あこがれのアンの島へ　その４

2009/07/03 - 2009/07/08

２００９年７月の記録です。

懐かしく思い出されます。

観光２日目。今日はアンそのものよりアンの生きていた時代を感じるツアーです。

エリア 赤毛のアンの家周辺(カナダ)

夕べはぐっすり眠れました。

さ、今日の朝ご飯は何にしましょう？

アンのイラストは昨日の郵便局で撮影したものです。時差ぼけの影響か夜中に２度目が覚めたが、昨日と同じく９時にピックアップなのでゆったり朝食をとる。
給仕が昨日と同じ女性で注文もスムース。
私と友人はやはり同じメニューになってしまう。同世代だから？


　　　

昨日は島の中央北部を巡りましたが、今日は南部をまわります。
お天気は相変わらず猫の目のように変わるシャワーの予報。

アン・ディナーのホテルで横浜グループをピックアップ。
うち解けた雰囲気でスタート。
彼女たちは今日ＰＥＩを発つそう。リピーターの人もいた。

ツアーバスのナンバープレートです。もう時効ゆえ。

ＰＥＩには５０以上の灯台があるそうですがここは最古の灯台です。

中は博物館のように当時の灯台守の居住空間が保存されています。
急な階段を上ります。

赤土の海岸にはあざらしも来るそう。灯台からの眺め・・。

オーウェルコーナー歴史村。

１８９５年当時の村がそのまま保存されています。
赤毛のアンの映画制作に使われたマシューの馬車も展示してありました。

学校です。

黒板の上はビクトリア女王。
ＰＥＩは地名にエドワード、シャーロットなど英国王室の人名が使われているように
アイルランド、高地スコットランドからの移民が多く生活していたところです。

石版も置いてありましたよ。アンとギルバートのあの事件を思い出しました。自由に座れます。

手前は村の鍛冶屋です。

鍛冶屋の内部。
鍛冶屋は馬の蹄鉄打ちはもちろん、人間の歯医者替わりもしていたそうです。

鍛冶屋の内部。
♪しばしも休まず鎚打つ響き♪

点在する家・・ピクニックもできます。イチゴ狩りはもう終わっていました。

尖塔の先に十字架がない教会です。

「ここは長老教会派が植民したんだって」(パンフの受け売り）

「長老教会派！よくアンのお話にも出てきたよね。彼女よく牧師さんをお茶に招待していた。」

一番興味をそそられるのはやはり雑貨屋（ゼネラルストア）でした。
奥には郵便局。

左上には服地の棚、
後方に既製品の子供服・ガラスの食器、
前にはガラス瓶に入ったキャンディーなど・・
レジスターは日本製だそうです。
アンにとっていつまでいても飽きない場所だったでしょうね。

当時は農作物のと物々交換が主だったそうです。

飾り棚の下にバター作りの道具などが見えます。
ストーブは何役もこなす万能器具でした。

さらに奥へ進むと雑貨屋主人家族の居住空間。

テーブル上のクッキー缶には鍵が・・。

ダイニング


グリーンゲイブルスに比べると照明から家具・食器まで豪華絢爛ですね。

客間

ソファーのデザインは昨日もよく見た気がします。当時流行だったのでしょうか。

ゼネラルストアの２階はアンよりもっと大人の女性が出入りする場所。
階段を上ってすぐのところにあるこの棚にはきっと女性たちの熱い視線が注がれたでしょうね。

上段　右の帽子はつばはそのままクラウン部分だけを変えて経済的におしゃれを楽しむ趣向。
２段目　ダイアモンドこそ無いが貴石やビーズ、絹製品がいっぱい。

３段目　左はコルセット、次いでボタン、パールやルビー・・・
　　　　　右端の雑誌はおそらく当時のヤングレディースジャーナル？

アンがパフスリーブを見たのもゼネラルストアでしたよね。

このついたての奥で試着？？

ついたてのさらに左

靴下を編む機械です。リリアンの大型みたいな・・・。

奥のベッドカバーはパッチワークです。

靴や帽子の木型が見えます。

この２階には女性のデザイナー兼裁縫師・イライザ・ラトローブの住まいでもありました。

１階の店で生地を選び２階でデザインを決めて・・と。
祭りやクリスマス前のイライザは徹夜が続いたのでは？

ベッドカバーはクレージーキルト。

この日はピクニックランチでバスケットにつめたサンドイッチ(チキンがさいの目状に切って入っていた）・果物・ジュース・大きなスパイシークッキー・
雨模様のため集会所でいただきました。

広い村なのでいろんな風景が楽しめました。

オーウェルコーナーにはアンの生きた時代と同じ？静かでゆったりした時間が流れていました。

名残惜しくもお別れです。