街あるき　関市散策　弥勒寺と円空館

2012/06/30 - 2012/06/30

　〜岐阜県関市は円空さんゆかりの地　〜　
　
TBSの朝ズバッで女子アナの「大仏ナタリー」がゆうてました
仏像は見るモノではない！拝むモノでもない！　浴びるものだ〜〜
　
でわ、私の寺社仏閣めぐりは何なのだろう？
死んでも生き返ってくるようにとお願いして回ってるのかも？(^_-)
　
　

エリア 関(岐阜)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

仏の道は死出の旅
　
閻魔様に苛められぬようにお賽銭をばら撒いてます。^_^;
　
　
　南無阿弥陀仏　(^_^.)　
　

円空館はこの関観光ホテルに隣接する弥勒寺官衙遺跡（かんがいせき）群の中にあります。

現代の弥勒寺です。
　
円空さんが荒廃してた古代弥勒寺を再興させたとか

古代の弥勒寺は広大な規模のお寺だったようで・・
　
宗教と行政が結びついていたのかな？
そして、前に大河後ろに山・・
　
地形的に天然の砦のようで

円空さんが再興したけど、後の火災で肝心の円空仏がほとんど焼けてしまったそうです。

４体ほど残ってるそうです。

ご本尊は真っ黒で年代モノのようですが、まさか円空仏？
　
本物なら無用心です。(^_-)
　

内部に飾ってあるのは平成の円空仏です

本来なら贋作とか模倣品でしょうが、平成の円空仏とは巧い言葉です

円空さんは12万体造仏という菩薩行を行ったそうで
　
その作風をトレースした現代の円空仏です。
真贋の判定は難しいのでしょうね。
　

お寺の外は広い遺跡跡です。

弥勒寺跡の石碑の横に円空館への案内板が立ってます。

こんな可愛い竹林を抜けていきます。
　
車で来られた方は弥勒寺の駐車場に停め、散策路を抜けて円空館へ行きます。
歩行が困難な方に限り円空館西側の細い進入路を利用できます。

西側の弥勒寺官衙遺跡を抜けていきます。

金堂跡です

ちょっと読みにくいですが、経蔵跡です。
　
至る所に石柱が立ってます。

円空館までの途中に円空さんのお墓があります。

しばらく歩くと十数基のお墓がありました。
　
一番右の曲がった墓石が円空さんです。

う〜ん、読めません(^^)
　
静かに手を合わせてきました。

円空館に着きました。

玄関先です。
　
内部は撮影禁止の札が掛かってます。
でも、個人で旅行の記念とするなら撮影しても構わないようです。
　
よって、数枚写してきましたが掲載は出来ません。

でも・・１枚だけ(^◇^;)
　
愛知県内の円空作の十二神将のポスターです。
何と！一番上の欄は千種区の鉈薬師でした。
　
以前千種区に住んでいたため何度も感嘆の声を上げた仏像群です。
まさに、大仏ナタリーの言葉「仏像は浴びるもの！」にぴったしの仏像です。
　
サイズも大きく、円空38歳の時の作品だそうで力強さに溢れてます。
最盛期の作品なのでしょう。
　

この建物の中にゆかりの品や仏像が納められてます。
　
一番見たかった自刻像など有名なものは市内の各神社の宝となっていて、市営のここでは展示されてなく、ちょっと残念。！
あるのは、愛染明王など小さな仏像ばかり。
　
中には、えっ！これでも仏像？　っと言うべきものも。
虫食いだらけの木を少し削っただけでも、背に円空さんの直筆があるから本物だそうで
　
もっとも、そうでなければ12万体もの造仏はできませんね。(^_^.)
　
印象として、同じ円空仏でも鉈薬師の十二神将の素晴らしさばかりが光りました。
ほんと！鉈薬師が月一度しか公開されないのが残念です。

長良川河畔の鮎之瀬橋まで戻ります。
　
清流がきれいです。

鮎之瀬橋のたもとには円空入定塚があります。
　
んっ？　山の中にお墓があるけどここにも入定塚があるって？

入定って、即身仏となりミイラ化されることのはず。
　

じゃ、ここの藤棚の下に円空さんが埋もれてる？(^_-)
　

顕彰碑も横にありました。

「この藤が咲く間は、この土中に生きていると思ってほしい」と言い残しこの世を去ったそうです。
　
　
　合掌です！