2012/07/24 - 2012/07/24
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ももんがあまんさん
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ピレネーの村々を巡りながら、今日は、南フランスのオクシタニアと呼ばれる地方でも、とりわけ、由緒あるフォワ泊の町「Foix」まで走ります、この旅の、二つ目のテーマ「異端カタリ派の史跡」を訪ねる事、其之為に来たかった町です。
フォワ伯と言う貴族の所縁は、調べてもよく解らないのですけれど、この地方の豪族として台頭してきたのが、約9世紀ころの事で、アキテーヌ公・トゥールーズ伯・アラゴン王などと覇を競ったと伝えられています、12世紀〜13世紀のカタリ派と十字軍の時代には、南フランスへの領土的野心を隠さない北フランス貴族中心の十字軍に対し、自らはカソリックで有りながらも、トゥールーズ泊とともに、最後までカタリ派を保護し、十字軍と戦ったと伝えられています、ちょっと「カタリ派」びいきの僕としては、是非来たかった、伯爵の町。
写真は、そのフォア泊の、岩山の上にある居城、多少修復されて、綺麗になってはいますけど、まだまだ、中世の雰囲気たっぷりの勇壮なるお城です、数日前に尋ねた「ポー」の城も、フォワ伯(ガストン4世)が建てた城(15世紀)だそうですけど、あちらはお洒落な城館型、こちらは、まるで違う「要塞型」です、因みに、ガストン4世(フォワ伯)が、この城のフォワ伯と、どういう縁であるのかどうか? そのあたりは、まるで解りません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
7月24日(火) D 3号線 St Lizier サン・リジェ
サン・ジロンから約1kmの「フランスの美しい村」13ヶ所目「サン・リジェ」の村です。
遠目の佇まいは、なかなかイカしてます(表現が古くてすいません)。 -
サン・リジェ ミディ・ピレネー
丘の上に、かなり大きな「シャトウ」のある町です。
手前の川は、サン・ジロンの町から流れてきた「Salat川」。 -
サン・リジェ
「サラッ川」の風景です、川沿いの建物は多分? 元、水車小屋ですね。 -
サン・リジェ Old Cathedrale
12世紀の由緒ある「旧大聖堂」なのだそうです、「旧」という事は、今は「Cayhedrale}としての格式は無いらしい。
建物はかなり磨滅して、時代を感じさせる建物です、残念ながら、朝早すぎたようで、中には入れなかったのですけれど、中には、12世紀の「フレスコ画」が残っているのだとか。 -
サン・リジェ
教会前広場の家並みです、3階建の立派な建物の多い村です。
この村の第一印象は、「村」と言うには、かなり立派な家屋が多いと言う感じです、多分、昔はこの教会を中心とした、かなり栄えた「門前町」だったのでは?と、そう感じさせる「村」です。 -
サン・リジェ
こちらは、教会前の、アーケードのある建物。
お店で、「カフェ」を頼んで、一休みします。 -
サン・リジェ
カフェのテーブルと、広場の風景です。
「フランスの美しい村」を大きく、2つにカテゴライズするとすれば、元々は、それなりに栄えた町が、時代に取り残され、幹線道路からも外れ、次第に貧しくなり、人口も減って、寂れていった村、と言うのと、元々から、小さな村で、今もそのままと言う、二通りのタイプが有るように思います。
去年訪れたノルマンディーの「サン・セヌリ・ル・ジェレイ」の村などは、後者の典型で、この村などは、前者の典型と言った感じです、どちらが多いかと言えば、当然、立派な城や教会の残る、前者が圧倒的に多いのですけれど、その殆どは、過って城塞都市であった、そんな村です。
マア、どちらのタイプが好きかと言われると、どちらにも、それなりの魅力が有るので、甲乙は付けがたいのですけれど、前者の、昔は栄えていたのに、寂れてしまった、あまり有名でない「美しい村」では、空き家が多かったり、崩れた家屋があったりという事も有り、美しさに少し、水を差すことも有ります・・・丁度、この村のようにです。 -
サン・リジェ
ユニークな木組みの家の下(トンネル)をくぐって、村をブラブラ歩きます。 -
サン・リジェ
細い通路が上の方へと延びています。 -
サン・リジェ
トンネルを潜り抜けたところです。
こちら側から見ると、「城門」と言う感じですね。
右側に「Office de Tourism」が有りました。 -
サン・リジェ
村のてっぺんの丘の上です、十字架が一つあるだけの、草ぼうぼうの野ッ原です、誰かがテントを張ってキャンプをしてました、この村も、過っては城塞都市だと思うのですけど、そんな町のてっぺんに、こんな草地が有るなんて、ちょっと意外です・・・??
畑地も有りますし、わりと広い丘なのですね。 -
サン・リジェ
丘の上からの、ピレネーの風景です。 -
サン・リジェ
丘の上のお城(城館)です、下から眺めたときに目立っていた、あの「シャトゥ」です、案内板には、由緒が書いてましたけど、みんなフランス語だったので、面倒くさくて・・・確か、近くのフォワ伯所縁の城のようでした。
中は有料で、拝観可能ですけれど、この日はまだ開館前、マアお金のかかることは、出来るだけ避けるという事で、これ幸いと「pass」ですね。 -
サン・リジェ
テラスには無料で入れるので、美しいピレネーの山々をバックに、村の写真を撮っときます、なかなか美しい風景です、伯爵様だか司教様だか知りませんけど、この風景を眺めて、さぞかしご満悦だったのではと、そう思います。 -
サン・リジェ
右の建物が「城館」ですけど、建物としては、それほど美しくも無いですね、下から見ると、目立ちますけど。 -
イチオシ
サン・リジェ
もう1枚、シャトゥのテラスから眺めた、サン・リジェの村と、ピレネーの山々です。 -
サン・リジェ
村の風景です、3階建て〜4階建ての家屋が普通の、立派な家並みです。
でもその分、路地は、ちょっとダーク。 -
サン・リジェ
同じく「サン・リジェ」の坂のある家並み。 -
サン・リジェ
同じく、4階建ての家屋の、ぎっしりと並んだ家並み。
村の印象 ★★★ 外からの見た目は悪くないのですけど、村と言うには、ちと、家並が立派過ぎで、村と言う印象がありません、教会も過っての司教座教会(大聖堂)という事で、今は共に、落ち目?の町と言う印象です、村全体にも、寂れ感がアリアリ・・・マア、美しい村としては、素材は良いと思うので、今後の頑張り次第でしょうか・・・だんだん、「美しい村」の評論家みたいになってきた・・・ハハハ。 -
D 117号線 ミディ・ピレネー
さて次は、今日の目的地「フォワ」の町へと向かいます。 -
D 117号線 Rimont リモ ミディ・ピレネー
道中で見つけた、ちょっと印象的な村です。
ちょっと見だけなら、「美しい村」認定の佇まいですけど、マア、その程度のなら、フランスにはいくらでも、雨後の竹の子ほどに、何処にでもあります。 -
リモ
村の広場です、わりと何処でも良く見かける、鉄製の十字架。 -
リモ
村の「カフェ」です、暑くなってきたので、しばし休息。
ビールで一杯。 -
D 117号線 ミディ・ピレネー
幹線道路を走ってますけど、道はウネウネ、多少登ったり下ったりです。
これは、峠から眺めた、ピレネーの山並み。
明日は、モンセギュールへ行くつもりなのですけど・・・どこら辺でしょうか? -
イチオシ
D 117号線
なかなか、すごい、勇壮な感じの城塞が見えてきました。
どうやらあれが「フォワ城」なのかも? -
D 117号線 Foix フォワ
坂を下って、フォアの町へと降りていきます。
かなり、「武骨な城」と言う印象ですけど、中世の武人の城としては、らしくて良いかも? -
フォワ Foix ミディ・ピレネー
フォワの町の「Hotel de Ville 」です、町はソコソコ賑やかな町です、役所も、それなりに立派ですね。 -
フォワ
町の公園からのフォワ城の眺めです。
三本の塔が、とにかく目立つ、そんな城です、かなり「武骨」。 -
フォワ
こちらは、町のマーケット・プレイスですね、なかなか賑やかです。
そのうち、フォワの町で「ジャズ・フェスティバル」が開催されるのだそうです、フランス人は昔から、ジャズが好きなのですね、わりとあちこちの、名も知らない町で、真夏の夜の「ジャズ・フェスティバル」が良く開かれてます。 -
イチオシ
フォワ
岩山の上にはシャトウ、下は旧市街が有ります。
お城の下の、いかにも「城下町」と言う感じの街並みです。 -
フォワ
なかなか魅力的な旧市街(城下町)です、町並みが、清潔で美しい。
さすが、由緒あるフォワ伯の町です。 -
フォワ
それほど広くは無い旧市街ですけれど、店舗などもソコソコ有って、楽しい感じの町です。 -
イチオシ
フォワ
道幅も狭くて、旧市街としての雰囲気は上々。
建物の背は高いのですけど、暗さは感じないですし、しっかりと、良く手入れされている感じの、良い建物と町並みです。 -
フォワ
旧市街を抜けて、フォワ城に向かいます。
崖が・・・なかなか凄い! -
フォワ
旧市街から、城砦への細い通路です。 -
フォワ
城塞の崖と、旧市街の街並みです。 -
フォワ Chateau
一応、期待していた町なので、いつもは、あまり、お金のかかる見物はしないのですけど・・・今回は特例・・・久々にお城を見学します、入場料 4.60ユーロ(イギリスの城やカントリー・ハウスなどに比べると、大変安いです)。 -
フォワ Chateau
三本の塔の目立つ城砦です。
城が建て始められたのが 10世紀頃という事で、12世紀ころには、すでにこれらの塔は有ったようです。 -
フォワ
三本並んだ真ん中の塔(角型)です、他は円筒型と、屋根付き型、なぜこれほど統一性が無いのか? イロイロな飴玉が有ったら嬉しいような、そんな感じなのでしょうか、ちょっと子供っぽいセンスなような気もしますけど・・・?
中世の人々と言うのは、よく泣き、よく怒り、情緒的には、かなり浮き沈みの激しい人々だったと、昔読んだ、司馬遼太郎さんの本には書かれていたけれど、確かに、中世と言う時代の人類は、少し子供っぽかったような、そんな気のする三本の「塔」です。 -
フォワ
こちらに見えるのが「円筒形」の塔。
この三本の塔は、歴代のフォワ伯に依って、大事にされた「塔」なのだそうです、けれど、なんとなく、フランス的ではないなあという気のする、そんな建物です、オクシタニアの殆どは、元々は、北フランスとは別の文化圏という事ですけれど、確かに、それが納得出来る、そんな気のする「城塞」です。 -
フォワ
城壁からの、フォワの街並みと、ピレネーの風景です。 -
フォワ
真ん中の「角塔」に登って撮った「屋根つきの塔」です。 -
フォワ
こちらは反対側の「円筒型」。
「角塔」と「円筒型」には登れます。 -
イチオシ
フォワ
「角塔」から眺めた、「フォワ」の街並みです。
-
フォワ
同じく、「フォワ」の家並み。 -
フォワ
「角塔」の階段です、中世の城としては、マアお馴染の、狭い階段です。
足元は、だいぶ修復の手が入ってる感じですね。 -
フォワ Chateau
フォワ伯のベットです、調度品など、特別、たいしたものは有りません、ローカル貴族ですので、まあ全体に、質素な感じです、中世の城塞ですし、これ等の調度品は、みんな、当時の本物では無いでしょうけど、マア、この程度だろうとは思います、フォワ伯と言うのは、経済的には、それほど裕福ではなく、城の築城、修復についても、金が無くて苦労したという話なので・・・これくらいなら、マア上々ですね。
他にも、一応、展示物が有りますけど、入場料 4.60ユーロですので、それほど期待してはいけません、それでもマア、眺めはとてもいい城砦です。 -
フォワ Chateau
塔の形としては、これが一番、面白いですけど、こちらは登れません。 -
イチオシ
フォワ
再び、旧市街に戻ってブラブラ。
良い町なのですけれど、残念ながら「安宿」が無いのですね。
「オーベルジュ・ド・ジュネッセ」(ユース)は、一件ありますけど、安い部屋は満員、45ユーロの大部屋が一部屋あるとの事ながら、ドミトリーはやっていないようです、フランスには良くあるタイプのユースです、他人同士は、同じ部屋に入れないようにしているようです(一人部屋・二人部屋と言うのも多い)、それでもマア、45ユーロなら「Chambre d`hote」を探した方が良いですね。 -
フォワ
町の雰囲気が良いので、カフェでビールを一杯です。
写真は、椅子の下の「斑の鳩」、ちょっと珍しい気もして撮っときます。
町の印象 ★★★★ さすが、伯爵様のおひざ元、ピレネーの、ど田舎ですけれど、悪くは無い町です、お城はマア「眺望」が良いだけで、下から眺めるだけでも十分な気もしますけど、中世の古城と言う雰囲気は味わえます。 -
D 117号線 ミディ・ピレネー
「オフィス・ド・ツーリズム」で、近くの「Chambre d`hote」を紹介してもらったので、先の村へ行きます。 -
D 309A号線 St Pau de Jarrat
「フォワ」の町から 8kmほどの村です、特に、どうという事のない、普通の村で、ミニ・スーパーが一軒だけありました、ハムとチーズと、ビールを一缶だけ買って、宿の部屋で食べる、今日の夜食を買います、「Chambre d`hote」は高いので、レストランには行けませんけど、気楽が一番・・・丸かじりのチーズは、香ばしくて、なかなか癖になりますし、それに、フランスのハムは、日本で買うより、ずっと安いし、ずっと美味しい。
何もない村ですけど、空気だけは美味しそうな村。 -
サン・ポウ・ド・ジャラ 今宵の宿
田舎の「Chambre d`hote」ですけど、部屋はとてもきれい。 -
サン・ポウ・ド・ジャラ
わりと「豪邸」の多い「Chambre d`hote」ですけれど、こちらのお家は、マア普通。
これくらいの方が、安心して泊まれます・・・元々、貧乏性が、身に染みついてるので、あまりデラックスなお家だと、落ち着かないのです。 -
サン・ポウ・ド・ジャラ 今宵の宿
それでもマア、お庭はなかなか広くて、良く手入れされてます。
宿の評価 ★★★★ 51ユーロ(朝食付)、オーナーは勿論、とても良い人。
本日の走行距離 57km/累計1.582.5km 明日はいよいよ「カタリ派」終焉の土地、「モンセギュール」に向かいます、かなりな山道を覚悟して、今日も、良く眠らねば・・・
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