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3日目はベルギー。<br />ゲントでアイク兄弟の絵画にまみえた後は、電車に揺られる事<br />30分でブリュージュへ。<br /><br />・愛の湖<br />・ベギン会修道院は外観だけ観光。<br />・生き物に癒されランチ<br />・メムリンク美術館やぁい<br />・そして帰路、・・あれ?そう言えば。

アパルトマンの窓から ’12初秋3日目② そしてブリュージュ

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2012/09/21 - 2012/09/21

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さんしぇ

さんしぇさん

3日目はベルギー。
ゲントでアイク兄弟の絵画にまみえた後は、電車に揺られる事
30分でブリュージュへ。

・愛の湖
・ベギン会修道院は外観だけ観光。
・生き物に癒されランチ
・メムリンク美術館やぁい
・そして帰路、・・あれ?そう言えば。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • バスルートを取らず、歩いてまずは愛の湖目指します。

    バスルートを取らず、歩いてまずは愛の湖目指します。

  • こちらが愛の湖。<br /><br />駅で入手した地図では、今立っている橋の上からが<br />ビュースポットだと。<br /><br />この季節ならでは、美しさと静寂が共に迫ってきます。<br />ぐるりしても30分も掛から無さそうな小ささです。<br />

    こちらが愛の湖。

    駅で入手した地図では、今立っている橋の上からが
    ビュースポットだと。

    この季節ならでは、美しさと静寂が共に迫ってきます。
    ぐるりしても30分も掛から無さそうな小ささです。

  • 可愛いにゃんこさんのお出迎え。<br />そこは・・。

    可愛いにゃんこさんのお出迎え。
    そこは・・。

  • ベギン会修道院跡<br /><br />旅雑誌などでもよく見かけるこの光景が視界一杯に飛び込ん<br />で来て、“息を呑む”そんな感じ。<br /><br />今も修道生活を続ける場所(現在はベネディクト会)との<br />事ですが、ここ全体が思う以上に狭く、ある種中庭のような<br />門外とは隔絶されたスポットです。<br /><br />1200年代から連綿と女性の自立の施設として機能<br />したというベギン会。<br /><br />従来の修道院とは違い、世俗の中で働き収入を得る事も<br />許され退会すれば結婚も認められていたのだそうです。<br /><br /><br />「お静かに」の看板の効果があってか、辺りを徘徊する<br />人達も足を運ぶのにも気を配るかのようでとても静謐、<br />清楚、心の洗われるような空間です。

    ベギン会修道院跡

    旅雑誌などでもよく見かけるこの光景が視界一杯に飛び込ん
    で来て、“息を呑む”そんな感じ。

    今も修道生活を続ける場所(現在はベネディクト会)との
    事ですが、ここ全体が思う以上に狭く、ある種中庭のような
    門外とは隔絶されたスポットです。

    1200年代から連綿と女性の自立の施設として機能
    したというベギン会。

    従来の修道院とは違い、世俗の中で働き収入を得る事も
    許され退会すれば結婚も認められていたのだそうです。


    「お静かに」の看板の効果があってか、辺りを徘徊する
    人達も足を運ぶのにも気を配るかのようでとても静謐、
    清楚、心の洗われるような空間です。

  • 対面するように、守護聖女エリザベスに捧げられた<br />小さな教会がひっそり建っています。<br /><br />しん、と心鎮まり。

    対面するように、守護聖女エリザベスに捧げられた
    小さな教会がひっそり建っています。

    しん、と心鎮まり。

  • 通常の修道生活は、キリストの教義によって、縛りの<br />厳しい生き方を強いられるかのイメージがありますが、<br />ベギン会は何よりもそこに生身の女性が在り、彼女達の<br />生きる力を守り引き出すに積極的だった、とても新しい<br />会だったのだと思いました。<br /><br />修道生活の断片を覗う美術館も。<br />今日は、残念ながらパスします。

    通常の修道生活は、キリストの教義によって、縛りの
    厳しい生き方を強いられるかのイメージがありますが、
    ベギン会は何よりもそこに生身の女性が在り、彼女達の
    生きる力を守り引き出すに積極的だった、とても新しい
    会だったのだと思いました。

    修道生活の断片を覗う美術館も。
    今日は、残念ながらパスします。

  • 外に出ると湖への支流、船が行きます。

    外に出ると湖への支流、船が行きます。

  • 反対の修道院入り口側から。

    反対の修道院入り口側から。

  • そこは柵を巡らし、鳥のサンクチュアリに。

    そこは柵を巡らし、鳥のサンクチュアリに。

  • 餌場に競うのは。

    餌場に競うのは。

  • 馬上観光のルートのようです。

    馬上観光のルートのようです。

  • 映画のセットではありません。

    映画のセットではありません。

  • 雑踏を行きます。

    雑踏を行きます。

  • ちょっとした広場に出ました。<br /><br />面白オブジェが。<br />“ペガサスに乗るレダとゼウス”<br />レダをゼウスが誘拐する場面。

    ちょっとした広場に出ました。

    面白オブジェが。
    “ペガサスに乗るレダとゼウス”
    レダをゼウスが誘拐する場面。

  • 味ある古い佇まい。<br />右脇の小道を抜ければ。

    味ある古い佇まい。
    右脇の小道を抜ければ。

  • チョコレート通り。(勝手に命名。)<br />ショコラ店が軒を競います。

    チョコレート通り。(勝手に命名。)
    ショコラ店が軒を競います。

  • 秋蔦這うここは。

    秋蔦這うここは。

  • 船着場。

    船着場。

  • 個人宅の船寄せのようですね。

    個人宅の船寄せのようですね。

  • “銅像系”大道芸、シブいです。

    “銅像系”大道芸、シブいです。

  • 目指すはメムリンク美術館。<br />いかにもな、おぼしきところを行くとそこは<br />美術館という名のレストランだったり。<br /><br />中庭で憩う現地人らしい方に伺ってみるも、<br />そこが確かにそうだと、請合って仰る。<br /><br />中を右往左往・・。

    目指すはメムリンク美術館。
    いかにもな、おぼしきところを行くとそこは
    美術館という名のレストランだったり。

    中庭で憩う現地人らしい方に伺ってみるも、
    そこが確かにそうだと、請合って仰る。

    中を右往左往・・。

  • 結局は一旦外に出て、一見出口と見えて<br />やり過ごしたそこが、実は入り口。<br />現地人のうそつき〜〜。涙<br /><br />ここまで何だかとっても遠かった・・。<br /><br />

    結局は一旦外に出て、一見出口と見えて
    やり過ごしたそこが、実は入り口。
    現地人のうそつき〜〜。涙

    ここまで何だかとっても遠かった・・。

  • で、こちらがチケット。<br />落ち着いて見てみても、“メムリンク”の名前が<br />どこにも無く・・。<br /><br />地図の上では、ここがメムリンク美。<br />かつては病院施設だったという仄聞通りに、<br />それらしい展示もある。<br /><br />メムリンクが描いたらしい婦人像がプリント<br />されてはいるけれど、う〜ん。

    で、こちらがチケット。
    落ち着いて見てみても、“メムリンク”の名前が
    どこにも無く・・。

    地図の上では、ここがメムリンク美。
    かつては病院施設だったという仄聞通りに、
    それらしい展示もある。

    メムリンクが描いたらしい婦人像がプリント
    されてはいるけれど、う〜ん。

  • 看護師さんでもあった修道女さま。<br />確かにこのなりで介護されたら、治らないものも<br />治りそうなありがたさ。

    看護師さんでもあった修道女さま。
    確かにこのなりで介護されたら、治らないものも
    治りそうなありがたさ。

  • 白衣の天使さま。

    白衣の天使さま。

  • 講堂のような大病棟。

    講堂のような大病棟。

  • 病人が搬入されました。

    病人が搬入されました。

  • こちらの担架でしょうか。<br />寝せて欲しい患者さんによっては悪化しそうな・・。

    こちらの担架でしょうか。
    寝せて欲しい患者さんによっては悪化しそうな・・。

  • サン・ジャン・ホスピタル。

    サン・ジャン・ホスピタル。

  • 大工道具・・、じゃなくて。

    大工道具・・、じゃなくて。

  • ありました。<br />厳かにして華麗なこちらメムリンク美術館白眉の<br />“聖ウルスラの聖遺物箱”<br />(ここで、よかったんだと安堵です。)<br /><br />何でもベルギー7大秘宝

    ありました。
    厳かにして華麗なこちらメムリンク美術館白眉の
    “聖ウルスラの聖遺物箱”
    (ここで、よかったんだと安堵です。)

    何でもベルギー7大秘宝

  • 王女ウルスラが1万人余の乙女達と巡礼の航海に出て<br />やがてことごとくが殉教するという伝説。<br /><br />

    王女ウルスラが1万人余の乙女達と巡礼の航海に出て
    やがてことごとくが殉教するという伝説。

  • 現在では、聖ウルスラ伝説は創作とされてはいるそう<br />ですが、それでもこの箱の美しさは変わりません。

    現在では、聖ウルスラ伝説は創作とされてはいるそう
    ですが、それでもこの箱の美しさは変わりません。

  • 十字架降架 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン<br />メムリンクのお師匠筋に当る方。

    十字架降架 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
    メムリンクのお師匠筋に当る方。

  • メムリンクではないと思うのですが、もう一つ<br />十字架降架。

    メムリンクではないと思うのですが、もう一つ
    十字架降架。

  • アドリアン・ラインのトリプティク 1480<br />メムリンク<br /><br />こちらも十字架降架がテーマですね。<br /><br />仏北東部、コルマールのウンターリンデン美術館は<br />グリューネヴァルト描く“イーゼンハイムの祭壇画”で<br />その名を馳せていますが、こちらはこの降架に至る前の<br />磔刑、そして復活までがトリプティクに描かれていました。<br /><br />同様に施療院に据えられ、病苦にある人々の癒しと<br />なっていたと聞きますが、十字架降架に求めるのは<br />いずこも同じなのでしょうね。

    アドリアン・ラインのトリプティク 1480
    メムリンク

    こちらも十字架降架がテーマですね。

    仏北東部、コルマールのウンターリンデン美術館は
    グリューネヴァルト描く“イーゼンハイムの祭壇画”で
    その名を馳せていますが、こちらはこの降架に至る前の
    磔刑、そして復活までがトリプティクに描かれていました。

    同様に施療院に据えられ、病苦にある人々の癒しと
    なっていたと聞きますが、十字架降架に求めるのは
    いずこも同じなのでしょうね。

  • 右パネル。<br />聖女のどなたか、あいにく私には判りません。

    右パネル。
    聖女のどなたか、あいにく私には判りません。

  • トリプティクの扉が閉められると現れます。<br /><br />メムリンクの描く女性は、どなたも感情が<br />露わでなく、楚々とした風情が好きです。

    トリプティクの扉が閉められると現れます。

    メムリンクの描く女性は、どなたも感情が
    露わでなく、楚々とした風情が好きです。

  • “聖ジャン(預言者ヨハネ)の三連聖壇画”中央 <br />メムリンク1787<br /><br />こちらの病院(救護院)の名称でもある聖ジャン。<br />病院からの依頼で描かれた様ですね。<br /><br />サン・ジャンはイエスの出現を預言した聖人。<br />と言う事で、病に苦しむ人々に救いをもたらす<br />題材と言う事でしょうか。

    “聖ジャン(預言者ヨハネ)の三連聖壇画”中央 
    メムリンク1787

    こちらの病院(救護院)の名称でもある聖ジャン。
    病院からの依頼で描かれた様ですね。

    サン・ジャンはイエスの出現を預言した聖人。
    と言う事で、病に苦しむ人々に救いをもたらす
    題材と言う事でしょうか。

  • “聖カタリナの神秘の結婚”<br />メムリンク1479<br />画業的にはこちらの方が著名ですが、先ほどの<br />聖ジャンが最も丁重に据えられていました。<br />

    “聖カタリナの神秘の結婚”
    メムリンク1479
    画業的にはこちらの方が著名ですが、先ほどの
    聖ジャンが最も丁重に据えられていました。

  • 若い女性像 1480 この年は作品の<br />多産された年なんですね。

    若い女性像 1480 この年は作品の
    多産された年なんですね。

  • 名も無き職人さんの手になる<br />“2人の天使”

    名も無き職人さんの手になる
    “2人の天使”

  • さて、時に背を押され、名残惜しくも駅に向かうと<br />しましょう。<br /><br />“屋根のない美術館”の異名を取るブリュージュの<br />ほんの断片でしたが、見せて頂きました。

    さて、時に背を押され、名残惜しくも駅に向かうと
    しましょう。

    “屋根のない美術館”の異名を取るブリュージュの
    ほんの断片でしたが、見せて頂きました。

  • 今だに藤の花が。

    今だに藤の花が。

  • ブリュージュ駅は、ほーと思うくらい広々空間。<br />もともとの旧市街から外してぜいたくに土地を<br />使った造りです。<br /><br />あれ、私今日もっと行く所があったんじゃ?と<br />ここに来て気づいたのが、ファン・アイク詣で。<br />グルーニング美術館をごっそり外してしもた・・。<br /><br />まぁこれで、再度来る言い訳ができました。<br /><br />続いてブリュッセルはグラン・プラスへ、そして<br />ショコラも待ってます。<br />

    ブリュージュ駅は、ほーと思うくらい広々空間。
    もともとの旧市街から外してぜいたくに土地を
    使った造りです。

    あれ、私今日もっと行く所があったんじゃ?と
    ここに来て気づいたのが、ファン・アイク詣で。
    グルーニング美術館をごっそり外してしもた・・。

    まぁこれで、再度来る言い訳ができました。

    続いてブリュッセルはグラン・プラスへ、そして
    ショコラも待ってます。

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