2012/06/25 - 2012/06/27
104位(同エリア145件中)
mak-lionさん
- mak-lionさんTOP
- 旅行記89冊
- クチコミ22件
- Q&A回答26件
- 89,809アクセス
- フォロワー6人
バイカル循環鉄道でもらったパンフの旅行社に、月曜日の朝電話した。月曜なので、会社は営業しており電話は通じた。が、オルホン島への1泊2日のツアーは、今月は満杯、来月ならまだ空きがあるそうだ。今日明日にでも行けるのでなければ意味がない。あと、ロシアには3日しかいないのだから。
泊まったホテル(Hotel Imperia)には、旅行社のオフィスがある。行ってみたが、そこにいたのは高校生くらいの店番で、全く埒が明かない。何か頼むと、すぐにどこどこへ行けと言うだけで、自分でやる気が全くない。また、英語もあまり通じない。とうとう、ホテルの通訳が出てきた。通訳嬢は、オルホン島へ行きたいのか、ということで直ぐに手配してくれた。あっという間に、路線バスとホテルの予約をしてくれた。通訳アナスタシア嬢が天使に見えた一瞬であった。ちょっと、大袈裟化かな。バスは354番14時発、600ルーブルとのことだ。オルホン島へは、ツアーでなく公共交通機関で行くのが普通のようだ。ここは、バイカル循環鉄道とは、全く逆の話になっている。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
PR
-
イルクーツクのホテルは、ビザの申請とパックで旅行社に予約してもらったので、数日オルホン島へ行くとしてもその泊分のキャンセルを、今すぐはできないだろうから、荷物はそのままホテルに置いておいて、1泊するだけの荷物をサブザックに入れて市内のバスセンターへ歩いて向かった。30分前くらいに着いたので、ちょとミルク入りコーヒーを飲んで待っていた。ミルク入りコーヒーは、イタリアのカプチーノと区別するため、ここではアメリカンと呼ばれていた。
-
オリホン島にある集落は、フジールと言う名であり、この路線図にも載っている。ただ、路線図にはバス番号がNo.507で、アナスタシア嬢が言っていたNo.354とは違っていた。ふむ、何か変だな。出発、5分前になってもバスは現れない。
-
ふと、バスセンターの外の交差点を見ると、なにやらマイクロバスのようなものが数台並んで止まっている。ひょっとして、と思い、急いで行ってみると、標識はないが、なんとここは、マイクロバスのバス停のようだ。フジールへ行きたいとバスのそばにいた、多分ドライバーに言うと、通りの反対側を指差した。出発まであと数分を残すだけだ。
-
バスは、満席。予約なしでは乗れない。行先はフジールではなくオリホン島行きと言う看板がバスの前に置いていあった。
路線番号だと思ったNo.354は、車のナンバーであった。これは、イルクーツクから2時間以上走ってから止まった休憩所。 -
コーヒーだけでなく、いろいろあった。
-
休憩所は荒野の一軒家。周りには何もない。
-
観光客用にか、パオがあるが、なかは空っぽ。
-
マイクロバスの予約は、この番号へ。
-
2回目に止まったのは、オリホン島へのフェリー乗り場。
-
こんな、フェリーが夏の間行ったり来たりする。冬は湖面が凍結するので、バスはその上を走って島に行く。氷が薄い春先や初冬は、船もダメなので島は孤立状態になるそうだ。
-
マイクロのタイヤの空気が抜けたようだ。バスから、ホースを引き空気を入れていた。
-
フェリー乗り場には、カフェーと土産物屋、そしてなぜか射的場がある。その、射的場の親父が、私が日本人だと知ると、俺の娘がロシア人と結婚して今、新潟に住んでるとか言ってた。もう、新潟に行って10年にもなるそうだ。さらに、アイヌの話を出してきて、おれたち遠い親戚だよな、とか。彼は、ロシア人ではなくこの辺にすむブリヤート族のようだ。まあ、親戚のような顔で似てはいたが。そうこうするうちに、船が入港して、とくに射的をする羽目にはならなかった。
-
フェリーは、30分ほどでオリホン等へ到着。
-
マイクロバスのタイヤは、やはりパンクしていた。ドライバーがタイヤ交換して、フジールへ向け出発。ここまで来る途中、いろんなところでエンコしてる車を見かけた。舗装道路もあるが、未舗装のデコボコ悪路もある。
-
ホテルというか、宿泊所到着。午後2時にイルクーツクを出て、午後8時着。悪路もだいぶあり、6時間もすし詰めのマイクロに揺られて疲れたが、なにかだいぶ僻地へきてしまったようだ。
-
フジールの集落では、ここはかなり大型の宿泊施設だろう。外国人のなかにロシア人観光客も混じっている。英語はOK。
-
この施設には、木造2階建ての建物がたくさんあり、食堂も別棟となっている。これは、食堂の2階から見た所。施設全体は、木造の塀で囲まれていて、一見、砦のようだ。
-
サウナやマッサージもある。
-
木造2階建ての宿泊棟。
-
私の泊ったのは、この1階。入口を入ると、共用スペース、トイレ、シャワーがあリ、さらに入口があり、二部屋に分かれる。もう一つの部屋は空いていたので、実質トイレ、シャワーは専用と同じだった。
-
オルホン島は、ブルヤート族の宇宙5大パワースポットの1つだそうだ。宿泊所のすぐ近くには、シャーマンロックと呼ばれる聖地がある。
-
オルホン島唯一の集落、フジールは寒村。舗装道路はあまりなく、雨が降れば水たまり、はれれば埃が舞う。
-
あちこちから、鶏やら、羊やヤギなどが顔を出す。
-
宿泊所の水は、バイカル湖から直接引いている。この水は、翌日行った湧水をボトルに詰めたもののようだ。湧水には、銀が含まれているそうだが、このミネラルウォーターにも銀が入っていると表示されている。
-
オルホン島の対岸に湧水はある。宿泊所がやっている明日のツアーは、船でストゥーパのある小さな無人島、オゴウ島と対岸の湧水のある所へ行くものである。このツアーは、週1回しかやらないとかで、ちょうど良かった。朝10時出発の、戻りは夕方7時ころの予定。したがって、1泊2日の予定だったが、2泊3日に変更。
-
10時出発が、雨でアメリカ人グループがツアーをキャンセルしたとかで、小さな船になった。1時間遅れで出発。雨で寒いので、持ってきた衣類を全部着て乗船。
-
カモメがいっぱい寄ってきた。
-
持ってきた、パンとか魚の燻製とか投げると、それを目がけて飛んでくる。
-
オゴウ島に到着。今まで、小雨模様だったが、到着すると快晴になっていた。バイカル湖の天気は非常に変化が早いとのこと。
渡り板は、狭くて上下に揺れるので慎重に下りる。 -
ハマナスだと思う。上陸地点に咲いていた。
-
ハマナスのそばに咲いていたが、何という花かわからない。
-
スツゥーバは、この島の頂上にある。イルクーツクの隣のウランウデと言う街は、仏教徒の街だそうだ。
-
天気も良くなり、頂上からの眺めはバイカルに来て良かったと思わせるくらいきれいだった。
-
対岸は、オリホン島。
-
ほかのグループも来ていた。
-
オゴウ島から、オリホン島の対岸に移動。移動中に魚スープとパンの簡単な昼食が出た。魚は、バイカル湖のオムリ。
-
ここをさらに行くと、湧水がある。
-
大小2つの樋に湧水が流れている。太いのが男水、細いのが女水だそうだ。
-
ペットボトルに水を汲んで持って帰る。飲んだら、確かにうまかった。
-
パワースポットからの湧水といった感じで、周リの木の枝には、布切れがたくさん縛り付けられていた。
-
野生の馬の家族がいた。
-
この黒い大きな馬がオスで、白いのがメス。白黒のブチが子供だろう。
-
黒の方が白より遺伝的に優勢だろうから真っ黒な子馬もいる。あれ、茶色い子馬もいる。ふむ、これは前妻との子供かな。馬の世界も、いろいろあるのだろう。
-
オリホン島に戻る途中、湖底から突き出した氷山のような一枚岩があった。
-
オリホン島に戻る船。
-
オリホン島3日目の朝、やはり満員のマイクロバスでイルクーツクへ帰る。途中、ガス欠で1時間くらいストップしたので、7時間くらいかかった。携帯で、同業仲間にガソリン配達を依頼してた。
-
ドライバーがここで停止。何をするかとおもったら、お賽銭を置いてた。
-
ガス欠の次は、パンク。でも、なんとかイルクーツクに戻れた。次の朝は、イルクーツクからモスクワ経由でウイーンへ抜ける。
-
イルクーツクの空港でも、オムリの燻製を売っていた。でも、こんなの国外に持ち出せそうにない。食物検疫でひっかかるだろう。
バイカル湖は大きくて、全部見ることは出来なかったが、それでもオリホン島でバイカル湖のすばらしさを感じることができた。
出来れば、BAM鉄道で今度はバイカル湖の北側にあるという温泉にも行ってみたい。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
49