2012/09/21 - 2012/09/29
2542位(同エリア2871件中)
独楽さん
関西に取材旅行中、静かな雰囲気のお寺に巡り会いました。京都駅から地下鉄で国際会館駅下車、北大路駅行きバスに乗り円通寺下車、静かな住宅街を歩く事7分、大きな駐車場の奥に今年の台風で崩れた土塀の奥に、静かな佇まいの古寺が整然と整えられた小路の奥に現れます。〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町389。電話 075-781-1875。拝観料500円。品の良い声の渋い住職が徐に迎えてくれます。菊の紋の入った紫の垂れ幕が古の冠木門に架かり、かっての離宮を伺わせる。椿・霧島躑躅・五月・百日紅・蓮・山茶花・金木犀・南天・千両・蝋梅等の植木が寺の重い空気をなごませ、見事に建物や小庭の構造的落ち着きを取り成します。室内にある手水鉢を横目で見ながら奥に進むと枯山水式の庭園が開けます。苔を主体に刈込みと石を配し、大小40余りの庭石は後水尾天皇が自ら配したと説明にありますが、そうとすれば後水尾上皇の芸術性は素晴らしい。また、刈込みと杉の立木の間合いに望む正面の雄大な比叡山を背景に夢幻の自然の絵画に吸い込まれます。芸術性に富んだ後水尾上皇は、最も比叡山の眺望に優れた地を求めて、この幡枝に山荘を設けたと言われます。円通寺の枯山水庭園には、素晴らしい自然以外に邪魔する物は一切なく、市街より自然の風が爽やかに見守る我々を心地良くさせ、なにか幽玄の中に無を感じさせる力があります。庭の両側にある紅葉も秋には見事な日本画の世界を創造巣すると思いますが、緑に苔むす庭の石組みも石庭に比しても決して遜色付けがたいと思います。元は後水尾天皇の山荘であった幡枝御殿であり、枯山水庭園もその頃に造営されたと言う事です。修学院離宮の造営に伴い、幡枝山荘は近衛家に譲渡され、1678年霊元天皇の乳母であった圓光院殿瑞雲文英尼大師が開基となって寺に改め、皇室の祈願所となったそうです。庭を静かに眺めているとイタチが枯山水の庭を悠々と散歩。その仕草があまりにも可愛いので感動。良き思い出となりました。ぜひお奨めしたいのは、400円頂ける抹茶です。別室に茶席が用意されお茶は勿論お茶請も上品でした。住職の思いか煩わしい商業主義も無く、昭和の京都の寺を見る思いを皆さんにお奨めしたい。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ANAセールス
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