2012年のゴールデンウィークの時期に、初春のヨーロッパに行ってきました。私にとってこの時期に行くメリットは、北の山に行けばスノボができるし、南に行けばトレッキングができると、良いとこどりの時期でした。2012年冬は寒かったのでシャモニーのグランモンテ(Grands Montets)など、スイス・フランスの中で何箇所かがゴールデンウィークでもオープンしていました。ゴールデンウィークにアルプスでスキー・スノボができるかは、その年の気候によるので、毎年スキー場がオープンしている訳ではない様です。最新情報は http://www.chamonix.net などでチェックしました。スキーできるか確約できないので、日本からのスキーツアーなどはやってません。スキーできなくてもまいっか、という気分で行けるならお勧めできます。私の場合も、別の理由でリフトが止まってしまい、結局１日しか滑れませんでしたから。。

ゴールデンウィーク初春のパリとシャモニーでスノボ (French snow holiday in early spring)

5いいね！

2012/04/26 - 2012/05/01

420位(同エリア346件中)

#スノースポーツ

エリア

シャモニー(フランス)

旅行の満足度: 4.0

一人あたり費用: 25万円 - 30万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス飛行機

旅行の手配内容: 個別手配

最初の到着地はパリです。ここまで地球の裏から計22時間のフライト、世界地図の右下から左上まで移動したことになります。長距離移動には慣れていますが、やっぱり遠かったという印象です。ラッキーなことに、着陸前にパリの夜景を上空から見れました。中央にシテ島、右端にエッフェル塔が見えます。
翌朝、空港ホテルからパリ市内に移動中にCDGターミナル1を通りました。パリは昔よく来てましたが、今回は10年ぶりです。このやたら狭くて宇宙船の様な独特の形のターミナルに来ると、ああパリに帰って来たという気分になりました。
まずは、古い友人(パリ)に会うため、街を見渡すためにモンマントルの丘へ行きます。
生憎の天気ですが、パリが一望できました。おまえ全然変わっていない（笑。パリとはそういう所です。
ポンナフの橋。あえて観光スポットをもう一度周ろうとも思わかなったので、目的もなく、気ままに街を歩き回りました。どこを切り取っても絵になる街です。ずっと滞在したい気分にもなります。でも前来たときより道が狭く混雑していると感じました。今住んでいる場所が田舎で、私が田舎者になったからでしょうか（笑。
この当時フランスの大統領選挙の前でした。財政再建を目指し移民に厳しいサルコジには落書きだらけで、何回もポスターが貼り直されています。知ってのとおり、オランドが選挙に勝利して、大統領となりました。
１日雲に覆われどんよりした天気でしたが、おかげで夕暮れの空が最高でした。ピンクに染まった空とシャンデリゼ通りに凱旋門。私は大都市はあまり好きではないんですが、パリは別格です。世界一の夕暮れを見ています。
フレンチアルプスへ向かいます。パリからジェネーブまでTGVで3時間、ジェネーブに数時間滞在して、シャモニーへバスで2時間の移動。道中に結婚式の行列に出会いました。新郎新婦はトラクターに乗って登場していました。
シャモニーに到着です。パリとは違い青空が見えて、明日からのスノボは楽しみと言いたいところでしたが、、
ものすごい強風！そしてどこから来たのか暖かい風です。Tシャツ１枚でもOKなほど暖かい異常気象です。風の強さはご覧のとおりでAiguille du Midi行きのリフト乗り場では、木が倒れていました。ここだけではなくあちこちで木が倒れており、風にあおられ木がしなる音がしており、突然何か物が飛んできます。街をただ歩くのも危険を感じたのは初めてです。
残念ながら、バス以外のすべての乗り物が運転停止中です。シャモニーでこうなるとやることがありません。暇なんで閉まっているとわかっていてリフト乗り場まで行きますが、予想どおりです。風速110km/hの表示が見えます。
バスが動いており無料なのが唯一の救いです。そのままバスを乗り継ぎ、フランス・スイスの国境まで来てしまいました。写真は国境の建物ですが誰もいないため自由に移動できます。この辺は山を越えるため、風も強くなく良い天気です。
国境の周辺を数時間近くの村を散歩します。田舎でのんびりした美しい景色なんで、スノボのことは忘れるようにしてフランスの田舎を歩き廻りました。これでも結構満足できました。
雪が残っているのに皆半袖の服を着ています。ついでに山を登りたかったけど、結構急でぬかるんでいるのですぐに断念。スノーシューがあっても難しそう。
シャモニーへ帰る峠は結構雪が残っています。
シャモニー最終日の前日、ようやくリフトが動きました。よかった！ここままだったらどうしようかと思ってた。リフトでGrands Montetのスキー場まで登っている途中で、Argentiere村を見下ろします。ちなみにGrands Montet以外は、風に関係なく今季の営業は終了していました(ネットの情報どおり)。
天気もまあまあ、風も感じません。今まで数日待ちくたびれたスキーヤーが皆ここに集まり結構混んでいます。ちなみに90%以上がスキーヤー。スノボを担いだ若者は殆どいません。
早速、出発ー！！見てのとおり広大なフィールドを滑ることができ、上級者はオフピステを滑るにはちょうど良いところ。
標高2765mのBochardにて。3275mのGrands Montetへのリフトは動いておらず、ここが今日の最高地点。この辺りは積雪のため、雪も軽くて４月下旬とは思えないほど気持ちよく滑れた。下の方はぬかるんで、でこぼこでひどかったけど。１日でも滑れて良かったことにします。
モンブラン(写真には写っていないけど、この山の裏側)の綺麗な夕暮れ。翌日5/1はメーデーのため、風は止んだのにまたバスが休止(労働者が休む)というダブルパンチを食らう。何とかリヨンへたどり着き、次の目的地のモロッコに飛びます。続く