家族4人トルコの旅④

2012/07/28 - 2012/08/04

恒例の夏旅も今年で5年目。
今回は初めて友達のご両親も加わり、擬家族4人での念願のトルコ旅です。

エリア イスタンブール(トルコ)

満を持して、トプカプ宮殿へ。
さすがに人が多い。そして猫が多い。
ベルサイユ宮殿とかシェーンブルン宮殿とはまた違う、アルハンブラ宮殿ともやっぱり違う、オスマン朝の王様の城。

混むといけないので、まずメインのハレム見学。
宮殿の入場料とは別にハレムでまた入場料を払う仕組みなのが憎らしい。
行かないわけにはいかないのでまあしょうがない。
あまり光が入らないせいか、大奥のイメージよりは絢爛豪華ではない。
いろいろなデザインのタイルが、妃の部屋や母后の部屋、王子の部屋など各趣向に合わせて張り込まれている。

宝物館は撮影禁止だったけど、ものすごく豪華だった！
キラッキラの宝石がはめ込まれた装飾品や調度品。
1個売っただけでも、国の財政が当分助かるだろうなぁ…と思ってしまうほどのもの。

ついに倒れてしまった同行者達をホテルに残し、一人で町を散策。
海辺には水遊びをする少年たちや日焼け中のお姉さんたち。
一人できょろきょろ歩いていると、見知らぬお兄さんに声をかけられてしまって怖いので、ほかの観光客について歩く。

ラマダンで露店が並んでいるので、お菓子を買ってみる。
本によればブルマ・カダイフというらしい、蜜と油とピスタチオナッツがたっぷり。
すこーしずつ、かじる。
甘くてリッチ。

皆がなんとか回復した翌日は、まずエジプシャンバザールからすぐのリュステム・パシャ・ジャーミーへ。
ここも観光客がほとんどいなくて、ゆったり座って見回せる。

イスタンブールに行ったら乗りたかった、ボスフォラスクルーズ。
いくつか催行会社があるみたいだけど、「ショート」で10リラの小さい船にした。
せっかくなのでデッキに座ってみるけど、やっぱり暑い…

対岸の新市街が一望できる。
ガイドブックによれば、新大橋付近でUターンする1〜1.5時間程度のクルーズだということだったが、結果2時間半近くかかった！
安くてお得だけど、なにせ長すぎる！飽きちゃったよ！
船にはお店も何もなくて、食べ物もないし、お菓子でもあればよかったのに。
気づけばうっかり日焼けしてるし…

この旅で、お茶を何杯飲んだことだろう。
トルコの人は、「チャイ」と呼ぶストレートティーを1日に何度も飲むのだと聞いていたけど、なるほどどこで飲んでもとてもおいしい。
苦みや渋みはなくて、味と香りは豊か。

晩御飯は、有名なキョフテ専門店セリム・ウスタへ。
断食が明けて地元民が押しかける前に、何とか入れた。
メインメニューはキョフテとケバブの二つだけ。
肉の臭みがちょっと気になるけど、焼きたての熱々でジューシーで、備え付けのスパイスをまぶして食べるとうまみがあってとてもおいしい。

最終日、ホテルへのお迎えが午後2時なので、それまで最後の追い込みで観光をする。
まずはグランドバザールすぐそばの、バイェズィド・ジャーミー。
ガイドブックにも載っていない小さな寺院で、通りかかったから入ってみただけだけど。
これまた周囲の喧騒が嘘のような、観光客がほとんどいない静かな空間。

すっかりジャーミーが気に入ってジャーミーのはしご。
ちょっとわかりにくくてさまよってしまったけど、やっと探し当てたスュレイマニエ・ジャーミー。
こちらはガイドブックにも出ている、有名な寺院らしく、人も多いし白くて広くてとても美しい。

ここは内部もとても明るい。
最盛期は全面タイルだったのか、今は一部絵になってるのが残念。
でも光があふれててとてもきれい。

エジプシャンバザールで見つけた、トルコ石のピアス。
18金の台に天然石がついている、手作りだという。
値切っても高かったけど、小さくてかわいくて大満足。

トルコの人は猫を大事にするとは聞いていたけど、街中には本当に猫がたくさんいて、いたるところでくつろいでる。
日本で野良猫に触ったりなんか絶対しないのに、我慢できずつい手を伸ばすと、撫でてーと伸び上ってすり寄ってくるのが何とも愛らしい。
猫が飼いたくなる…

この旅最後のご飯は、ケバブと野菜をたっぷりバゲットにはさんだサンドイッチ。
これは臭みも全くなく、ちょっと味が薄いくらい。
やわらかくておいしい。