2012/01/21 - 2012/01/29
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ノーーウォリーズさん
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緑のあるアデレードから、灼熱の砂漠アウトバックへ。同じ州内ながら、スペインからアフリカに旅するような4日間のアドベンチャー。今回は殆どの旅行者が通るスチュアートハイウェイではなく、ウードナダッタトラック(Oodnadatta track)を行く。このトラックはアウトバック開拓史では重要な場所です。オーストラリア観光局の宣伝に出てくる程有名ではあるのですが、歩き方にも載ってないし実際に行った人は少数なのでは。公共バスもないので簡単には行けない辺境です。地図を見ると、巨大なエアー湖(Lake Eyre)湖の南側に細い点線で道路が描かれているのみ、もちろんオフロード。途中人口数十人の町が幾つかあるだけ。更に問題なのが気温、真夏の1月はアデレードでも今40度ほどある、アウトバックの予報は43度とか、半端ない。。ここにはエアーズロックの様な見どころもなく、何が見れるのか、何が起こるのか、出発前は全く予想できなかった。秘境好きの私には楽しみ。それでは出発!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- ジェットスター航空
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アデレード市内から1時間も走れば何もない所にでます。アウトバックでは食糧が手に入らないので、途中のスーパーで買いだしです。アボリジニ村には行かないのでアルコールも買います。
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3時間ほどでQuornに到着。ここは旧鉄道の拠点となった場所で、かつては駅前も賑やかだったのでしょう。今は完全にゴーストタウンです。まるで西部劇のセットの様。
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更に1時間ほどでWilpena Poundに到着。ここはフリンダーズ山脈(Flinders Range)観光の拠点です。隕石が落ちた様に中心が窪んでいて、周りを山脈が囲んでいます。実際は隕石が落ちたのではなく地質上の変形ですが。
道路からは普通の山に見えますが、よーく見ると写真右側に煙が上がっている。火山噴火か!と驚きましたが、後から聞くと落雷でした。その為山頂へのトレッキングロードはクローズ。山の上から隕石の穴を見れませんでした(悲。実際の形はGoogleで見てください。自然の美を感じます。 -
ジャーン、この車で旅行中!
な訳ないですね。巨大な鉱山用トラックで200tの石を運べます。すべてが特大サイズです。 -
鉱山の全景、地球に巨大な穴が開いています。この近くにはOlympic Damという、よく新聞の経済面でニュースになる豪州国内最大の鉱山もあります。
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長いドライブが終わり、宿泊地 Angorichinaに到着。駐車場みたいなところが今日の宿泊地です。ご覧のとおりスワッグという大きめの寝袋をテントもなしに広げて寝ます。今の時期夜も寒くないし、星空は綺麗です。もしかすると夜中に素敵なゲスト(クモとか)もやってくるかも。大自然の真ん中だし。
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2日目。朝日を浴びながら歩いて出発。涼しい、そして何の音もない静粛な大地。
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腹減ったな〜と思っているとレストランの看板が。ん、でもメニューはカンガルー、エミュー、そしてラクダ!?この辺りでよく見かける動物達でした。
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Marree(人口80人)に到着。給油をした時以外、一人も街で見かけませんでした。今は使われていない駅と放置された車両。このような廃墟は幾つか見てきました。先にはどこまでも寂しい砂漠が広がっています。皮肉なことに、この旧ザ・ガーン鉄道は度重なる水害のため閉鎖されました。こんな砂漠で、信じられません。ちなみに携帯もとっくに圏外です。Wilpena Poundを過ぎてからは、集落があっても電波は来てなさそう。
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マレー(Marree)からはウードナダッタトラック(Oodnadatta track)に突入!Remote Areaの表示など警告の看板が並ぶ。今までも十分〜に僻地でしたが、まだ序ノ口でしたか。。地図上では道路が点線で示されているとおり、全面オフロードが果てしなく続きます。タイヤが石を巻き上げる音を聞きながらひたすら半砂漠の地平線を眺めて時間を潰します。気温は40度を越えているでしょう。
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エアー湖(Lake Eyre)が見えてきました!地平線に白く見えるのがそれです。水分が蒸発して塩分だけが湖面に残っています。豪州で一番大きな湖、でもこれはエアー湖南側の小さい方。北側には更に大きな湖が広がっています。最近は降雨によって更にその面積を広げています。端っこをちょっと見ただけですが、ここまで来た甲斐がありました。
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エアー湖が見えたのも少しの間だけ。退屈気味なので、今までに見てきた野生動物を紹介します。カンガルー、ワラビーはどこにでもいるので省略(この辺りにしかいないYellow-footedは見れなかった)。これはSingleback です。興奮すると青い舌を出して威嚇するBluetangueの仲間です。
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イーグル。ピントが後ろに合ってしまったけど、タイミングはパーフェクトで撮れました。
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珍獣発見!ではなくてCoward Springsで女の子に囲まれ入浴中の私です。 アウトバックでは地上に水分は全くありません。ここは荒れた砂漠の中で緑に囲まれ鳥が舞う文字通りオアシスです。浴槽はビックリする位小さい、泥水で入るのを少し躊躇します。でも気温40度の中、水は冷たくて底からはジャグジーの様に水が湧いてきて癒されますよ〜
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ウィリアムクリーク(William Creek)に到着。どんなに小さくても、集落に着くだけでほっとします。
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3日目早朝、ウィリアムクリークからレイクエアー(Lake Eyre)を上空から見ます。6人乗りの軽飛行機で出発!
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日が昇るころ茶色の台地に塩湖が出現。昨日車で通った上空を、飛行機で折り返します。塩湖以外には何もない。
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レイクエアー上空に到着。氷を張ったような透きとおった湖面。固まっている場所と水が張った部分のコントラストがきれい。
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この辺りは青い湖面でした。さすがにオーストラリア最大の湖だけあって、対岸は水平線で見えません。
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ピンク色の湖面も、これはバクテリアの色です。こんなにカラフルで幻想的な湖がオーストラリアの奥地に隠されていたとは。驚きです。
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ウィリアムクリーク、人口2人。オーストラリア最小の町?エアー湖を見たくてもここまで来るのが大変です。アデレードからもアリススプリングからも900kmほどあります。
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町のパブ。こんな辺境でも世界中から旅行者が来ていることがわかります。
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Anna Creek。ここは世界一大きな牧場で、オランダの国土と同じくらい面積があるとか。そしてマクドナルドの最大のビーフの供給元だそう。今日食べたオージービーフは、ここで育ったのかも知れませんね。
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クーバーペディ(Coober Pedy)に到着。遠くに見える三角に突起しているのはオパールの採掘跡。火星にいるような雰囲気です。
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クーバーペディは南オーストラリア北部では最大の町、それでも人口2000人。今日はオーストラリアンディで豪州全土でお祭りのはずですが、町にはアボリジニがピクニックしている以外人は少なかったです。それでもBack to Civilization!
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灼熱(または極寒)の街は地下が発達します。上の写真の岩の部分は地下住宅で中はこんな感じになっています。今晩はもちろん、ここで宿泊です。
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夕陽を見に郊外のビュースポットへ。
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4日目は、ひたすらスチュアートハイウェイを南下します。途中のハイライトはハート湖(Lake Hart)。ここでは塩湖の上を歩けます。表紙の写真もここで撮影。しかし、実はこの周辺は50年前に核実験が行われたところで、この先は立ち入り禁止。汚染されていたことを知りショックでした。(ちなみにここは現在も旅客鉄道が走っていますが、残念ながらすべて夜通過でみれません)
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アニメに出てきそうな巨大な戦車を発見!幅が5mはあるので、対向車線にはみ出しています。対向車は側道に退避して通過を待ちます。
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ピンバ(Pimba)の街でランチ。何もない寂しい町に貨物鉄道が入ってきました。こんな感じの景色を1日中見ながら夕方アデレードに無事帰着。アウトバックの旅は4日で走行2200km、基本的に寂しい景色が4日間ずっと続くのですが、その間に見る一瞬のハイライトは素晴らしかったです。
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