～プロペラ機に乗りたくて～初めての離島　利尻島２泊３日の旅　その３【最終日】

2012/06/15 - 2012/06/17

　ウニウニづくし＆美味しいラーメンも食べて目的達成！のこの旅もとうとう帰宅日を迎えました。

　しかも、海外旅行とは違いゆる～く、直前企画できてしまった旅なので、最終日はまったくのノープランデイ。

　そこで、飛行機の出る午後早い時間までをハイキングコースの散策に費やすことにしました。

　帰りの飛行機が、おりしも離島便の存続をうたって、視察に訪れていた高橋はるみ北海道知事と同便になったのにはビックリ！高橋知事は思った以上に小さい人でしたよ～～。

エリア 利尻島(北海道)

　朝はゆっくり支度をして、宿をチェックアウト。荷物は全部預けて、薄曇りの空の下、町が整備しているハイキングコースへ向かいます。

　海沿いの道を少し歩くと、利尻町役場の脇から登山道へ続く舗装道路が延びています。

　かるく坂道になっているこの道をおしゃべりしながらとことこと歩いていきます。

　暑すぎず寒すぎない良い陽気でした。

　ところが、上の方から軽トラで降りてきたおじさんが減速するなり「この先、カラスが巣作りしてるから気を付けて」なんて言うじゃありませんか！！No〜〜〜！巣作り中のカラスの恐ろしさは、北海道ではつとに有名です（私は「動物のお医者さん」という漫画で読んだ）。

　それでも、引き返す気になれず、二人で戦々恐々としながら足を進めていきましたが…結局、カラスのカの字も見あたらず…。おじさんのアドバイスはいったいなんだったのか…？？？

　まぁ、襲撃されなかったから良しとするかーー(笑)。

　道端には見たことのないオレンジの花が咲いています。

　なんて言う花なんだろう？

　舗装道路をある程度登ると、左右へ伸びる遊歩道が現れるので、そこを右折しひたすら歩きます。

　途中、森の中を抜けたりだだっ広いクマザサ原を貫くような見通しの良い箇所を抜けたりして、とことこ行きました。むろんすれ違う人も追い抜いていく人も皆無…。

　まだ６月で観光シーズンじゃなかったからか…？とにかく周囲に人気(ひとけ)はまったくありませんでした。

　天気は良いし、風も気持ち良いし、辺りは静かで誰もいない。そんな静かな遊歩道をペラペラおしゃべりしながら（主にナヲミが話し役、ダーリンは聞き役）ぶらぶら歩くのはとっても気持ちが良くて、楽しかったです。

　やがて遊歩道は終点である「利尻運動公園」に到達。

　私たちの目の前には、大きな風力発電用の風車が見えてきました。

　「よし、あの丘に登ろう！」というダーリンの決意に引きずられ、疲れた足にむち打って(?)、丘を登ってみました。

　さあ、行ったからには当然、戻らなければなりません。

　運動公園からは海沿いの舗装道路をてくてくと海風に吹かれながら、沓形エリアまで歩いて戻りました。

　ここまで宿を出てから約２時間ほど。

　そして再度、ラーメン「味楽」に行って美味しい醤油ラーメンで旅を締めようと思っていた私たちの眼前には「臨時休業」の文字が!!!ガーン、そりゃないよ「味楽」!!!すっごい楽しみにしてたのに!!

　しかし昨日食べといて良かったねぇ、とお互いを慰めつつ、バス営業所近くの、町道沿いにある食堂「わすれな草」へ。

　結果から言えば、この食堂も大正解！

　驚くほど本格中華メニューの並ぶ壁のお品書きからダーリンはマーボナスラーメンを、ナヲミは塩味の湯麺をセレクト。

　二人でシェアしよう、とレタス入りの五目炒飯もオーダー。

　これがどれもこれもとても美味しくて大満足☆彡

　ナヲミの野菜湯麺にはさりげなく唐揚げまで入っていたりして、得した気分に。

　しめて2,150円也。

　この利尻島の旅も終わりに近づいてきました。

　最後の最後に温泉に浸かって終了することにした私たちは、利尻ふれあい温泉へ。

　チェックアウトしてたけど、まだお客だよねー、ということで島内宿泊客割引で、400円で入浴。

　日曜日だったせいか、思ったよりもお客様がいましたね。

　でもなぜか？露天風呂はがらがら。人気なし。

　散歩でかいた汗も疲れも温泉で流してすっかりリフレッシュ。宿に戻り、無料送迎の車で一路空港に向かいます。

　利尻空港のターミナルビルは平成10年、滑走路延長に合わせて完成した新しいターミナルビルです。2階建てで、1階に搭乗施設が集中。2階には送迎デッキと飲食店があります。

　大きな青色ガラス張りの正面に、開放感あふれた吹抜。内部には木製のドアや柱やベンチが置かれ、とても良い感じ。

　もう14年も経っているなんて思えないくらい、ピカピカ。新築したばっかりみたいな空港です。

　そしてここでも気になる！ソフトクリームを賞味。

　しかし、結果は…ううーーん、極々普通のソフトクリーム。可もなく不可もなく、しかも値段は350円としっかり観光地値段…。

　迷い無くランク外決定。

　待合室の椅子も木製の暖かみを感じさせるデザインで、good!

　待合室には大きな窓が取ってあって、正面には美しい利尻富士を一望できます。

　こうして２泊３日の利尻島プロペラ機の旅は終了しました。

　その気になれば、朝昼晩と格安でウニをたらふく！食べられるこの時期の利尻島。ウニ好きな方には超！オススメです！