2012/10/02 - 2012/10/10
145位(同エリア272件中)
azianokazeさん
- azianokazeさんTOP
- 旅行記488冊
- クチコミ0件
- Q&A回答12件
- 900,081アクセス
- フォロワー29人
アメリカの大自然をまわる「グランドサークルツアー」 ラスベガス発4泊5日に現地参加 先ずはザイオン国立公園
巨岩と豊かな緑が織りなす峡谷ザイオンですが、正直なところ、数時間覗いただけではなかなかその魅力もとらえきれません。お天気もよく、広々とした大地に気分は爽快。とりあえず、地球の歴史を感じるアメリカ大自然の旅、第1歩ということで。
写真はザイオン国立公園の「司教の宮殿」(Court of the Patriarchs)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- その他
-
いつもは東南アジア・中国などを一人旅しているのですが、今回は目先を変えてアメリカへ。
アメリカは33年前の西海岸以来。しかも、ラスベガス発の4泊5日の「グランドサークル」ツアーに現地参加ということで、ツアーを利用するのも13年ぶり。
何かとこれまでとは違う旅になりました。
(写真はグランドキャニオン デザ−トビューポイントより) -
10月2日、使用便はアメリカン航空。成田からロスアンゼルス乗り換えでラスベガスへ。
アメリカン航空は総旅客運送数でデルタ航空に次ぐ世界2位の航空会社ですが、9.11テロで2機が使用されたこともあって経営危機に。徹底したコスト削減で何とか乗り越えたものの、燃料費高騰もあって11年末には破産申請、現在は経営再建中です。
ただ、いろいろなトラブルで評判は芳しくないようです。9月には「乗務員のケンカでフライトが4時間遅れ」といったことも。延着・フライトキャンセルも他社より多いようです。しかも出発日の朝のTVニュースで、「フライト中に座席が期待からはずれ、空港に引き返す」といった信じ難いニュースも。
機内に入ると、CAが相当に高齢な男女職員なのにびっくり。アメリカの航空会社はどこもこんな感じなのでしょうか。定時になっても機体が動かず、「セキュリティ案内のビデオ故障のため、離陸が遅れています」とのアナウンスが。「大丈夫かよ・・・」といった感もありましたが、その後は順調に飛行してくれました。
(写真は、2009年12月22日、ジャマイカの首都キングストンの国際空港で、大雨の中の着陸時に滑走路をオーバーランする事故を起こし、大破したアメリカン航空ボーイング737型機 152名が搭乗していましたが、幸い死者はなく、40名程度の負傷ですみました。“flickr”より By yodudeblog http://www.flickr.com/photos/yodudeblog/4211514958/ ) -
ロスでの入国審査はやはり時間がかかりました。日本人は比較的簡単にすむようですが、いろんな国からの入国者がいますので長い列が全く動かず、ちょっと焦る一幕も。列を変えるように誘導があり、何とかクリア。
(写真はロスアンゼルス国際空港 “flickr”より By gunnarinla http://www.flickr.com/photos/gunnarkullenberg/6894527346/) -
ラスベガスのマッカラン空港は、ちょっとわかりづらい感も。まあ、大きな空港はどこも初めての人間には不安ですが。
到着ゲートを出ると、すぐにスッロマシンが並んでいるのが「カジノの街ラスベガス」ならではです。さすがに遊んでいるひとは多くありませんが、カジノ目的で訪れる多くの旅客は、この光景に胸が高鳴るのでしょう。
マッカラン空港でやることが二つ。ひとつは両替。成田・ロスで替えるのを忘れていました。マッカラン空港内にも両替所はありましたが、1ドル=88.8円、更に手数料が引かれて、1万円両替で実質1ドル=95.6円と最悪。普段見聞きしている1ドル=78円前後というレートとは別世界です。ちなみに市内ホテルでは、インペリアルパレスが1ドル=90.9円、エクスカリバーでは1ドル=83.3円でした。 -
マッカラン空港でやっておくもうひとつのことが、帰国便の確認。
eチケットの控え(国内移動便も含めたプリントで、連絡バスの時間なども記入したもの)を成田のカウンターで提示したまま返してもらうのを忘れたため、帰国便のフライトナンバーや時刻がまったくわからなくなってしまいました。マッカラン空港のアメリカン航空カウンターで尋ねると親切に教えてくれました。
後日、成田到着時に機内アナウンスで名前を呼ばれ、連絡をとると出発時に忘れたeチケットの控えを「お忘れでしたので・・・」と返してくれました。出来れば出発時に機内で返してくれたら助かったのですが・・・・。
これで、やっと街に入れます。市内移動は主なホテルをまわるシャトルバス(写真)で。タイ・バンコクのテンソーを小奇麗にした感じでしょうか。もちろんお金があれば、不必要に長い車体のリムジンが空港にスタンバイしています。 -
今夜はインペリアルパレスホテルを予約してあります。改装工事のため表の五重塔のデコレーションは取りはずしてありました。
大規模ホテルが林立するラスベガスにあって、インペリアルパレスの評価はかなり低いようです。そのせいか、1泊2900円と激安でした。ただ、室内でのWiFi利用のためには10ドル程度追加料金が必要です。
ホテル及び周辺地区が工事中のため、シャトルバスはホテルの裏手につけましたが、フロントまでたどり着くのに非常に苦労しました。建物内を右に曲がり、左に曲がり、上っては降り・・・ようやくたどり着いたフロントはカジノの中にあります。
旅行前「カジノに入るにはどうしたらいいのだろうか・・・」なんて考えていましたが、何のことはない、ホテルの1階=カジノです。
恐らくこのスタイル(出口がわかりにくい迷路のような構造も含め)はできるだけ多くの客をカジノに取り込みたいラスベガスのホテルでは一般的なスタイルなのでしょう。 -
チェックインしたときは丁度フロント近くでスターそっくりさんがライブを大音響でやっており、うるさくてチェックインのやりとりは大声で怒鳴り合うような具合です。
(カジノ内は撮影禁止ですが、うっかり撮ってしまいました)
追加料金を払ったWiFiも、接続しようとすると“正規の手続きを踏んだものではなく、情報を盗まれる恐れがあります。接続はお勧めしません”といった警告メッセージが出るため、結局使わずじまい。やはり安いだけのことはあるかな・・・という印象。 -
カジノというとドレスコードがあるような落ち着いた雰囲気をイメージしますが、日本のゲーセンをやたらと大きくしたような感じです。
スロットマシンが圧倒的に多く、次いでブラックジャックでしょうか。深夜でも明け方でもスロットマシンに向き合っている客の様子は、いささか病的でもあります。余計なお世話ですね。 -
マッカラン空港着は2時前だったのですが、なんだかんだですっかり夜になってしまいました。
本当はこの日、病気とかではないのですがあまり歩きたくない状態で、明日からの「グランドサークル」ツアーを控えてあまり無理はしたくなかったのですが、食べない訳にもいきません。
それに、明日朝の集合場所も確認しておく必要がありますので、迷路のようなカジノを抜けて外へ。
ラスベガスはさすがにアメリカ全土から多数の観光客が押し寄せる街で、メインストリートのストリップ界隈は大変な人混みです。
集合場所は隣のフラミンゴホテルの日本食レストラン「浜田」の前。
ホテル・カジノは多いのですが、落ち着いて食事できる安い店は・・・というと、初対面の街ということもあって、よくわかりません。
パリス(写真のエッフェル塔 実物の3分の1スケールとか)、バリーズあたりからミラージュあたりまで長時間かけて右往左往したあげく、結局、最初に見たフラミンゴの日本食レストランで親子重を。優柔不断の極みです。
なお、ラスベガスの街の様子などは、ツアー終了後の別編でまとめて取り上げる予定です。 -
10月3日、朝7時半、フラミンゴホテル・レストラン「浜田」前に集合。
JTBルックツアー「アメリカ大自然グランドサークル」4泊5日の現地ツアーのスタート。
16名ほど(すべて日本人)で、大型バス(写真 ザイオンロッジ付近)を使用します。スペース的にも余裕があります。
最初の目的地はザイオン国立公園。 -
ネバダ州・ラスベガスから16号線を北東へ。一部アリゾナ州を経由してユタ州に入ります。
ツアーでは、時間節約のため、途中でスーパーマーケットなどに寄って昼食と翌日朝食を各自購入し、昼食は車中で食べるスタイル。
この日はセントジョージという町(多分)の大きなスーパー。
寿司などもありますが、店によってあたりはずれがあります。(ここのお寿司が大丈夫でした)
お仕着せの昼食をあてがわれるより、ドライブ途中のスーパーで買い出しする方が気分転換になっていいかと思います。 -
スーパー内の薬局。職業柄興味があったので。
バス車内ではガイドの山崎氏より、沿道に関する話のほか、地質学の“講義”があります。職業とは言え、相当な博識です。
これから回るザイオン、ブライスキャニオン、モニュメントバレー、グランドキャニオンといった大自然の造形を理解する上で、どのような経緯を経てこうした造形が作り出されたのか・・・という、地質学的情報が不可欠です。
そのため、車内ではプレートテクニクスによる大陸移動・造山運動から始まって、各種地層形成や河川による浸食などについて話があります。岩石標本もいくつか回されます。
なお、この地域を旅行するうえで知っておきたい情報は、地質学的な知識のほか、この地域に多く居住する先住民であるアメリカインディアン、特にナバホ族に関する情報、宗教的自由を求めて白人として初めてこの地に入植し、苦闘したモルモン教の人々の話などがありますが、それらについても山崎氏より5日間にわたり随時解説があります。 -
ラスベガスから約3時間、モルモン教徒による開拓地を抜けてザイオン国立公園に到着。
ザイオンは、鉄分を含む茶褐色のナバホサンドストーンをバージン川が浸食して形成された峡谷です。
ナバホサンドストーンは、約1億8000万年前ぐらい(年代についてはよくわかりません)の砂が堆積してできた地層のようですが、その砂はどこから来たのか?と言えば、東部アパラチア山脈から来たもの・・・ということのようです。(正確なところは知りません。間違いがあればご容赦ください)
写真は車内から撮影した「司教の宮殿」(Court of the Patriarchs)と呼ばれる3つの岩峰。それぞれの岩峰には旧約聖書に登場するアブラハム(Abraham)、イサク(Isaac)、ヤコブ(Jacob)の名前がモルモン教徒によってつけられています。 -
ザイオンはグランドキャニオンと並ぶ古い国立公園で、巨岩と豊かな動植物生態系が特徴です。
ただ、グランドサークル内の他のスポットが説明を要さない圧倒的な奇形を見せているのに比較すると、それほどの奇形がある訳ではなく、ほんの1〜2時間の滞在ではその魅力もつかみきれないというのが正直な感想です。
岩峰のひとつエンジェルスランディングを登るとか、峡谷ナロースをトレッキングするとかすれば、その魅力も感じることができるのでしょう。 -
ザイオンはラスベガスから近いこともあって観光客が多く、環境破壊防止のため4月から11月は中心部への一般車の立ち入りが禁止されています。代わりに無料のシャトルバスが運行されています。
私たちも、ロッジでトラムに乗換えます。 -
ロッジ周辺
ザイオン峡谷一帯には西暦300年から1500年ぐらいの時期には先住民アナサジ族が定住したとのことですが、その後姿を消し、1858年にモルモン教徒によって再発見されます。
乾燥しきった砂漠地帯の中で豊かな緑と生き物をはぐくむこの土地は、古代ヘブライ語で「聖域、避難所、約束の地」を意味する“ザイオン”と呼ばれました。 -
ロッジ周辺
開拓を試みたモルモン教徒ですが、バージン川の度重なる洪水に耐えきれず、結局この地から離れて一帯は無人となります。その後国立公園に指定されています -
トラムでテンプル・オブ・シナワバに向かいます。
トラムは私たちツアーだけの占有で、このあたりの手配のよさはツアーのメリットです。 -
通常観光客が使うシャトルバス。天窓が開きます。
-
トラムからの眺め
-
上部の白い地層は石灰岩層で海の生物の化石を含みます。
-
エンジェルスランディング(多分)。標高は海抜で1765m、ふもとからの標高差は453m
頂上まで登るトレイルが人気ですが、かなり健脚向きのハードコース(往復約5時間)のようです。
見てわかるように、絶壁です。(もちろん、通常は垂直に登る訳ではありませんが)
「天使が舞い降りる山」という名前もうなずけます。ロッククライマーが登っているとのことでしたが、よくわかりませんでした。 -
終点テンプル・オブ・シナワバに到着
シナワバ(Sinawava)とは、モルモン教徒の入植以前、アナサジ族の後にこの地に住んでいたアメリカインディアン・パイユート族の神の名前だそうです。 -
説明するガイド山崎氏
-
説明を拝聴するツアー一行
-
テンプル・オブ・シナワバ周辺
-
バージン川
この先は「ナローズ」と呼ばれる渓谷歩きのトレイルになります。
奥に進むと、幅は6m、両側は高さ600mの垂直の岩壁という絶景にもなります。
ただ、雨が降ると一気に増水し、逃げ場がないため濁流によって岩に打ちつけられ死にます。特に捜索隊は出ません。下流に流れてくるのを待つそうです。事前の天気の確認は不可欠です。 -
そんなことは全く感じさせない、穏やかなバージン川の流れ
-
-
-
-
ロッジに戻る途中で眺める、白い王座(Great White Throne)
見事に逆光で、写真では“白い”も何もわかりませんが、中央の巨岩です。白いのは鉄分が抜けたせいでしょう。
ナバホ砂岩層のみで構成された一枚岩で、バージン川からの高さ約732m。海抜は2056m、ヨセミテのエルキャピタンに次ぐ世界2番目に大きい一枚岩だそうです。写真右はオルガン岩。 -
逆光でなければこんな感じになります。左の白い岩峰が“白い王座”
なお、右端はエンジェルスランディングです。
(写真は“flickr”より By wgmoore51
http://www.flickr.com/photos/wgmoore51/4112463646/) -
このような角度、光の具合だと、“白い王座”の名前がよく理解できます。
(写真は“flickr”よりBy Tevitts
http://www.flickr.com/photos/28976116@N00/3753896296/) -
ロッジでツアーバスに乗り換え、ザイオン=マウントカーメル・ハイウェイで、見上げていた岩の上に向かいます。写真中央はグレートアーチ
-
ザイオン=マウントカーメル・ハイウェイの車窓より
-
ザイオン=マウントカーメル・ハイウェイの車窓より
-
ハイウェイ沿いにあるチェカーボード・メサ
“メサ”とは平たい台地状の地形を言います。
“チェカーボード”というのは、見てわかるように縦横、碁盤の目のように刻まれた浸食の様子からのネーミングです。 -
縦方向の深い線は水(多分)、横方向の柔らかい線は風による浸食です。
-
チェカーボード・メサ付近の風景 白っぽい岩肌が目立ちます
-
バスは、遠くにメサ(台地)を見ながら、広大で荒涼たる乾燥地帯の中をブライスキャニオンに向かいます。
広い土地に生育しているのはセージの類のみです。アメリカインディアンはこのセージを薬草・儀式用に使います。
なお、無駄に放置されているように見えるこうした広大な土地は、塩分が強いなどで耕作に適さないためだそうですが、それでも狭い日本からすると考えられない広さです。
2時間半ほどのドライブで、ブライスキャニオン内のホテルに到着。
チェックインを済ませ、日暮れ前にブライスキャニオンのトレイルを散策しますが、それは次編で。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
azianokazeさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
41