チュラロンコン大学周辺の下町　＊ バンコク紀行(65) ＊

2012/06/18 - 2012/06/18

MBKのすぐそばに、日本の昭和を感じるような下町があると聞きました。

MBKからサイアムにかけてはバンコク一のファッショナブルな繁華街、その南はタイ1番の難関校チュラロンコン大学で、富裕なエリート層の子弟が多いと評判です。
果たしてそんなところに、庶民的な昔ながらの街並みが残っているのか？

散歩のつもりで目的を定めないとなかなか訪れない地域ですが、タイの三丁目を見にぶらぶらいってみることになりました。

エリア バンコク(タイ)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩

BTS National Studium駅（サナーム・ギラー・ヘンチャート駅）からショッピングモールMBKの脇を通ってChula9を目指します。

なんでもあり、ほほえみ無し、巨大な屋内屋台村MBKの脇を通り抜け…


★再開したサイアム・パラゴンとMBK　＊ バンコク紀行(3) ＊
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10464433/

MBK駐車場側


朝のMBKはまだのんびり。

Soi Chula 12


大通りの並木道は緑のトンネル。

名門チュラロンコン大学


各学部に分かれた広大なキャンパス。

緑のキャンパス

雨期の緑はあざやか

学部棟はモダンでした

チュラ大の学生さんはどことなく清楚で素朴

古い学舎もあります

Soi Chula 9


いよいよ三丁目の入り口です。

古いタウンハウスが並んでいました

道の向かいはチュラ大のキャンパス


道の両側で全く違う雰囲気がある通りです。

チュラ大寄りの三丁目はかなりさびしい


一帯を歩いてみて、狭い三丁目も様々な顔を持っていることがわかりました。
チュラ大寄りの区域は生活がかなり厳しそう。空家が多く、家の前にゴミが放置されたままのところも。人もこの辺りだと通りすがりの私に厳しい表情。

屋台の仕込みをしている家が多かったです

昔ながらの竈で炊く餅米がおいしそう

空きテナントが多い一画が続きます

家の前にグリーンを置く家が目立ち始めると、途端に道もきれいになり活気づいてきます。

ソイ9の奥を進むと町工場が多くなりました

車の往来も活発になってきます

家もカラフルにペイントされるようになり…

人の暮らしが息づく三丁目になりました

トゥクトゥクが多い町


どうやらトゥクトゥクを修理に持ち込んだりドライバーが暮らす町のようで、あちこちの家の前にトゥクトゥクが置いてあります。

公衆電話も使用可能なのかとってもレトロ

町工場が並ぶソイ5辺り


チュラ大から入ってきた三丁目も、ようやくこの辺りで町が動き出しているような雰囲気になりました。

印刷工場がいくつも並んでいます

ここでは皆さん忙しそうですが、それでも笑顔を向けてくれるようになりました

露店で靴の修理と縫いものをする職人さんたち

車の整備工場ばかりが並ぶ通りもありました


まさに鈴木オートさんがいっぱい。

タクシー専門の整備工場もあります

部品工場もたくさんありました


各戸で旋盤を回し、何かの部品を作っています。

町の小間物はこちらでおまかせ


工場街で屋台の他はあまり店がありませんが、町の人のちょっとした用を一手に引き受けているような何でもある小間物屋さん。

プロパンガスの配達も忙しそうです


ガタガタ舗装をバンプする度にちょっとヒヤヒヤ。

町の祠もありました

やはりここはタイの三丁目でした