昨日は食事から戻ってきて、すぐ寝てしまいました。当然、また朝早く目が覚めます。「いつも僕がいるから、使うときは無いと思うけど、一応鍵を渡しておくからね」「朝散歩に行きたいから、使うと思う」

昨日の雨で地面が濡れているなあ。
あまり地理感覚が無いまま、歩く。結構住宅街の道が入り組んでいるので、途中迷ったら困るなあ、と思いつつ、畑方面に出ます。おお、馬が！
朝日が爽やかです。
こういう道しるべがところどころにあって･･･、かわいい。
朝ごはん。Asgerが1つ1つ説明してくれます。コーヒー、パン(自家製パン、スウェーデン風フラットパンなど3〜4種類)、ゆで卵、ジュース、ヨーグルト、シリアル、チーズ(デンマーク･･･プレーン/ダナブルー、ノルウェー、カマンベールなど4〜5種類)、サラミ2種類、赤ピーマン、トマト、リンゴ、ジャム3種類、ハチミツ、バター･･･なんか抜けているものもあるような気がするけど、こんな感じ。
「オレンジジュースだけオーガニックじゃないんだ。でも、これがおいしいから」

ゆで卵にかぶせている帽子、かわいいなー。
朝食の時間と、ゆで卵はハードかソフトか、コーヒーと紅茶はどちらが良いかは、前日のうちに聞かれます。私は夕食の後、すぐ部屋に入ってしまったので、Asgerが起きて待っていてくれた(そして、洗面所に向かうところで聞かれた･･･)。恐縮。

「じゃあ、居間にいるから、足りないものがあったら言うんだよ。ジュースを飲むコップが無い？うーむ、毎日何か忘れちゃうんだよなー」

幸せな朝食です。
何回か電車に乗って、やっと値段の感覚が掴めてきました。そして、計算してみると、回数券(Clip Card)を今から買っても元が取れそうであることが判明。丁度、そんなことを考えていたところ、「切符はどうしているんだい。回数券は買ったかい」「まだ買っていない。でも今日買う」「もし余るなら、残りは買うよ(もともと予約時にも言われていた)」「ありがとう。でも、私の計算が合っているなら、元が取れるはず」「じゃあ、駅で買うのを付き合ってあげよう」セブンイレブンでも買えるということが分かりました。
今日はNorresportまで出て、地下鉄でChristianshavnへ。運河がいい感じだなあ。Christianhavnの周辺はちょっと胡散臭いのかと気になっていたけど、駅周辺はフツウです。
Danish Architecture Centre。ここは、Alexandraでチケットをもらうことが無かったら、存在に気が付かなかったと思われます。水辺で気持ちの良い場所です。展示は、建築模型の可能性について、みたいなの。面白い･･･けど、素人向けじゃないなあ。

ここのカフェもとても気持ち良さそうです(写真は失敗)。しかし、さすがに時間が早すぎるので、ちら見して、次へ。
BlackDiamondが見えます。

今日もいい天気だなあ。
Magasinを舐め、ストロイエ周辺のお店を一通り見て回る。私はアンティークにはあまり興味が無いので、その方面には行かないつもり(アンティーク好きにとっては、コペンはあまりに危険な街だ･･･。良かった)。ストロイエ周辺のお店はさすがの充実度、ただし、ツボにはまる系ともちょっと違う、ということで、まさに「一通り見て回る」という感じです。

歩き疲れた頃、「あれ、Post-og Telegrafmuseet(通信博物館)って、ここなんだ」。こちらのカフェ(Cafe Hovedtelegrafen)は高そうかな〜と思ったけれど、他のカフェやレストランはどこも結構混んでいるので、入ってみることにしました。
私もベタなところばかり入るなあ、と思いつつ、メニューを検討。やっぱりそれなりの価格(まあ、他の店でも同じですけどね)。うーん、どうしようかなあ･･･。ここで、実は足は疲れているけれど、お腹はさほどすいていないことに気が付く。よーし、

「ビールお願いしまーす！」　幸せ･･･
この日はタオル地のパーカの中にTシャツを着ていたのですが、屋上にいると･･･寒い！途中で室内に移りました。こちらはこちらで落ち着きます。
Rundetarn(ラウンドタワー)の人々の様子も見られるし(こっちはエレベーターで来れるよ！と自慢したくなる)、
ナゾの人もいるし、見晴し＋のんびりが同時に味わえる、これはメニューの値段以上の価値がある場所です。
Post-og Telegrafmuseet自体はスルーしましたが、こんなマネキンがあったりして、楽しい。
その後もお店をぷらぷらしながら、Dansk Design Centreへ。何故か写真が無かったので、代わりに市庁舎。
ここは、Alexandraのバウチャーも無く、無料でも無かったので、今回の旅行で唯一自分で入場料を払いました(水曜夕方は無料なのは知っていたが、月曜オープン時に行ってしまおうかと。それに無料の時間が設定してあるところって、その時間は混みますよね。。)。企画展は、素材の可能性について、みたいなの。面白い･･･のかもしれないけれど、素人向けじゃないよ！常設の展示はちょっとすすけている感じがする･･･。カフェも微妙かなあ。
自分で入場料を払ったから評価が厳しくなっているのか、歩き疲れた頃に行ったからなのか、今回訪問した中で最も人工的な空間だったからなのか、うーん、期待とはちょっと違っていました(名前とコンセプトからは事前の期待度は1、2を争っていた)。

その時々の企画にも依ると思いますが、Danish Architecture Centreもそうですが、建築やデザインの専門家であれば、数時間、自分の仕事と照らし合わせながら、新しいヒントが得られそうな、力の入った展示だと思うんですよね。でも、素人にはなんだこりゃというのが正直なところ。そして、こういう展示が一般向けに公開されているところに、デザイン王国の底力を見る思いでした。
小腹もすいてきたのでLa Glaceへ。やっぱりここは、Sportskageでしょ！
高っ！(52DKK。飲み物は54DKK)。
そして･･･、大きいです！！思わず、パスポートとの比較写真を撮ってしまいました。いや、これすごいですよ。私ともあろうものが、余りの甘さ/大きさに挫折しそうになりました。後半からは、ちょっとヤケクソ･･･。頭が痛くなりました。
ちなみに、このお店、ひっきりなしにお客さんが来ますが、不思議に落ち着いた雰囲気だし、コーヒーはポットで来た上に、１回はポットのお代わりが可能です(お手洗いが大変なことになっちゃいそうですが)。ケーキを食べるかは個人の能力(←？)に依存すると思いますが、プチフール的なものと一緒にのんびりするには良いお店だと思います。
Royal Copenhagen。ここで買うつもりは全くないけれど、一応チェック。あ、絵付けの途中的なデコレーション！昔は絵付け作業が見られたらしいですよね･･･。見たかったなあ(家内手工業的なものを見るのが好きなのです)。
拡大写真。
Norresportから帰ります。A線/E線は地図の感じから、海が見えるのかな？と思っていたけれど、殆ど見えません。Karkslunde(Solrod Strand１つ手前の駅)からだけ、ほんの少し、見えます。

コペン都心から30分、というのは、行くまでどれだけ不便なのか想像がついていませんでした。結論から言うと、私にとっては、全く問題無し！どのホテルでもストロイエから10〜15分かかることを思うと、最寄の駅から電車に飛び乗って30分(コペンの殆どのS-togは都心の主要駅を必ず通るようになっているので乗換も少ない)、駅に迎えがあるのですから。実質的に15分程度の違いで、なおかつ自分で歩かない分、楽なくらいです。ただし、都心をちょこまか動いて何度も部屋に戻りたい、というタイプには不向きですね。予定との兼ね合いもあるなあ。当然、夜遊び派にも不向きだと思います。
「帰りはSolrod Strandの2〜3個前の駅に着いたら、そこから(電車の中から)電話するといい。そうしたら、駅で待たなくて済むから」「ありがとう。でも、実はSolrod Strandの商店街を見ようかなと思ってて」「(そんなものが見たいの？)･･･では、自分の好きなときに電話をしてくれれば良いから」

昨日レストランに行く途中で、商店街は結構充実しているな、と目を付けていたのです。うーむ、なんでこんな小さな駅に4つも5つもスーパーがあるんだろ。コペンの都心よりよっぽど効率的にスーパーチェック出来るなあ。

･･･芋は安いな。
エスニック系食材のブランド。日本、中華、ベトナムなど結構良い品揃え。「ガリ」や「天ぷら粉」もあります。

そうやって各種スーパーを見比べた結果というと･･･、旅行者がジャケ買いする分には、あれもこれも見る必要は無く、Irmaで必要十分だと思います。むしろオシャレ系に行きたいのであれば、スーパーではなくMagasinか。
宿に戻って、お庭を散策。上海で買ったものとの由。
ニワトリ。ちなみに、今の時期朝食に出てくる卵は、彼らの成果では無いそう。「まだ卵産まないんだよね」

餌はリンゴ。「彼らはリンゴが好きなんだ」
そして、リンゴ。こちらは、朝食に出てきます。しかし、リンゴまで到達しなかった。とーっても残念･･･。
ブドウ。他にも、トマト、ピーマン、きゅうりなどの野菜、様々なハーブを育てていました。
庭に並ぶ椅子。どこにも出掛けずに、こういう家で日がな一日過ごしてみたいものです･･･(貧乏性なので、出来ない)。

Glaceのケーキで一杯だったので、晩御飯は無し。こういう自力でスーパーやレストランに行けないB&Bの場合、ご飯どうするのかな？と思っていたのですが、何か買って帰ればいいのね(昨日のケースは特殊です)。私は旅行中かなり歩くので、全く宿に戻らずに晩御飯まで、というのはツライので、一度出かけてまた出かけて、とならない場合、夕方には帰ってくる→お腹はまだすいていない→デリで買って帰って、宿でご飯、ということですね。まあ、ここまで周りに何も無い宿に泊まることは少ないのかもしれませんが。この宿に来る方は車や自転車(丁度ドイツからの高速の脇ということもある模様)で来る人も多いみたいです。

のんびりと、静かな夜が更けていきます。