北キプロスを歩く　ギルネ編

2012/02/01 - 2012/02/01

北キプロス・トルコ共和国　
　　
　１９７４年７月に起きたキプロス紛争　
　キプロスはイギリスから１９６０年に独立した。
　１９７４年７月、キプロス共和国のギリシャ併合に賛成する住民による
　クーデターが起き、トルコ系住民の保護のため　
　トルコ共和国が軍を派兵、キプロス島北部を占領した。
　トルコ系住民は、北部地域に移住し、
　ギリシャ系住民は南に逃れることとなり
　トルコ系住民が多数派を占める北キプロスが確立する。　
　１９７５年にトルコ共和国の庇護のもとで　
　キプロス連邦トルコ人共和国を結成　
　キプロス共和国の連邦国家を要求する　
　国連の仲介による統合交渉がもたれていたが、
　南キプロスでは、クーデター以前の体制を
　北キプロスでは、南北キプロスが対等で連邦国家を要求しているため
　決裂を繰り返している　
　このため北キプロスでは１９８３年１１月１５日に独立を宣言した

　しかし北キプロス・トルコ共和国は、トルコ以外の国は認めていない。
　
いまも南北が分断されていて　
グリーンラインと呼ばれる国連がひいた緩衝地帯があるが　
２００４年から南北間の通行は自由化された　


ギルネの街は　
フェニキア時代にはすでに商業港として栄えていた　
ローマ時代「コリネウム」と呼ばれ　
現在の「ギルネ」や「キレニア」といった名前のもととなった　

　

エリア 北キプロス(キプロス)

• 旅行の満足度: 4.0

グリーンラインを抜ける

ギリシャ語からトルコ語へ

トルコと北キプロス・トルコ共和国の国旗が
はためいている

ギルネの街

聖ジョルジョ教会

　

歩道のある道路のあった標識
この標識は
高齢者に注意ということだったのだろうか

キレニア城へ

　城壁からギルネの港が見える

海岸通りに並ぶ古い建物は
昔「キャロップ：イナゴ豆」の倉庫だった
馬の飼料に使われていた
ギルネ港からアナトリアに大量に輸出されていた

キレニア城の城壁

キレニア城へ

アドミラル・パシャの墓

　オスマン時代のもの

建物内の難破船博物館に

こんなふうに積んで
地中海を渡っていたのだな

建物の２階へあがり
扉の向こうには

２３００年前の船が展示されていた

ワインの輸出のため
３〜４人のクルーが乗り込んでいた

再び中庭に出て　建物内を歩く

中庭を一望

この日は
雨が降ったと思うと、強い日差しになり
また曇って、晴れて、雨が降って、と
めまぐるしく天気が変わり

しまいには雹が降ってきた！

　５ｍｍくらいある雹が降ってきて
　強風とで、ぶつかると痛かった。

この扉の少しの隙間を屋根にして
雨宿り（雹宿り）

気を取り直して
海側の方の城壁へあがってみる

　
　すでに眩しいほどの日射し

こんな隙間から敵をねらったのだろうか

碧い海

再び中庭へ戻り

キレニア城をあとに

キレニア城から戻った坂の上に
オスマン時代の墓地がありました

ベラパイス修道院へ

かわいらしかったけれど
レンガに描かれているので
重くて持って帰るには。。。

ベラパイス修道院

　１２世紀エルサレムから逃れてきた
　アウグスティヌス派の修道士によって
　最初の修道院が造られた
　現在の建物は１３世紀のもの
　オスマン時代にはギリシャ正教会として使用された

僧侶が白い服をきていたことから
「白の修道院」とも呼ばれていた

１４世紀に造られた回廊

建物の隙間から

２階にのぼるとギルネの街が見える

修道院の前

ベラパイス修道院をあとに

アーモンドの花咲く街をあとに