2012/11/20 - 2012/11/20
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j-ryuさん
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☆東北最南端の秘境とも呼ばれている福島県矢祭町の滝川渓谷に行ってきました。
滝川渓谷と言ってもおそらく全国的にはほとんど知られていないと思いますが、大小48もの滝が連なる素晴らしい渓谷美が口コミで広がり、人気急上昇中の隠れ名所です。
どうして今まで知られていなかったかと言うと、
地元では昔から美しい渓谷として知られていましたが、険しい地形ゆえそう簡単には踏み入ることのできない渓谷でした。
十年くらい前にようやく遊歩道や駐車場が整備され、ようやく誰でも比較的簡単に散策できるようになり、人気に火がつきました。
しかし、せっかく人気が出てきた矢先に東日本大震災や福島原発事故による風評被害で訪れる人は激減し活気を失ってしまいました。
それまでは環境整備金として一人200円を徴収していましたが、一人でも多くの人に来ていただことうと無料で探勝できるようになっています。
放射線量はとても低い数値で観光にはまったく問題ありません。
今年(2012年)の公開は冬期安全確保のため11月いっぱいで終了し来年度は4月から再開予定です。
新緑の滝川渓谷もまた素晴らしいので、復興応援も兼ねてぜひお越しください。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆我が家から滝川渓流へは国道118号を茨城方面に南下し、矢祭町内で国道349号に入り常陸太田方面に向かい約1時間15分くらい。国道沿いに滝川渓谷への案内板があるので側道を左折し間もなく第一駐車場(無料)があります。
滝川渓谷のキャッチコピーは東北最南端の秘境ですが・・・・。
たしかに山奥ではありますが、一般的に秘境と言うと、その先に道は無いとか、人は住んでいないとかのイメージかと思いますが、すぐ隣りは常陸太田市(旧里美村)なので秘境と言われると常陸太田市の人は少し迷惑かも知れませんね(笑)。
※観光Mapは福島県の公式観光案内『福島の旅』より。
http://www.tif.ne.jp/ -
☆滝川渓谷は上流に第二駐車場もあり、遊歩道を下ることもできますが、一般的には第一駐車場のある下流側から上流へと登りながら見学します。第一駐車場に無料のトイレや売店、第二駐車場に無料トイレ、手打ちソバの店『滝川の里』があります。
遊歩道は頂上まで約3kmゆっくり散策して約2時間かかりますが、途中にトイレや売店はありません。基本的に帰りは同じ遊歩道を降りてきますが、もう歩けないと言う人は頂上の『滝川の里』でタクシーを頼むこともできます(^_^;)。 -
☆それでは第一駐車場そばの遊歩道入り口から渓谷に入りましょう。
鬱蒼とした杉木立を進み一つ目の橋を渡るとさっそく美しい渓谷が展開してきます。 -
☆最初に見えてくるのが『おぼろ滝』です。
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☆おぼろ滝@滝川渓谷
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☆おぼろ滝@滝川渓谷
滝にはその形態によって直瀑、段瀑、分岐瀑、渓流瀑、潜流瀑などに分類されます。おおまかですが那智の滝や華厳の滝は直瀑、袋田の滝は段瀑、流星・銀河の滝は分岐瀑、竜頭の滝は渓流瀑、白糸の滝は潜流瀑などに分類されます。滝川渓谷は渓流瀑が多いのですが、この『おぼろ滝』は分岐瀑でしょうか。 -
☆おぼろ滝@滝川渓谷
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☆おぼろ滝@滝川渓谷
『おぼろ滝』の落差は10mくらいかと思いますが、大小4つの滝がそれぞれ双子のように並んでとてもフォトジェニックです(^^♪ -
☆おぼろ滝@滝川渓谷
四季折々楽しめる滝川渓谷は雪景色や氷瀑もさぞ美しいと思われますが、冬は遊歩道が凍結し危険とのことで閉鎖されます。
(無断で入り撮影する人も後を絶たないようですが・・・・) -
☆おぼろ滝@滝川渓谷
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☆大岩の滝@滝川渓谷
『おぼろ滝』の次に見えてくるのが『大岩の滝』です。 -
☆大岩の滝@滝川渓谷
『大岩の滝』は三段になって落ちるダイナミックな滝です。
11/18の段階で紅葉は終盤でしたが、滝川渓谷は渓谷というよりV字峡谷状なので谷底は日当たりがあまり良くなく紅葉の色付きが遅めです。 -
☆大岩の滝@滝川渓谷
巨岩の右手にも小さな分岐瀑が流れ落ちています。 -
☆大岩の滝@滝川渓谷
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☆大岩の滝@滝川渓谷
『大岩の滝』は三段合わせて落差は30mくらいありそうです。 -
☆鋸歯の滝@滝川渓谷
『大岩の滝』の次に見えてきたのは『鋸歯の滝』です。 -
☆鋸歯の滝@滝川渓谷
この滝は見たまんま滝がギザギザとノコギリの歯のように落下するので、
『鋸歯の滝』です。 -
☆鋸歯の滝@滝川渓谷
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☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
滝川渓谷では第一駐車場脇の管理棟で遊歩道の案内パンフレットがもらえ、
幾つかの滝の名前や、下流から一丁目〜八丁目のポイント表示が書かれています。
しかし、この滝には名前は付けられていないようです。
と言うか、名前が書いてあるのは48滝中、7滝だけで他は名無しの滝です。
遊歩道が出来た当時は、滝の見えるポイントに現在より多く滝名の看板があったようですが、今はあまり細かく看板表示されていません。 -
☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
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☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
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☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
連なる滝の上に二丁目の橋が見えていて橋のすぐ下の滝は『橋下の滝』と呼ばれていますが、ここまで下流になると橋下では無いような・・・? -
☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
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☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
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☆鋸歯の滝〜二丁目の橋間の滝@滝川渓谷
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☆橋下の滝@滝川渓谷
ここなら『橋下の滝』で納得です(^^ゞ。 -
☆橋下の滝@滝川渓谷
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☆橋下の滝@滝川渓谷
滝川渓谷では5ヶ所に橋が架かっていて、これは二丁目の橋です。 -
☆高母衣の滝@滝川渓谷
二丁目の橋の上からだけ遠望できる『高母衣の滝』 -
☆二丁目の橋@滝川渓谷
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☆紅葉@滝川渓谷
滝川渓谷の紅葉はそろそろ終盤でしたが、谷筋の遊歩道から見上げた尾根筋の紅葉は青空に映えとてもキレイでした。 -
☆三丁目〜四丁目の滝@滝川渓谷
滝の名は観る側の想像力に任せるのも一つですが、もう少し細かく命名した方が分かりやすく、写真も解説しやすいと思います。 -
☆見返りの滝@滝川渓谷
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☆見返りの滝@滝川渓谷
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☆紅葉@滝川渓谷
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☆三筋の滝@滝川渓谷
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☆三筋の滝@滝川渓谷
落差は4mほどで観たまんまの滝ですが、魅力的な滝です。 -
☆三筋の滝@滝川渓谷
滝は観る角度によって微妙に表情が違うのも楽しいですね。 -
☆五丁目〜六丁目の渓流@滝川渓谷
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☆五丁目〜六丁目の渓流@滝川渓谷
滝川渓谷遊歩道はよく整備されていますが、場所によってはかなり険しかったり、崖だったりするので幼児やご高齢の方には少し厳しいかも知れません。 -
☆紅葉@滝川渓谷
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☆せせらぎの滝@滝川渓谷
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☆せせらぎの滝〜七丁目下の橋間の渓流@滝川渓谷
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☆せせらぎの滝〜七丁目下の橋間の渓流@滝川渓谷
豪快な滝も魅力的ですが、こういったなだらかな渓流は心和む癒しの風景です。 -
☆せせらぎの滝〜七丁目下の橋間の渓流@滝川渓谷
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☆せせらぎの滝〜七丁目下の橋間の渓流@滝川渓谷
けっこう険しい遊歩道が続く渓谷にあって、この周辺は緩やかな遊歩道が続きます。 -
☆せせらぎの滝〜七丁目下の橋間の渓流@滝川渓谷
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☆七丁目の橋辺りの渓流@滝川渓谷
大きな滝じゃなくても、どのポイントもそれぞれ表情が違い趣があります。 -
☆七丁目には2つの橋が連なって架かっていて、これは下流側の橋です。
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☆七丁目の橋辺りの渓流@滝川渓谷
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☆七丁目の上流側の橋。
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☆七丁目の上流側の橋からの眺め@滝川渓谷。
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☆七丁目の橋近くの東屋周辺から眺めた幽玄の滝@滝川渓谷
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☆紅葉@滝川渓谷
やや暗めの谷底と正反対に尾根筋や上空は明るく紅葉も青空も鮮やかでした。 -
☆七丁目の上流の渓流@滝川渓谷。
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☆七丁目の上流の渓流@滝川渓谷。
一般的にはこれも立派な渓流瀑だと思うのですが、名前は付いていませんでした。 -
☆七丁目の上流の渓流@滝川渓谷。
上記の滝を真横からの姿です。かなり印象が違ってきます。 -
☆七丁目の上流の渓流@滝川渓谷。
上記の滝の別角度の姿です。やはり印象が違ってきます。 -
☆紅葉@滝川渓谷
福島県の今年の紅葉は例年より遅れ気味だったので
滝川渓谷の紅葉もやや見頃を過ぎた頃かなと予想していましたが
1週間ほど遅かったかも知れません。 -
☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆七丁目〜八丁目の渓流&滝@滝川渓谷
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☆八丁目の崖の橋(木道?)@滝川渓谷
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☆八丁目を過ぎると滝川渓谷最上流、最後の滝『銚子の口滝』が見えてきます。
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☆銚子の口滝@滝川渓谷
別名で『臥竜淵の滝』と記されています。まるで竜が昇るがごとくなので、印象として『臥竜淵の滝』が似合っている気がします。 -
☆銚子の口滝@滝川渓谷
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☆銚子の口滝@滝川渓谷
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☆十割手打ちソバの店『滝川の里』@滝川渓谷
『銚子の口の滝』からさらに50mくらい歩くと『滝川の里』という手打ち蕎麦の店や休憩所があります。ここが遊歩道の終点です。
写真は昨年訪れた時のものです。
渓谷的には『銚子の口滝』が最後の滝なので、『滝川の里』を利用しなければ、『銚子の口滝』から同じ遊歩道を引き返します。
終点にも駐車場があり逆のパターンでスタートし遊歩道を下ることができますが、帰りに同じ遊歩道を登るのはキツイかも(^_^;)。
福島県民一同、震災や原発事故にもメゲズ頑張っていますので、
多くの皆様のお越しをお待ちしています
長々とご覧頂きありがとうございます。
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