車中泊の旅-2012夏休み関東・東北3280キロ：No.1出発・鎌倉編

2012/08/10 - 2012/08/11

車中泊の旅-2012夏休み関東・東北3280キロ
2012/08/10(金)夜〜2012/08/19(日)
9泊10日頑張れ東北！勝手に応援に行こうの旅


No.01　出発(SA)・神奈川(鎌倉)
No.02　東京(浅草・スカイツリー)
No.03　茨城(霞ヶ浦・水戸偕楽園)
No.04　栃木(宇都宮餃子・日光東照宮)
No.05　福島(塔のへつり・大内宿・会津若松城)
No.06　福島(猪苗代湖・喜多方ラーメン)
No.07　山形(山寺・桃狩り)
No.08　宮城(仙台青葉城・ずんだもち・牛タン)
No.09　宮城(松島・再牛タン)
No.10　岩手(厳美渓・中尊寺金色堂)
No.11　岩手(小岩井農場・盛岡三大麺制覇)
No.12　青森(十和田湖・奥入瀬渓流)
No.13　青森(青森・ねぶたの郷・三内円山遺跡)
No.14　青森(竜飛岬・青函トンネル記念館・不老不死温泉)
No.15　秋田(白神山地・なまはげ館・男鹿半島)・帰路(福島新潟福井経由で大阪へ)


No.01　出発(SA)・神奈川(鎌倉)
2012/08/10(金)〜2012/08/11(土)
*出発
*御在所SA
*浜松SA
*足柄SA
*鎌倉の大仏

エリア 鎌倉(神奈川)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

今回も我が家の珍道中をお届けします！
かなりの長編になります。
頑張って更新しますので、
最後までのお付き合いよろしくお願い致します！


2012/08/10(金)
旦那様も私も、18時過ぎに会社より帰宅
これから始まる長期車中泊に、
もちろん不安はたくさんあるに決まっている。
だが、家族で小さい車の中ですごす10日間は、
今だけでなく我が家の大イベントとして
この先も私達家族の胸に刻まれることになる。

20:17　
帰宅後、急いで夕食を食べ、風呂も済ませ車に荷物を詰め込む。
我が家の約束である
「立つ鳥跡を濁さず」
が各部屋、しっかり出来ているか私がチェックしてから出発となる。

さぁ、とうとう出発の時
いつも心に願うのは一つだけ･･･
「無事にこの場所に帰って来ます様に」と。
まず最初に、愛車の時計を撮影し、距離カウンターを0にして
待ちに待った出発である。

早寝をし、早朝出発で出かける事も多いが
今回の旅は、かなりの距離を走行するので
一日前倒しでの出発である。

前回19時頃出発し、新御堂筋が激混みしたので
あえて、ゆっくりと出発してみた。
それでも、新御堂筋はまだ賑わったままだった。

21:06　吹田インター(23.3K)
いつもなら、インターまで30分もあれば到着しているのに･･･と後悔もするが
また、次回への成功につながれば、それはそれで良いと思う事にする。

22:35　三重県御在所SA(145.8K)

眠気覚ましにSAをウロウロしながらコンビニで買い物をする。

23:00　出発

意外と長く休憩してしまった･･･。

23:41　豊田ジャンクションを通過
23:56　岡崎付近で渋滞発生(217K)

反対側大阪方向へ向かう下りの自動車の列は、かなり前からずっと渋滞している。
今まで、普通に走ってきた上りも
気が付けば、完全に止まるほどの渋滞が発生していた。

2012/08/11(土)
00:20　渋滞解消(228K)
どうやら、事故による渋滞のようであった。

00:38　三ケ日ジャンクション
新東名へと初突入！
私の生まれ故郷富士では、数年前より新東名の工事が行われてきた。
だが、道路を作ると言う話は、私が中学生位の頃より聞かされた話なので
いつ開通するのかと、ずっと待ち遠しかったのだ。

今回は、新しく出来た静岡SAで仮眠をとろうと計画していたのだが
旦那様の眠気がピークに達した為、早々とキャンプ地を決めたのであった。

01:00　浜松SA(250K)
こちらも、新東名開通に伴い増えたSAである。

車中泊の旅をはじめて、かれこれ5・6年になる。
最近では、娘達が成長し
後方座席の管理＆寝る際の準備は、すべてやってくれる。
手早い時には、到着後5分程度で眠れるほど。

06:00　起床

この浜松SAはピアノの鍵盤の模様が描かれている。
楽器とバイクのYAMAHAが浜松の代表的な産業だからであろう。

この浜松SAにはキッズコーナーなる部屋が存在した。
退屈な高速道路から、開放されたちびっ子達は朝早いと言うのに
元気に遊びまわっていました。
うちの大きな娘っこ達も、十分遊べそうですね。

SAのショップも広々としていて
ウインドーショッピングだけでも気持ちいいものである。
床にもピアノの鍵盤模様が描かれており
浜松らしさをここでも、アピールしている。

高速道路のSAに最近よく見かけるようになったパン屋さん
特に朝は、このなんとも言えない香りに毎度ノックアウトされている(笑)

ここ浜松でも、朝早くから賑わっていた。

6:45　浜松SA出発(250K)

新富士インター
新東名開通で新しく出来たインターである。

私の出身中学のすぐ近くで、ここを降りれば目の前に懐かしい風景が広がっている。
今年も帰る予定は今のところない。
父や祖父母の墓参りも、おろそかになったままだ。
ごめんね･･･と思いながら、高速上でそっと手をあわせた。

親不孝を繰り返しているからか
見えるはずの富士山は、その形があることすら確認出来なかった。

来年こそ、家族で富士に帰ろう･･･と思う瞬間である。

部分開通した新東名を走り抜け、
従来の東名へと戻ってきた。

厚木インターで降りる為
ここも私にとっては思い出深い足柄SAで休憩する事にした。
金太郎のおとぎ話で知られる、ここ足柄山。

金太郎が思い出なのではなく、
この足柄SAは、私の祖母との思い出の場なのだ。
衣料品店を富士で営んでいた私の祖母は、
月に一度、東京へと衣料品の仕入れに行く。
夏休みや冬休みといった休みの時には、私は毎回付いて行った。
今思えば、迷惑だったなと思うが、
祖母はいつも楽しそうに東京見物へ連れ出してくれた。
田舎育ちにとって、東京はものすごい都会だった。
成人式の着物を誂える時も、大阪の大学から夏休みに戻った時に
祖母と一緒に東京へ行き、上から下まで全部揃えてくれた。

毎回祖母は、東名の高速バスで八重洲まで向かい、丸の内線で西日暮里まで行く。
そして、帰りも同じように高速バスを使う。
いつになったら、足柄SAが出てくるのだろうと思える話しの内容になったが
この足柄SAは高速バスの休憩地点で、必ずここでトイレ休憩の為に何分か停車する。

ここで、いつも祖母は決まりごとがあった。
それは自宅で待っている祖父へ帰宅の連絡をする事だ。
携帯電話が今のように発達していなかった時代に
家と連絡を取れる最後の場所なのだ。
ここで、連絡をすると高速バスが富士インターに到着した時に
祖父がインターまで車で迎えに来てくれるのだ。

そして、私が同行した時は家に電話するのが私の役目だった。
テレフォンカードを沢山握り締め、公衆電話へ向かう。
たった数秒の連絡電話だが、いつも私は緊張していた。
何故か、ここに来てちょっと緊張してしまったのは
そんな思い出があるからかもしれない。

昔と比べ、すっかり様変わりした足柄SA。
こんなお洒落だったかな･･･と思ってしまった。
足柄山の金太郎の雰囲気は、さすがにない(笑)

トイレとは思えない、この建物。
吹き抜けの感じもよく、また手洗い場の間隔がものすごく離れていて
高速走行で疲れた身体を休めてくれる。

最近、高速内の施設に増え始めた
我が家では「ゴージャストイレ」と呼んでいる綺麗なトイレ施設。
ここも、我が家採点だとゴージャストイレの仲間入りである。

場所によって、
メイクルームや着替えルームなどもあったりするゴージャストイレだが
ここにも、存在する。


ちなみに今までであった一番のゴージャストイレは
トイレ内に中庭があり、ベンチやソファーなども置かれ
車中泊より、ここで寝た方が休まるのでは？思えるほどのトイレもあった。
さすがにそこには勝てないが、なかなかいいトイレであった。

そろそろお腹も空いてきたので、朝食を物色中。
SA内にマクドナルドやモスバーガーそしてロッテリアなどのファーストフードが最近増えつつある。
ここ足柄SAでは、マクドナルドが！

娘達は、ここの朝マックが大好きなので
車中泊では、たびたびお世話になるマクドナルドに初日から挑む事に(笑)

いつものように長い休憩となったが
これから先は、一般道での移動となる。
なので、トイレなどは忘れずにここで行っておくのだ。

まもなく厚木インター

大阪を出発して、半日以上が過ぎている。
神奈川県の天気は、曇りで観光するにはちょうど良い。

時間があれば、江ノ島散策＆朝食も考えていたのだが
このシーズンだし、道路も混雑している為
鎌倉の大仏へと進む事に。

旅行の計画を立てる時、行き先が決まったら必ず調べる事がある。
それは、駐車場があるかどうかという事だ。

自動車で移動するのだから当たり前の事であるが
観光地の度に拝観料(これは仕方がない)と駐車料金がかかる。
なるべく安く抑えたいので、周辺駐車場を調べるのだ。
混雑していて、指定の駐車場が満車のケースもあるので
何件か、立候補を決めておく。

今回は、当初より探してあったこちらの駐車場に･･･。
30分300円、急いで戻れば、なんとかなりそうな時間である。

私としては、二度目の鎌倉だ。
小学校6年生の遠足で、ここに一度来た事がある。
珍しい物が大好きで、好奇心旺盛な子供だったので
鎌倉の大仏より、鎌倉を訪れている外国人を見つけては喜んでいた。
「うわぁ〜〜外人がいるぅ！」
なんて言いながら、走り回ったのを覚えている。

旦那様や娘達にとっては、初めての鎌倉。
ここを、今回の車中泊のトップバッターに選んだのは旦那様だった。

「鎌倉大仏が見たい！！」

旅行計画を立てている時に
東北中心にゆっくり周りたい私に対して
鎌倉の大仏をどうしても、入れて欲しいと願う旦那様。
一度でいいから、本物の大きさをこの目で確認したかったそうなのである。

娘達2人とも大人料金となって出費はかさむばかり。
でも、鎌倉大仏の良心的な入場料金に感謝である。

意外と開放的な空間に、娘達は驚いていた。
東大寺の大仏を何度か見に行った事があるが
全く違った雰囲気が、ここ鎌倉の大仏にはある。

東大寺の大仏は高さが約15メートル。
それに対し
鎌倉の大仏は約11メートル。

高さでは東大寺に敵わないが
この開放感に、是非一票投じたい。
東大寺の圧迫感に比べ、どこか故郷にでも戻ってきたような
そんな心広い母の懐に飛び込んだ気分にさせてくれる。

大仏様が履くワラジらしい。
写真では判りにくいが
本当にデカイ。

鎌倉の大仏は背中に窓が付いている！
これには、ビックリ！

なんと、大仏の中に入れるとの事なので
迷わず入る！

ここも良心過ぎる値段だ(笑)

そして内部･･･。

どこかわかるかな？

こうやって見ると、なかはスカスカだという事がよく分かる。
東大寺の大仏は重さが250トンもある。
それに対し、鎌倉の大仏は124トン。

高さの差以上に重量の差が大きいのはこの空洞のせいかもしれない。

そして、外から見た窓が、あんな高い所にあった。

大仏の作り方が、書かれている。

大仏様のお腹の中･･･
という事で、注意書きがある。

さて、予定の30分で一番最初の観光を終え
駐車場まで戻ってきた。

鎌倉の大仏を出発


左に江ノ島を眺めながらのドライブである。
ゆっくり走りたい訳ではないが
渋滞している為、のんびり車窓から江ノ島を･･･
ラジオからサザンの曲が聞こえてくれば、後は申し分ない(笑)

さて、次は東京へ
娘達は東京見物が初めてとなる。
大阪で暮らしていても、東京にはまた違った魅力がある。
心は東京へ、でも渋滞は続いていた(笑)


車中泊の旅-2012夏休み関東・東北3280キロ：No.2東京(浅草・スカイツリー)
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