安く短い期間で行くシベリア鉄道（北京～満州里～モスクワ）　その１　北京～満州里

2012/09/26 - 2012/10/05

なかなかいけないシベリア鉄道。10日間で行ってきました。
が、あまりお金がないので、できるだけ安く行こうとしてこのようなルートになりました。
那覇～北京～ハルビン～チチハル～満州里～ザバイカルスク～チタ～イルクーツク～オムスク～モスクワ～東京
途中でシャワーを浴びたいのと、途中の町も見たいのでこまぎれになっています。
国境はバスなので完全走破ではありません。ご了承を。

9/26(水)那覇13:30(中国国際航空832便)16:10北京空港　北京駅21:15(Z15列車)
9/27(木)7:04ハルビン10:41(T5003列車)13:26チチハル20:26(K7055列車)
9/28(金)7:15満州里　満州里バスターミナル9:00(バス)13:30頃ザバイカルスク駅入口　ザバイカルスク駅14:38（現地20:38)(649列車)
9/29(土)1:40(現地7:40)チタ10:59(現地16:59)(11列車)
9/30(日)4:57(現地9:57)イルクーツク13:21(現地18:21)(349列車)
10/1(月)車中
10/2(火)5:22(現地8:22)オムスク14:44(現地17:44)(25列車)
10/3(水)車中
10/4(木)6:07モスクワヤロスラブリ駅　モスクワシェレメチェボ空港20:00(アエロフロート260便)
10/5(金)10:20成田

乗車券代金　当時　１元＝約13円　１ルーブル＝約2.5円
那覇→北京　38,280円
北京→ハルビン　Z15列車軟臥　6,400円（上海サザンブリーズで手配）
ハルビン→チチハル　T500列車3軟座　77元
チチハル→満州里　K7055列車硬臥下段　110元
満州里→ザバイカルスク　国際バス　90元
ザバイカルスク→チタ　649列車プラッツカルト　1,092ルーブル
チタ→イルクーツク　11列車プラッツカルト　1,324ルーブル
イルクーツク→オムスク　349列車プラッツカルト　2,295ルーブル
オムスク→モスクワ　25列車プラッツカルト　3,574ルーブル
モスクワ→東京　429ドル(約34,000円)

エリア シベリア(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月26日　那覇空港13:30発中国国際航空832便

こんな時期の出発になってしまったので、飛行機はがらがら。
せっかくできた沖縄からの北京便も私が乗った後、ほどなくなくなってしまいました（泣）

20人くらいしか乗っていないかも。

機内食はわりと美味しかったですが、疲れていたので、ビールも飲まずにすぐに寝てしまいました。

16:10定時に北京到着。16:40頃外に出る。
第２ターミナルに移動し、鉄道切符売場で今晩の切符を引き換え。
が、ハルビンから先の切符は買えない。
その後、机場快軌で東直門へ、地下鉄２号線、５号線乗り換えで張自忠路駅下車。東四駅方向に５分くらい歩いて、目的の清水泉洗浴へ。
中の写真はさすがに撮れなかったですが、入浴１５元、薄いタオル付き。まあそんなに汚くなく、浴場には湯も張られていました。

銭湯までの大通り風景。
途中日本人お断りの食堂が何軒かあり。まあ、一番加熱していた時期ですから。
普通に観光する日本人が通りそうな場所でもないですが。

東四駅に向けて少し歩いて右の路地に入ったところの食堂。
農家料理ということで野菜中心。
きくらげ、豆腐、羊肉もも焼、ビール２本で５６元。

羊肉もも焼は、ビニール手袋付き。
あまり食べるところがなかった。

あまり時間がなくなり、タクシーもつかまらないので地下鉄で北京駅へ。
５号線は新しいけど、古くからある２号線はなんか東京みたい。

9/26(水)北京駅21:15(Z15列車)9/27(木)7:04ハルビン

発車４０分前に北京駅へ。
非常に人が多い。なかなか駅に入れないのは・・・

右下の明かりが、検問所。
身分証明書と切符を見せないと駅に入れない。
荷物検査と違って、けっこう厳格。北京駅だからかも。

時間がなくなり、急いでホームへ。

Ｚ１５列車は、全車軟臥、１６両ですが満員。
食堂車を楽しみにしていましたが、連結がなく、車内販売のみ。

この列車だけは満員が予想されたので、旅行会社で手配。
中国国鉄オンラインは国内の銀行口座がないとできないので、海外からの予約はできず、旅行会社にとってもらいました。
まあ、送料が必要なく、駅窓口で受け取れるだけ進歩かも。
４１１元＋８０元でした。

仕方なく車内販売でビールを。１本８元なので、街中の倍以上。
みんなすぐに寝てしまい、外の景色も見えないのでやむなくビールだけ飲んで就寝。

全員が降りた後の車内。

ハルビン駅には定時7:04到着。

駅前はこんな朝なのにどこからきたのか人だらけ。
切符売り場も人人人

ということで、駅を背にして右側のホテル昆倫大履へ。
ここだけでなく、駅周辺にはこういった看板のある鉄道乗車券販売所はたくさんあります。
手数料は５元かかりますが、並ばずに買えます。7時半から営業。

ハルビン10:41→13:26チチハル　T5003列車軟座　77元＋5元
チチハル20:26→7:15満州里　K7055列車硬臥下段　110元＋5元
以上切符を無事に購入。

切符も買えたので、少しだけ市内観光。
駅前の安食堂に非貴重品だけ預ける。１０元。
バス１０３路で、松花江へ。遊覧船が一杯あって乗ろうかとも思ったが、全然出そうにないからパス。

続いて、満州時代の遺構を。
東清鉄道の社宅。

道路を挟んでいますが、現在のハルビン鉄路局。
満鉄の本社？管理局？だったところです。

ウクライナ寺院。
やはりここは、ロシアへの玄関。

あわただしい市内見物を終えて、駅に戻る。
軟座待合室に入るが、すぐに改札。

チチハル行T5003列車は、硬座１５両＋軟座２両。
硬座も新しい車両なのでわりと快適そう。
ホームで何か買おうと思ったが何も売っていない。

9月27日　ハルビン10:41→13:26チチハル　T5003列車軟座　77元＋5元

そして、これが軟座。というか軟臥代用車両。

寝台だと４人のところ、１室に６人も入る。
上段は使用していないので、みな思い思いに昼寝していたりする。
食堂車はない。何か食べようと思ったが車内販売ではカップラーメンとアイスしか売っていない。

車窓は平原だが、線路にぴったりくっついて高架が作られている。
ここにも高速鉄道？
唯一の停車駅、大慶で弁当が積み込まれたが、乗務員用らしく、売ってくれない。
大慶付近では石油採掘が今でも盛んに行われている。

定時13:26にチチハル到着。
左は満州時代の駅舎。右は新中国時代の駅舎。
右は３階建てかと思ったら、すべて吹き抜け。駅の機能は左側に残っている。

雨が降ってきたので、駅前の金百合商務飯店に入り昼食。
茄子味噌炒めと水餃子で４１元。
味は良いが、量が多すぎる。

休憩のために、駅を背にして左側の白鶴洗浴へ。
4時間75元でバストイレＰＣ付き、５階の部屋。
写真は部屋から駅前を見た光景。

中国も最後なので、繁華街へ。
タクシーで１０元で大潤発という街最大のスーパーへ。
酒やつまみなど買い込み、洗浴店へ戻る。

部屋に戻って洗濯や入浴を済ませる。
もともとサウナなので大浴場に行く。浴場は普通に清潔だが、湿式サウナは臭く、入っていると肺に悪そうなのでパス。
入浴後夕食へ。繁華街方向に5分くらい歩くと、焼肉食べ放題があったので入る。

一人36元で、酒類も飲み放題。もっともビールは冷えていない。
焼肉以外に料理もあり、満足。

ここが、白鶴洗浴店。ホテルとしては外人は泊まれるのかどうか？

駅はライトアップされていた。

20:26の満州里行きへ。硬臥なので普通に待合室へ。
が、あまり混んではいない。

9月27日　チチハル20:26→7:15満州里　K7055列車硬臥下段　110元＋5元

9月も終わりなので、満州奥地は寒い。氷点下かも。
列車は昔の中国風の緑の車両。

硬臥はがらがら。下段しか乗っていない。
そのせいか、隙間風が強く寒い。

起きると、地平線から太陽が昇っている。

夜は空いていた硬臥も、どこからか乗ってきたようでそこそこの乗車率。

満州里が近づくと、あやしい大きい建物が増える。

これは何なのだろう？

満州里到着寸前に、台車積み替え施設らしきものがある。

満州里はものすごい大都会。

満州里駅は宮殿みたい。

これは国際線用駅。国際線列車がないので扉に鍵がかかっていて入れない。

駅前も立派。が普通の食堂もあり、豆腐と韮もちで３元で朝食を済ませることができた。

駅はたいそう立派だが、牛が濶歩している。
駅前からバスに乗ろうとしたが、駅にはバスは乗り入れていないようなので、タクシーでバスターミナルへ。