アルメニア（３）陶酔ゲガルド修道院

2012/08/04 - 2012/08/14

桃色エレヴァンを旅立ち、山あいに抱かれる気高きゲガルド修道院、モダン過ぎるガルニ神殿を巡ります。

駆け抜けたアルメニア３日目、しかし立ち止った全ての場所がことごとく個性突出。もういつまでもいつまでも時計を止めていたい、山盛りの愛すべき場所シリーズ、まず午前中の部。

エリア その他の都市(アルメニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

エレヴァンから南東へ30キロ強
ぶっきらぼうな岩山に包まれるように…ゲガルド修道院

この出現シーンだけで興奮する！絶対にする絶対にする

孤高のフォルムに心酔する余りあらゆる角度から

もう首が痛くなるのを忘れる位に

木々や岩肌の延長線のよう

いわゆる洞窟修道院
岩山と一体化しています

岩肌に突き刺さっているようにも見えますが実際には多くの部分が巨岩をくり抜いて造られています

入口からは想像できないほど中は広々

祈りに満ちた現役の修道院

外光の届かぬ奥の部屋はほの暗く足元注意

しかし意外な所で別の空間に繋がっていたり…が更に冒険魂もくすぐる仕組み

半分岩山の中にいるとは思えない精緻さ静謐さ

今ではエチミアジンに収蔵されている「ロンギヌスの槍」のモチーフが扉に

キリストを貫いた聖槍がここで発見された事から修道院はゲガルド（槍）と名付けられたと

勿論アルメニアと言えば十字架の石ハチュカル

至る所に個性的な十字架

ハチュカルだけでなく目を凝らせばあちこちに愛すべき意匠

商売っ気薄めのショップもまた良し

恐らく「石を投げてうまく上部の窪みに収まれば願いが叶う」系

当然チャレンジしてアルメニア人たちと一緒に盛り上がってみる

ゲガルドおまけ編

敷地の外に見えた「ハンカチの木々」
願い事をしながら枝に結わえると叶うというアルメニアン風習

ハンカチの木に導かれ真横の川の傍を歩くと野外ランチ中のアルメニア人チーム（この国の人々はピクニックとか大好き）

目敏く見つけられ口々に「こっち来い！」「一緒に食おう！」「飲もう！」

この後ドライバー氏とランチする約束しちゃってたのでその旨つたえると心底がっかりされつつ「それじゃぁ！」と今後は一斉に駆け寄ってくるアルメニア人チーム

次々にセンター自分で集合写真を撮影され「またね！！」電光石火

修道院への参道にはお土産もの屋さん

杏やベリー系の甘酸っぱいのを飴状に伸したローカルスイーツ「甘っ！」

車で少々移動しもう一つの世界遺産はガルニ神殿

何と言いましょうか…胸躍り過ぎるゲガルドの後だけにこのモダンさが…敷地中にスピーカーで鳴り響くBGMとかモデルルームの香りがする無粋な改築とか要らないのではないかと

神殿よりも周囲の漠々たる風景の方が

プロゴルファー猿ならきっとあそこを狙う（旗つつみで）

結論）ゲガルドを満喫した後のガルニは分が悪い

この旅行記へのコメント （2）

• ぺこっちさん 2012/12/07 13:02:46

  します！！

  ＤＯＮさん、こんにちは。
  
  ゲガルド修道院の出現、超興奮します！！
  なんか、もう心にドカーンって感じです（不明）！
  旅行って、すんごい単純な理由で行ったりしますよね。私もヨルダンでぺトラはもちろんですが、ハラナ城の写真を昔たまたま見て、どうしてもそこに行きたくて結構な時間かけて行ってきました。
  このゲガルド修道院もこれだけを見るためだけもぜひ訪れたい場所ですね。
  
  さらに内部もまたよい･･･。華美な装飾がないけど、無骨でもないし・・・
  
  うーん、素敵です。
  
  アルメニアの方々、人懐っこいですね！ＤＯＮさんの雰囲気がそうさせてるのかもしれませんが。
  
  ぺこっち

  DONさん からの返信 2012/12/07 23:42:10

  してください！

  ぺこっちさん、こんばんは。
  
  のんびりしてる内に夏の旅行が随分昔の話になっちゃいました。
  涼しいイメージだったコーカサスの国々、実は相当な暑さで、
  それでもゲガルドを包む緑の心地良さったら。
  
  でもきっと厳しい寒さのこの時期も
  静謐さが増して魅力的なのではないかと。
  
  最近ペトラの映像を久々に見て、
  やっぱりあのスケールに勝る遺跡はなかなか無いかも。
  いやいや、でも、ゲガルドも間違いなく必見！です。
  
  ＤＯＮ