2003/08/11 - 2003/08/20
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歩さん
海を越えて遥か遠く、ファッションの街イタリア。
そんなところには縁がありませんでしたが、パスタを含むイタリア料理には心惹かれるものがあり、尚且つ、ミラノ、ローマ、フィレンツェ、ピサ、ナポリ、etc…誰もが必ず耳にしたことのある都市ばかり。
これは、一度言ってみなければ話にならないと思い立ち、10日間のイタリア旅行に出発することにしたのでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
日本を飛び立ち、到着したのはミラノ。
長靴の形をしたイタリアの国の北部に位置するこの国2番目の都市です。
でも、そう言われたからそう思うのであって、「ここがナポリですよ」と言われたら、「はい、そうですか」と納得してしまうくらいイタリアは未知の国。ミラノとナポリの違いもよく分かっていませんでした。
ただ、学校の地理の授業で、経済の中心で、主要産業はここに集まっているというようなことを学んだ記憶が…。
とにかく、旅をしながらイタリアの勉強をしていくことにしました。
朝のミラノの街。
静かです。
経済の中心という姿はまだ、感じられません。 -
写真は、スフォルツェスコ城です。
ちなみに、中にはミケランジェロの最後の作品があるそうです。
この夏はとても暑く、早朝から抜けるような青空の下のスフォルツェスコ城です。 -
センピオーネ公園。
お城の裏側にあります。 -
イチオシ
天気に恵まれたことも手伝って見る物すべてが、とても美しく見えます。
写真はミラノのドゥオモです。
世界最大のゴシック建築で、135本の尖塔には聖人の彫刻が施されています。写真では分かりにくいですが、その精巧さに溜息が出ます。
さらに一番高いところには、金色のマリア像があるのだから驚きです。
最上階までは階段やエレベータであがることができます。 -
ドゥオモ前の広場です。
まだ午前中、早い時間帯なので人はそこまで多くありません。
でも鳩はやたらと多かったです。 -
ショッピングモールなどがあるアーケードです。
ヴィットリオ・エマヌエル?世ガッレリアと言います。
ガラスのアーチと鉄製の屋根で覆われています。
『ヴィットリオ・エマヌエル?世』さんは、イタリアを統一した人で、イタリア王国の初代国王です。 -
写真はスカラ広場のダ・ビンチ像です。
奥の建物はミラノ市庁舎です。 -
ヴェローナにあるエルベ広場です。
ヴェローナはイタリアの北東部にあります。
ミラノやヴェネツィアなどへの道の交差する位置にあるため、古くから栄えていた町です。
中世の町並みが残るベローナ市は世界遺産に登録されました。
この町の名所に、『ジュリエットの家』があります。
シェークスピアのロミオとジュリエットの舞台で、ジュリエットのバルコニーは観光名所となっています。 -
エルベ広場です。
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アディジェ川の河畔です。
この川はイタリアで2番目に長い川でアドリア海にそそいで行きます。 -
シニョーリ広場。
かつてはヴェローナの政治の中心となった所です。
中央の象はダンテ像。 -
ヴェローナからさらに東の方に行くと、ベネツィアに到着します。
水の都です。
ベニスという名前の方が耳に覚えがあるかもしれません。
ベネツィア湾にあるラグーン(潟)にできた都市です。
湿地帯ですので、足場が悪く、敵から逃れてきた人々が都市を築くには格好の場所でした。
水の都ベネツィアが生まれ成長していた歴史は、とてもここには書ききれませんので割愛します。
船でベネツィアに向います。遠くにサンマルコ広場の鐘楼が見えてきました。
いよいよ世界遺産の水上都市に上陸です。 -
右側の高い建物が鐘楼です。
-
サン・マルコ広場です。
奥にサン・マルコ寺院があります。
このサン・マルコ広場は、アクア・アルタ(異常潮位現象)により、頻繁に浸水します。
浸水してしまう原因はいろいろあるようですが、いずれにしても、大層不便なことです。
この広場の周辺にはお店がたくさんあるので、大変だろうと思います。
そして広場にあるカフェで、本場のカプチーノをいただきました。 -
ドゥカーレ宮殿です。
ベネツィア共和国時代に総督邸であり、政治の中心だったところです。 -
ベネチアと言えば、やはりゴンドラでしょう。
狭い通路を人々を乗せたゴンドラが行き交います。
船頭さんは、ゴンドリエーレというのだそうです。
運転がとても上手で、踊るようにして船を操作していきます。
壁を蹴ったり、片足で立ったり、写真撮影にもいろんなポーズで応じてくれます。
とてもサービス精神に富んでいます。
奥に見えるのが『嘆きの橋』です。ため息の橋とも言われるそうです。
この名前、囚人が牢獄へ向かう時に、この橋からベネツィアを最後に見て嘆き悲しんだ(ため息をついた)ことに由来しています。 -
周辺の建物の下の方は水に浸かっているわけです。
耐湿性など人ごとながら心配になってきました。 -
どんなに狭いところや、混雑したところでも、ゴンドリエーレは余裕綽々で、ぶつけることなくすり抜けていきます。
お見事!
水の都、ベネツィア巡りでした。
このベネツィアは、1987年に世界遺産に登録されました。 -
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。
別名『花の大聖堂』と言うそうです。 -
写真に収めたいのですが、大きすぎて入りません。
遠くに行くといろんな建物が邪魔をするので、近くからの撮影となり、結局、全体像が残せませんでした。 -
奥にあるのがクーポラです。
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フィレンツェのドゥオモのクーポラを内側から見ました。
クーポラには昇ることができますが、階段が400段あまりあるので、たいへんかもしれません。
今回は、このあとのピサ行きがあったので、残念ながら昇ることができませんでした。
最上階から見るフィレンツェの眺めは素晴らしいそうです。 -
サン・ジョバンニ礼拝堂の「天国の門」です。
礼拝堂は八角形の建物です。
人がたくさん集まっていました。 -
サンタ・クローチェ広場のサンタ・クローチェ聖堂です。
ガリレオなど有名な人の記念碑があるそうです。 -
ミケランジェロ広場から見たフィレンツェの街並みです。
世界三大美術館の一つ、ウフィツィ美術館にも行きました。
フィレンツェの街は、一つ一つも見ごたえがありますが、広場から見渡したこの街並みはまた格別でした。 -
ミケランジェロ広場のダビデ像です。
フィレンツェ歴史地区は1982年に世界遺産に登録されたそうです。 -
ピサにやってきました。
手前が大聖堂(ドゥオモ)で、奥にある建物が斜塔です。 -
この位置から撮影すると、ドゥオモとの関係で塔が斜めになっているのがよく分かります。
-
塔の上には上ることもできるそうですが、有料予約制だったようです。
ガリレオはこの上から、物を落として実験をしたそうです。
いわゆる『落体の法則』というものです。
ただ、実際に彼がここで、この法則を見い出したかどうかは分からないようです。
近くの土産物屋さんでは、斜めになっている物が、やたらと売られていました。
勢いで、斜めのマグカップを購入しましたが、どうも使い勝手が悪いようで、その後使われていません。
でも、みんなからは大層面白がられて、当初は好評でした。 -
手前の大聖堂の中にはランプがありますが、それが揺れるのを見て、ガリレオは振り子の等時性を発見したそうです。
実際は、定かではありませんが、いずれにしても、ガリレオ氏がこのピサを拠点に様々な発見をして、それらを後世に遺した事は、すばらしいことです。
あっぱれ、ガリレオ! -
アッシジの旧市街にある広場には、紀元前に建てられた建物がありました。
写真が、その『ミネルヴァ神殿』です。 -
アッシジの聖フランチェスコ教会です。
かなり大きな、と言うか広い教会で、地下にお墓がありました。
有名だろうと推察される絵画もありました。
撮影不可により、記憶に留めてきました。
聖フランチェスコの話は、どうやら映画にもなっているようで、一度観てみたいと思いました。 -
アッシジの町は丘陵にひらけた町です。
よって、坂や階段が結構あります。
ただ、高台から見下ろす町の様子は、牧歌的で、見ていて心が和みます。
これまでに訪れたイタリアの町には、観光地化されていたためか、ゴミが多かったのですが、このアッシジには、ゴミが全く見当たりませんでした。
それだけでも、旅人にとっては、素敵な印象を与えるものだと思います。 -
アッシジの町の様子です。
中心街にはお店があるので、まだ口にしていなかったピザを食べるべく、奔走しました。 -
路地から見える光景も素敵です。
この町は、2000年に、世界遺産に登録されました。
納得の世界遺産です。 -
いよいよ、イタリアの旅も山場を迎えます。
行く先はローマ!
イタリアの首都です。
しかし、その前にこの小さな国を訪れねば…。
ローマ市内にある世界で最も小さな独立国、バチカン市国です。
市内にある国?何だかおかしな表現ですが、実際にそうなのです。
その国境を踏み越える時の何とも言えない不思議な感覚、それは、そこを訪れた者にしか分からない感覚なのかもしれません。
ローマ法王、正しくは、ローマ教皇が統治する小さな国、バチカン。
奥に広がるのが『サン・ピエトロ大聖堂』で、140体の聖人像に見守られるような楕円形の広場が、サンピエトロ広場です。
このバチカン市国は、東京ディズニーランドよりも小さいそうです。
しかし、世界におけるその存在の大きさは、面積とは関係ないようです。 -
サン・ピエトロ大聖堂の中です。
ドームから光が差し込み堂内を明るくしています。
ここには、『聖なる扉』と呼ばれる扉があり、25年に一度開くそうです。
その扉をくぐると、罪が許されるということですが、このときは閉まっていました。
中にはたくさんの人、人、人…。 -
ローマのコロッセオ、円形闘技場です。
写真左は、『コンスタンティヌスの凱旋門』です。 -
ローマのコロッセオと言えばこの写真。
しかし、夜のコロッセオもライトアップされていて美しいようです。
是非、訪れてみたいものです。 -
ローマに行ったことがなくても、なぜかこの光景は目にした記憶がある『トレビの泉』
それは何故か?
私の場合は、映画「ローマの休日」で見たことがあったからです。
もちろん後ろ向きでコインを投げましたよ。
そして、すぐ近くのお店で、おいしいジェラートを食べました。 -
『青の洞窟』へ向かいます。
曇っているようですが、天気はバッチリ!
そうです。青の洞窟に行くには、天気と風が多いに影響します。
晴れていても、波が高いと洞窟内にはいることができないそうです。
洞窟周りには、小船が何艘も順番待ちをしていました。
お目当ての洞窟に入るまでは、乗って行った船から小船に乗り換え、さらに、順番を待ちます。
洞窟内に入るには、小さな穴をくぐって行かねばならず、船頭さんの技術には、卓越したものがありました。
乗客は身を屈めるというか、殆ど横に寝そべったような感じで中に入ります。船頭さんは、入り口近くの鎖を手繰って、船を中に入れます。
そうして、苦労した末、目の前に広がったのが…。 -
洞窟内です。
本当に”青”です。 -
入り口の狭さとは対照的な広い空間に”青”が広がります。
-
場合によっては、近くまで船で訪れても洞窟内に入れないこともあるということで、ラッキーでした。
私の友達は三度訪れて、三度とも、中に入れなかったそうですから…。
奥に見える穴のようなものが、入り口&出口です。 -
あっと言う間の『青の洞窟』巡りでした。
しかし、たとえ一瞬でも、入ってみる価値はあります。 -
青の余韻も覚めやらぬまま、カプリ島に上陸です。
雲がかかっていますが、何度も言いますが、快晴です。 -
カプリ島の高台から、町を見下ろしました。
-
青の洞窟を見に来た人で、小さな島は、とても賑わっていました。
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ナポリの港です。
ここからカプリ島行きの船が出ます。
フェリー乗り場のすぐそばに、ヌオーヴォ城がありました。
ナポリには、他にも卵城と呼ばれる、ナポリのシンボル的なお城があります。 -
スペイン広場です。
イタリアのローマにあるのに、なぜに『スペイン広場』なのか???
この近くに、スペイン大使館があったからだそうな…。
スペイン広場は、ローマ以外にも数多くあります。
本場スペインにもありますが、なぜか、ローマのスペイン広場が有名です。
きっと、それは、オードリーのチカラなのかもしれません。
この日は、8月の15日。
スペイン階段にも、人はまばらでした。 -
階段の上の方から見ると、結構人が集まっているように見えますが、通常はこんなものじゃないそうです。
この階段でオードリーばりに、アイスクリーム(ジェラート)をペロリ。
なんてことは、できませんでした。
飲食禁止のようです。 -
町は閑散としていました。
8月15日はお店もお休みです。
初めてのイタリアの旅は、見るものがすべて新鮮でした。
歴史も古く、訪れた町ひとつひとつが、それが世界遺産であるか否かに関わらず、見ごたえがありました。
人々は陽気で明るく、イメージしていたイタリアそのものでした。
そして、写真におさめるのも忘れるほど、おいしいイタリア料理に大満足の旅となりました。
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