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ポーランドのクラクフからワルシャワを通り、<br />リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国を巡り<br /><br />フィンランドのヘルシンキまでを10日間という<br />駆け足で回った、短い期間でしたが、<br /><br />人の心の闇を深く考えさせられる、今までに無い旅になりました。<br /><br />あまりにおぞましい残虐で恐ろしい事が、<br /><br />ごくごく、普通の人間が行ったという事実。<br /><br />それだけに、たとえ負の遺産でもここだけは人類の続く限り<br /><br />未来の子供たちに戦争の愚かさを伝えるために<br />無くしてはならないと思いました。<br /><br />いつもでしたら、旅から帰れば旅ログを書くのも<br />旅の延長で楽しいものでしたが、<br /><br />今回だけは、心が凹んでしまってなかなか書き出せず、<br />3ヶ月経ってようやく書き始めました。<br /><br />写真は<br /><br />「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」と書かれたゲート。<br />でも自由は真っ赤な偽りで、死への門でしかなかった。<br /><br />このゲートをくぐった人々の中で生き延びれたのは<br />僅か10%位だったそう…。<br /><br />そして、ゲートをくぐることすら許されないで、<br /><br />強制収容所到着直後の選別で「労働者」「人体実験の検体」、<br />そして「価値なし」などに分けられ、<br />70〜75%がなんら記録も残されないまま即刻ガス室に送り込まれたそうで、<br /><br />その多くが「女性、子供、老人」でした。

クラクフ・アウシュビッツとヴィエリチカ岩塩採掘場

8いいね!

2012/09/25 - 2012/09/27

507位(同エリア936件中)

1

46

hamunana

hamunanaさん

ポーランドのクラクフからワルシャワを通り、
リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国を巡り

フィンランドのヘルシンキまでを10日間という
駆け足で回った、短い期間でしたが、

人の心の闇を深く考えさせられる、今までに無い旅になりました。

あまりにおぞましい残虐で恐ろしい事が、

ごくごく、普通の人間が行ったという事実。

それだけに、たとえ負の遺産でもここだけは人類の続く限り

未来の子供たちに戦争の愚かさを伝えるために
無くしてはならないと思いました。

いつもでしたら、旅から帰れば旅ログを書くのも
旅の延長で楽しいものでしたが、

今回だけは、心が凹んでしまってなかなか書き出せず、
3ヶ月経ってようやく書き始めました。

写真は

「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」と書かれたゲート。
でも自由は真っ赤な偽りで、死への門でしかなかった。

このゲートをくぐった人々の中で生き延びれたのは
僅か10%位だったそう…。

そして、ゲートをくぐることすら許されないで、

強制収容所到着直後の選別で「労働者」「人体実験の検体」、
そして「価値なし」などに分けられ、
70〜75%がなんら記録も残されないまま即刻ガス室に送り込まれたそうで、

その多くが「女性、子供、老人」でした。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
3.0
グルメ
3.0
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
観光バス
航空会社
ターキッシュ エアラインズ
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • 1日目<br /><br />関空発22時30分のTK047で<br />乗り継ぎ地のイスタンブールへ、<br /><br />深夜なので、<br />左上夜食のモッツアレラチーズと<br />ワインを頂いてお休みなさい。<br /><br />右上は朝食、サワーチェリーのジュースが美味しかった。<br /><br />ギャレーにはサンドイッチとおむすびが、<br />σ(^¬^@)うまそぉ〜♪<br /><br />

    1日目

    関空発22時30分のTK047で
    乗り継ぎ地のイスタンブールへ、

    深夜なので、
    左上夜食のモッツアレラチーズと
    ワインを頂いてお休みなさい。

    右上は朝食、サワーチェリーのジュースが美味しかった。

    ギャレーにはサンドイッチとおむすびが、
    σ(^¬^@)うまそぉ〜♪

  • 約13時間で、イスタンブール到着。<br /><br />2時間半のトランスファーの後ウィーンへ。<br /><br />ツアーに一人参加なので<br /><br />出発ゲートを確認したり、<br /><br />食感が日本のゆべしに似ているロクムを試食したり、<br />ぶらぶら・・<br /><br />

    約13時間で、イスタンブール到着。

    2時間半のトランスファーの後ウィーンへ。

    ツアーに一人参加なので

    出発ゲートを確認したり、

    食感が日本のゆべしに似ているロクムを試食したり、
    ぶらぶら・・

  • 日本からの便もそうでしたが、<br /><br />イスタンブールからの飛行機にも<br />フライング・シェフさんが同乗してサーブしてくれました。<br />これは、今のところトルコ航空とオーストリア航空だけの<br />サービスですって。<br /><br />以前乗った時には、こんなサービスは無かったと思う!?<br /><br /><br />下は2度目の朝食(笑)<br />

    日本からの便もそうでしたが、

    イスタンブールからの飛行機にも
    フライング・シェフさんが同乗してサーブしてくれました。
    これは、今のところトルコ航空とオーストリア航空だけの
    サービスですって。

    以前乗った時には、こんなサービスは無かったと思う!?


    下は2度目の朝食(笑)

  • 2日目<br /><br />2時間20分のフライトでウイーンに9:30分着<br /><br />ここから、長い々バスの旅!<br /><br />バスが駐車しているNHホテルまで、<br />スーツケースを引いて、<br /><br />一行16名がゾロゾロ (艸Д゜*)ゞ<br /><br />

    2日目

    2時間20分のフライトでウイーンに9:30分着

    ここから、長い々バスの旅!

    バスが駐車しているNHホテルまで、
    スーツケースを引いて、

    一行16名がゾロゾロ (艸Д゜*)ゞ

  • オーストリアのウイーンから、<br /><br />途中チェコのブルノという町で、昼食をとり<br />チェコを南から北へ縦断して、<br /><br />ポーランドのクラクフまで6時間半をひた走り!

    オーストリアのウイーンから、

    途中チェコのブルノという町で、昼食をとり
    チェコを南から北へ縦断して、

    ポーランドのクラクフまで6時間半をひた走り!

  • 今は博物館になっている、『負の世界遺産』<br />アウシュビッツ収容所。<br /><br />その入り口にある建物、<br />当時は囚人受け入れ所として使われていた。<br /><br />初め怖がりやの私は、オシフィンチム(独アウシュヴィツ)<br />には行きたくないと思っていたのですが、<br /><br />建物を目の当たりにした時、<br />ここに目を背けてはいけないという気持ちに、<br /><br />

    今は博物館になっている、『負の世界遺産』
    アウシュビッツ収容所。

    その入り口にある建物、
    当時は囚人受け入れ所として使われていた。

    初め怖がりやの私は、オシフィンチム(独アウシュヴィツ)
    には行きたくないと思っていたのですが、

    建物を目の当たりにした時、
    ここに目を背けてはいけないという気持ちに、

  • アウシュヴィツはドイツ語読みで、<br />ポーランド語ではオシフィンチムという地名だと<br />はじめて知りました。<br /><br />収容所が「人道的に」運営されていると主張するための、<br />カモフラージュの被収容者による「オーケストラ」が<br />組織されていて、<br /><br />強制収容所到着直後の被収容者には明るい曲が、<br />これから強制労働に行くものには行進曲が<br />奏でられたといいます。<br /><br />

    アウシュヴィツはドイツ語読みで、
    ポーランド語ではオシフィンチムという地名だと
    はじめて知りました。

    収容所が「人道的に」運営されていると主張するための、
    カモフラージュの被収容者による「オーケストラ」が
    組織されていて、

    強制収容所到着直後の被収容者には明るい曲が、
    これから強制労働に行くものには行進曲が
    奏でられたといいます。

  • 整然と並ぶレンガ造りの収容棟<br /><br />収容所は<br />最初ポーランドの政治犯や犯罪者を収容する為に<br />造られたそうですが、<br /><br />後になって、ナチスに逆らうもの、<br />ユダヤ人、ロマ(ジプシー)<br />精神・身体障害者、同性愛者など、<br /><br />ピーク時にはアウシュヴィッツ全体で<br />14万人が収容されていました。<br /><br />

    整然と並ぶレンガ造りの収容棟

    収容所は
    最初ポーランドの政治犯や犯罪者を収容する為に
    造られたそうですが、

    後になって、ナチスに逆らうもの、
    ユダヤ人、ロマ(ジプシー)
    精神・身体障害者、同性愛者など、

    ピーク時にはアウシュヴィッツ全体で
    14万人が収容されていました。

  • オシフィンチムは<br />ヨーロッパの中心部と言って良い位置にあり、<br /><br />列車で被収容者を運び込むのに都合がよかったそうで(?)<br /><br />北はノルウェーから南はギリシャなど28カ国ものくにから<br />犠牲者たちが、連日運び込まれました。

    オシフィンチムは
    ヨーロッパの中心部と言って良い位置にあり、

    列車で被収容者を運び込むのに都合がよかったそうで(?)

    北はノルウェーから南はギリシャなど28カ国ものくにから
    犠牲者たちが、連日運び込まれました。

  • 写真中央下が『オシフィンチム第一収容所』で、<br /><br />左側の大きな囲みは『ビルケナウ第二収容所』。

    写真中央下が『オシフィンチム第一収容所』で、

    左側の大きな囲みは『ビルケナウ第二収容所』。

  • 周囲には鉄線が巡らされており、<br />強力な電流が流されていました。<br /><br />絶望のあまり自ら高圧電流が流れる鉄条網に触れて<br />自殺する者もいたそうです。

    周囲には鉄線が巡らされており、
    強力な電流が流されていました。

    絶望のあまり自ら高圧電流が流れる鉄条網に触れて
    自殺する者もいたそうです。

  • アウシュヴィッツ収容所の所長だった、<br />ルドルフ・へスが絞首刑になった処刑台。<br /><br />ヘスは、この右側にある官舎で奥さんと5人の子供と、<br />花壇を作って普通に暮らしていたといいます。<br /><br />この左側にはガス室と死体焼却場があります。

    アウシュヴィッツ収容所の所長だった、
    ルドルフ・へスが絞首刑になった処刑台。

    ヘスは、この右側にある官舎で奥さんと5人の子供と、
    花壇を作って普通に暮らしていたといいます。

    この左側にはガス室と死体焼却場があります。

  • アウシュヴィッツの被収容者にはシャワー室<br />と説明されたのガス室、<br /><br />ここに続く死体焼却所と共に鬼気迫るものがあります。<br /><br />後に強制収容所管理のための施設となったそうですが、<br />怖くなかったのかしら!?<br /><br />戦後、ガス室として復元され、公開されています。<br /><br />

    アウシュヴィッツの被収容者にはシャワー室
    と説明されたのガス室、

    ここに続く死体焼却所と共に鬼気迫るものがあります。

    後に強制収容所管理のための施設となったそうですが、
    怖くなかったのかしら!?

    戦後、ガス室として復元され、公開されています。

  • ガス室の上部にある毒ガス投入孔、<br /><br />毒ガスの缶はドイツ兵が投げ入れたそうですが、<br /><br />蓋を閉めた後、ドイツ兵は手を下す必要が無く、<br /><br />彼らは良心の呵責に苦しまなくていい構造になっていたそうです。<br />

    ガス室の上部にある毒ガス投入孔、

    毒ガスの缶はドイツ兵が投げ入れたそうですが、

    蓋を閉めた後、ドイツ兵は手を下す必要が無く、

    彼らは良心の呵責に苦しまなくていい構造になっていたそうです。

  • 残されていた毒薬チクロンBの空き缶。<br /><br />この一缶で150人が殺された。

    残されていた毒薬チクロンBの空き缶。

    この一缶で150人が殺された。

  • ガス室と死体焼却炉、<br /><br />遺体を、焼却炉などに運び処分するため<br />同じユダヤ人の中から<br />「ゾンダーコマンド(特別労務班員)」という班を作り、<br /><br />ドイツ人は自分たちが手を汚さなくてよかったので、<br />罪の意識が少なく、<br /><br />そして、ゾンダーコマンドになった人々は、<br />口封じのため数ヵ月ごとに彼ら自身も処分されてしまった。<br /><br />

    ガス室と死体焼却炉、

    遺体を、焼却炉などに運び処分するため
    同じユダヤ人の中から
    「ゾンダーコマンド(特別労務班員)」という班を作り、

    ドイツ人は自分たちが手を汚さなくてよかったので、
    罪の意識が少なく、

    そして、ゾンダーコマンドになった人々は、
    口封じのため数ヵ月ごとに彼ら自身も処分されてしまった。

  • アウシュヴィッツから約3km離れた<br />『ビルケナウ第二収容所』<br /><br />映画などによく出てくる死の門を内側からみた所、<br />口をあけた悪魔のように見えた。<br /><br />ビルケナウはより効率良く大量虐殺をする事を<br />念頭において作られた施設で、<br /><br />ユダヤ人を乗せた貨物列車がこの門から直接<br />収容所に入っていけるようになっていて、<br /><br />アウシュヴィッツよりも多くの犠牲者がでている。

    アウシュヴィッツから約3km離れた
    『ビルケナウ第二収容所』

    映画などによく出てくる死の門を内側からみた所、
    口をあけた悪魔のように見えた。

    ビルケナウはより効率良く大量虐殺をする事を
    念頭において作られた施設で、

    ユダヤ人を乗せた貨物列車がこの門から直接
    収容所に入っていけるようになっていて、

    アウシュヴィッツよりも多くの犠牲者がでている。

  • 夕刻になっていた為、<br />入り口近くの木造のバラック棟だけを<br />見ることが出来ました。<br /><br />元はポーランド軍の馬小屋だったらしい。

    夕刻になっていた為、
    入り口近くの木造のバラック棟だけを
    見ることが出来ました。

    元はポーランド軍の馬小屋だったらしい。

  • 中は中央の暖房(?)を挟んで、<br /><br />粗末な3段ベッドがあり、1つのベッドに2〜3人<br />詰め込まれていた。<br /><br />冬は氷点下20度にもなったそうで、<br />本当に悲惨としか言いようがありません。

    中は中央の暖房(?)を挟んで、

    粗末な3段ベッドがあり、1つのベッドに2〜3人
    詰め込まれていた。

    冬は氷点下20度にもなったそうで、
    本当に悲惨としか言いようがありません。

  • 案内して頂いた、<br />アウシュビッツ唯一の公式日本人ガイドの中谷さん。<br /><br />これらの残虐な行動をした人は、<br />何も特別な狂気を持った人でなく、<br />普通の家庭人であり社会人なのです。<br /><br />そんな人たちが何故このようなことが出来たか、<br /><br />ここに来たからこそ分かることがあって、<br />だから皆さんには一歩踏み込んで考えてほしい。<br /><br />という言葉を聞いて、<br />自分の中にある『心の闇』を考えさせられました。<br /><br />ここで起こったことを忘れてはいけないし<br />人の持つ狂気から目をそらしてはいけないのだと思います。<br /><br /><br /><br />

    案内して頂いた、
    アウシュビッツ唯一の公式日本人ガイドの中谷さん。

    これらの残虐な行動をした人は、
    何も特別な狂気を持った人でなく、
    普通の家庭人であり社会人なのです。

    そんな人たちが何故このようなことが出来たか、

    ここに来たからこそ分かることがあって、
    だから皆さんには一歩踏み込んで考えてほしい。

    という言葉を聞いて、
    自分の中にある『心の闇』を考えさせられました。

    ここで起こったことを忘れてはいけないし
    人の持つ狂気から目をそらしてはいけないのだと思います。



  • 長い長い一日が過ぎ、<br /><br />今日お泊りする、ノボテル・クラクフ・ブロノヴィッツェ。<br /><br />精神的にも、体力的にも疲れました (´-ェ-`)<br /><br />

    長い長い一日が過ぎ、

    今日お泊りする、ノボテル・クラクフ・ブロノヴィッツェ。

    精神的にも、体力的にも疲れました (´-ェ-`)

  • ポーランドで始めて食べる食事。<br /><br />ホテルでの夕食は、具沢山のスープ、<br />ジャガイモと牛肉の煮込み料理、<br />サラダはトマトとにんじんシリシリ(?)<br />デザートはアップルパイ<br /><br />右下は朝食、ハムとクリームチーズが美味しかった。<br />

    ポーランドで始めて食べる食事。

    ホテルでの夕食は、具沢山のスープ、
    ジャガイモと牛肉の煮込み料理、
    サラダはトマトとにんじんシリシリ(?)
    デザートはアップルパイ

    右下は朝食、ハムとクリームチーズが美味しかった。

  • 3日目<br /><br />クラクフ郊外にある世界遺産『ヴィエリチカ岩塩坑』へ<br /><br />1996年まで操業が続いた世界最古の岩塩坑の一つで、<br /><br />13世紀に開発され、深さは地下 327 m 、<br />全長は 300 km 以上に及ぶそうで、<br /><br />現在一般に公開されているのはその3〜4%で<br />深さ135mまでの3.5kmの坑道です。<br /><br />見学はガイドツアーのみで、<br />入場料49ZL

    3日目

    クラクフ郊外にある世界遺産『ヴィエリチカ岩塩坑』へ

    1996年まで操業が続いた世界最古の岩塩坑の一つで、

    13世紀に開発され、深さは地下 327 m 、
    全長は 300 km 以上に及ぶそうで、

    現在一般に公開されているのはその3〜4%で
    深さ135mまでの3.5kmの坑道です。

    見学はガイドツアーのみで、
    入場料49ZL

  • 入場するのに長い行列が出来ていましたが、<br /><br />私たちツアーご一行は年長者が多かった?せいか、<br />長い378段の階段を降りずに、<br />別の入り口からエレベーターで、<br /><br />実際抗夫の方たちが使っていたそうですが、<br /><br />4つの狭いエレベーターが、上下2層になっている<br />今まで体験したことの無い、不思議なつくりでした。

    入場するのに長い行列が出来ていましたが、

    私たちツアーご一行は年長者が多かった?せいか、
    長い378段の階段を降りずに、
    別の入り口からエレベーターで、

    実際抗夫の方たちが使っていたそうですが、

    4つの狭いエレベーターが、上下2層になっている
    今まで体験したことの無い、不思議なつくりでした。

  • 構内には所々に、このような扉が、<br /><br />風が強いため防風の役目を果たしていて<br /><br />もう1つ先の扉が閉まらない限りこちらの扉は<br />開かないそうです。

    構内には所々に、このような扉が、

    風が強いため防風の役目を果たしていて

    もう1つ先の扉が閉まらない限りこちらの扉は
    開かないそうです。

  • 採掘の様子を再現したジオラマ。<br /><br />ここでとれた岩塩は「白い金」と呼ばれ、<br />ポーランド王国に大きな富をもたらしました。<br />

    採掘の様子を再現したジオラマ。

    ここでとれた岩塩は「白い金」と呼ばれ、
    ポーランド王国に大きな富をもたらしました。

  • このような順路を示す標識があちこちに、<br /><br />中は迷路のようで、昔は迷子になって<br />出てこられない人もいたとか。

    このような順路を示す標識があちこちに、

    中は迷路のようで、昔は迷子になって
    出てこられない人もいたとか。

  • 坑道内部、

    坑道内部、

  • 馬も労働力として地下で暮らしていた。<br /><br />人のマネキンよりもリアル (^▽^笑)

    馬も労働力として地下で暮らしていた。

    人のマネキンよりもリアル (^▽^笑)

  • ちょっと分かりづらいですが、<br /><br />コペルニクスの像、<br /><br />彼はここを訪れたことがあるそうです。<br /><br />肉眼で見るとはっきりしているのですが、<br /><br />カメラだと、なぜか半透明に見えてしまいます。

    ちょっと分かりづらいですが、

    コペルニクスの像、

    彼はここを訪れたことがあるそうです。

    肉眼で見るとはっきりしているのですが、

    カメラだと、なぜか半透明に見えてしまいます。

  • その昔、ハンガリーの王女キンガ姫が<br />ポーランド王家に嫁いだ時、<br /><br />強い想いをこめて投げた指輪の示した場所が<br />ヴィエリチカであり、<br />そこから塩があふれるようになったという伝説があります。<br /><br />そのキンガ姫に指輪を差し出している抗夫。

    その昔、ハンガリーの王女キンガ姫が
    ポーランド王家に嫁いだ時、

    強い想いをこめて投げた指輪の示した場所が
    ヴィエリチカであり、
    そこから塩があふれるようになったという伝説があります。

    そのキンガ姫に指輪を差し出している抗夫。

  • 14世紀の王様カジミエルの像。

    14世紀の王様カジミエルの像。

  • 天井には、<br /><br />滲み出てきた塩の結晶があちらこちらに、

    天井には、

    滲み出てきた塩の結晶があちらこちらに、

  • マリア聖堂<br /><br />私たちを案内してくれたガイドさんも<br />マリアさんといって、<br /><br />日本語が堪能な美しい女性でした。

    マリア聖堂

    私たちを案内してくれたガイドさんも
    マリアさんといって、

    日本語が堪能な美しい女性でした。

  • 地下101メートルにある『聖キンガ礼拝堂』<br /><br />この礼拝堂の祭壇も彫像も壁に彫られたレリーフ、<br /><br />祭壇からシャンデリアにいたるまで、<br />全部が塩で出来ていて、<br /><br />しかも、すべて鉱夫たちが彫った物だそうです。<br />

    地下101メートルにある『聖キンガ礼拝堂』

    この礼拝堂の祭壇も彫像も壁に彫られたレリーフ、

    祭壇からシャンデリアにいたるまで、
    全部が塩で出来ていて、

    しかも、すべて鉱夫たちが彫った物だそうです。

  • 壁に彫られたレリーフ。<br /><br />日のあたらない地下で<br /><br />長い間暮らさなければならなかった抗夫たちの<br /><br />神の加護を願う心が偲ばれます。<br />

    壁に彫られたレリーフ。

    日のあたらない地下で

    長い間暮らさなければならなかった抗夫たちの

    神の加護を願う心が偲ばれます。

  • 塩の結晶で作られたシャンデリアと祭壇。<br /><br />現在でもここでミサや結婚式などが行われています。

    塩の結晶で作られたシャンデリアと祭壇。

    現在でもここでミサや結婚式などが行われています。

  • 幻想的で深い緑がとてもきれいな塩の池。

    幻想的で深い緑がとてもきれいな塩の池。

  • 世界遺産のマーク。<br /><br />1978年、文化遺産として世界遺産に登録されましたが、<br /><br />1989年、換気不良で坑内に湿気が溜まり岩塩製の像<br />などが痛んだため危機遺産リストに加えられました。、<br /><br />しかし、換気装置が据えられ、<br />湿度が適切に保たれるようになったことから<br /><br />1998年危機遺産リストからははずされました。

    世界遺産のマーク。

    1978年、文化遺産として世界遺産に登録されましたが、

    1989年、換気不良で坑内に湿気が溜まり岩塩製の像
    などが痛んだため危機遺産リストに加えられました。、

    しかし、換気装置が据えられ、
    湿度が適切に保たれるようになったことから

    1998年危機遺産リストからははずされました。

  • 地下の休憩所。<br /><br />右奥にあるエレベーターから<br />2階に上ってみました。

    地下の休憩所。

    右奥にあるエレベーターから
    2階に上ってみました。

  • 私が行った時2階には、<br /><br />下の空間が見渡せる以外何もなく、<br /><br />公開されていない部分の写真が飾って有るだけでしたが、<br /><br />その中の一枚、<br /><br />見学した坑道は修復されて綺麗でしたが、<br /><br />昔の実際の坑道はこんな風だったのでしょう、<br /><br />神に祈る気持ちも分かるような気がします。

    私が行った時2階には、

    下の空間が見渡せる以外何もなく、

    公開されていない部分の写真が飾って有るだけでしたが、

    その中の一枚、

    見学した坑道は修復されて綺麗でしたが、

    昔の実際の坑道はこんな風だったのでしょう、

    神に祈る気持ちも分かるような気がします。

  • 休憩所にある売店にあった、<br />岩塩をくり貫いて作られた卓上ランプ。<br /><br />とても綺麗 =*^-^*=

    休憩所にある売店にあった、
    岩塩をくり貫いて作られた卓上ランプ。

    とても綺麗 =*^-^*=

  • その他、塩から作られた様々な品が、<br />

    その他、塩から作られた様々な品が、

  • 見学の終点近くにあるレストラン<br /><br />正式なフルコースがいただけるそうです。

    見学の終点近くにあるレストラン

    正式なフルコースがいただけるそうです。

  • 帰りのエレベーターの手前にある<br />聖ヨハネ礼拝堂と、<br /><br />空飛ぶ法皇と言われた、<br /><br />ポーランドの多く人が誇りにしている<br />(ここクラクフ近郊の街ヴァドヴィツェ出身で<br />クラクフの大司教も務めた事がある、)<br /><br />前法王、ヨハネ・パウロ二世が<br />訪れた時の写真。<br /><br />左下はキンガ礼拝堂にあったヨハネ・パウロ二世<br />の像。<br /><br />帰りもエレベーターで昇り、<br />出口でガイドさんが人数確認してから出ます。

    帰りのエレベーターの手前にある
    聖ヨハネ礼拝堂と、

    空飛ぶ法皇と言われた、

    ポーランドの多く人が誇りにしている
    (ここクラクフ近郊の街ヴァドヴィツェ出身で
    クラクフの大司教も務めた事がある、)

    前法王、ヨハネ・パウロ二世が
    訪れた時の写真。

    左下はキンガ礼拝堂にあったヨハネ・パウロ二世
    の像。

    帰りもエレベーターで昇り、
    出口でガイドさんが人数確認してから出ます。

  • ヴィエリチカ岩塩坑の斜め向かいにある<br />レストランで昼食を、<br /><br />ポーランド料理で<br /><br />発酵したビーツの上澄み汁を使ったバルシチという<br />赤いスープ。(ロシアのボルシチと見た目は似てる)<br /><br />ピエロギと呼ばれるポーランド風水餃子。<br /><br />中国からロシアを経て伝わりアレンジされたもの、<br />と言われていて、<br />皮が厚くて、かなりボリュームがあります。<br /><br />デザートはアイスクリーム。<br /><br /><br />

    ヴィエリチカ岩塩坑の斜め向かいにある
    レストランで昼食を、

    ポーランド料理で

    発酵したビーツの上澄み汁を使ったバルシチという
    赤いスープ。(ロシアのボルシチと見た目は似てる)

    ピエロギと呼ばれるポーランド風水餃子。

    中国からロシアを経て伝わりアレンジされたもの、
    と言われていて、
    皮が厚くて、かなりボリュームがあります。

    デザートはアイスクリーム。


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  • 夏子の探検さん 2012/12/27 05:02:35
    アウシュビッツは考えちゃいますよね・・・
    旅行記に書けなかった気持ちは解ります。

    でも、ポーランドのその地方には、必ず付き物の観光で・・・最近は、行きたくない方は、その部分だけ別行動でも、と言うツアーも出ているようです。

    ナチのヒットラーも、色々伝記なり本も出ていますし、彼も洗脳された人間。
    ドイツ兵達も、日本の「天皇陛下万歳!」と言って、ゼロ戦に乗り込んで云った若者達と同じように、いわゆる洗脳された同じ人間。

    戦争は人間の心の闇です。だから平和条約も出来たんだけど、まだ戦争している国は有る。。。

    私達女性たちって、何だか噂好きですよね・・・な方が多い・・・
    これも、私は心の闇だと思いますよ。

    自分が被害に有ったならまだしも、何も無かった人に対して、あーだこ−だと、ある事無い事、云う事等も、それらをあたかも、本当のように信ずる事も、洗脳されてる・・・って、考えた事はありますか?

    人間人を殺さなくても、言葉は剣よりも強し。と言う言葉も有ります。
    心の闇を持たない人間に成りたいですね!

    穏やかに、暖房のある家で、一応健康に暮らせる有り難さ、感謝しながら1年を振り返りたいと思いました。

    寒い日が続きます。どうぞ、お身体気をつけて、良いお年をお迎え下さい。
                             夏子

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