Ⅰ．グラールス州の町々　ネフェルス～グラールス

2012/08/11 - 2012/08/11

今回は夫発案。いまだ行ったことがない峠があるとかで、一週間前から地図を見てルートを検討したりして、なんだかそわそわウキウキしています。
私的には、たいていどこも行ったことがない場所なんで、まぁ楽しみですけど・・・
特にコレといった観光名所でもなさそうなんで、あまり大きな期待はしないようにあえてしています。
（つまんないトコだったときにガッカリしたくなくって）

結果：ここはいいドライブコースです！お勧め（・∀・）

大まかな旅程としては、我が家のあるスイス北西部から東へスイスを横断しグラールス州の北へ出ます。
ここで高速を降り、途中、ネフェルス、グラールスの町で休憩しつつクラウゼン峠に向かい山を登っていきます。
峠のあるところはもう隣のウリ州です。
山を下ってアルトドルフで休憩し帰宅です。

エリア その他の都市(スイス)

• 旅行の満足度: 3.0

連日晴れ続きのスイス。天気がいいのはありがたいけど、ほこりが舞うせいか、見通しが悪いです。

正面にはチューリッヒ湖が見えているはずなのですが・・・

（＝A＝）くっ、見えんぞｗｗｗ

スイスの高速を走っていると、日本では馴染みのないものをいろいろ見かけます。

今日はコレ、グライダーを運んでいるところです。

この日はあちこちで農作業に勤しむ方々をお見かけしました。

おっと、高速を降りないと・・・

ちなみにこのまま真っ直ぐ進むとヴァーレン湖、そしてハイディのふるさとマイエンフェルトです。

谷に入ったら山がグッと近くなりました。

高速を降りてすぐの町、ネフェルスが見えてきました。

ネフェルスは小さな町。３０分もあれば全体を見て回れます。

ふむふむ・・・（＝д＝；）読むのがメンドクサイｗｗｗ

町の中心にある、このFreulerpalast/フロイラー宮殿というのが名所のようです。

「堂々たる住宅」とか書いてあるので、宮殿というよりは邸宅に近いのかな？

それがここ、町を横断するメインストリートに面しているのですぐに分かります。

今は地元の郷土史博物館になっているようです。

何かイベントの準備中かな〜？

納屋の隙間からこんなものが見えました。

中も興味あるけど、ちょっとそこまでの時間はないなぁ〜

う〜ん立派！

小さいけれどフランス式庭園もあります。

庭から外に出られるようです。

教会の尖塔が見える方向へ進むと・・・ありました〜

が「記念碑」の標識があったので、その方向へ行ってみることに。

いきなり広い草地に出ました〜

そしてコレがその記念碑。

あっさりしてますね〜

町の名前「ネフェルス」と年号が書かれているのみです。

１３８８年のネフェルスの戦いは、スイスではゼンパッハーの戦いに次いで重要なもので、この二つの戦いを経てハプスブルク家の支配力が決定的に弱まりスイスの独立へと繋がるんです。

記念碑の裏には、昔の防壁が残っていました。

ネフェルスの戦いの略図も描かれています。
このときの戦いでは１０倍を越す敵（ハプスブルク軍）と戦ったそうですよ。

昔はこれがぐるっと町を囲んでいたんでしょうね。

りんごが少し色づき始めています。季節が移っていく・・・

次はあの教会に行ってみます。

正面です、ど〜ん！

ちょっと見づらいんですが、杖と本を持ったお坊さん・・・グラールス州の紋章に描かれている「聖フリドリン」と思われます。

中に入ってみました。

なかなか立派な教会です。小さな町なのになぁ〜

天井画です。

キリストの復活かな？

(ﾟДﾟ)悪魔だｗｗ

で、突然ですが肉屋さんです。　

ホントはちゃんと町並みも写したんですが、カメラの不調で写っていなかった・・・
（ＴAＴ）うう・・・ショックだｗｗｗ

さて先に進みます。

グラールスにつきました〜（・∀・）

さすが州都だけあって、なかなか建物も立派です。

ちなみにグラールスには州議会はなくて、今も直接民主制なんですよ。

州の紋章

屋根の向こうに尖塔が・・・あそこにも行きたいのですがまずは、

コーヒー休憩です。

おやつも(^q^)

これがここの名物のよう、グラールス州の紋章付きです。

小さいサイズのをいただきました（・∀・）

パイ生地の中にアーモンドとプラムのペストリー入り。美味しかったですよ。

では腹ごなしに町を散策です。

町のメインストリートでは、建物の間にたくさんの旗が揺れています。

町のすぐ背後に山が。

夏の特別企画として街なかが歩行者天国に。

バンドの演奏やらいろいろあるみたいでした。

インフォメーションセンターはギフトショップも兼ねていて、絵葉書とかTシャツなんかの普通のお土産もいっぱいあるんですが・・・

このウシの置物、一万円以上するんですが売れてるんでしょうか？

最初から気になっていた教会に行きます。

おお、なにやら立派なローズウィンドウがあるぞ。
中から見るのが楽しみ〜

１８６３〜６６年にかけて建てられた新ロマネスク風の聖堂だそうです。

グラールスでは１８６１年に大火があってそれ以前の建築物はほとんどないそうですが、これも火事の後に立てられたんですね。

夫に言わせると、この内装の感じはいかにもプロテスタントなんだそうですよ。

質素な祭壇なだけに、ステンドグラスが引き立ちます。

振り返ってローズウィンドウを見よう〜っと・・・

Σ(ﾟДﾟ)ガーン！無い。

パイプオルガンでがっつり隠されています、なんでやねんっ

その代わりと言っては小さいんですが、側面にいくつかステンドグラスの窓がありました。

やっぱり聖フリドリンは欠かせませんね。

ちょっと面白かったのが、何故かここに昔のグラールスのジオラマがありました。

扉を開けると町並みの向こうにアルプスが。

外はずいぶん暑くなってきました。

では涼しい峠へ向かいましょうか。

ネフェルス、グラールスと思いがけずゆっくりしてしまいました。
あとは峠へまっしぐらです。