旅行５日目は、朝起きるとどんよりとした曇りの天気。肌寒い中を少し散歩した後にホテルで朝食。ホテルの使用人は、みな中世の時代の衣装を着ており、面白い。ホテルをチェックアウトし、荷物を預け、散策に出発。ホテル前の坂を降りて、スヴォルノスティ広場で右に折れ、ヴァルダヴァ川にかかる木の橋を渡る。そのまま進むと通りの両側には、レストランや宝石店などいろいろな土産店が立ち並ぶが、まだ朝なので開いていない店が多い。緩やかな坂を登ると左側に城の赤い門がある。赤い門をくぐって城の敷地内に入り、まずは城の建物内の礼拝堂やさまざまな部屋を見学する英語ガイドツアーに参加。ツアー後は、フラーデクの塔に登る。印象的な外見の円形の塔で、上からの旧市街や周囲の風景はなかなかのもの。次に城の奥に進み、城の橋をわたる。橋の小窓からちょうどフラーデクの塔や旧市街が一望でき、１枚の絵のよう。城の橋の先にはカフェがあり、そのテラスからの眺めもとてもきれい。ホテルまで戻り、荷物をピックアップして11時過ぎにホラショヴィツェに向けて出発。<br />ホラショヴィツェまでは車のすれ違いに気を遣うような細くくねくねとした田舎道を数十分走った。ホラショヴィツェは、本当に小さな村で、村の中央の広場を囲うように淡いパステルカラーの家が並んで建っている。「南ボヘミア風バロック様式」というらしいが、ファサードが丸みを帯びた独特のかわいらしい形をしており、大概の家は左右一対となっており、その間に中庭に入る門がしつらえてあった。家のファサードに建築年が記されている場合が多く、それを見ると1800年代後半が多いのは驚く。さすが世界遺産になっているだけあるというか、本当にタイムスリップした気分になるような場所。<br />ここからは一路クトナー・ホラへ。チェスキー・ブディェヨヴィツェ経由でやはりのどかな田園風景や森の中を走っていく。走っているうちに空から厚い雲がとれ、青空が広がってきた。3時間ほどでクトナー・ホラに到着。聖バルバラ教会の裏手の駐車場に車を停め、早速聖バルバラ教会を見学。フライング・バットレスが特徴的な立派で壮麗な姿の教会。教会から旧市街の方に歩いていき、聖ヤコブ教会、イタリアンコート、石の家などをみて聖バルバラ教会まで戻ってくる。<br />クトナー・ホラからいよいよ今回の旅行の最終目的地プラハに向かう。プラハへは高速道路で1時間30程度。市内に入るとさすがに都会で車の数も混雑度合いもすごい。何とかヴァーツラフ広場に面したホテルにたどり着く。今日の走行距離は285km。時刻は19時前だったが、空はまだ明るい。<br />チェックイン後、歩いて市民会館の地下１階の「プルゼニュスカー・レスタラウツェ」へ。店内は、市民会館の他の部屋同様、アールヌーヴォーの装飾で飾られており独特の雰囲気。食事はパプリカのスープ、豚膝肉のローストとローストビーフ。豚膝肉のローストは骨の両端を串刺しにされ、あたかもグルグルと直火焼きされていたものをそのままのようにサーブされる。それを体の小さい妻の前にドンと置かれたので、否応にも周囲の目をひいた。隣の老夫人のグループから「写真を撮ってあげる」と声をかけられ、テーブルの脇を通る日本人のツアー客からは指をさされる始末。チェコビールもとても美味しく満足の夕食。

チェスキー・クルムロフ、ホラショヴィツェ、クトナー・ホラ（東欧周遊ドライブ　その５）

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2012/09/06 - 2012/09/06

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earthさん

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旅行５日目は、朝起きるとどんよりとした曇りの天気。肌寒い中を少し散歩した後にホテルで朝食。ホテルの使用人は、みな中世の時代の衣装を着ており、面白い。ホテルをチェックアウトし、荷物を預け、散策に出発。ホテル前の坂を降りて、スヴォルノスティ広場で右に折れ、ヴァルダヴァ川にかかる木の橋を渡る。そのまま進むと通りの両側には、レストランや宝石店などいろいろな土産店が立ち並ぶが、まだ朝なので開いていない店が多い。緩やかな坂を登ると左側に城の赤い門がある。赤い門をくぐって城の敷地内に入り、まずは城の建物内の礼拝堂やさまざまな部屋を見学する英語ガイドツアーに参加。ツアー後は、フラーデクの塔に登る。印象的な外見の円形の塔で、上からの旧市街や周囲の風景はなかなかのもの。次に城の奥に進み、城の橋をわたる。橋の小窓からちょうどフラーデクの塔や旧市街が一望でき、１枚の絵のよう。城の橋の先にはカフェがあり、そのテラスからの眺めもとてもきれい。ホテルまで戻り、荷物をピックアップして11時過ぎにホラショヴィツェに向けて出発。
ホラショヴィツェまでは車のすれ違いに気を遣うような細くくねくねとした田舎道を数十分走った。ホラショヴィツェは、本当に小さな村で、村の中央の広場を囲うように淡いパステルカラーの家が並んで建っている。「南ボヘミア風バロック様式」というらしいが、ファサードが丸みを帯びた独特のかわいらしい形をしており、大概の家は左右一対となっており、その間に中庭に入る門がしつらえてあった。家のファサードに建築年が記されている場合が多く、それを見ると1800年代後半が多いのは驚く。さすが世界遺産になっているだけあるというか、本当にタイムスリップした気分になるような場所。
ここからは一路クトナー・ホラへ。チェスキー・ブディェヨヴィツェ経由でやはりのどかな田園風景や森の中を走っていく。走っているうちに空から厚い雲がとれ、青空が広がってきた。3時間ほどでクトナー・ホラに到着。聖バルバラ教会の裏手の駐車場に車を停め、早速聖バルバラ教会を見学。フライング・バットレスが特徴的な立派で壮麗な姿の教会。教会から旧市街の方に歩いていき、聖ヤコブ教会、イタリアンコート、石の家などをみて聖バルバラ教会まで戻ってくる。
クトナー・ホラからいよいよ今回の旅行の最終目的地プラハに向かう。プラハへは高速道路で1時間30程度。市内に入るとさすがに都会で車の数も混雑度合いもすごい。何とかヴァーツラフ広場に面したホテルにたどり着く。今日の走行距離は285km。時刻は19時前だったが、空はまだ明るい。
チェックイン後、歩いて市民会館の地下１階の「プルゼニュスカー・レスタラウツェ」へ。店内は、市民会館の他の部屋同様、アールヌーヴォーの装飾で飾られており独特の雰囲気。食事はパプリカのスープ、豚膝肉のローストとローストビーフ。豚膝肉のローストは骨の両端を串刺しにされ、あたかもグルグルと直火焼きされていたものをそのままのようにサーブされる。それを体の小さい妻の前にドンと置かれたので、否応にも周囲の目をひいた。隣の老夫人のグループから「写真を撮ってあげる」と声をかけられ、テーブルの脇を通る日本人のツアー客からは指をさされる始末。チェコビールもとても美味しく満足の夕食。

エリア

チェスキー・クルムロフ(チェコ)

旅行の満足度: 4.0

同行者: カップル・夫婦

交通手段: レンタカー

航空会社: フィンランド航空

旅行の手配内容: 個別手配

「東欧周遊ドライブその４」（http://4travel.jp/traveler/earth/album/10712111/）からの続き

ホテル・ルージェの前にある展望台から城の方を望む。
スヴォルノスティ広場
フラーデクの塔が正面に見える。
木の橋を渡って城へ。
城の橋の小窓からちょうどフラーデクの塔や旧市街が一望でき、まるで１枚の絵のよう。
イチオシ

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城の庭園近くからの眺め
フラーデクの塔。円柱形で特徴的。
塔の上からの眺め
旧市街では、すれ違う多くの人がパンのようなものを食べていた。どうやらあちこちで売っているTrdelnikというお菓子を皆食べているようだ。パン生地のようなものを大きな鉄の棒に巻きつけてオーブンでぐるぐる回して焼いて作っている。
イチオシ

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ホラショヴィツェの村。並んで建つ住居がメルヘンチックな外観。
この家の建てられたのは1861年。日本の感覚からするとビックリ。
門の中に入ると中庭のようになっている。奥行がかなり広いことがわかる。ここで家畜を飼っているよう。正面の建物は厩だったらしい。
今回の旅行のレンタカーは、オペル。快適だった。
クトナー・ホラの聖バルバラ教会
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フライング・バットレスが壮麗さを醸し出す。
聖バルバラ教会の内部
イチオシ

聖バルバラ教会から旧市街の方向の眺望
プラーデク鉱山博物館の紋章
石の家
プルゼニュスカー・レスタラウツェ
この店のビールの銘柄は、プルゼニュスキー・プラズドロイ。ピルスナーも黒ビールも美味しい。
ローストビーフのクネドリーキ添え
豚膝肉のロースト。ワイルドな感じ（？）の盛り付けで、食欲も一層盛り上がる（！）。
妻と二人で完食。案外しつこくない。マスタードがとてもよく合う。

「東欧周遊ドライブその６」（http://4travel.jp/traveler/earth/album/10726608/）に続く