2012年8月 沖縄離島を巡る ・ 4部　[米原ビーチ＆竹富島再訪編]

2012/08/08 - 2012/08/15

ANA特典航空券を利用しての初めての沖縄離島旅行。

石垣島3日目は米原ビーチでのシュノーケリング、御神埼の灯台観光に出掛けた。
その後、ホテルをイーストチャイナシーに移し、夕方からの時間を竹富島再訪に充てた。

本旅行記は第3部『竹富島編』から続く第4部

■第1部『石垣島ドライブ編』
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10697046/

■第2部『石垣やいま村編』
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10697995/

■第3部『竹富島編』
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10698077/

■第4部『米原ビーチ＆竹富島再訪編』
　⇒ 本旅行記

■第5部『西表島･しげた丸編』
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10699581/

■第6部『那覇･識名園編』
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10700247/

■第7部『那覇･玉陵編』
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10701455/

エリア 石垣島(沖縄)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

名蔵ヴィレッジをチェックアウトし、すぐ隣の石垣焼窯元を訪ねた。

秀吉が愛でた油滴天目の陶器だが、硝子によるコバルトブルーのアクセントに特徴がある。
1999年に開かれた新しい窯元で、観光客相手に陶芸体験もやっている。

■石垣焼窯元 オフィシャルWEBサイト
http://www.ishigaki-yaki.com/

油滴天目の紋様が美しかったので土産に皿か湯呑でも買おうかと思ったが、20cm四方の角皿で\12,600。湯呑でも\5,250。
旅の土産としてはちょっとお高いか。
物色していたら、高台内(足の部分の内側)に割れのある湯呑が\1,500で売られていた。
陶器を愛でる向きには邪道この上ないのだろうが、水漏れのない事を確認できたので、普通に生活で使うには問題ない。
割れはその気になれば紫外線硬化の柔らか目のレジンを充填すれば良いので、土産に買って帰った。
油滴が綺麗で良い買物だった。

米原ビーチ

一昨日来たのは隣の米原キャンプ場。
米原ビーチは地元の無料ビーチだ。
無料駐車場もあるようだが、場所が良く解らなかったので適当に駐車したところ\500の駐車料金を徴収された。

以降に撮った米原ビーチの写真は防水のNikon・AW100で撮影。

無料更衣室だゼぇ。
インパクトあり過ぎだゼぇ。
ボロボロの木造だゼぇ。更衣室なのに半分は扉が無かったゼぇ。
中に棚があったゼぇ。水着を置いたゼぇ。棚ごと崩れたゼぇ。
とりあえず元に戻しておいたゼぇ。間違いなくまた落ちるゼぇ。
ワイルドだろ？

有料駐車場横の建物に有料シャワールームがあるらしい(後で知った)･･･ゼぇ。
女性はそちらを使った方が無難だろう･･･ゼぇ。

さて、施設はボロだが海は最高に美しい。

水の透明度は抜群に高く、波打ち際の近くまで珊瑚が群生している。

トカラベラかな

チョウチョウウオの仲間

恐らくはフウライチョウチョウウオ。
ランデブーだ。

モンガラの仲間のクマドリ

小僧と二人で沖の方まで進んで行ったが、引潮の時だったからか何処までも歩いていけた。
途中クリークがあり、このように深みになっている。

珊瑚は踏みたくないし、触るとかぶれる。
米原ビーチは珊瑚びっしりの場所があるので、水位の低い時は珊瑚の居ない場所を歩いて行くしかない。

上の写真の場所でカメラを水中に沈めるとこう写る。

狭い通路を歩いたが、案の定左膝の辺りを珊瑚に引っ掛けてしまい、出血した上にかぶれてしまった。

花の咲いたような珊瑚はリュウキュウキッカサンゴ

ルリスズメダイが群がる。

ランデブー中のチョウチョウウオは6枚上の写真のチョウチョウウオとは異なる模様をしている。
ミスジチョウチョウウオだろう。
チョウチョウウオは種類が多く、良く観察すると何種類も見付けられる。

透明度の高い海なので遠くの方まで見通せる

ルリスズメダイはあちらこちらで群れている。

琉球菊花珊瑚の前を泳ぐ瑠璃雀鯛（と漢字で書いてみた）

小僧が｢でかいのを見付けた｣と言う。

ツバメウオかと思ったが、ちょっと尖がっている感じがする。
恐らくアカククリだろう。

蝦蛄(しゃこ)のようだが、何だろう？
石垣ではモンハナシャコが見られるとの事だが柄が違うように思う。

そ〜っと近付いてみたが、猛烈なスピードでどこかに消えてしまった。

やたらとでかいナマコを見付けた。
オオイカリナマコだ。
3匹程見たが、どれも体長2mを超える。
写真のヤツは3m近くあった。
頭の触手を激しく動かし、これまで見たナマコの中で最も機敏に動いていた。

恐らくは魚肉ソーセージで餌付けしている親子の近くを通り掛かった。
魚が集まる。

小僧も流石に疲れている

それ程長く居たつもりはなかったが、写真のタイムスタンプを見ると2時間半泳いでいたらしい。
時刻も午後1時過ぎ。
流石にお腹も空いたので退散する事とした。

次は潮の様子を調べてから再訪したい。

お昼は近くで探した

道沿いに看板だけが見える。
家内が一目で気に入り、｢美味しいに違いない｣。
何を根拠に。
｢あたしは信じるよ｣と家内の決意は固く、写真左の路地に踏み入った。

嘉とそば

店内の様子

写真は屋内だが、景色の良いテラス席もある。
(テラスは満席だったので私達は屋内へ)

ソーキそば(\700)

私のオーダー
魚介系の澄んだ出汁で、あっさり旨かった。
麺自体も美味しかった。

八重山そばセット(\750)

家内のオーダー。
小僧は単品でオーダー(\500)。

この出汁にはソーキそばよりこの八重山そばの方が合いそうだ。

ミルクぜんざい(\350)

期間限定らしい。
とりあえず1個注文してみた。
小僧が喰らい付いたが、｢ダメだ。美味しくない。｣と言いつつ更に喰らい付く。
一人でガツガツ喰い進み、｢旨くねぇ。食べない方がいいよ。｣
相当旨かったらしい。

ちょっと分けて貰ったが、冷凍パイナップルとミルクと氷のコンビネーションが良かった。

お腹も満たされたので、ちょと観光する事にした。

御神埼(おがんざき)灯台へ。
御神崎と思っていたし、GoogleMapにもそう載っているが、御神埼と書くのが正しいのだとか。

アダンの木が幾つも生えていた

実の色や形はパイナップルと似ているが、実のつき方は上下逆。
甘い香りも感じられるので食べると美味しそうに感じるが、生では食えたものではないらしい。

航海安全祈願の観音菩薩像

八重山丸遭難事故(1952年，死者行方不明35名)から25年後の1977年に、遺族と船主が協力して建立したもの。
八重山の海を高みから見守っている。

御神埼の先端は断崖絶壁になっている

岬の先近くまで歩いて来た。

写真だと傾斜感や奥行感が伝わり難いが、結構急な傾斜で、緑の先が崖になっている。
高所恐怖症の方は目が眩むかもしれない。

アダンと灯台

午後3時になったので、今日から2泊お世話になるホテル･イーストチャイナシーに向かおう。

ホテル･イーストチャイナシーにチェックインした。

客室の様子。
昨日までの名蔵ヴィレッジとは異なり、リゾート感は乏しい。

4階エレベータ前の部屋

恐らくこのホテルで一番条件の悪い部屋だろう。
じゃらんの格安プランだとこうなる。
ベンダの前に階下にあるレストランのテラス天井が張り出し景観も今ひとつだった。

さて、ここは客室でまったりするホテルではない。
自分達もそれを期待してはいない。
離島ターミナル直近の立地に期待して選んだホテルである。
チェックインもしたし、また出掛けるか。

既に午後4時前。
何処に行くか決めかねていたが、ホテルから徒歩3分の離島ターミナルに行くと、4時発の竹富島行き高速船に間に合うらしい。
かりゆし周遊券を持っていたので、昨日消化不良気味だった竹富島に再訪する事とした。

竹富港でレンタサイクル業者の送迎バンを捉まえた。
この時間だと送迎バスも数台で最終便のようだ。
名蔵ヴィレッジのスタッフに勧められた友利レンタサイクルのバスが居たので迷わず乗り込んだ。
昨日の新田観光より程度の良い自転車を貸して頂いた。
レンタル代は島内共通らしい。(\300/1時間)

竹富島郵便局

恐らく過去見てきた郵便局で1,2を競う趣深さだ。
因みにATMが装備されている。

石垣の向こうに赤瓦屋根
背景には青空。
実に絵になる光景だ。

屋根のシーサーも立派なものだ。

路傍の花も背景がこれだと色も映える

昨日立ち寄らなかった西桟橋に来た
桟橋脇の砂浜も美しい

西桟橋

竹富の土は農耕に不向きな為、ここから向こう岸の西表島に渡って農作物を育てていたらしい。
現在は廃れて桟橋として機能していないが、なんとこの橋、国の登録有形文化財だ。

何を発見したか、小僧が座り込む。

西桟橋前の看板に太陽電池と定点カメラがあった。

自宅で探したらあったあった。
http://www.pointscope.jp/cgi-local/env/naha1/imageview.cgi

過去画像も保管されているが、夕日の落ちる時刻の写真は抜群に美しい。
ここで夕日を楽しむ方が多いのも頷ける。
但し船便の関係で竹富島に宿泊しないと叶わないが。

過去画像を見てみたら、何と自分達がここに居る時の画像が残っていた。
(2つ上の写真とタイムスタンプが一致)

凄い偶然。
桟橋の先にちょこっと見えているのが私と小僧。

このまま夕暮れまで居たい気持もあったが、石垣島に戻れなくなる。
後ろ髪を引かれる思いだが、友利サイクルまで自転車で戻った。

友利レンタサイクルに戻る途中、Islandと書かれた看板が目に入った。
立ち寄ってみると、主に貝を使ったアクセサリーの製作･販売をしているショップだった。
店内の撮影許可を求めたが、全てオリジナルの商品なので勘弁願うとやんわり断られた。
残念だが当然でもある。
素敵な店なので時間があれば立ち寄ってみては如何だろう。
家内は貝のストラップを買ったが、\1,500と手頃な価格だった。

有利レンタサイクルに戻ってきたが、送迎バンの時間まで暫くあるので周辺を散策した。

ここも御嶽(ウタキ)。
本土で言う神社に当たる、島民にとって神聖な場所だ。

東パイザーシ御嶽(あいパイザーシおん)

竹富小学校

子供目線では都会の小学校方が魅力的に感じるのかもしれないが、大人目線では何と素敵な小学校だろうと思ってしまう。

送迎バンで竹富港まで送って頂いた。

写真は竹富港
この建屋が一番モダンに感じる。

八重島観光フェリー所有のサザンキングが復路の船。
大そうな船名だが就航は相当昔の船だと思う。
あちこち錆びて部品がなかったり･･･。

ただボロいようでいてなかなかの健脚。
湾から出ると、このように波を巻き上げながら突き進む。
古く五月蝿いエンジンのお陰か、より速く感じた。

お父さん一人でレンタカーの返却に行ったが、回り道して宮良川のヒルギ林に立ち寄った。

橋の手前にちゃんと駐車場があるので、車で行っても問題ない。

マングローブの林には蟹やハゼが暮らす。

ここのヒルギ林の規模も結構なものだ

この後マックスバリューでビールを買い、レンタカーに給油してから日産レンタカーにキューブの返却に向かった。

さて、本日の夕食は奥様ご希望の辺銀(ぺんぎん)食堂

満席だったので、親子三人カウンター席に案内された。

個人的にはウェルカムだ。

ジャージャンすば(\800)

ジャージャー麺と同じような料理だ。
肉味噌が旨かった。

島豆腐チャンプルー(\800)

上品な味付けで美味しかった。

もろみ豚としめじのカリカリ(\800)

油残りが若干気になったが美味しく戴いた。

車海老のブラックビーンズ炒め(\1,200)

ソフトシェルなので殻ごと食べる事ができた。
味付けも丁度良い塩梅でお勧めし易い料理だ。

この日は飲み物をデキャンタのさんぴん茶にしたので、全部で4千円余りで収まった。
食事の内容、お店の雰囲気、サービスから考えて他人に勧められるお店だと思う。

夕食の満足度が高かったので、意気揚々とホテルに戻った。

ホテル･イーストチャイナシー、コンシェルジェ前の夜の光景。

明日は待望の西表島。
期待感の高い『しげた丸』でのツアーだ。
ゆっくり寝て鋭気を養おう。

■第5部『西表島･しげた丸編』に続く
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10699581/