2012/05/04 - 2012/05/07
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kuropisoさん
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2012年、ゴールデンウイークの後半戦。
ゴールデンウイークというのに全国どこも悪天候と週間天気予報がいう。
その天気予報と「にらめっこ」してどこに行こうかと悩んで決めた先が屋久島。
GWに合わせたような悪天候は西から回復のといったところです。
連休で、ここ数年来人気の屋久島なんか、
宿がとれないだろうな・・・と思っていました。
ネットでは空きは無しだったのが、
なんと電話した先で空きがありました。
(キャンセルがでたのか?それともボロいのか??)
「こ、これは屋久島が私を呼んでいる・・・」と勝手な解釈をしつつ、
ポンポンポンと行程を組みました。
屋久島での大きな目的は二つ。
「大川の滝」と「縄文杉」
「大川の滝」は日本の滝百選に選定されており、
日本滝百選、全制覇を目指す者として避けては通れぬ道。
そして屋久島に行ったとなると、かの有名な
日本一、いや世界一長寿の樹木である、
「縄文杉」を見ずに帰るわけにはいくまい。
(樹齢については諸説あり、詳しくは別記載)
縄文杉登山に往復8~10時間かかって
ヘロヘロになろうとも、これは達成せねばならない!
その二つは必ずや・・・二つ?
あっ、千尋の滝も!あっ、白谷雲水峡も!
ああっ、紀元杉!!あああっ、ウィルソン株!!
忙しいっ!!!
そんな感じで駆け足で巡った世界遺産屋久島。
どこもお馴染みのスポットではありますが、
稚拙な写真で申し訳ありませんが振り返ってみました。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
屋久島へのアクセスは鹿児島から船か飛行機。
当初は船を考えていましたが時短を優先し飛行機で。
着陸すると本土の悪天候が嘘のよう。 -
屋久島に到着し、チェックイン。
諦めていた初日のレンタカー。
宿の受付で電話してもらったら丁度空きがあるという。
車は15分ほどで宿の玄関に。
早速、島を巡ります。
〜〜〜
屋久島で超有名な滝といえば
「千尋の滝(せんぴろの滝)」
落差60m。
巨大な岩盤に面する。
このような岩盤をスラブといい、
(登山用語で急斜面の一枚岩)
ここでは約300m四方あるとのこと。 -
千尋の滝。
展望台からの眺め。
近寄りたいところだが、現在は立ち入り禁止。 -
日本の滝百選に選定されている、
「大川の滝(おおこのたき)」
この地方で川を「ごう」、「こ」という。
大川の下流なので「大川の滝」だそう。
落差88m。
水量が少ないと右岸側(向って左)の1条のみとなる。
今日は2条に分かれているので水量は多い方なのだろう。
ただ豪雨のあとは豪瀑となり全く近寄れないという。 -
大川の滝、おじさんとの大きさ比較。
-
大川の滝、右岸側にまわり込む。
風の関係か水しぶきが激しい。
うっすらと虹が見える。
私の背中側にも山があり、
この後、どんどん日が陰る。
日当たりを望むのでしたら昼過ぎまでがお勧め。 -
トローキの滝
落差6mと大きな滝ではありませんが、
海に直接落ちる珍しい滝。
千尋の滝、トローキの滝、大川の滝、
そして蛇の口の滝の4つで屋久島四滝というらしい。
蛇の口はちょっと時間がかかるので
今日は先に進みます。 -
大川の滝をあとにし、どんどん進みます。
道は急に細くなり西部林道に入ります。
西部林道はその名の通り屋久島の西部に位置しますが、
沿岸部も含めて世界遺産登録されているのは
この地域だけどなります。
地形は急峻。
標高1323mの国割岳から一気に海まで落ち込むような感じ。
その山肌にへばりつくようにカーブを繰り返しながら
林道は続きます。 -
時折、視界が開け、海が広がる光景。
このあたり太平洋で、このちょっと先から東シナ海というが、
正確なところはキチンと調べてみないと分からない。 -
島内でよく見かける屋久島猿(やくしまざる)。
ヤクザルとも呼ばれます。
人に対する警戒心薄く、集落においては
農作物のの被害に悩まされることもあるそう。 -
林道をずっと進むと西端である屋久島灯台が見える。
その沖に硫黄島。 -
屋久島灯台
明治30年より灯りを灯す。
光の到達距離は22海里(約41km) -
夕刻になり、空を見ると彩雲が。
ちょっと嬉しい。 -
口永良部島の傍らに夕陽が沈む。
今日はいい色。 -
おっ!屋久島でプチだるま夕日。
これまた嬉しい。 -
夕暮れに佇む若者、何思う。
-
初日でとりあえずは屋久島一周。
宮之浦で夕食を済ませると空には満月。
明日も天気は良さそう。 -
2日目
GWの終盤は帰途の関係上、観光客も減ってくる。
そのことを考え、縄文杉を明日に定め、
今日は白谷雲水峡へ。
途中、展望台から宮之浦の街並みを望む。
本当に緑豊かな島である。 -
宮之浦の街から12km。
標高620mという高所に白谷雲水峡の入口はあります。
(もっと低い場所にあることを想像していました・・・)
早速、白谷川の美しい清流が迎えてくれる。 -
白谷雲水峡 飛龍落とし
落差は20m弱といったところでしょうか。
狭まった岩場を豪快に流れ落ちます。 -
標高高く、この辺りは只今新緑。
-
樹木、岩場には苔がびっしりと生え、
その緑の濃さにむせかえるという表現も納得できます。 -
苔も多くの種類が。
-
太鼓岩からの眺望。
右の最も高い山が宮之浦岳。
日本百名山に選定されており、
標高1,936mと鹿児島のみならず
九州地方の最高峰です。
屋久島は1年365日のうち366日雨が降るといわれる。
日本屈指の多雨地域。
なのにこの天気。
他の登山者に説明をなさってるガイドさん、
GWって大体天気悪いんだが、
この時期、こんなにクリアに見えることはまずないのだと。 -
もののけの森/もののけ姫の森 両方の表記があるが。。
白谷雲水峡にて人気のスポット。
映画「もののけ姫」制作の際、宮崎駿氏は
イメージ造りの為に何度も訪れたそう。
今日は晴天でしたが、この場所は雨が似合うと思います。 -
三日目。いよいよ縄文杉登山に向かいます。
早朝のバスにて荒川登山口にやって来ました。 -
登山口から縄文杉へのルートを確認します。
前半が延々と続くトロッコ道。
大株歩道に入ってからは急な登山道。
往復で8〜10時間と言われます。
運動不足の私は縄文杉に出会うことが出来るでしょうか。。 -
登山口を入るとすぐに橋を渡ります。
トロッコ道の始まりです。 -
道中にあるトンネル。
-
まだ始まったばかりなので元気があります。
傍らの植物を眺める余裕があります。 -
何本も橋を渡る。
手摺りがないとちょっと緊張。
ですが、眼下には透き通るような流れ。 -
トロッコ道が延々と続く。。
あぁ、まだか? -
大株歩道に入って数十分。
ひらけたところに辿りつく。
これがかの有名なウィルソン株。
大阪城築城の為に切られたという(諸説あり)、
周囲13mの巨大な切り株です。
中は空洞となっており、清流が湧き出ている。 -
ウィルソン株の内部。
とても広い!!
で、どうしても見たかったのがこのハート。
とあるポイントから見ると空洞上部がハート型に見えます。
これは穴がハート型をしているのではありません。
徐々に視点をずらしていくと前後左右の
出っ張り、引っ込みがパズルのように
それぞれ重なり、補完し合い、ハートを造りだして行きます。
ピタッと決まった姿に見えた時の感動は何とも言えません。 -
一説に縄文杉より長寿と言われる大王杉。
樹齢3000年といわれます。
大王杉まで来れば縄文杉まであと少し!! -
延々と歩き辿りついた縄文杉。
この地で数千年と時を過ごしたその姿。
適切な言葉が見つかりません。 -
樹齢は2600〜7200年という幾つかの説がある。
幹回りよりの大きさから7200年説が出たが、
それに対し幾つかの疑問反論が。
その放射性炭素使用の測定法などの調査で2000年代。
ただ、これも保護の為に幹の中心部を計測出来ていないので、
正確ではありません。
7200年を完全否定できる材料も無い為、
ガイドさん達はこの7200年を使用します。
そのほうがロマンがあるから。。。
現在は保護の為に縄文杉に触ることはできません。
側の展望所から眺めるのみ。。。
ですがその存在感に圧倒されます。 -
帰りに屋久鹿と出会いました。
ふと目が合い、何かを訴えているような顔に
「いつの日か又来るよ」と思わず小声で言っていました -
さて、4日目。
お手軽に見ることの出来る屋久杉、「紀元杉」
あれ、縄文杉の帰り道中の写真は?
って、へろへろで何も出来ませんって。
本当は4日目は蛇の口の滝に行こうと思ってましたが、
疲労困憊で断念しました。(笑)
家に帰ってからどうだった?といろんな人に聞かれます。
ヘロヘロになったことを理由に、
「二度と行かない」って答えているのですが、
心のどこかに「いつの日か又行こう」と思っている私がいます。
そんな屋久島の旅でした。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- はな♪さん 2012/08/28 22:04:46
- 「Facebookでみた光景」
- kuropisoさん☆
こんばんは♪
今朝、何気にFacebookのkuropisoさんのお写真が気になり
おじゃまさせて頂きました。
実に素敵なお写真で、魅了させられました。
旅行記、アップされていたんですね^^ 更にうれしぃわ〜♪
わたしが憧れ続けていた屋久島。
「大川の滝」と「縄文杉」一度は見てみたく、いつもパンフレットとにらめっこしてます(笑)))
>大川の滝、おじさんとの大きさ比較。
kuropisoさんですか??? 三脚・タイマー、セットされたんですね^^
分かりやすいですわ〜。 しかし、本当に凄い!!!ですね。
プチだるま夕陽もすてき(*^о^*)/
もののけの森、お写真の感じもすてきですが、確かに・・・雨もよいかもですね♪
でも、これだけ苔が生えていたら、滑りそうですよね^^;
ウィルソン株の内部のハート、キレイに撮られていますよね。わたしも見たいです☆
女の子は、モデルになってもらったのでしょうか? 全体の雰囲気がいぃですね^^
ダブルのハートも写ってますね♪ すてきだわ〜♪♪♪
実に夢があって、本当にすてきなお写真です。かなり気に入りました^^
そして遂に〜、おめでとうございます。お疲れ様でした^^
大変だったとお察ししますが、こんな素晴らしいお写真を拝見でき、うれしく思います。
実際に目の当たりにたら、言葉を失うのではないでしょうか。
素晴らしい旅行記、ありがとうございました。
では、はな♪
- kuropisoさん からの返信 2012/08/29 00:35:42
- 有難うございます!/RE: 「Facebookでみた光景」
- はな♪さん
書き込み有難うございます〜!
コメントも勿体ないお言葉ばかりです〜〜!!
旅行記、最近サボり気味で。。
はな♪さんのように
「アップされてて嬉しい」なんて、
こちらが本当に嬉しいかぎりです。
そんなふうに仰って頂く方がいるなんて・・・
頑張ってもうちょっといい写真、いい旅行記をアップできるように、
頑張ろうと思います。
私も屋久島は、
「いつか行こう、いつか行こう」と念仏のように唱えていた場所。
思いに違い無い島でした。
是非、はな♪さんも実現なさって下さい。
写真のオジサンは私です(汗)
大きさを分かってもらうには滝から離れていないと分かりませんので、
10秒タイマーでは間に合いません。
他の方の写真をお撮りし、その方に私からもお願いして
押して貰いました。
私の時は水量は結構多めだと思っていました。
ですが今台風が来ていますよね。
恐らく大変なことになっているのでは。。
ウィルソン株の女性もお撮りした方にお願いしました。
お顔は個人情報で申し訳ないので(笑)、
写らない方向に上を見上げて頂けませんかと。。
ハートを見上げて「素敵!」的な写真にしてみましたが、
実は女性の場所からはハートには全く見えないんです(笑)
でも、神秘的な空間にには違いありません。
あと、ダブルのハート、よくお気づきになりましたね!
上部のハートの仕組みをご存じないかたは、
ハート、ハートと言ってるのを聞いて、
「あぁ、これね」と仰ってました。
その後、その方のガイドさんに実際を聞いて、更にびっくり。
皆さん撮影なさるので、混雑必至です。
訪れる際には時間に余裕を持たれて下さいね。
縄文杉への到達の感激は頑張った人が貰えるご褒美だと思います。
多くの観光客が訪れる為、(自分もその一人ですが・・)
一日の入山人数に制限をもうけようという意見があると
聞いたことがあります。
保護の観点からも当然出る意見なんでしょうが、
これからも多くの人にパワーを与えて欲しいと思います。
はな♪さんも是非訪れて下さい!
縄文杉登山は誰もが辛い思いをして
(あ、これは運動不足の私だからか?)
誰もが幸せを貰えるところだと思います。
Kuropiso
-
- 天星さん 2012/08/26 18:05:43
- ごぶさたです
- 屋久島...島といえども
短期間では時間が足りないとこですね〜
でも、歩きまわり
カメラに収まってますね
じっくり、ゆっくり
撮影してみたい場所ですね
よく雨が降る所なのに
今年はさらに雨が多い
じめじめとした神秘感
独特ですね
天
- kuropisoさん からの返信 2012/08/29 00:02:47
- 書き込み有難うございます。/ RE: ごぶさたです
天星様
ご無沙汰しております。
書き込み有難うございます。
おっしゃるとおり、
屋久島は非常に奥が深く、
トレッキング、登山をなされる方は
一週間あっても足りないでしょうし、
リピーターの方も多いみたいです。
更に海を加えれば、一ヶ月あっても。。と思います。
雨の多さが神秘的な雰囲気を醸し出すのでしょうが、
私の時はカラッとした天気。
現地で雨で嫌な思いをなさった方には申し訳ないですが、
今度は雨天で訪れてみたいです。
年々、台風や豪雨の被害が拡大するようですが、
島々の自然が無事であることを願っています。
Kuropiso
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