の方々や日本人らが多く乗車していました。 実際、この車内で、台湾人の日本語世代のおじいさんから、日本語で声を掛けられました。 そのおじいさんも、これから竹田に行くとの事でしたので、竹田までの約1時間、そのおじいさんと色々な話をしながらの楽しい旅となりました。
我々が乗車した列車は、08時45分頃に竹田車站(駅)に到着しました。 -
竹田車站(駅)のそばにある、日本語図書館の池上一郎博士文庫に到着しました。 この池上一郎氏とは、戦時中に竹田の地に赴任された軍医の方です。 池上博士は、数年で台湾を離れたものの、思い出の地である台湾の竹田郷に書籍を送り続けました。 竹田郷の方々も池上博士の気持ちを汲んで、この地にアジア最南端の日本語図書館を造り上げました。
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ここ池上一郎博士文庫では、この様に台湾と日本の草の根の交流が行われて来ました。 日々、日本語を勉強されている若い台湾の学生さん達や日本語世代のお年寄りが、この図書館で日本語の書籍を読まれています。 多くの日本人にもこの交流を知って頂き、今後交流がより活発になれば良いですね。
今日は、この図書館の12周年慶(記念祭)が行われます。 昨年に続き、2回目の式典出席です。 -
この立派な日本家屋が、池上一郎博士文庫です。
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日本語世代の台湾の長老の方々、地元の竹田郷の方々、台湾在住日本人や日本人観光客等、朝から大勢の方々が居ました。 地元の学生さんによる剣道の実演が、図書館の前で行われていました。
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この受付所で日本国旗に署名し、寄付金を手渡して、受付を済ませます。
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12周年慶(記念祭)の式典が始まる前でしたが、コーラス隊の方々や出席者の方々が既に着席されていました。 列車内でお会いしたおじいさんと近い席を陣取り、式が始まるのを待ちます。
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壇上に、文庫代表の劉耀祖さんが上がられ、式典が始まりました。 今年は昨年と比較しても、参加者が多かったと思います。 今年も、屏東縣の副縣長さんや高雄日本人学校の校長先生他が来賓として居られました。
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日本語世代の方を中心とした現地のコーラス隊の方々が、数々の日本語の歌を披露されていました。
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このおばあさんは93才なのですが、腰もピンと伸び、凄く美しい日本語を話されていました。 いつまでもお元気で!
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今年も、92歳のおばあさんが軽やかなダンスを披露され、会場が盛り上がりました。
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最後には、毎日図書館を維持管理されている館長の曾貴珍さんへの感謝と慰労を、文庫代表の劉耀祖さんが発表されて、12周年慶(記念祭)は盛況の内に 終了しました。
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12周年慶(記念祭)が終了した後は、次の列車の時間まで、池上一郎博士文庫の中を見学しました。
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この様に、日本語の書籍が所狭しと並べられていました。 蔵書は数万冊有るのではないかと思います。
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図書館内には、軍医であった池上一郎博士の立派な像が有ります。
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昨年(2012年)に行われた11周年慶(記念祭)に出席した際に、各自の名前を記入した日本国旗が、図書館内に掲出されていました。
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周年慶(記念祭)終了後は、図書館前で客家料理の昼食が振舞われるのですが、今年は先を急ぐ事とし、竹田車站(駅)に戻る事にします。 次回は、時間のある時に、この図書館にフラッと立ち寄りたいと思います。
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11時46分発の新左榮行の區間車(各駅停車)に乗る為、池上一郎博士文庫から30秒の所にある竹田車站(駅)に移動して来ました。 日本家屋の駅舎が今も現役で、この辺一帯は、とても懐かしい風景が広がっていました。 また時間を作って、この界隈を散策したいと思います。
竹田車站(駅)を定刻に出発した區間車(各駅停車)は、12時47分頃に高雄車站(駅)に到着しました。 一旦、ホテルに戻る事にしました。 -
ホテルで一息ついた後は、会社へのばら撒き土産を調達しに、夢時代購物中心 Dream Mallに向かう事にしました。 このショッピングモールには初めて行きます。 宿泊先の高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)→夢時代購物中心迄は、タクシーで約15分、140台湾元(約390円)でした。
夢時代購物中心 Dream Mall URL
http://www.dream-mall.com.tw/dreammall/ -
夢時代購物中心の出入口付近では、この様なマスコットが出迎えてくれました。 ショッピングモールのキャラクターかと思っていたら、水陸観光車のマスコットでした。
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夢時代購物中心の内部では、地元のラジオ局「Life Radio 生活網路電台」主催の音楽イベントが開催されており、多くの観客が居られました。 中には、うちわを持った追っかけの様な人々も居ました。 有名なアーティストが来ていたのかも知れません。
Life Radio 生活網路電台 URL
http://liferadio.tw/ -
夢時代購物中心は、数多くの専門店、デパートの統一阪急百貨や飲食店、フードコートが集積した巨大ショッピングモールです。
夢時代購物中心内にある書店では、握手会のイベントが行われていました。 色々調べてみると、林綾さんと言う方の「看見我」の出版イベントの様でした。 台湾で有名な方なのでしょうか、多くの観客が集まっていました。 -
夢時代購物中心の地下には、日本の新千歳空港が直営する北海道百貨と言う物産コーナーが常設されていました。 台湾では旅行先として日本、特に北海道がとても人気なのですが、まさかこの高雄のショッピングモールに、本格的な北海道物産コーナーがあるとは思いませんでした。 石屋製菓の「白い恋人」は、期間限定でこの北海道百貨で販売されていました。
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夢時代購物中心には地下にフードコートがあり、そこにも名古屋で有名な寿がきや等の日本食店が出店していましたが、上層階にも「日本美食街」と銘打った日本食レストラン街がありました。 我々日本人としては、台湾人の方々にこんなに日本食に親しんで頂いて、本当に有難いと思います。
夢時代購物中心では、結局午後一杯滞在して、食事と買い物を堪能しました。 帰りもタクシーを利用して、ホテルまで140台湾元(約390円)でした。 -
<2013年01月13日(日)>
今日は高雄市内の歴史的建造物の見学と、港町の旗津に向かいたいと思っていました。 ホテルの窓の外は小雨で、少しテンションは下がりましたが、気を取り直して、ブラブラと観光に出発します。 -
これが、今回お世話になった高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)です。 高雄の繁華街からは少し離れていますが、愛河(Love River)が近くに流れ、周辺の雰囲気もなかなかのんびりしていて、気に入っているホテルです。
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木の陰から、巨大なクマを発見!それにしても、デカかったです。
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先ずは愛河沿いを散歩します。 天気が良ければ、川岸の散策路には多くの人達が思い思いに過ごされているのですが、この日は生憎の小雨だったので、人出は少なかったです。
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愛河の散策路には、花壇等も整備されていました。
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愛河に沿って少し歩くと、日本統治時代に建てられた美しい建物が見えて来ました。 この建物は1938(昭和13)年に建造された旧高雄市役所です。 和洋折衷の独特なデザインです。
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高雄市役所の建物は、戦後も高雄市政府として使用されていましたが、1992(民國81)年に市政府が移転した後は、高雄市立歴史博物館として使用されています。
高雄市立歴史博物館 URL
http://khm.gov.tw/khm_jpn/home02.aspx?ID=$5001&IDK=2&EXEC=L -
では早速、高雄市立歴史博物館に入ってみます。 歴史を感じられる素敵な入口です。 この様な歴史的建造物を保存活用するには、コストも非常に掛かるでしょうが、この高雄市立歴史博物館の入館料は無料です。
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正面玄関を入ると、この階段が迎えてくれます。 重厚な雰囲気ですね。
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趣のある廊下の様子です。 このレトロな感じのアーチ状の天井が、とても良い雰囲気ですね。
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高雄市立歴史博物館では、高雄ニニ八事件に関する展示物が充実しています。
このニニ八事件とは、1947(民國36)年に勃発した、台湾人(本省人)と、戦後に蒋介石と共に大陸中国から移住してきた在台の中国人(外省人)との間の大規模な抗争です。 このニニ八事件で、蒋介石の国民党政府は、台湾人(本省人)を徹底的に弾圧し、数万人の台湾人を殺害しました。 -
台湾全土で巻き起こったこの弾圧事件は、高雄ではこの高雄市政府が重要な歴史的現場となりました。 その事を示す展示物が多くありました。 この模型もリアルに再現されていました。
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展示物を一通り見終わった後は、歴史的建造物の見学に戻ります。 旧高雄市役所内部の天井の様子です。
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再び外に出て、建物の周りを見学します。 窓と窓の間には、菱形の装飾が施されていました。
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こちらの窓の下部にも、菱形の装飾が見られました。 この様な歴史的建造物を積極的に保存・活用されている台湾では、建物探訪が楽しいですね。
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高雄市立歴史博物館を後にし、愛河に掛かる中正大橋を渡ると、臺湾銀行高雄分行の建物がありました。 こちらは、歴史的建造物に似せて建築されたものでしょうか?
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次に向かったのは、旧打狗英國領事館官邸です。 臺湾銀行高雄分行からタクシーで約20分、145台湾元(約410円)でした。 タクシーの運将(運転手)曰く、この階段を登ると領事館があるとの事でした。
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長い階段を登り切ると、旧打狗英國領事館官邸に辿り着きました。 入館料は、30台湾元(約85円)でした。 この打狗英國領事館の有る付近は、日本統治時代、高雄市の政治の中心だったそうで「哈瑪星(浜線)」と呼ばれていました。 では、旧打狗英國領事館官邸の中へ。
旧打狗英國領事館官邸 URL
http://superspace.moc.gov.tw/jp/local_culture_page.asp?rid=227 -
この建物は、1879年に竣工された官邸で、当時の大英帝国陸軍皇家工程部が設計した様です。 この煉瓦造りの建物は、格好の写真スポットでもある為、多くの団体観光客が訪問されていました。
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なかなか素敵で、エキゾチックな洋館ですね。 団体客が見えなくなった隙に、写真を撮りました。
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向こう側には、高雄で一番高いビル(台湾で二番目に高いビル)である「高雄85大楼」が微かに見えました。
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打狗英國領事館官邸からは、目の前に西子湾が広がっていました。
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天気が良ければ、この広場で西子湾を眺めていたかったですね。 相変わらず小雨なので、先へ進む事にします。 この辺りは流しのタクシーが捕まりそうも無かったので、ブラブラ歩いて、鼓山輪渡站(鼓山フェリーポート)に向かいました。
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そんなに遠くはなかった様で、歩き出して10分程度で、鼓山輪渡站(鼓山フェリーポート)に到着しました。
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鼓山輪渡站(鼓山フェリーポート)からはフェリーに乗って、対岸の旗津に向かいます。 運賃は15台湾元(40円)で、乗船時間は約5分です。
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旗津輪渡站(旗津フェリーポート)に到着しました。 このフェリーには、観光客の他、地元の方々が多く乗船しており、地元の重要な足として機能していました。
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旗津は、南北約11Km、東西200mの細長い島で、以前は旗後と呼ばれていた様です。 台湾本島と繋がる半島だったものを、船の往来の為に切り離されたそうです。 現在は、今回乗船したフェリーの他、海底トンネルで結ばれています。
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旗津は海鮮料理が有名な景勝地であり、メインストリートを歩いていると、多くのシーフード料理店が目に入り、それぞれのお店は賑わいを見せていました。
この頃には雨も上がっていましたので、落ち着いて旗津を観光出来そうです。 -
フェリーポートからメインストリートを歩いていると、旗津海水浴場に到着しました。 訪問したのは1月で、いくら南国台湾の高雄でも海開きは未だでしたが、夏なら大勢の海水浴客でごった返すのでしょうね。
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旗津海水浴場には、大阪のかに道楽も顔負けの、巨大なカニのオブジェが有りました。
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いやあ、南国の雰囲気ですね。
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この旗津海水浴場は、綺麗な夕日が見られる人気の景勝地ですので、 夏にも再訪したいですね。
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旗津海水浴場には、遊歩道も整備されていますので、その遊歩道を進みます。 このトンネルは「星空隧道」と言うらしいですが、ここを抜けるとどの様な景色が広がっているのでしょうか?
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「星空隧道」のトンネルの上部は、蛍光塗料で描かれた星座の絵が有るとの事でしたが、トンネル内が明る過ぎたのか、見えませんでした。 しかし、内部は、この様に綺麗に整備されていましたので、とても通行し易かったです。
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トンネルを抜けると、この様に遊歩道が続いていました。 太陽が出ていたら、とても気持ち良かっただろうなあ。
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海岸線の遊歩道を散策した後は、旗後燈搭(旗後灯台)に向けて歩き始めます。
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特にガイドブックを持っていなくても、旗津輪渡站(旗津フェリーポート)の隣にある観光案内所で地図を頂き、後は島内の標識に従って動けば、特に迷う事は有りませんでした。
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この様な案内板が見えて来ました。 先ずは旗後燈搭(旗後灯台)に向かいますので右側に進路を取ります。
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旗後燈搭(旗後灯台)迄は、この様な長い登り坂を進んで行きます。
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長い登り坂と急な階段を上がり切ると、白亜の建物が見えて来ました。 「交通及建設部 航港局 高雄燈搭」の文字が見えます。
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この建物は、高雄港が外国に開放された1883年に建設され、1918(大正7)年に日本政府によって改築されたものです。 美しいバロック様式の建物です。
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建物内部の「燈室」には、この様な螺旋階段がありました。
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旗後燈搭(旗後灯台)からは、付近を航行する大型船が見えました。
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旗後燈搭(旗後灯台)の美しい建物を堪能した後は、長い坂道を下って、先程の案内板の所に戻り、再度、長い坂道を登ります。 旗後砲台に向かう坂の途中には、この様な洞穴がありました。
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1月とは言え、南国高雄では坂道を登るだけでも暑くて汗が出て来ました。 暫く歩いて、やっと「旗後砲台古蹟故事館」の文字が見えました。
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ここは、清朝時代に高雄港の防御の為に作られ、対岸の壽山にある雄鎮北門の砲台と一対をなしたそうです。
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華美な装飾は無く、コンクリート造りの実用的な構造でした。
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旗津での観光を終え、旗津輪渡站(旗津フェリーポート)に戻って来ました。 旗津の散策中は傘を差さずに済んだので、大層助かりました。
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再度フェリーに乗船し、束の間の船旅を楽しみます。 船上からのんびりと景色を楽しむのも、なかなか良いものですね!
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鼓山輪渡站(鼓山フェリーポート)に戻って来た後は、哈瑪星(浜線)エリアの散策を楽しみます。 早速、日本統治時代の赤煉瓦造りの建物が見えました。 ここは山形屋と言う文房具店だったそうです。 現在は、レストランとして使われていると言う情報がありましたが、訪問した時はレストランは営業されていない様子でした。
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山形屋の向かいにも、赤煉瓦造りの歴史的建造物が保存されていました。 ここは、1902(明治35)年に三十四銀行高雄支店として建設されました。 その後、鴻池・山口・三十四が合併し三和銀行高雄支店になりました。
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次に向かったのは、この建物です。 1908(明治41)年10月24日に開業した台湾縦貫鉄道(西部幹線)の打狗駅です。 高雄では最古の鉄道駅だそうです。
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後に高雄港站(駅)と改称した打狗駅は、2008(民國97)年12月廃止され、現在では駅としての役目を終えていますが、打狗鐡道故事館として無料で公開されていましたので、早速中を拝見させて頂きました。
打狗鐡道故事館 URL
http://takao.railway.tw/ -
駅舎の中には、この様な黒板や、様々な鉄道グッズが展示されていました。
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切符等も展示されています。
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当時の高雄港站(駅)構内の様子です。
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駅長室の様子も再現されていました。
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駅舎を抜けると、台鐡のSLや客車等が展示されていました。 これは、DT609と言う形式でした。 1929(昭和4)年汽車会社製造と案内板に表示されていました。
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この蒸気機関車は、CT259と言う形式だそうです。 案内板には、1938(昭和13)年三菱重工製で、日本統治時代はC559と言う形式だったと記されていました。
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これは電源を供給する車両でしょうか?1970(民國59)年日本製造との事でした。
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これは、一昔前には台湾中で見る事が出来た旧型の客車ですね。
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貨車の上に、顔を見合わせている2匹の爬虫類が見えます。
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貨物ヤードには、この様に歩道も設置されていました。 この頃になると天気が良くなってきたので、絶好の行楽日和となりました。 多くの家族連れが来訪されていました。
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巨大なラッパの様なオブジェも有りました。
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貨物ヤード脇には、この様な倉庫群があり、この日は芸術家の作品展みたいなものが開かれていました。
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移動販売車も出ていましたので、ここで数時間、のんびり過ごすのも良さそうに思いました。
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この打狗鐡道故事館には、約1時間滞在しました。 ここは、地元の高雄市民の方々の憩いの場になっている様子でした。
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打狗鐡道故事館の散策を済ませ、そろそろホテルに戻って休憩しようかと思います。 打狗鐡道故事館は、KMRT(高雄捷運(地下鉄))の西子湾站(駅)に隣接していたので、ここから橘線で宿泊先のホテルである高雄國賓大飯店(Ambassador Hotel Kaohsiung)から比較的近い市議會站(駅)に向かいます。
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KMRT(高雄捷運(地下鉄))の車内の様子です。 西子湾站(駅)は始発駅なので、車内はガラガラでした。
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ホテルに戻って休憩し、夜になったので、愛河のライトアップを見物しに外出しました。
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もう一枚、愛河のライトアップの様子です。 この一帯は、若い人達のデートコースとして人気があるそうです。
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最後に、旅行好きの友人に頼まれていた台鐡(在来線)の時刻表を買いに、台鐡の高雄車站(駅)にやって来ました。 折角ここまで来たので、高雄車站(駅)の旧駅舎を見ておこうと思ったら、旧駅はこの様にフェンスに囲まれていました。 現在、高雄車站(駅)は地下化工事を行なっているのですが、この趣ある旧駅舎は、移設されるのでしょうか?
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<2013年01月14日(月・祝)>
今日は、日本への帰国日です。 高雄発の日航(JL)便で成田に向かい、成田からは大阪国際空港行の便に乗り換え、翌朝からの大阪での仕事に備えます。
朝06時30分に宿泊先のホテルをタクシーで出発し、約20分で高雄小港國際機場(空港)に到着しました。 料金は270台湾元(約760円)でした。 写真は早朝の高雄小港國際機場(空港)の國際線出発ロビーの様子です。 -
そう言えば、この高雄小港國際機場(空港)はいつも台湾入國の際には良く利用していますが、台湾出國の際に利用するのは、2006年の春以来です。 以前の印象は古い空港と言うものでしたが、今回利用した際にはすっかりリノベーションされ、この様に綺麗になっていました。
高雄小港國際機場(空港) URL
http://www.kia.gov.tw/index.asp -
写真は、JL812便・成田行の搭乗口付近の様子です。 この日は、日本に観光に向かう台湾人の方々が多く搭乗されていました。 JL812便は、ほぼ定刻の13時03分に成田国際空港に着陸しましたが、この日は爆弾低気圧の影響で、関東地方には大雪が降っていました。 午後からの出発便・到着便は、成田・羽田共に相当ダイヤが乱れているらしく、ほぼ定刻に成田に着けたのは相当運が良かったみたいです。 但し、夕方に乗り継ぐ予定の成田発大阪国際行のJL3007便は、無事に飛ぶかどうか・・・?
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成田で入国した後、直ぐにJLの国内線チェックインカウンターに向かい、18時30分発のJL3007便を無事にチェックイン出来たので、ホッとしました。 その後、時が経つにつれて雪がだんだん激しさを増して来ました。
その後、当初搭乗予定であった18時30分発のJL3007便・大阪国際空港行は欠航が決まりましたが、その1便前の16時55分発のJL3005便なら飛ぶとの事なので、搭乗便を変更して貰いました。 結局このJL3005便も、大雪によるダイヤ乱れによって出発並びに到着が遅れ、18時20分に成田を出発し19時39分に大阪国際空港に到着しました。 色々有りましたが、何とか14日中に大阪に移動出来て、安堵しました。
今回の訪問では、高雄周辺をのんびりと歩いて周りましたが、やっぱり台湾南部は良い所ですね。 次の台湾旅行は4月下旬を予定しています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- meさん 2013/05/07 08:59:54
- 興味が持てました!
- 弾丸旅行者さん
はじめまして!
読んでいて大変楽しい“食い倒れ旅行記”が多い中、
非常に興味を持って拝見しました。
特に後半の建築物はなかなか面白かったです。
台南(高雄)には昨年11月に行ったのですが、初めてのこともありさらっと流して帰りました。今度じっくり行ってみたいな〜と。
と言いながら6月に“ライチ食べるぞ〜!”と鼻息荒くしている私…
なさけなや…
またおもしろネタ期待してま〜す!(^^)!
- 弾丸旅行者さん からの返信 2013/05/07 23:21:05
- RE: 興味が持てました!
- me様
こちらこそ初めまして。 メッセージを頂きまして、
どうも有難うございます。
建築モノに興味をお持ち頂けたとの事、大変嬉しく
思います。 台湾には、日本時代の建物が今も大切
に保存・活用されている事が多いので、次回はそれら
を探しに行かれるのも宜しいかと思います。
6月にはライチを食べに台湾に行かれるのですか?
とても羨ましいです。 マンゴーよりもライチの方
が美味しいと台湾の地元の方には良く勧められます
ので、是非旬のモノを堪能してきて下さい。
このGW前半に行って来た台湾南部の旅行記を後日
アップしますので、またご覧下さい。
弾丸旅行者
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