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晴れの日曜日。<br /><br />ひとりで特にすることがなかったので、<br />なんとなく向かった徐家匯。<br /><br />これまで何度か訪れているのに修復中や時間の関係で<br />入ることの出来なかった天主教堂に行ってみました。<br /><br />そのあと何となく散歩を続けて、光啓公園へ。<br />徐光啓の墓地がある場所です。<br />中には記念館(陳列館)もありました。<br /><br />これまで何となくしか知らなかった徐光啓の功績が<br />よくわかった徐家匯散歩でした。<br /><br /><br />★★ 徐家匯と徐光啓について ★★<br /><br />一生を天文、暦法、数学、水利、農業に捧げた明代の科学者徐光啓は、中国の科学史上に大きな影響を及ぼしました。彼は、マテオ・リッチと「幾何原本」を翻訳し、「農政全書」を執筆。上海で生活していた時には、蒲匯塘、肇家濱、李[シ従]涇の3つの川の合流点(現在の虹橋路一帯、蒲匯塘路、肇家濱路、華山路が交差する場所)に、農庄別荘を建て、農業科学実験に従事しました。彼の子孫がこの一帯に住んだことから、この一帯は清の康煕年間には徐家匯(徐家の土地であり、川の合流する場所)と呼ばれるようになりました。<br /><br />1847年、カトリック江南教区がこの地にイエズス会院を設立すると、徐光啓、マテオ・リッチを受け継いで、科学、技術、文化、教育、出版、チャリティ、宗教機構が相次いで設立され、19世紀初めには徐家匯は文化の中心となりました。

上海★明代の科学者徐光啓のゆかりの地を巡る徐家匯散歩~天主教堂、光啓公園(光啓墓地、徐光啓陳列室)

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2012/07/22 - 2012/07/22

3231位(同エリア12010件中)

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熱帯魚

熱帯魚さん

晴れの日曜日。

ひとりで特にすることがなかったので、
なんとなく向かった徐家匯。

これまで何度か訪れているのに修復中や時間の関係で
入ることの出来なかった天主教堂に行ってみました。

そのあと何となく散歩を続けて、光啓公園へ。
徐光啓の墓地がある場所です。
中には記念館(陳列館)もありました。

これまで何となくしか知らなかった徐光啓の功績が
よくわかった徐家匯散歩でした。


★★ 徐家匯と徐光啓について ★★

一生を天文、暦法、数学、水利、農業に捧げた明代の科学者徐光啓は、中国の科学史上に大きな影響を及ぼしました。彼は、マテオ・リッチと「幾何原本」を翻訳し、「農政全書」を執筆。上海で生活していた時には、蒲匯塘、肇家濱、李[シ従]涇の3つの川の合流点(現在の虹橋路一帯、蒲匯塘路、肇家濱路、華山路が交差する場所)に、農庄別荘を建て、農業科学実験に従事しました。彼の子孫がこの一帯に住んだことから、この一帯は清の康煕年間には徐家匯(徐家の土地であり、川の合流する場所)と呼ばれるようになりました。

1847年、カトリック江南教区がこの地にイエズス会院を設立すると、徐光啓、マテオ・リッチを受け継いで、科学、技術、文化、教育、出版、チャリティ、宗教機構が相次いで設立され、19世紀初めには徐家匯は文化の中心となりました。

  • 12時過ぎ、家の近くの廃品回収所へ。

    12時過ぎ、家の近くの廃品回収所へ。

  • ボトルや缶を持って行きましたが、衣類、紙(新聞)などなんでも廃品回収してくれます。

    ボトルや缶を持って行きましたが、衣類、紙(新聞)などなんでも廃品回収してくれます。

  • イタリアンレストランで軽い食事。<br /><br />Hの友達も加わって3人で。<br /><br />○ Da Marco<br />浦東新区羽山路300号

    イタリアンレストランで軽い食事。

    Hの友達も加わって3人で。

    ○ Da Marco
    浦東新区羽山路300号

  • Hの友人の車で一旦、華東師範大学へ。<br /><br />皆はバスケをしに行ったので、私はお散歩へ。<br /><br />それにしても暑い!

    Hの友人の車で一旦、華東師範大学へ。

    皆はバスケをしに行ったので、私はお散歩へ。

    それにしても暑い!

  • とりあえず地下鉄に乗ってたどり着いたのは徐家匯。

    とりあえず地下鉄に乗ってたどり着いたのは徐家匯。

  • オリンピックまでもうすぐ!<br /><br />全く気にしていなかったので、この掲示を見て初めて気が付きました。

    オリンピックまでもうすぐ!

    全く気にしていなかったので、この掲示を見て初めて気が付きました。

  • 以前行ったことのあるレストラン。<br /><br />まずは天主教堂へ向かいます。<br />

    以前行ったことのあるレストラン。

    まずは天主教堂へ向かいます。

  • いいお天気。

    いいお天気。

  • ○ 徐家匯天主教堂

    ○ 徐家匯天主教堂

  • 徐家匯天主教堂前の広場には、結婚写真を写しているカップルがいました。

    徐家匯天主教堂前の広場には、結婚写真を写しているカップルがいました。

  • これまで何回か来たことがあるのに、ちょうど閉館時間で入れなかった教堂。今回初めて入ることができました★

    これまで何回か来たことがあるのに、ちょうど閉館時間で入れなかった教堂。今回初めて入ることができました★

  • 内部は写真不可なので、写真はここまで。<br /><br />ゆっくり中を見学させて頂きました。<br /><br />午後ですと、係員の方が説明してくれます(中国語)。

    内部は写真不可なので、写真はここまで。

    ゆっくり中を見学させて頂きました。

    午後ですと、係員の方が説明してくれます(中国語)。

  • イチオシ

  • カトリックの学校にずっと通っていたので、こういう像が校内にあったのを思い出しました。

    イチオシ

    カトリックの学校にずっと通っていたので、こういう像が校内にあったのを思い出しました。

  • ○ 徐光啓の像<br /><br />明代の科学者、徐光啓の像がありました。<br /><br />そしてふと近くの地図を見ると、光啓公園なるものがあったので行ってみることにしました。

    ○ 徐光啓の像

    明代の科学者、徐光啓の像がありました。

    そしてふと近くの地図を見ると、光啓公園なるものがあったので行ってみることにしました。

  • 公園に行く途中に見つけた建物。写真を撮っていたら、女性が「これは以前の裁判所だったのよ」と友人に話しながら通り過ぎました。<br /><br />裁判所…?なのかな???

    公園に行く途中に見つけた建物。写真を撮っていたら、女性が「これは以前の裁判所だったのよ」と友人に話しながら通り過ぎました。

    裁判所…?なのかな???

  • さて、公園に到着。

    さて、公園に到着。

  • ○ 光啓公園<br /><br />公園を入ると、不思議な光景。白人さんカップルが迷い込んでました。

    ○ 光啓公園

    公園を入ると、不思議な光景。白人さんカップルが迷い込んでました。

  • 神道の両脇に石像が並び、奥には十字架が立っています。<br /><br />中洋折衷なお墓です。<br /><br />

    神道の両脇に石像が並び、奥には十字架が立っています。

    中洋折衷なお墓です。

  • 近くの木陰では、将棋に興じるおじさんたちがいました。

    近くの木陰では、将棋に興じるおじさんたちがいました。

  • 中国語以外にも、ラテン語で書かれていました。

    中国語以外にも、ラテン語で書かれていました。

  • ○ 徐光啓のお墓<br /><br />1641年に建てられた、明代の科学者徐光啓の私用墓地です。もともとは南丹公園と呼ばれていましたが、のちに徐光啓逝去350周年を記念して、光啓公園と改名されました。<br /><br />徐光啓は1633年に亡くなり、1641年にこのお墓に葬られました。お墓には10の墓穴からなり、徐光啓、徐光啓夫人の呉氏、そして4組の子孫夫妻が葬られています。もともとのお墓は明代の習わしに則ったもので、神道には、石碑、石人、石馬、石虎、石羊、華表、牌坊などがあります。1903年、カトリック上海教区が墓道の前に大理石の十字架を建てました。十字架の正面にはラテン語が彫られ、その他の3面には馬文伯が詠んだ「徐文定公墓前十字記」が彫られています。

    ○ 徐光啓のお墓

    1641年に建てられた、明代の科学者徐光啓の私用墓地です。もともとは南丹公園と呼ばれていましたが、のちに徐光啓逝去350周年を記念して、光啓公園と改名されました。

    徐光啓は1633年に亡くなり、1641年にこのお墓に葬られました。お墓には10の墓穴からなり、徐光啓、徐光啓夫人の呉氏、そして4組の子孫夫妻が葬られています。もともとのお墓は明代の習わしに則ったもので、神道には、石碑、石人、石馬、石虎、石羊、華表、牌坊などがあります。1903年、カトリック上海教区が墓道の前に大理石の十字架を建てました。十字架の正面にはラテン語が彫られ、その他の3面には馬文伯が詠んだ「徐文定公墓前十字記」が彫られています。

  • 狛犬?

    狛犬?

  • 天を見上げる徐光啓の像。<br /><br />彼は天文学者でもありました。

    イチオシ

    天を見上げる徐光啓の像。

    彼は天文学者でもありました。

  • 公園内には蓮池がありました。<br /><br />でも池は枯れて蓮だけが残っていました。

    公園内には蓮池がありました。

    でも池は枯れて蓮だけが残っていました。

  • イチオシ

  • ○ 南春華堂(徐光啓記念館)<br /><br />記念館として使用されている建物は、明弘治年間に建てられました。もともとは梅隴東郷にありましたが、2003年この地に移動しました。写真に写っている徐光啓は、もとはお墓の前にたっていたものです。ここでは徐光啓の生涯や、徐光啓による著作・翻訳書などを紹介しています。<br /><br />開館時間:9:00〜16:30<br />入場無料

    ○ 南春華堂(徐光啓記念館)

    記念館として使用されている建物は、明弘治年間に建てられました。もともとは梅隴東郷にありましたが、2003年この地に移動しました。写真に写っている徐光啓は、もとはお墓の前にたっていたものです。ここでは徐光啓の生涯や、徐光啓による著作・翻訳書などを紹介しています。

    開館時間:9:00〜16:30
    入場無料

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