新潟の三湯め・ぐ・り　③岩室温泉　著莪の里　ゆめや-1

2012/08/13 - 2012/08/14

旅行記を見てくださってありがとうございます。

昨日は月岡温泉泊、
月岡温泉から岩室温泉までは約１時間半の行程。

母が魚の干物を購入したいというので寺泊を経由し、月岡温泉に向かう。

この週末、週間天気予報では雨だったのだが
土、日はなんとかもった。

しかし、寺泊ではゲリラ豪雨のような雨に合う。
しばらく動けず雨宿り。
小降りになったところで、ようやく駐車場まで移動し、月岡温泉へ向かうが、雨は止みそうになかった。

エリア 岩室温泉(新潟)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

そうこうするうちに本日の宿に到着

本日のお宿は

岩室温泉　著莪の里　ゆめや　（泊）
〒953-0104　新潟市西蒲区岩室温泉905-1
TEL　０２５６−８２−５１５１

http://www.i-yumeya.com/index.html

宿の決め手は
私が好きな趣ある和風の佇まいで数寄屋造りの小さなお宿であること。

ただ、心配なことは、足の悪い母が不自由なく過ごせる範囲かどうか？

バリアフリーとまではいかないものの、館内には段差が多いのだろうか？
浴場に手すりがあるのだろうか？
ベットの部屋はあるのだろうか？

と心配する。

HPやクチコミ、フォトギャラリーなどを参考にしながらも、なんとかクリアできるのでは…予約に至る。

雨は止まず、小降りになったかと思えば、また激しく降り始めるという不安定な天気、
宿の入口に到着した時にも、大降りとはいかないまでも傘が必要なくらい雨が降っていた。

入口から建物まではしばらく歩かなければならなかった。

風情ある石畳みをすすみ、小橋を渡り

石段も上がる。

足元も悪く、母が滑らないように、転ばないように支えながら進む。

母のテンションが下がる・・・。

健常者のにとっては情緒あるアプローチだが、足が悪いものが雨の中歩くには・・・。

玄関が見え、ようやく着いたという感じだった。

落ち着いた玄関

シンプルだけどセンスの良さを感じる。

ロビーでチェックインの手続きをする。

チェックイン時、
食事について、一人ひとりに尋ねられる。
食品アレルギーのことは勿論、嫌いな食材、苦手な食材など個別にリストを記入されていた。

亭主は酢のもの、胡瓜が苦手
母は鰻や穴子や鱧が嫌い
私は何でもOK！
と、お伝えする。

置かれている小物、ひとつひとつにソツがなく、ディスプレイも完璧な気がする…。
それが、売り物のお土産品であっても…。

ロビーでいただいた麦茶とお豆

売店にも上品な物が並んでいる。

改まってお帳場があるのではなく、売店コーナーの右手がお帳場になっていた。

スリッパはなく、靴を脱ぎ、そのままで・・・。

勿論、掃除は行き届き館内はピカピカ。

お部屋に案内していただける。

予約したのは
１階のお部屋で「１２帖和室＋ベットルーム」のお部屋

座椅子も夏らしくて素敵。

広縁にはテーブルと椅子が置かれていた。

館内の案内等も雰囲気のある和紙に…。

部屋とセイフティボックスの鍵

部屋の鍵は２本、置かれていた。
ホテルではカードキーを人数分、いただけるところも多いが、旅館で鍵が２本あると、大変便利。

館内の図も手書き、

ツインのベットルーム

ベットはシングルサイズ

ここは何の間というのだろう。化粧の間…？

三面鏡、クローゼットがあった。

広間の籐の座椅子、母が立ち座りするには少し低く不都合だったので、その旨をご相談すると、広縁にあったテーブルと椅子に代えてくださった。

イケてる小物、

お床には山野草が生けてあるけど、上品。

洗面所

アメニティ

コットン

案内も手書き、また、字が好き〜。

部屋の檜風呂

トイレ

冷蔵庫に酒粕プリンが置かれていた。

早速、いただく。

部屋の入口には玄関から中が見えないようについ立を立ててくださった。

一息ついたところで、早速お風呂へ。

廊下

全１０室のお宿だけれど、宴会場もあるようだ。

お風呂へ向かう途中に数段の階段があった。
またまた、母のテンションが下がっていくのが分かる…。

浴場入口

HPの写真で見た通りのお風呂…。

湯船には手すりがない。
母は湯船の端を持って湯船に入る。
不安定なので、私が体を支えなければならない。
しかし、母は私が支えて湯船に入ることを嫌だと思っているなと感じる。

いつも母は露天風呂へは行かない。
たいがい露天風呂は足元が不安定だから…。

こちらでも露天風呂を楽しむのはいつも私だけ…
露天風呂のほうが内湯よりお湯はいいように感じた。
ただ、夏場、しかも雨の合間ということもあってか、
アブが寄ってきたのですぐにその場を退散した。

亭主もお風呂に入り、母には使い勝手がよくない浴場であることを感じていた。
亭主から、「私の好みだけを通して宿を選んではいけない。」と言われてしまう。
確かに、宿を決める時、
母のことを考えると多少の心配があったけど、「これくらいなら大丈夫」と自分勝手に言い聞かせ、宿を予約してしまった。
そのことを指摘され、何も言えない。
しゅんたろう・・・になる。

浴場へ続く廊下に数種類の枕が置かれていて、自分にあった枕を選ぶことができた。

湯上り処としても利用できるスペース
「ことり葉」と名づけられていた。

なんて静かなお宿、
何の物音も聞こえない。

どの空間にいても聞こえてくるのは
雨の音と
虫の声だけ・・・・。

ライブラリーでもある「ことり葉」

双眼鏡も置いてあり、それがまたインテリアにもなっていた。

宿を訪れた方の思い出帳、
記念旅行の旨や宿のおもてなしに対する感謝の言葉がたくさん綴られていた。


「新潟の三湯め・ぐ・り　③岩室温泉　著莪の里　ゆめや-2」へつづく…。

この旅行記へのコメント （2）

• りんごあめさん 2012/10/19 06:59:34

  素敵な旅館ですね。

  wan_wanさん、おはようございます。
  
  素敵な旅館ですね。
  こだわりがイロイロあって、和室の座イスもクッションもホワホワしていていいな〜と見ていましたが、お母様にとっては使い勝手が良くなかったのですね。
  
  wan_wanさんの旅行記はバリアフリーの事が詳しく書かれているので、関心のある方、探している方にとって、とても参考になると思いますよ。
  
  厳しい言葉も、ご主人さまがお母様を大切に思われている様子が伝わってきます。素敵なご主人様ですね。
  
  広縁からの眺めも素敵。
  物音がしない本当に静かな・・・という環境ってなかなか無いのでどんな感じなのかな、と想像しました。現代では贅沢な時間ですね。
  
  続きも楽しみにしていますね。
  
  りんごあめ　より。

• kodebuさん 2012/10/18 11:31:41

  ご苦労は報われますよ〜

  wan_wanさん、こんにちは！
  
  ゆめやさんの旅行記にお邪魔しました。
  
  こちら、泊まってみたいな〜と思ってたんです。
  手書きの案内も素敵だし、サービスも良さそうですね♪
  
  バリアフリー…これは本当に難しいですね。
  私の好きなお宿も、足が悪くなったら宿泊は難しい。
  ダンナさまの言葉…私も時々夫から言われます。。
  伴侶自身の親だからこそ、あえて言ってくれるのでしょうね。
  本当に、お宿選びは難しいですね。
  
  でも、お辛かったり苦労もありつつ、最後は一緒に旅して良かったと思えたのでは…？きっとお母様も(^-^)
  そう感じつつ、続きをお待ちしております♪
  
  kodebu