ミュンヘンからウィーンへ≪熟年夫婦のドライブ旅行記≫ ６／６

2012/08/24 - 2012/08/26

夏休み、夫婦でミュンヘンからウィーンまでドライブをしてきた。
ニュージーランドやハワ イで運転したことはあるけど、ヨーロッパは初めて。
iPadのナビゲーションで、快適(？)に、夏のヨーロッパを楽しむことができた。

今回(6/6)は７日目から帰国まで。王宮、シェーブルン宮殿など、ウィーン市内を散策する。

【行程/7泊9日】８月18日(土)〜26日(日)
１日目　成田⇒⇒ミュンヘン　
２日目　ミュンヘン（レンタカー貸出）→エッタール修道院→オーバーアマガウ→ヴィース教会→ホーエンシュバンガウ
３日目　ノイシュバンシュタイン城・ホーエンシュバンガウ城見学→リンダーホフ城→フュッセン
４日目　ホーエンシュバンガウ→ザルツブルグ
５日目　ザルツブルグ→サンクトギルゲン→サンクトヴォルフガンク→ハルシュタット
６日目　ハルシュタット→メルク→デュルンシュタイン→ウィーン（レンタカー返却）
７日目　ウィーン市内散策
８日目　ウィーン⇒⇒ミュンヘン⇒⇒
９日目　⇒⇒成田
＜表紙の写真は、シェーンブルン宮殿＞

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

７日目[8月24日(金)]
今日は、ウィーン市内の散策。王宮、ベルヴェデーレ宮殿、シェーンブルン宮殿を見学し、夜は国立オペラ座でモーツァルトコンサートを観賞する。

ホテルのレストランで朝食。目の前にシュテファン寺院が…。

９時前に王宮に向けてホテルを出発。
歩行者専用のケルントナー通りを進むと、右側にNeuen Markt。
バロック調の噴水。周辺の建物も立派。

王宮(ホーフブルク宮殿)に、９時過ぎに到着。
チケット売り場でシィシィチケットを買う。
シィシィはエリザベート皇后の愛称。
このチケットは、王宮内の銀食器博物館、皇帝の部屋、シィシィ博物館に入れるほか、本来は時間指定制のシェーンブルン宮殿にいつでも待たずに入れるという優れもの。ほかに、家具博物館にも入れるが、こちらは時間がなくパスした。

最初は銀食器博物館。
王宮で使われていた沢山の銀食器や磁器が展示されていた。

みんな、フラッシュを焚いてパチパチと写真を撮っていたが、多分撮影禁止だと思うので、ホーフブルク宮殿のＨＰから写真をお借りした。

銀食器を見学した後、２階の皇帝の部屋、シィシィ博物館へ。

フランツ・ヨーゼフ皇帝の寝室。


（写真はホーフブルク宮殿のＨＰから）

シィシィ博物館に入ると、妻のテンションが上がる。
宝塚ファンで「歌劇エリザベート」は何回も観ているので、シィシィファン。歴史には疎いはずが、シィシィに関しては妙に詳しい。
私も１回、宙組公演を付き合わされたことがある。

シィシィが化粧や体操を行った部屋。
右側には、エクササイズ用のはしご状の器具や吊り輪が展示してある。
プロポーションを保つために、相当努力したようだ。

（写真はホーフブルク宮殿のＨＰから）

１時間位、王宮の博物館を楽しんで外に出ると、栗毛の馬に引かれた白い馬車が待っていた。
２０分４５ユーロ。ちょっと高いけど…。

この街は馬車が似合う。町並みにマッチしている。

馬車の後ろは、渋滞に…。

降車後、馬に人参をあげ、労をねぎらう。

王宮からリンク通りに歩き、路面電車Ｄ線に乗車。
（写真は１番の路面電車）

クリムトの絵画が展示してあるベルヴェデーレ宮殿に到着。

今年は、クリムト生誕１５０年。
館内には沢山のクリムトの作品が展示してあった。
代表作の「ユディト」「接吻」…
色使いがとてもきれい。
（館内撮影禁止）
写真は、ウィーン空港で買ったクリムトのショッピングバッグ(4.9ユーロ)。

上宮のバルコニーから、下宮方面を望む。
きれいな庭園の向こうに、ウィーンの街が…。

路面電車で国立オペラ座前へ。
しばらく歩くと、ホテルザッハーが見えてくる。
ちょうど、お昼時、昼食はザッハートルテにしよう。

通りのテラス席は一杯だったので、店内へ。

有名なザッハートルテ、4.9ユーロ。
甘くない生クリームと一緒に食べると、程よい甘さでおいしい。

アインシュペナー、4.6ユーロ。

メランジェ、4.6ユーロ。

カフェには、お土産コーナーがる。

賞味期限を聞くと、ホールケーキは２週間。
木箱に入って、クッション材が入っている。
お土産はこれしかないと思い、今日と翌日、大量に買い込んでしまった。
すべてトランクに詰め込んだが、型が崩れることなく、日本まで無事に持って帰ることができた。
トランクが重いこと。

ホテルに一旦戻って休憩。

３時頃、シェーンブルン宮殿へ向かう。
ホテル前の地下鉄駅シュテファンプラッツ。１号線と３号線の交差する駅だが、１号線は工事のため明日まで運休。
３号線に乗り、西駅へ向った。

西駅からタクシーに乗って、シェーンブルン園芸学校付近で下車。
平坦な道を６、７分歩くと、グロリエッテに到着する。

本来は、宮殿から炎天下、上り坂を２０分も歩かなければならない。
この行き方は、とっても楽。賢い行き方だと思う。

シェーンブルン宮殿とウィーンの街のパノラマを楽しみながら、のんびりと丘を下る。

ネプチューンの泉。残念ながら、噴水は上がっていなかった。

振り向くと、丘の上にグロリエッテが見える。

宮殿に到着して、シィシィチケットで入場。
内部は、日本語オーディオガイドを使って、自由に見学できる。
（残念ながら、写真撮影禁止）

シェーンブルン宮殿から地下鉄４号線に乗って、シュヴェーデンプラッツへ。
６時に、ウィーンで一番古いレストラン「Griechenbeisl（グリーヒェンバイスル）」を予約しておいた。

６時前、Griechenbeisl（グリーヒェンバイスル)に到着。
う〜ん、いい雰囲気。期待できそう。

まだ、夕食には早いので、店内はガラガラ。

予約時に希望を伝えておいた「Mark Twain Room」に案内された。
このレストランには多くの部屋があるが、この部屋が一番有名。
天井や壁一面に著名人のサインが一杯ある。

ベートーベンのサインは？
と聴くと、
長い差し棒を使って教えてくれる。

中央のキノコの形をしているのがベートーベン。
ほかに、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス、ツェッペリン……。
壁に松平健、大地真央の写真も飾ってあった。

スープの後、メインはウィンナーシュニッツェル。
ドナウ河岸のデュルンシュタインで食べたほうが、衣に味がついていて、美味しかったかな？

妻は、スープの後、大えび入りのサラダ。えびがプリプリで美味しかった。

夕食後、１０分ほど歩いて、ホテルに一旦戻った。

２０時１５分開演のモーツァルトコンサートへ出かける。
ケルントナー通りを国立オペラ座へ。
通りには、音楽を演奏するグループや大道芸人が腕前を披露し、にぎやか。

国立オペラ座に到着。

（写真は、帰りに撮影）

座席は「1.RANG LOGE RECHTS LOGE7 Sigz2/3」
右側の２階のボックス席の最前列。
ボックス席の入り口。各ボックスに扉がある。

ボックス席は、最前列３席、２列目２席、３列目２席の合計７席。われわれのボックス席は満席だった。

下から２段目のボックス席。妻が手を振っている。

劇場は意外と狭い。
もっとも、肉声で歌うのだから、そんなに広いわけがない。
モーツアルトの時代の衣装とかつらをつけた管弦楽団が、モーツァルトの曲を演奏し、歌う。
前半最後の曲は、トルコ行進曲。指揮者が、観客に手拍子を求め、笑いもあって、休憩に入った。

休憩時間は、シャンパンでも飲んで過ごすのだろうが、何も注文しなかった。

音楽にまったく興味のない夫婦は、前半が終了した時点で、ホテルへ戻った。

８日目[8月25日(土)]
帰国日。ホテルフロントに１０時１５分にタクシーをお願いした。
朝食後、目の前のシュテファン寺院へ。

内部は、荘厳な雰囲気。広〜い。

４ユーロ支払って、エレベーターで北塔に登る。
寺院の屋根がキレイ。

ウィーンの街が見渡せる。

寺院を見学した後、カフェザッハーへ。
９時の開店と同時に入り、お土産を買い込む。

１０時１５分、定刻にタクシーが迎えに来たので、ウィーンを後にした。
空港には１０時４０分ごろ到着した。

ウィーン13時発のLH2329便でミュンヘンへ。
乗継ぎ時間２時間弱、ミュンヘン発15時50分発LH714便で成田へ。

９日目[8月26日(日)]
１０時頃、定刻より早く、成田空港に無事着陸。シャトルバスでホテルへ向い、自家用車で１４時頃自宅に到着した。