2012/06/16 - 2012/06/23
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ハートネッツさん
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昨年のラオスに続き今年も陶芸家加藤幸兵衛先生を団長に
イランへ13名で出かけることになりました。
イランは幸兵衛先生のお父様、人間国宝の故加藤卓男先生が
イランに行かれて、陶片から今では幻となった技法「ラスター彩」の方法を
研究、現代に芸術作品として蘇らされ、それを現在は7代幸兵衛先生が
受け継がれています。
ですからいつかは訪ねたい、訪ねなければ行けない国でしたが
危険なイメージが付きまとい、行けるとは思っていませんでした。
今年はウズベキスタンが候補となっていましたが、現地を相談した方が
「イランいかがですか。とても安全で、木も茂り、水も豊かな国ですよ」と
お勧めいただき、突然のイランの旅となりました。
私はもちろん、先生も「行けるの?」が最初の言葉でしたが、「大丈夫です。 帰国した方からは感謝こそいただいても、クレームはありません。」の言葉に励まされ、出かけることになりました。
そして、その言葉どうり、やさしい人々に出会う、素敵で、実りの多い旅となりました。
いつも、ブログは旅の日程にあわせて書くのですが、今回はまず、イランのイメージを変えていただきたくて、
心に止まったことからはじめます。
まずは、イランへ導いてもらうことになった、ラスター彩です。
これは、ガラス博物館の貴重なラスター彩の陶器です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- タビックスジャパン
-
今回の旅の大きな目的の一つが、前イラン大使、現イラン外務副大臣のアラグチ氏に先生が会われることでした。
アラグチ氏は世界が注目する核問題での話し合いのために前日6/16にロシアに出かけられましたので、奥様に出席していただき夕食会を開き、先生がイランの代表的な形で作られたラスター彩の陶器を手渡されました。
悠久の技術が現代の日本で美術作品として蘇っているのを体感した素晴らしい一瞬でした。 -
行くまでは「イランて危険じゃないの」という言葉をどれだけ聞いたでしょうか。
最初に降り立ったテヘランは砂漠どころか、なんと雪も残っている高い山脈が目に前にあり、舗装された道路の両脇には街路樹があります。 -
テヘランの街の中心では車と人であふれて、活気があります。
現在、アメリカの命令で世界の銀行との取引が出来なくなっていますが、イランのいろいろなお店は隣のドバイ(実際飛行機で1時間半くらいです)に
支店を出して、ここで、ドル決済をしたりしているので、庶民的には経済は動いています。 今のドバイの発展はイランの人がドバイで支店を持って商売をしているおかげでもあるんですよとも聞きました。 -
こちらは一般の人が行くテヘランのダジリッシュバザールです。
野菜も果物も豊富にそろっています。 -
物売りも呼び込みもありません。
竹で編んだ旗のようなものをなんだろうと見ていたら、隣にいたおじさんが、「うちわだよ、水につけて使えるよ。」教えてくれました。「いくら」と聞くと、現地のお金で教えてくれたので、「ドルだといくら」と聞くと、「1ドル」と言う返事です。買おうと「お店の人?」と聞くと、「ただの通りがかり」て、お店の人は携帯電話でおしゃべり中でした。 -
これは国のいろいろなところにある募金箱です。
皆が気楽に寄付できるようになっています。
ですからでしょうか。 テヘランで2度くらい赤ちゃんを抱いたお母さんにお金を請われましたが、そのとき以外、そんな人は見かけませんでした。 -
街中には緑の公園がいくつかあり、花もいろいろな場所で目にしました。
こちらはパザルガドの乾いた大地に咲く花です。 -
大きなアザミで、水分を少しでも逃がさないように葉っぱがなかったり、とげのようなとがった葉っぱだったりします。
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こんなにいろいろ花が咲いています。
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このバラは半分ドライフラワーになりかけながら咲いていました。
イランてバラが原産なんです。
ですから、香水だけではなくて、お菓子やジャムやいろんなところにバラ水が使われているんです。 -
パサルガドにあったナン屋さん。
さらさらの白い長いお米か、ナンが主食なんですよね。
のぞいていたら、最後にのぞきに行った人に焼きたてナンを一枚渡してくれました。
薄くて、ぱりぱりで、本当においしかったです。 -
イスファハンのハジュの橋で歌っていたおじさんは、ガイドさんが頼んでくれたら私たちのために歌を歌ってくれました。
シュクラン。 -
この可愛い二人、恥ずかしそうに「一緒に写真撮ってもいいですか」って、聞いてきた二人です。
こちらが頼みたいくらいです。
行く前には写真を撮るときには断ってとガイドブックにありましたが、とんでもない、向うがたのみに来るんです。 -
シラーズのハーフェーズ廟で説明を聞いていたときに現地の観光客の方たちに遭遇、一気に押し寄せられ、イスラムでもない私たちが邪魔かな、と思うまもなく、とり囲まれて、大写真大会が始まり、一緒に撮りたい人が列をなす状態になりました。
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こちらがその時の一枚です。
あっちが終わるとこっち、モテモテで、終わりそうになくて、ガイドさんに連れ出されました。
旅行中、モテモテ状態は結構いろなところでありました。 -
こちらは世界遺産のイスファハンのイマーム広場の夜景です。
沢山の家族が夕涼みがてらの夕食を芝生の上で取っていました。
私たちが休んでいたら、味付けひまわりの種が入った袋が回って来ました。 後から、「あの種どうしたんですか。」て下さった方に聞いたら、隣にいた家族から回ってきたんですて。
いろんなところで、「どこから来たの」(まあ、最初に中国人て言われるので、「違う、日本人」て、言うんですけど)そうすると、「ウエルカム」って、若い人からお年寄りまで言ってくれるんです。 -
イランに行くといった時のイメージは砲弾がいつどこらか飛んで来るか分からない国へ行くのという反応でしたが、唯一、ジャメイモスクのほんの一部で、イランイラク戦争のときに爆弾で壊れ修復してという箇所を目にしただけでした。
ヨーロッパで目にする第2次大戦の傷跡の方ずーと多いです。
宝石のように美しいモザイクタイルの建物はこれからもこのままでありますように。 -
日本の4倍の国土で、確かに砂漠の部分も多いですが、山脈もあり、そうした雪解け水などで農業が営まれ、野菜などもいろいろ出来ています。
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砂漠だけではなく、いろいろな鉱山もあり、又、広い広い塩湖もあります。
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素敵なイランを案内してくれた3人です。
左はドライバーさん、真ん中は日本語が本当に上手なラフマニさん、右が皆のボス、歴史などいろいろ詳しくイランのことを知り尽くしているリアザティさんです。
この二人の願いは、間違って伝えられているイランのことを、実際に訪ねた人たちが本当の印象を伝えて、一人でも多くの人にイラン観光に来て欲しいということです。
ですから、これから皆さんに今回の旅で観たイランをお伝えしますね。
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