2012/09/21 - 2012/09/21
491位(同エリア1249件中)
さんしぇさん
3日目はベルギー。
ゲントでアイク兄弟の絵画にまみえた後は、電車に揺られる事
30分でブリュージュへ。
・愛の湖
・ベギン会修道院は外観だけ観光。
・生き物に癒されランチ
・メムリンク美術館やぁい
・そして帰路、・・あれ?そう言えば。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バスルートを取らず、歩いてまずは愛の湖目指します。
-
こちらが愛の湖。
駅で入手した地図では、今立っている橋の上からが
ビュースポットだと。
この季節ならでは、美しさと静寂が共に迫ってきます。
ぐるりしても30分も掛から無さそうな小ささです。 -
可愛いにゃんこさんのお出迎え。
そこは・・。 -
-
ベギン会修道院跡
旅雑誌などでもよく見かけるこの光景が視界一杯に飛び込ん
で来て、“息を呑む”そんな感じ。
今も修道生活を続ける場所(現在はベネディクト会)との
事ですが、ここ全体が思う以上に狭く、ある種中庭のような
門外とは隔絶されたスポットです。
1200年代から連綿と女性の自立の施設として機能
したというベギン会。
従来の修道院とは違い、世俗の中で働き収入を得る事も
許され退会すれば結婚も認められていたのだそうです。
「お静かに」の看板の効果があってか、辺りを徘徊する
人達も足を運ぶのにも気を配るかのようでとても静謐、
清楚、心の洗われるような空間です。 -
対面するように、守護聖女エリザベスに捧げられた
小さな教会がひっそり建っています。
しん、と心鎮まり。 -
通常の修道生活は、キリストの教義によって、縛りの
厳しい生き方を強いられるかのイメージがありますが、
ベギン会は何よりもそこに生身の女性が在り、彼女達の
生きる力を守り引き出すに積極的だった、とても新しい
会だったのだと思いました。
修道生活の断片を覗う美術館も。
今日は、残念ながらパスします。 -
外に出ると湖への支流、船が行きます。
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反対の修道院入り口側から。
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そこは柵を巡らし、鳥のサンクチュアリに。
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餌場に競うのは。
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馬上観光のルートのようです。
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映画のセットではありません。
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雑踏を行きます。
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ちょっとした広場に出ました。
面白オブジェが。
“ペガサスに乗るレダとゼウス”
レダをゼウスが誘拐する場面。 -
味ある古い佇まい。
右脇の小道を抜ければ。 -
チョコレート通り。(勝手に命名。)
ショコラ店が軒を競います。 -
秋蔦這うここは。
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船着場。
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個人宅の船寄せのようですね。
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“銅像系”大道芸、シブいです。
-
目指すはメムリンク美術館。
いかにもな、おぼしきところを行くとそこは
美術館という名のレストランだったり。
中庭で憩う現地人らしい方に伺ってみるも、
そこが確かにそうだと、請合って仰る。
中を右往左往・・。 -
結局は一旦外に出て、一見出口と見えて
やり過ごしたそこが、実は入り口。
現地人のうそつき〜〜。涙
ここまで何だかとっても遠かった・・。 -
で、こちらがチケット。
落ち着いて見てみても、“メムリンク”の名前が
どこにも無く・・。
地図の上では、ここがメムリンク美。
かつては病院施設だったという仄聞通りに、
それらしい展示もある。
メムリンクが描いたらしい婦人像がプリント
されてはいるけれど、う〜ん。 -
看護師さんでもあった修道女さま。
確かにこのなりで介護されたら、治らないものも
治りそうなありがたさ。 -
白衣の天使さま。
-
講堂のような大病棟。
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病人が搬入されました。
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こちらの担架でしょうか。
寝せて欲しい患者さんによっては悪化しそうな・・。 -
サン・ジャン・ホスピタル。
-
大工道具・・、じゃなくて。
-
ありました。
厳かにして華麗なこちらメムリンク美術館白眉の
“聖ウルスラの聖遺物箱”
(ここで、よかったんだと安堵です。)
何でもベルギー7大秘宝 -
王女ウルスラが1万人余の乙女達と巡礼の航海に出て
やがてことごとくが殉教するという伝説。 -
現在では、聖ウルスラ伝説は創作とされてはいるそう
ですが、それでもこの箱の美しさは変わりません。 -
十字架降架 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
メムリンクのお師匠筋に当る方。 -
メムリンクではないと思うのですが、もう一つ
十字架降架。 -
アドリアン・ラインのトリプティク 1480
メムリンク
こちらも十字架降架がテーマですね。
仏北東部、コルマールのウンターリンデン美術館は
グリューネヴァルト描く“イーゼンハイムの祭壇画”で
その名を馳せていますが、こちらはこの降架に至る前の
磔刑、そして復活までがトリプティクに描かれていました。
同様に施療院に据えられ、病苦にある人々の癒しと
なっていたと聞きますが、十字架降架に求めるのは
いずこも同じなのでしょうね。 -
右パネル。
聖女のどなたか、あいにく私には判りません。 -
トリプティクの扉が閉められると現れます。
メムリンクの描く女性は、どなたも感情が
露わでなく、楚々とした風情が好きです。 -
“聖ジャン(預言者ヨハネ)の三連聖壇画”中央
メムリンク1787
こちらの病院(救護院)の名称でもある聖ジャン。
病院からの依頼で描かれた様ですね。
サン・ジャンはイエスの出現を預言した聖人。
と言う事で、病に苦しむ人々に救いをもたらす
題材と言う事でしょうか。 -
“聖カタリナの神秘の結婚”
メムリンク1479
画業的にはこちらの方が著名ですが、先ほどの
聖ジャンが最も丁重に据えられていました。 -
若い女性像 1480 この年は作品の
多産された年なんですね。 -
名も無き職人さんの手になる
“2人の天使” -
さて、時に背を押され、名残惜しくも駅に向かうと
しましょう。
“屋根のない美術館”の異名を取るブリュージュの
ほんの断片でしたが、見せて頂きました。 -
今だに藤の花が。
-
ブリュージュ駅は、ほーと思うくらい広々空間。
もともとの旧市街から外してぜいたくに土地を
使った造りです。
あれ、私今日もっと行く所があったんじゃ?と
ここに来て気づいたのが、ファン・アイク詣で。
グルーニング美術館をごっそり外してしもた・・。
まぁこれで、再度来る言い訳ができました。
続いてブリュッセルはグラン・プラスへ、そして
ショコラも待ってます。
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