2010　尾道の旅　No3　吹屋　（２日目）

2010/03/20 - 2010/03/21

岡山県の山中にある吹屋は、石州瓦と赤いベンガラ壁の商家や民家が街道沿いに軒を連ねる美しい町並みで知られ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

「ベンガラ」とは、酸化第二鉄を主成分とする赤色顔料のことで、吹屋が唯一の生産地で、陶器、漆器、建物、船舶などの高級塗料として全国で使用されてきました。

近くには、小中学校では国内最古といわれる、明治時代の堂々とした木造校舎の吹屋小学校があり、こちらも一見の価値があります。
しかし、残念ながら平成２４年３月を以て、１１１年の長きにわたったその歴史に幕を下ろしたそうです。

江戸時代、ベンガラ原料の開発で富を築いた西江家の豪邸を横目で見ながら、吹屋へ到着しました。
早速、無料駐車場に車を停め、赤い町並みを散策します。

エリア 備中高梁(岡山)

• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

吹屋の街並みです。

良いお天気に恵まれました。

この辺りはそれほどではありませんが・・・

どうです、赤いでしょう！

この先に面白いカフェがあるとの事なので行ってみましょう。

町はずれにある、古民家を再生したカフェ「紅や」です。
店内には所狭しと雑貨類が並べられていて、なんだか楽しい雰囲気なのでちょっと休憩していきます。
いい掘り出し物が見つかるかな〜・・・？

次が待っているので、楽しいカフェを出てもと来た道を引き返します。

こうしてじっくり見ていると、古い町並みに赤い壁の取り合わせが妙に新鮮に思えてきます。

この赤には敬意を表して、正面からご挨拶していきます。

そろそろ歴史ある小学校へ行きたいのですが、その前に、小学校の
お隣にある宿泊施設「ラ・フォーレ吹屋」のレストランで昼食をとることにします。
ここは、吹屋近郊の食材を吟味して調理した料理を出してくれます。

昼食後、吹屋小学校を訪れました。

いかにもという感じで、明治の香りがプンプンしています。

国内最古といわれるだけあって、見るからに貫禄充分です。

しかし、残念ながらこの小学校は平成２４年３月を以て閉校してしまったそうです。

吹屋小学校を後にして、岡山の山の中でハード系の美味しいパンを焼いている「焼き屋」さんでパンを買って家路につきます。