2012/10/06 - 2012/10/06
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SUR SHANGHAIさん
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以前、ミャンマーを訪れたのは1995年と2000年。
ヤンゴンではそのたびにシュエダゴン・パゴダを訪れて、その金色の巨大な姿に目を見張った。
シュエダゴン・パゴダは、地元の人にとっては信仰の対象になっている神聖な場所であるとともに、観光客にとってはヤンゴン随一の見所。
今回は、夕暮れ前からすっかり夜になるまでの時間帯に訪れて、そのシュエダゴン・パゴダの姿の変化を追ってみようと思います。
二日続けて訪れたので、画像は適宜取捨選択し、この日の旅行記としてまとめてアップします。
表紙の画像は、夕暮れのシュエダゴン・パゴダに手を合わせて祈る女性の後姿。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まずは、シュエダゴン・パゴダへの行き方。
シュエダゴン・パゴダは、ヤンゴン市街地中心部から見るとちょっと北側の小高い丘の上にあります。
市街地中心部からタクシーだと、二千チャットか三千チャットの言い値でした。
タクシーの運賃は交渉制。目的地までの相場を聞いていくと安心。
近年はヤンゴン市街地のタクシーが随分増えて便利になった反面、その他の車も同じように増えて、ストランド・ホテルあたりからだと時間帯によっては30分近くかかったりします。
で、市街地からタクシーで行くと、丘の南側中腹のエレベーター乗り場がある駐車場まで行くのが一般的のようです。
画像の塔がそのエレベーター。
てっぺんと同じ高さまで上って、後は通路を通ってシュエダゴン・パゴダのお膝元へ行けるようになってますが、すぐそばには緩い坂になった南門参道があって、普通の体力がある方なら楽々徒歩で行けますよ。
ここから参道で行くと、徒歩でも2,3分。
お土産屋さんも覗きながら行くのがお勧めです。
シュエダゴン・パゴダは、参道も素足でどうぞ。
屋根付き通路になった参道で、昼でも足の裏が熱くなる事はありません。
脱いだ靴や靴下は参道手前に置いて行きましょう。
どこに置いたのかはちゃんと把握しておいてくださいね。 -
シュエダゴン・パゴダのチケットについて。
チケットは5米ドル。
参道を上って行くと、境内に出る手前にブースがあります。
ミャンマーではここ以外でも米ドルでの支払いが求められたり、米ドルが使用できたりしますが、旧札や汚れ・傷があるお札は受け取ってもらえない事もよくあります。ご注意を。
小額のきれいな新札を常に持っていると憂い無し。
ついでに言うと、シュエダゴン・パゴダが開いているのは4:00〜22:00だそうです。
SUR SHANGHAIとその旦那は、日没前から夜に入るまでの様子を見に行きましたが、ここから朝日を見てみるのもいいのでは? -
前置きが長くなりました。 (;^ω^)
シュエダゴン・パゴダが創建されたのは6〜10世紀にかけての事だったそうですが、伝説による起源はなんと2500年も前のこと。
仏陀より直々に聖髪8本を授かった商人がこの地に奉納したのがシュエダゴン・パゴダの始まりだったのだとか。
ミャンマーにはパゴダが無数にありますが、このシュエダゴン・パゴダは別格。ミャンマーの人なら一度は訪れたいと願う場所。
境内にある数々の塔やお堂がのうち、この中央の主塔の規模が最大で、高さは約100m、周囲は400mほどあるんだそう。
主塔の金色は、塗られた色でも金箔でもなく、ビスで留めるほどの厚みがある金の板。
よ〜く目を凝らしてみると分かりますよ。
ちなみに、シュエダゴンの意味は、シュエ=金、ダゴン=ヤンゴンの旧名なのだとか。
まさしくその名を体現しているお寺さんです。
さて、SUR SHANGHAIとその旦那は境内をぐるりぐるりと回って見てみます。 -
まずはシュエダゴン・パゴダ主塔周辺にお参りにやって来る人々。
画像をクリックして元画像にすると拡大されます。
左上の画像の男の子は、お参り作法をお勉強中。
最後にお父さんから「よくやった!」のチュッをしてもらって恥ずかしそう。
右上の画像の男の子は、ジッとお座りしてお祈りするのが苦手みたい。
抜け出そうとしてお姉さんを困らせてました。
ミャンマーでは、自分が生まれた曜日を大切にするそうで、パゴダの周囲には曜日ごとの仏像が祀られています。その曜日の仏像にロウソクやお線香を捧げたり、水をかける風景はここ以外でもあちこちで見かけます。
ミャンマーには8曜日(水曜日は午前と午後に分けて数える)あるそうです。
右下の画像では、「あれ? (・・? 」
お参りを口実に、女の子を口説いているような青年も。
誤解でしたら、お許しを〜。 <(_ _)> -
シュエダゴン・パゴダ境内には、お堂や仏塔も多数。
一人静かに境内片隅の仏像前で祈る女性も。
自分のお祈り場所って決まっているのかな。 -
金色の巨大なシュエダゴン・パゴダの主塔に気を取られると見落としがちなんですが、境内にそれこそ無数にある像は仏像だけとは限りません。
中には随分キッチュな像も。(ノω`*)
尻尾をかじったりかじられている龍(?)がいるかと思えば、イケメンおにいちゃんがいたり、壺を差し出しているような鉢巻おじさんがいたり。
それぞれ意味があるんでしょうが、SUR SHANGHAIには難解すぎます。 -
シュエダゴン・パゴダ境内を囲むフェンスの一部。
周辺国のタイでもラオスでも、お寺さんには仏教関連絵柄のフェンスがあったのを思い出す。
こういう絵柄になったフェンスって、場所に合わせてあれこれ応用できそう。
罰当たりなSUR SHANGHAIでございます。 <(_ _)> -
空がほんのり桜色になった夕暮れの始まり。
その空を背景にしてそびえるシュエダゴン・パゴダの主塔は、不思議に重量感がないように見えた。
ふと思い出したのは、インド、アーグラーのタージ・マハル。
夜明けの空に浮かび上がったあのシルエットも、大理石で出来ているとは思えない軽やかさがあった。 -
薄い桜色に染まった空。
夕暮れを前にして落ちて来た雨。
お堂の屋根の下から見ると、シュエダゴン・パゴダ主塔が夢色の中の景色になった。
そうそう、現実的な注意点を挙げると、シュエダゴン・パゴダ主塔周辺は磨かれた石畳になってます。
雨が降ると、素足の下でツルツル滑るので要注意ですよ。
転んで怪我をしたりカメラを壊したら一大事。
2000年に客人連れで来た時にも雨が降って、ツルツルになった敷石に恐れを成した客人はほとんど歩かなかったっけ。 -
イチオシ
夕暮れ前の通り雨が上がったシュエダゴン・パゴダ境内。
ふと通りかかったお堂の中には、若い女性が一人シュエダゴン・パゴダ主塔に向かって手を合わせる姿があった。
清々しい神聖な雰囲気に包まれた黄昏の一瞬。 -
ちょうど日没の時刻前後に雨が降ってしまったので、燃え立つような夕焼けは見られなかったシュエダゴン・パゴダ境内。
それでも、ヤシの木をシルエットにした夕景が十分に美しい。 -
シュエダゴン・パゴダ境内には、屋根を何重にも重ねたような塔も立つ。
このシルエットと、ノルウェーのボルグン村で見た木造のスターブ教会のやたらとアジア的なスタイルが折り重なるような錯覚。 -
イチオシ
シュエダゴン・パゴダ境内が最も美しいのは、昼と夜の狭間のライトアップが始まる時間帯のような気がする。
いや、SUR SHANGHAIは暁のシュエダゴン・パゴダは見たことが無いので、夜明けの姿の方が美しかったらごめんなさい。 -
雨上がり、ツルツル滑って危ない境内の敷石を慎重に踏みしめながら歩いてみた境内。
シュエダゴン・パゴダも、周りの仏塔やお堂もライトアップされた頃。
夕暮れの蒼と金色の塔とのコントラストが見事。
仏塔の窪みに納められた仏像を覗いてみると…、 -
…光背部分が、色を変えながらクルクル回って点滅するライトになった仏像が多くてびっくり。
右の画像の仏像がその一例。
最近になって取り付けたんだろうか。
以前来た時には、こんな光背を背負った仏像はあったっけ? −思い出せない。
なんだか、ディスコ・シュエダゴン!!風であんまり好きじゃないなあ。
左の画像の仏像のように、シンプルな電球だけの方が立派に見えると思うんだけど…。 -
ミャンマーの民族衣装は、腰巻風と言うか、長い巻きスカート風のロンジー。
男性用、女性用では色柄は違いますが、基本の形は同じで、長い生地を輪に縫ってあります。
腰に巻いた後の端っこは、結ばずに腰に挟み込むだけ。
コツがあるんだろうけど、よく落ちないなあといつも感心。
それでも動き回っている内に緩んでくるらしくて、時々、街中でも緩んだロンジーをパッと左右に広げて締め直している人もよく見かけます。
ミャンマーの首都ヤンゴンでも、ロンジー姿の老若男女の姿はまだまだ多数見かけますが、シュエダゴン・パゴダではオフィス街から仕事帰りにお参りに寄ったような洋服姿の人も見られます。 -
シュエダゴン・パゴダの金色に輝く主塔は、先端がただ尖っているだけのように見えますが…、
-
…角度によっては、よく見るとてっぺん近くに風見鶏が取り付けてあるのが見えます。
その更に上の塔の先端には、文字通り宝石で飾られた宝珠が乗っていて、てっぺんには一個で76カラットもあるダイヤが飾られているんだそう。
どれも寄進された宝玉だそうです。
そう聞くと、ありがたや〜と思う前に、光るものが好きなカラスがやって来てダイヤやその他の宝石をほじくり出してしまわないのかとか、落雷対策はしてあるんだろうかとか、そちらの方が気になってしまうSUR SHANGHAIでございます。 -
シュエダゴン・パゴダの主塔周りを歩く。
蒼い夜の始まりに浮かぶ金色の塔が、本物の光景とは思えない。
見る角度によって、下に林立する小さい仏塔と一緒の眺めも変化する。 -
イチオシ
円錐形のシュエダゴン・パゴダの主塔自体はどこから見ても円錐形。
よって、同じような画像が続きますが、気に入った被写体は何枚も撮るSUR SHANGHAIなのでお許しを。
これは、主塔の東西南北に設置してある祈願所の一つの屋根を入れて撮ってみた1枚。 -
シュエダゴン・パゴダ境内。
主塔の足元に三々五々やって来ては、思い思いの時を過ごす人々。
1日の終わりを穏やかな気持ちで締めくくれそう。 -
一人で長いこと手を合わせて、シュエダゴン・パゴダの主塔を見上げ続ける女性がいた。
その傍らを僧侶がすう〜っと通り過ぎていく。
この女性の祈りや願い事が通じますように。 -
イチオシ
もうすっかり日も落ちたシュエダゴン・パゴダ境内が、今度は人工の光で照らし出される頃。
ん? あの傘の下の金色の人物像は?
SUR SHANGHAIは三蔵法師を連想しましたが、実際のところどなたなのかは分からずじまい。 -
夕闇が夜の闇に変わって行くシュエダゴン・パゴダ上空。
金色のライトアップがいよいよその輝きを増してまぶしい位。 -
もう夕闇の蒼さもほとんど消えて黒い夜空になった。
シュエダゴン・パゴダ主塔の金色がずっしりと重さを増して見える。 -
これは、シュエダゴン・パゴダ主塔足元の東西南北に設置されている祈願所の一つ。
いつも入れ替わり立ち代り、地元の人がやって来る。
社交場の代わりも果たしているようで、お参りの後のおしゃべりに興じている女性もよく見かけます。
今は夕飯時になったせいか、ちょっと人の波が消えて、重々しい雰囲気。 -
闇が濃くなってくると、シュエダゴン・パゴダ境内に捧げられたロウソクの灯りがその存在感を増していく。
風の動きに合わせてフワリフワリと形を変えるロウソクの火。
ジッと見ていると瞑想の世界に引き込まれそう。 -
ちょっと暗くて見えにくいですが、画像中の男性二人は何をしているのかと申しますと、油を注いだ器に灯心を浸し、灯り作りをしております。
次々に点されていく火が、シュエダゴン・パゴダの夜を神秘の陰影で包む役割を果たしているよう。 -
次々に点されていく灯り。
風が吹くと、その灯りも途絶えがち。 -
小さい女の子も、灯りを点すお手伝い。
奥から手前に火を点けて行かないと、それじゃ手や腕をやけどしちゃうよ。
大丈夫? -
晩ご飯が済んだのか、またお参りの人たちが増えてきた。
シュエダゴン・パゴダ足元にある仏像周辺がちょっと混雑。 -
シュエダゴン・パゴダには、巡礼団もやって来ます。
このグループは長々と列を作って、シュエダゴン・パゴダ主塔周りを巡っていました。
ミャンマーの人たちじゃないよね。
全員黙々と歩いていたので、何語を話す人たちなのかが分からない。
雰囲気からすると、台湾あたりからはるばる訪れた人たちかも?
間違っていたら、失礼いたしました〜。 -
仕事帰りにシュエダゴン・パゴダのお参りに訪れたような地元の人々が家路に就く。
さて、SUR SHANGHAIたちもそろそろお宿へ。 -
これは、この旅行記の始めでご紹介したシュエダゴン・パゴダ境内へ上り下りする南門参道。
屋根付き通路の両側には、花や線香などのお参り用品を売っているほか、木彫りの仏像、漆塗り(ここの物はプラスチック製多し、要注意。)などなどのお土産品もそろえています。
そんな品揃えを見ていて驚くのは、日本の姫ダルマそっくりの置物があること。
このお店の物は、赤ちゃんをあやす玩具の顔にも似ていて更にびっくり。
これはヤンゴンだけの産物ではなく、バガンのお土産屋さんでも見かけました。
大きさ、模様や色使い、表情はお店によって異なりますが、日本人なら誰でも
「(◎◇◎)!! 何でこんな所に姫ダルマが!」と思うんじゃないでしょうか。
由来を聞いても「ラッキー・ドール。」という答しか返って来ないのが惜しい。
でも、日本の姫ダルマだって、外国人に「これ、何?」と聞かれて、とっさに由来まで答えられる日本人は少ないよね、きっと。
SUR SHANGHAIもその一人ですが…。(;^ω^) -
帰り道は、難問参道に沿って丘の下まで行ってみたSUR SHANGHAIとその旦那。
途中で振り向くと、金色に光り輝くシュエダゴン・パゴダが闇の中に。
ああ、きれいだね。 -
シュエダゴン・パゴダ南門参道の麓にあったパゴダ。
これまた金ぴか+ライトアップでまばゆい位。
前来た時にもあったかな?
後で地図を見てみたところ、このパゴダの名はMAHA WIZARA。
読み方はマハ・ウィザラでいいのかな。
SUR SHANGHAIがこの写真を撮っていると、背後でドサッと何かが倒れる音。
ワッ!!と驚いて振り向くと、旦那が道に開いた穴に足を取られて転んでいた。(´゚Д゚`)ンマッ!!
ヤンゴンの道は、いきなり穴が開いていたり段差があったりするので、昼もそうですが、夜になったら街灯の少ない暗がりでは特にご注意を。
旦那の場合、道の穴も小さくて蹴躓いただけだったのが幸い。
とりあえずウェットティッシュで拭いた手にも足にも傷は無かったし。
ホッと一安心。ふぅε-(´ωノ|┬
この後は、流しのタクシーもすぐにつかまって、お宿にまっしぐら。
それもこれも、二日続けてシュエダゴン・パゴダにお参りしたお陰でありましょうか。
ありがたや〜。 <(_ _)>
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Rockyさん 2013/01/01 16:31:06
- 謹賀新年
- SUR SHANGHAIさん、
2013年、素晴らしい旅して&
旅行記写真とコメントを楽しみしてます。ROCKY
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2013/01/04 09:08:52
- RE: 謹賀新年
- 明けましておめでとうございます。
昨年はご無沙汰続きで失礼いたしました〜。
ご挨拶をいただき恐縮です。
今年もお互いにいい旅が出来るといいですね。
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