２０１２年紅葉絶景スポット巡り（２）　磐梯吾妻スカイラインドライブ編

2012/10/10 - 2012/10/10

紅葉のシーズンを迎え、東北方面の温泉と紅葉の名所を訪ねて３泊４日のドライブ旅行に出かけて来ました。
行程は
１０／１０　磐梯吾妻スカイライン経由岩手県一関の厳美渓温泉泊まり
１０／１１　世界遺産奥州平泉観光　秋田県子安峡温泉泊まり
１０／１２　栗駒山登山　宮城県鳴子温泉泊まり
１０／１３　仙台市郊外の泉ヶ岳登山

この旅行記では、最初の立ち寄り先、磐梯吾妻スカイラインをドライブし、紅葉の見頃を迎えた浄土平付近を中心に散策したとき撮影した写真をまとめました。磐梯吾妻スカイラインは、東日本大震災復興支援で昨年に続き今年も無料開放されています。浄土平駐車場も無料開放です。
夜明け前に自宅を出発し、東北自動車道二本松ＩＣで下りて土湯温泉方面に向かい、浄土平に７時半に到着。吾妻小富士や桶沼の散策を楽しんだのち、正午には福島飯坂ＩＣで再び東北自動車道にて厳美渓へ向かうというスケジュールです。

エリア 高湯温泉(福島)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日の天気はときどき晴れ間がのぞきますが、くもりがちの天気でした。土湯側から磐梯吾妻スカイラインに入り、浄土平に向かう途中の「吾妻八景」の一つ、双龍の辻で一旦停車。このあたりは紅葉は色づき始めていますが、見頃は数日後といった感じです。

双龍の辻から眺めた磐梯山。
磐梯山もそろそろ紅葉の見頃を迎えているようです。

中腹から噴煙を上げる一切経山。浄土平手前の兎平キャンプ場駐車場にて

７：４０頃、浄土平に到着。
浄土平湿原は晩秋モードです。

蓬莱山山腹の黄葉が遠望できます。

まずは、吾妻小富士へ。

頂上への散策路はよく整備された歩きやすい道で、トレッキングシューズでなくとも楽に登ることができます。

頂上から眺めた火口底。直径４００ｍ、深さ７０ｍの噴火口跡です。

火口壁内側の一部には植物が生えていて、一部黄葉しています。

頂上から眺めた浄土平東側付近のスカイライン。このあたりは道の側でも火山性硫化水素が漂っていて駐停車禁止になっています。

北側には日本百名山の一つ、一切経山（標高1948m）が望めます。数年前から中腹から火山ガスが噴出し続け、登山道直登ルートは入山禁止になっています。

吾妻小富士中腹にて。

次に桶沼を目指します。浄土平湿原の木道から桶沼に向かう散策路へ。

道は険しくはないですが、通路に低い潅木が覆いかぶさっているところがあって、かがまないととおれない所もあります。

吾妻小富士の山麓から頂上を見上げる。手前のナナカマドの紅葉とススキの穂の銀色のコントラストが美しい。

４つ前の写真の左側のナナカマドを遠くから見るとこんな様子です。

吾妻小富士南西側山腹の紅葉の様子

鮮やかに赤く染まったナナカマドの枝と青い葉が残った枝が混在しています

オオカメノキの赤い実は秋が深まると黒くなっていきます。

駐車場から２０分足らずで桶沼に到着です。
吾妻小富士に登る人は大勢いましたが、桶沼に来る観光客は少ないようです。

沼畔に建っている斉藤茂吉の歌碑。大正5年に吾妻山を訪れた斉藤茂吉が高湯温泉の宿で詠んだ歌が刻まれています。斉藤茂吉の歌碑は全国に１３９基もあるそうです。

桶沼の畔は紅葉の最盛期でした。

沼を取り巻く木立が黄色、赤、緑が織り成すパッチワークのような景観です。

桶沼は古い火口跡に水が溜まった火口湖で、深い緑色の水をたたえています。

浄土平を後にして高湯方面に向かう途中の路肩のような小さな駐車場に車が止まって、数人のカメラマンが三脚を広げていました。ここで、車を停めて後ろを振り返るとこの絶景です。磐梯吾妻スカイラインは高湯から土湯に向かう方が車窓からの眺めがよさそうです。

一切経山の東側山腹の紅葉

吾妻小富士の東側山麓の様子

吾妻八景の一つ、天狗の庭。

このあたりはまだ紅葉には早そうです。1〜２週間後には、ここも紅葉の絶景スポットになるはずですが・・・

つばくろ谷。昔はこのあたりはイワツバメが飛びまわっていたので、こういう名前がついたそうです。ここの紅葉はまだまだ先のようです。

それでも谷のところどころに色づいた木が散見されます。

11時半には高湯温泉を通過し、福島飯坂ＩＣから東北道に入り、一路、岩手県一関の厳美渓へ。