プルンチット駅の南側は旅行者にとっても馴染みある地域で今までもいくつか旅行記をアップしてきましたが、では北側は？<br /><br />実は行かないような地域でいて、年間4万人の日本人が通うと言われるところがあります。もちろん在住者が7割も占めますが、残りは日本から。そういえば私もバンコクのどのスポットよりリピート率が高い場所です。<br /><br />それはバムルンラード国際病院。タイ国内最高水準のスタッフと設備、まるでホテルかショッピングアーケードのような院内、日本の病院のイメージとはかなり違います。アラブ系を筆頭に外国人の通院率が高く多言語の通訳者を常駐させていて、最近では日本からも大勢の人が健康診断ツアーや視力矯正でやってきます。<br /><br />今回はバムルンラード病院の様子やイベントのご紹介を中心に、スクンビット通りに通じるソイ1を歩いてみたいと思います。<br /><br />＊バムルンラード国際病院<br />Bumrungrad International Hospital<br />http://www.bumrungrad.com/japanese<br />(日本語)<br /><br />＊J-CASTニュース　記事<br />http://www.j-cast.com/2007/01/27005048.html?p=all<br /><br />

■□BTS/MRT各駅停車の旅(10)□■　プルンチット駅　年間4万人の日本人を受け入れるバムルンラード国際病院　＊バンコク紀行(79) ＊

15いいね！

2012/09/21 - 2012/09/21

11470位(同エリア24201件中)

エリア

バンコク(タイ)

同行者: 一人旅

交通手段: 鉄道徒歩

本日の各駅停車旅　BTSプルンチット(Phloenchit)駅
＜プルンチット駅南側既出旅行記＞

プルンチット〜ルンピニ公園朝散歩　＊バンコク紀行(38) ＊
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10577553/
■□BTS/MRT各駅停車の旅(9)□■　ナナ駅〜ルンピニ公園　バンコクど真ん中にハイウェイを飛び越える空中遊歩道?!　＊バンコク紀行(78) ＊
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10709071/
本日のコース

プルンチット駅から高速道路のガード下をくぐってソイ1へ。ソイの中程にバムルンラード国際病院。
徒歩5分。
病院ロビー

病院棟3棟、レジデンス棟1棟。
こちらは本館1階のロビーで、まるでホテルのよう。銀行やギフトショップ、スターバックスが入っています。またイベントの時はここが会場に。

アラブ系の患者さんが圧倒的に多く、定期的に家族とやってきて周辺のサービスアパートやホテルに滞在しながら通院します。

新館クリニック棟10階

日本人患者受付があります。日本の各健康保険に精通しているので、一般受付よりも手続きがスムースに進みます。

診察には希望によって無料で日本語通訳が付きます。…が。あまり流暢ではないので、医師・患者の言葉が半分になっているような…。先生も面倒になって話を端折っているようだし。
先生は皆英語を話しますので、その方が詳しい説明を受けられるような気がします。

1階にはベーカリー、この階には本屋とスターバックス、10M階には本館より少し上質なフードコートThe Mezzがありイスラム料理から和食まで揃えています。
新館10M階　フードコート The Mezz

入り口でバーコードカードを受け取って後で支払うセルフサービス形式のフードコートです。本館2階よりも高め（100-400B＋VAT）、静かな空間になっています。診察無しにこのフードコートに来る人もいるとか。

タイのスープ麺
病院らしく(?)ちょっと薄味。95B。
本館2階　フードコート Food Experience

タイ料理中心で、スーパーなどのフードコートに似ています。前払いカード方式。

こちらのスープ麺は60B。
日本料理店あやめ

寿司カウンターもついた結構本気な和食店もあります。

カツ丼は税込み300Bぐらいだったかな。かなり高め、味はごく普通の海外仕様。
ショップもいろいろ

健康器具やドラッグストア・書店は病院定番ですが、加えておもちゃ屋さんや病院オリジナルグッズのショップも。
タイの見舞いは…

シロップ漬けツバメの巣の瓶詰め・大籠盛り（裏側はかなりの上げ底）が定番のようです。
院内でこの籠を下げている人が多く、一体何なんだろう？と調べたことがありました。
精が付くのかな？　でも試す気には…。
もちろん花籠も院内で調達できます。

この頃は病院PB商品の販売に積極的。つい買ってしまいました。でもこの売り上げが病院のサポートになります。
は〜、病室までご紹介できちゃったとは…

検査やら何やらで何度かお世話になりました。
「保険で全額カバー出来る部屋で」とお願いしたら、こんな個室に案内されて間違いじゃないかと焦りました。大部屋もありますが、日本人が持っている健康保険は大概この個室をカバーしているようです。

大きなソファが付いて、TV、WIFI完備。ミニキッチン、トイレ･バスも室内に付いてます。これで3-4種類ある最低ランクの個室。
日本の同等の部屋に比べればかなり安いけれど、仮に保険無しではやっぱり負担が堪える額ではあります。
ミニキッチン

食器やトースターなどの家電も揃っていました。
眺めも最高。でもおうちが一番。
バスルーム

病院のバスルームらしく手すりや椅子など付いていて、広々としています。
入院時に用意するものの案内を貰わなかったので心配しましたが、アメニティから着替えまで全部付いていて手ぶらで大丈夫です。

毎日掃除が入り、ベッドやバスルームのリネン類も全交換してくれました。

ルームサービスもある

食事制限が無ければ、内線でホテルと同じようなメニューのルームサービスも頼むことが出来ます。

付いている病院食は、オリエンタル・洋食・ベジタリアン・アラブ料理・和食（それぞれ2メニュー、計10メニュー）の中から選ぶようになっています。
ある日の夕食

初日には選ぶ時間がなかったので、和食が届きました。巨大な餃子と鯖塩。洋食が一番まともな気がしましたが、これでも病院食としてはまあまあなのかも。

毎朝バラの花が届きます。

←荷物、多すぎ。何もいらなかったのに…。
＜院内のイベント　その1＞
2011.1.11　Great Chefs 2011

たまたま行った日に本館のロビーで大きなイベント。健康食品の試食会？と思ったら…
ランスワンのマリオットのシェフを呼んできて、フィンガーフードの大盤振る舞い

健康に気を遣ったメニューではあるかと思いますが、言われないとわからないようなミニ・キッシュやパテなどホテルクオリティの味。何かのパーティーに行ったみたいでした。
＜院内のイベント　その2＞
2012.9.15　Living in Bangkok 2012

バンコクに住む外国人の生活支援をテーマに、各インターナショナルスクールのブースや銀行、サークルの案内などがあるイベント。
毎月2回ジャスミンシティなどで開かれるタイクラフト・フェアも今回はここが会場です。

月2回の定例クラフトフェア　ThaiCraft Fair　＊バンコク紀行(60) ＊
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10651505/
インターナショナルスクール　バンコク市内各校の発表会もありました

子供達の晴れ舞台。日本ではビデオを構えたご父兄がずらり並ぶと聞きますが（見たことはない）、iPadがあちこちから持ち上げられるというのも初めて見ました。お手軽だけど結構きれい。

発表会で父兄を集めてクラフトフェアを盛り上げる…という作戦がなかなか上手い。
クルンスリ銀行のキャンペーンお姉さんがかわいい
タイクラフト・フェア

ThaiCraft Fair
http://www.thaicraft.org/
クラフト･フェアのいつもの商品が勢揃い
クリスマスオーナメントもタイっぽい
木製品や…
アクセサリー…
お買い上げ。

ブレスレット　500B、750B
ピアス　各140B
アクセサリーは身体障害者、HIV感染患者の施設で作られました
タイシルクのキルト製品

ジム･トンプソンのシルクだと言っていました。よく見るとうちにあるネクタイ柄が…。どういう経緯で仕入れる(or卸す)のかわかりませんが、フェアトレードや弱者支援を目的に開催されるイベントなので問題ある製品ではないと思います。
タイのセラドンとはまた違う趣きがいい
実演しながらの販売もあります
クリニック棟10階は第2会場となっていました
土の鳥笛

1cmぐらいの土笛。100個位並べられていて、全部違う種類です。
鳥の説明が裏に書かれていました。

うーん…タイの鳥もいいし、好きな鳥もあるし…。
販売するお姉さんが付けていると、こんな感じ

ちゃんとピーーーと音が出ます。
カワセミにしました

一度は見てみたい真っ青な野生のカワセミ。
これも山岳民族を支援する商品です。
さて、病院を後にしてソイ1へ

周辺は職員が買う屋台が多くありますが、病院脇からソイ1へ出る路地に並ぶ店は特に人気があるようです。どの時間もお客さんが入っています。
ソイ1

バンコクを飛び出しても続くスクンビット通りの栄えある1番はこのソイ。
普通に商店があって、ゲストハウスがあって、屋台が並びます。
ゴマ団子おいしそうだよね

朝からよく売れてます。
イタリアン・レストラン La Buca

タイはイタリアンがどこもおいしいけれど（東京の標準を遥かに超えているかと…）、ここは特にタイのベスト･レストランにも選ばれた店。前段の何の変哲もない商店街の中に埋もれて営業しています。
ここはお気に入りの店。日本のイタリアンにはない味です。

クチコミ
http://4travel.jp/overseas/area/asia/thailand/bangkok/restaurant/10335008/tips/10159226

Weekly WISE　紹介
http://www.wisebk.com/index.php/cms/index/8/view/1357
外観からは予想できないシックな店内
絶品

濃厚な味付けです。素材はオーナーの出身地ミラノを中心に海外から輸入しているとか。

・野菜のグリル
・ハムの盛り合わせ
・オックステールを煮込んだミラノ風”パラダイス”リゾット
・フォアグラとポルチーニ茸のパスタ…

それに何といってもティラミス！マイ・ベスト・ティラミスです。

オーナーは”ソイ1のNo.1イタリアンだよ”（ソイ1にイタリアンは1軒だけ）とおっしゃるけど、バンコク指折りの店です。
オーナーのオレステさん
最近ブラジリアン柔術道場が出来ました
洋服直し屋さん

いつもこの場所で商売しているので専用の棚も備え付けています。雨の日用にテントシートも常備。帰る時は預かり品を持ち帰って、ちゃんと棚にカバー。

作業しているのは奥のおじさん1人ですが、いつでもこの3人が寛いでいるのが謎。
Elefin

ソイ1の中程にあるカフェです。ソイを眺めながらテラスに座るも良し、天井の高い店内で涼しく休むのも良し。

http://www.elefincoffee.com/
「バンコクで一番おいしいコーヒー」

…と看板を掲げています。
誇大広告ではなく、本当においしかった！
ケーキもチョコレートは苦手なのに、ここのはおいしいと思うほどでした。

ラテ　60B　
チョコレートケーキ　80B
店内はクラッシックな雰囲気

天井が高く明るいので気持ちがいいお店。
タイ洋の軽食もあります

外国人のお客さんが多いのでタイ料理はそれほど辛くありませんが、ちゃんとおいしい。

・ソムタムセット（ソムタム、赤米、ガイヤーン）130B
・ヤムウンセン　120B
病院周辺で他に好きな店は…

ソイ3のインド料理店アクバル(Akbar）。
ナナで一番古いインド料理店です。

クチコミ
http://4travel.jp/overseas/area/asia/thailand/bangkok/restaurant/10336907/tips/10364802
タイ印折衷な店内。2階席もあります。
看板は豆のカレー　ダール

カレーはどれも好みぴったり。タイ化してパクチーが入っていますが、次回は抜いてもらいます…。ビリヤーニもタンドリーチキンも◎。
再びソイ1の話に戻って…

ゲストハウスやマッサージ店の他には地元の商店が並ぶソイ1
食べ物屋台が集まる屋根付き広場があります

ここも昼は大盛況。炭火で焼いているガイヤーンがいい匂い。
昼過ぎにはきれいに閉めてしまいます。
食堂もオープンエア
バムルンラード職員御用達　モーターサイ

歩いても5分とかからないのになぁ(笑)
朝は行列待ちです。
スクンビット通りに出てきました

毎日いつでもお守りのプアン・マライを生花で作っているおばあちゃん。小さなジャスミンの花を真っ直ぐ繋いで、目がいいんだね。
ソイ入り口の揚げ物屋さんも病院やクルンタイ銀行の女性職員に大人気
線路脇

高速道路と平行して貨物列車専用の線路が敷かれています。
夜は頻繁に通りますが、昼でもたま〜に通過することが…。手動でゲートを動かしてスクンビット通りを封鎖し、貨物列車はゆーっくり通過。道路は大渋滞。

線路脇にも商店や住宅が並んでいます。
線路脇奥の商店から物を運ぶ時は線路を使う
夕暮れ時は哀愁漂う
プルンチット駅

高速に入る車、出る車、スクンビット通りを直進する車が入り乱れて、そこに半分からだを突っ込みながら車を停めて駅へと渡る人。
加えて毎朝、王族の通勤（王女様との噂）で、全車両、全歩行者がその場でストップする時間も…。
信号を付けるべきか、お巡りさんを増やすべきか、はたまたどうにもならない呪いの磁場なのか…。

この旅行記のタグ

この旅行記へのコメント（2）

開く

閉じる

じんままさん 2012/09/23 01:00:49

バンコク紀行、すばらしいです！

Muffinさん、こんばんは。

行ってみたいと思いながら、まだ行けてないのがタイとベトナムです。
バンコクは３０年以上前にシンガポールに行く途中、立ち寄っただけで観光もしていません。
Muffinさんの旅行記、とても充実していて参考になります。
続けて拝見させていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　じんまま

Muffinさんからの返信 2012/09/23 01:07:03

RE: バンコク紀行、すばらしいです！

じんままさん、こんばんは

ありがとうございます。
最初はエメラルド寺院やらサイアムやら賑やかなところから始まったバンコク歩きですが、2年経ち「今度はどこに行けるだろうか？」と地図を睨みながら考え込むようになってしまったので路地裏ばかり目立つようになってしまいました(笑)
日本にいる時は東京の下町を歩くのが楽しみでしたが、バンコクの住宅街を歩いていると意外と似ていると思うことがあります。
是非バンコクでも街歩きをお楽しみください。

Muffin

ログインして返信する