2012/09/13 - 2012/09/15
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春風ねこ丸さん
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今年の夏はトルコに行くことにしました。
どこに行こうかと何冊も本を読んでわかったのは、2000年の歴史を持つイスタンブールは2泊や3泊じゃとても観きれないということ。ということで、メインはイスタンブール。
あと1ヶ所行くなら、エフェソスかパムッカレか……と考えたのですが、やっぱりカッパドキアは外せないし、せっかく行くなら2日はかけたい。
それから、これはとても個人的な思い入れなのですが、どうしてもギリシャ国境のエディルネという町に行ってみたい。
というわけで、カッパドキア3泊、イスタンブール5泊(エディルネには日帰り)、という日程になりました。
成田発11時55分のトルコ航空0051便でイスタンブールへ。国内線に乗り継いでカイセリに到着したのは22時05分。迎えに来ていた車に乗って、カッパドキアのホテルに着いたのは深夜0時近く。
フロントには誰もいなかったけれど、呼び出して部屋のキーをもらう。部屋についたら早速就寝。明日は気球ツアーの予約が入っているから4時起きなのです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
宿泊したのはウチヒサルという町にあるTaskonaklarというホテル。
中庭から美しい谷の眺めが望める、きれいなホテルです。
しかし初日からいきなりトラブル発生。
4時45分から5時くらいに気球ツアー会社の迎えが来るはずが、別のお客さんの迎えの車が来たのに、私たちの迎えは来ない。5時が過ぎても5時半になっても来ない。しばらく猫とたわむれながら待っていたけれど(ホテルの庭に仔猫が何匹かいたのです)さすがにこれはおかしい。仕方がないのでツアーを手配してくれた日本の旅行会社に国際電話をかけて(トルコは早朝でも日本は昼頃)苦情を申し立てる。しばらく待って、やがてきた返事は「明日に振り替えます」とのこと。貴重な睡眠時間を返せー! -
部屋の中はこんな感じ。洞窟ホテルというよりは洞窟風ホテルというべきだけども、きれいで居心地のいいホテルです。
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ホテルから眺める日の出。正面に見える山は3916mのエルジェス山。カッパドキアの奇岩地帯を作った火山です。
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中庭にはテーブルとソファがあって、この絶景をいつまでも眺めていられます。
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朝になったホテルからの眺め。カッパドキアに来た!という感じです。
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気を取り直して二度寝して遅めの朝食をとり、10時頃に本日のツアーに出発。
まずはオルタヒサル。巨大な一枚岩と住居が一体となった、この世のものとは思われないような不思議な光景。
岩の頂上まで登れるらしいけれど、ツアーでは登りません。 -
続いてローズバレーをてくてくハイキング。
岩山にぽこぽこと開いた穴は鳩の家。やせた土地のカッパドキアでは、鳩の糞が貴重な肥料だったとのこと。
なお、この日はウフララ渓谷ツアーを予約してあったのだけど、どうしたわけか現地ツアー会社の手違いでローズバレーになってしまったのでした。
ウフララ渓谷も行きたかったけど、まあこれはこれでいいか。 -
40分くらい炎天下を歩いて到着したのがチャウシン村。何にもない村で、観光客向けの土産物屋とレストランくらいしかありません。
ガイドさんによれば、廃墟のようになっているこのへんの建物を観光会社が買い取ったので、いずれホテルが建設されるんじゃないかとのこと。 -
登れる場所があれば登ってみたくなるのが人情というもの。高台に登ってみた。これは典型的なカッパドキアの風景。
ブルーシートがかかっている工事中のあたりが、ホテルになるのかな? -
むちゃくちゃ高いトルコ石の店に連れてかれたりしたけれど全力で無視して、続いてやってきたのが鳩の谷。名前の通り、鳩がいっぱいいます。そして谷の岩肌には鳩穴がたくさん。
ここまでくればホテルがあるウチヒサルはすぐそこ。 -
鳩の谷の売店脇の木には、トルコ名物目玉のお守りが鈴なりに。
そこまでせんとも。
最後にカイマクル地下都市を見学したのだけれど、この地下都市は要はただの穴であって、あんまり写真映えしないので写真は省略。暗いせいで写真は全部ぶれぶれなんだもの。それから人大すぎ。
地下都市にはトイレがないけどどうしてたのか、と尋ねたら、壺の中にして縦穴から外に出していた、という答えだったのがいちばん驚きました。なんというたいへんさ。 -
さてツアーは終わってホテルに戻ってきたのだけど、まだ日没までは時間があるので、町中にあるウチヒサル砦までやってきました。ホテルからは歩いて10分ほど。
砦の周りには土産物屋が何軒も軒を連ねております。 -
このウチヒサル砦、入場料を払えば登ることができます。頂上には飲み物を売る露店も出てます。
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そしてこの頂上から眺める夕暮れの光景がまた美しいのですよ。これはウチヒサルのホテルに泊まった人だけが楽しめる特権です。
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砦の頂上には、トルコの国旗が誇らしげにたなびいてます。
しかし、トルコは至る所に国旗がありますね。こんなにあちこちに国旗が掲げられている国は初めてです。 -
さて翌日。
早朝に起きて待っていたら、今度はちゃんと時間通りに迎えが来たので、今日こそ気球に乗ります!
気球会社はいくつもあるのですが、私たちの乗る気球はユルギュップ・バルーンという会社。
まず各ホテルからギョレメの会社に集められた参加者は、そこでコーヒーやパンなどの軽食をつまみながら待ちます。しばらくしたらそこからさらにバスで移動して、いよいよ気球に乗る準備です。 -
気球を操るのは、この道15年というベテラン女性パイロット。なんでもご主人は飛行機の操縦士だそうで、夫婦でパイロットをしているのだとか。
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まだ日の出前のカッパドキアに、続々と気球が飛び立っていきます。
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中には日本のツアー会社の気球も。
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カメラを落とさないように注意しながら、下に向けてパチリ。そうとう高いところまで上昇してきた。
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いつのまにか空は気球でいっぱい。
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ランディングがいちばん難しいようで、こんな道路すれすれを飛んだりしながら、畑を避けて何度か上昇と下降を繰り返し、ようやく空き地に着陸。
着陸地点にはすでにミニバスが迎えに来ており、乗客にはシャンパンがふるまわれ、気球搭乗認定書が手渡されます。 -
ホテルに戻って一息ついた後は、10時頃からまたツアーに出発。
今日はまず、カッパドキアといえばこの風景。キノコのような岩が立ち並ぶ光景が見られるパジャパー地区へ。観光用に連れてこられたラクダが寂しそう。
日本人のツアーバスが乗りつけて、怒濤のように去って行きました。 -
続いてこれまた定番、アヴァノスの陶器工房に連れて行かれます。こうやって足で回すろくろで実演してくれるのもネットで見たとおりの定番。
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地下の売り場に並んでいる陶器は、精緻な装飾がほどこされていて確かにきれいなんだけど、けっこうなお値段。
その後行ったイスタンブールでもそこら中の店で売ってましたが、ここの値段はそれより高かった気もする。 -
川沿いのレストランにいた猫。
トルコは猫天国であちこちに猫がいるけど、みんなおとなしくて性格がいい。
トルコ人もそうであれば……と思ったのは、のちのイスタンブールでの話。 -
続いて訪れたのがギョレメ野外博物館。ここにはビザンチン時代の教会のフレスコ画が残されているのだけど、すべて撮影禁止。
博物館自体の入場料のほか、もっとも保存状態のいい「暗闇の教会」だけが別料金8TL。なんというぼったくり、と半ば腹立ち紛れに追加料金を払ったのだけど、確かに別料金を取るだけのことはあるすばらしさ。これは見る価値あり。 -
ツアーを終えてホテルに戻り、一息ついた後、今日はアヴァノスの文化センターで19時からのセマーの公演を見に行きます。
セマーはイスラム神秘主義(スーフィー)の旋回舞踊で、両手を挙げ小首を傾げるような姿勢でくるくるくるくるくるくるくるくる回るというもの。
そもそも宗教儀式であってエンタテインメント性は皆無なので、正直言って見ていてそれほど面白いものではないです。でも、異文化の不思議なものが見たいという人であればおそらく楽しめるでしょう。
舞踏の本番中は撮影禁止なので、写真は演舞が終わった後の撮影OKタイムに撮影したもの。 -
ウチヒサルの中心街には、レストランが全然ない。ホテルの人にお勧めを尋ねてみると、石畳の道を少し行ったところにあるElaiという店がおいしいという。
そんな道あったっけな、と行ってみると、これがなかなか雰囲気があってすてきなのです。 -
モスクのミナレット(尖塔)が緑にライトアップされていてなんとも妖しい光景。後ろはウチヒサル砦。
結局Elaiまで行ってみたものの、観光バスで乗りつけた団体客で満席だったのに、少し手前にあったHouse of Memoriesという店で夕食を食べることに。
この石畳の道はギョレメに向かう旧道で、道沿いに何軒かレストランやホテルが並んでました。 -
イチオシ
翌朝に撮影したほぼ同じ場所の光景。夜と朝じゃ雰囲気が全然変わりますね。そして右端の空には今日もまた気球が。
これでカッパドキアとはお別れ。カイセリに戻り、飛行機でイスタンブールに向かいます。
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