2011/02/06 - 2011/02/06
339位(同エリア767件中)
魅々さん
横浜市の青葉区制15周年記念事業として「青葉区歴史めぐり 歴史をつなぐ散策マップ」が2009年3月に青葉区役所地域振興課から発行されました。
これには6つのコースが選定されています。
まずAコースから順次歩いてみることにしました。
コースAは江戸時代から大山詣での宿駅として賑わった、大山街道の荏田宿を偲びながら辿るコースです。
写真はスタートの現在の「たまプラーザ駅」です。
(2年前の旅行記ですが、写真を追加して順次改定していきたいと思います。またクチコミも追加します。ご参考になれば幸いです。)
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Aコースの地図は左の通りで、ポイントは次の通りです。
たまプラーザ駅−伊勢社−西勝寺−驚神社−観福寺−不動の滝・鍛冶山不動堂−荏田下宿 庚申塔−剱神社−真福寺−荏田中宿 常夜燈−小黒谷地蔵堂−江田駅 -
たまプラーザ駅をスタートし、最初のポイントは伊勢社です。
たまプラーザ駅のすぐ近くで、閑静な住宅地の中に佇む神社です。
その名の通り「伊勢神宮」と同じ形の鳥居です。
この後に出てくる「驚神社」の鳥居と比較して下さい。 -
鳥居をくぐり、参道から本殿です。
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伊勢社の境内と道路を隔てて「新石川公園」があります。
新石川公園 公園・植物園
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段差を利用して、公園の敷地が2段になっています。
この公園のシンボルは段差を利用した「長いすべり台」です。 -
次は山内地区の影顕山西勝寺です。浄土真宗本願寺派のお寺です。
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西勝寺の本堂です。
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驚神社の本殿です。
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続いて「驚(おどろき)神社」です。
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驚神社は神奈川県指定無形文化財の「牛込の獅子舞」で有名です。
この獅子舞は元禄時代から疫病退散、五穀豊穣を祈念して舞います。
一人立ち三頭獅子舞で、牛込地区で生まれた男子が太鼓を胸に踊ります。 -
間もなく、国道246号の近くに真言宗豊山派の宝剣山観福寺がありました。
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観福寺の本堂です。鉄筋コンクリート造りです。
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次は、旧大山街道(案内地図のブルーの点線)沿いにある不動の滝です。
滝といっても筧から水が落ちている程度です。大山街道 (厚木街道) 名所・史跡
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横に立札があって
「滝不動尊は誠に霊験あらたかです。
この地区に雨が降らない時、雨乞いすると必ず降りました。
昔から喘息、百日咳、風ひきなどお水を戴きながらお願いすると必ず治癒しました。」
と書いてありした。
大山街道を旅する人々が、一休みしながら、飲んだことでしょう。 -
滝の上に「老馬鍛冶山不動堂」があります。
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この滝の上の老馬鍛冶山不動堂を見て、大山街道にそって流れる早渕川に沿って歩き、荏田下宿・庚申塔に着きます。
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この庚申塔は江戸時代に荏田下宿の婦人たちによって建てられたものです。
当時の疫病、厄払いのため60日ごとの庚申(かのえさる)の日に講中の婦人が集まって眠らずに祈願し一夜を過ごす庶民信仰によって建てられました。
また、ここは昔栄えた大山街道の道筋で、江戸を発った旅人の一日目の宿場の入り口でもあり、道標としても親しまれてきたようです -
ここから、大山街道を少し離れて、剱神社に向かいました。
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剱神社の本殿です。
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次に真言宗豊山派の養老山真福寺に向かいました。
真福寺 寺・神社・教会
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正面から見た真福寺の本堂です。
真福寺 寺・神社・教会
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ななめ横から見た真福寺の本堂です。
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説明板(写真)によりますと、
真福寺は、現在地より北方3.4km離れたところにありましたが、老朽化により当時観音堂があって当地に大正10年(1921年)に移されました。
本尊には木造千手観音立像、客仏に木造釈迦如来立像がありますとのことです。 -
本尊の木造千手観音立像は、昭和41年神奈川県指定重要文化財です。
秘仏で、子年の4月に公開されます。 -
客仏の木造釈迦如来立像は、昭和8年国指定重要文化財です。
毎年4月8日「花まつり」に公開されます。 -
別の案内板によりますと、
荏田村は江戸時代には大山街道の宿場として賑わいを見せていた所で、近在の農村の物資集散地でもありました。
このため荏田村の住民だけでなく、近在の農村からも信仰を集め、多くの絵馬が奉納された、
とあります。 -
本堂には大絵馬を中心に74点が残っていて、青葉区の文化財になっています。
写真は横浜市教育委員会事務局提供のものです。 -
ここから、また旧大山街道に戻り、荏田宿の常夜燈を探します。なかなか見つかりませんでしたが、ようやく個人の住宅地の敷地の中に見つけました。
これは、横浜市登録文化財地域史跡になっています。
江戸時代に2度の火災にあったため、火伏せの願いを込めて、秋葉講の案内宿に建てられました。
宿の真ん中にあるので、中宿の文字が彫られていました。 -
フエンスの隙間から、失礼して撮りました。
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説明板ですが、フエンスでうまく撮れません。
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次のポイント「小黒谷(おぐろやと)地蔵尊」に向かい、旧大山街道の道を歩きました。
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旧大山街道と並行して国道246号線が走っています。
江田駅の近くは、国道246号線の上を、東名高速道路が走り、非常に交通の激しいところです。
昔は、東京の「三軒茶屋」と並び、「江田」は排気ガスが多いといわれた所です。 -
東名高速道路の下をくぐって、ようやく小黒谷(おぐろやと)地蔵尊が見つかりました。
住宅に囲まれた小さな空き地に、三体のお地蔵さまがありました。 -
お地蔵さまのアップです。
ゴールの江田駅はここからすぐ近くにありました。
東急電鉄による田園都市開発が行われるまで、この地区の中心は江戸時代から大山詣での宿駅として賑わった荏田宿でした。
当時の遺跡が住宅地の中にひっそりと眠っています。
本当に小さな、注意して探さないと見落としてしまうような遺跡でした。 -
ゴールの江田駅です。
東急電鉄による田園都市開発が行われるまで、この地区の中心は江戸時代から大山詣での宿駅として賑わった荏田宿でした。
当時の遺跡が住宅地の中にひっそりと眠っていました。
本当に小さな、注意して探さないと見落としてしまうような遺跡でした。江田駅 駅
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