2012/09/11 - 2012/09/12
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Scottさん
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◆2012.9.11-12九州行き 2.(新八代⇒鹿児島中央)
・1日目
羽田SKY003⇒福岡みずほ603⇒熊本乗換新八代くまがわ3号⇒人吉いさぶろう3号⇒吉松⇒嘉例川⇒隼人⇒鹿児島中央
・2日目
桜島探訪、鹿児島市路面電車乗りつぶし、鹿児島空港SKY306⇒
のうち、矢岳越え(新八代⇒人吉⇒吉松⇒隼人⇒鹿児島中央)の区間。
3.くまがわ沿線(肥薩線、新八代⇒人吉:特急くまがわ3号)
球磨川沿いに
八代を過ぎてしばらくは、進行右側にゆったりとした球磨川が見える。色は緑色。しかし、気が付くとある場所から進行左側に、流れが急で、少し波だった球磨川が見えた。しかし急流と言われるものはこんなものではないはずで、本当の急流は、多分列車からは見えないのではないかと思った。進行左側の方が急流は見えるのだが、右側でゆったりした球磨川を見るのも悪くはない。
2両編成で、指定席車、自由席車各1両。自由席の方がすいていた。アテンダントが仕切っていたが、買い求めた栗めしは栗が一杯入っており、おいしかった。**駅では、球磨川下りの船折場の看板があった。
新八代から約1時間で、終点人吉に着く。駅前には人吉城のモニュメントがある。
4.矢岳越え(人吉⇒吉松:観光列車「いさぶろう3号」)
SLで登れる最も急な勾配である、1000分の25ないし30の急こう配をゆっくり上るデイーゼル列車であるが、100年前はよくぞSLで行き来してきた。当時鹿児島へ出るためには肥薩線しか方法が無かったため、重要路線であった。
人吉駅でくまがわ3号から、観光列車「いさぶろう3号」に乗り換える。人吉、吉松間の観光列車は、下りが「いさぶろう」、「上りがしんぺい」。それぞれ明治時代に鉄道発展に貢献した、山縣伊三郎と、後藤新平に由来する。
肥薩線を日中に熊本:鹿児島中央間を通り抜けるためには、特急くまがわ、いさぶろう(しんぺい)、特急隼人の風の連絡に合わせる必要がある。但し今回は、嘉例川駅に降りるため吉松からは鈍行列車を使った。
乗換間合い時間に人吉駅前に出ると、人吉城のモニュメントが駅前にあった。
いさぶろう3号は、2両編成で前方が指定席。今日は平日のせいか、指定席車両には乗客は3組と少ないが、混雑時はやはり景色のよく見える進行左側が良い、と言える。しかし、各駅(大畑、矢岳、真幸)で15分位の停車時間にアテンダントの解説を駅舎内で聞いたりするために乗ったり降りたりすること、走行中は窓外を眺める、などを考えると、1時間半ずっと立っていても構わない、とも思う。立って寄り掛かりながら窓外を見る場所もある。
大畑のループと一体となったスイッチバックはさすがだ。ループの上のほうから駅配線が見える。車窓は大畑駅から半周したあたりから左側に見えるが、日本三大車窓は矢岳駅を過ぎたあたりから大パノラマが進行左側に見える。桜島の噴煙も肉眼では見えたが、写真では写らなかった。
今は肥薩線であるが、明治時代、海岸沿いはロシアなどの艦砲射撃を受けるなどの理由もあり、矢立越えが鹿児島へ向かうルートとなり、海岸線沿いの川内経由路線が出来るまでは、この山越えが鹿児島本線であった。線分の25から30のきつい勾配を作らざるを得なかったし、そこを上ったSLのダイナミックさは大したものだ。
大畑駅に電動カートを置いてあった、下車した乗客のおばあさんに話をきくと、この駅から1.2Km離れていて、人吉まで病院に通っている。観光列車ではあるが住民の方の足になっている。そういえば、いさぶろうの優先席には、「通院の方、優先」との表記もあった。
矢岳駅には、人吉市SL記念館があり、D51170が屋根付き保存されていた。
真幸駅には幸せの鐘があり、乗客が鳴らしていた。
吉松駅に着いて待ち時間があるので、駅近くにあるSL(C5552)保存施設と、吉松機関区を中心とした鉄道拠点の説明館を見学した。熊本から鹿児島を目指す鹿児島本線の拠点駅であるとともに、宮崎から鹿児島を目指す旧日豊本線(吉都線)と交わる拠点であった。両本線とも海岸線が本線となり、動力近代化で機能集約されていくことになった。
いさぶろうに乗務していたアテンダントに聞いてみたが、いさぶろう、しんぺいと往復する。拠点は鹿児島で、新幹線で新八代へ。くまがわ3号で移動する。戻りも同様に鹿児島にもどるそうだ。
5.嘉例川駅:国登録有形文化財
いさぶろう3号と接続している特急隼人の風で行っても、嘉例川駅での停車時間は少ないだろうから、鈍行各駅停車を使った。嘉例川駅では一本待つと、約1時間待つ。お蔭でゆっくり鑑賞できた。有名な名誉駅長が出迎える写真をよく見るが、今日は平日の普通列車であったためか、誰一人で迎えは無く、近隣の人と車で駅舎観光に来た組だけであった。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- スカイマーク 新幹線 JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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特急「くまがわ3号」人吉行き
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同上、自由席の車内。
球磨川は最初右側に見え、急流になるころは左側に変わる。 -
JR九州の車両は、よく木材をつかっている。
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JR線鹿児島本線から、肥薩線入る。旧鹿児島本線は、肥薩おれんじ鉄道になっている。
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くまがわ車内で購入した「栗弁当」。よかった
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右側に見える球磨川。まだゆったりしている。
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球泉洞駅に停車。
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球磨川の急流が見える。
が、もっと急なところは船で見るのかな? -
船乗り場に近い渡駅。
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人吉駅。駅前には、小人吉城とからくり時計がある。
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駅弁屋さんの建物。どこかの駅より立派!
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いさぶろう3号。
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同上車内。今日は客は少ない。
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大畑駅。駅前に電動カートを止めてあり、出ようとしていたおばあさんに聞いた。この駅の近くで、人吉の病院に通っている。本数が少ないが鉄道はあるだけありがたい、と。
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これからループを登る。
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スイッチバックを戻る。
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大畑を出て、ループの上の方に行くと、景色がよくなる。
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同上。
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ループ線で、下に大畑駅が見える との表示。
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大畑駅を上から眺める。
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矢岳駅。ここはスイッチバックではない。
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矢岳駅構内にあるSL展示館。
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矢立駅を出て、矢立トンネルを抜けると、「日本一の車窓」が見える。列車は一時停止してくれる。
この看板は分かりやすい。桜島は、肉眼では見えたが、写真では分からない。 -
真幸駅のスイッチバックに入る。
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真幸駅ホームにある「鐘」を鳴らす。幸せになるという。
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真幸駅に見学に来ている方々。
ここは宮崎県。大畑駅、矢立駅は熊本県。先の吉松は鹿児島県。 -
吉松駅に到着。
広大な駅構内。
肥薩線、日豊線の接続駅として、SL機関区、運反関係など鉄道の街だった。 -
吉松駅。丁度100年経ったようだ。
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構内にあるSL保存館、記念館など。
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嘉例川駅。
あまりに有名で、119年経つ。今後も保存継続を。 -
嘉例川駅が、有形記念物になっていることの記念碑。
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