1992/02/19 - 1992/02/20
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がおちんさん
アンコール遺跡を見学した最終日、シエムリアップにある市場を見て歩きました。やはり自分にとっては遺跡よりも現地の人との交流が楽しいです。
その後、飛行機でプノンペンに戻り、バスでホーチミンへ帰りました。
短い期間でしたが、カンボジアには強烈な印象を植えつけられ、旅の思い出も沢山できました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 飛行機
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1992年2月19日(水)
朝のシエムリアップ。
散歩に出かける。 -
市場に向かう人たちに遭遇。
私も行ってみよう。 -
シエムリアップの市場。
大勢の人が集まっている。 -
買い物に来たご婦人たち。
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カッチカチの干物魚。
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米屋さんはハンモックに乗って販売中。
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新鮮な豚肉。
尻尾をくわえている。 -
トンレサップで獲れた新鮮な魚。
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こちらは鯰。
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小魚の干物を売る娘さん。
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屋内の売り場には、乾物屋などが並ぶ。
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市場前にはシクロの運ちゃんが待機。
また、リヤカータイプの「ロモククォン」は荷物も運んでくれる。 -
屋外の売り場には、野菜売りが多い。
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スイカ売り場。
買ってすぐ食べている人もいた。 -
こちらは衣料品や小物類を売る人が集まっている。
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屋外の魚屋さんは、量り売り。
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水売りのおじさん。
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暑いので結構売れてました。
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こちらはシエムリアップ郊外の村にあった売店。
いつでも昼寝OKだ。 -
商品のつるし売り。
限られたスペースを上手く使っている。
3次元的発想。 -
タイやミャンマーと同じく、「味の素」のビニール袋が売っている。
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店番をする女の子。
妹を骨盤に乗せて横向きに抱っこしている。これはカンボジアスタイルなのかな。 -
飛行機でプノンペンに帰ってきた。
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先日、中央市場で知り合ったLさんの家へ遊びに行く。
なんと、今日はカンボジアのシルクドレスの服を着てくれた。
彼女はアブサラのバッジとブレスレット、バラの花をくれた。
カンボジアに友人ができて嬉しい。 -
1992年2月20日(木)
今日はプノンペンからバスに乗ってサイゴンに帰る日。
朝、6時にプノンペンを出発したが、これがとんでもないバスだった。
※チケットは往路のときのもの。 -
なんと、このバスは「密輸バス」だったのである。
乗客は外国人ツーリスト以外、全員が密輸団。
そして、このベトナム人女性が「女ボス」だったのだ。
これは出発前に何気なく写した写真。まだみんな客のふりをしている。 -
バスは国境の手前で停まり、どこからか現れた自転車・リヤカー部隊に荷物を積み替え、空荷で国境を越える。そしてベトナム側で再び荷物を積みなおす。国境の検査では座席の下まではがされて調べられたが、その頃は別働隊が悠々と自転車でベトナム側に先回りしているのである。
ベトナムに入ってからも何度もチェックがあったが、その度に「女ボス」が多額の賄賂を手渡していた。女ボスはだんだん威張り始め、子分の男が彼女にタバコを渡し、火をつけてあげるのを見た。なんだか映画みたいだった。
私が彼女のことをジッと見ていたら、何を勘違いしたのか、お菓子をくれた。
子供じゃないっつーの。 -
写真はベトナムとカンボジアを結ぶ国道。
この密輸バス、最後はホーチミン近郊の警察署(!)に横付けし、署長らしき男性と女ボスが歓談。その間、私たちはずっとバスの中で待たされた。警察署の部屋の中には、どこかのトラックから押収したらしき「セブンアップ」が沢山あり、署長と女ボスは栓を開けて飲んでいた。仲間か?
余りにも理不尽な展開に西洋人旅行者が文句を言い出したが、運転手はお手上げといった感じで効果なし。結局、ホーチミンに着いたのは22時半。プノンペンから12時間半もかかった。バス代は3500リエル(400円)と安いけど、炎天下の中、とてもハードなバスの旅だった。(当然エアコン無し)
ベトナムに着いた翌日から、下痢と吐き気で4日間寝込みました。
ミトー・メコンデルタの町とココナツ教団の島〜ベトナムの旅1992に続く
http://4travel.jp/travelogue/10797066
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この旅行記へのコメント (2)
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- Halonさん 2013/08/06 23:43:11
- 人々と交流の旅
- がおちんさん こんばんは
新旧織り交ぜた旅行記がぞくぞくとリリースされていますね。
見る方としても、人々との触れ合いの場面の方に目が行きます。
密輸団の女ボス、シャキっとした美人さんでステキです。
ほんと映画みたいですね。
がおちんさんがどんな顔をしてお菓子を貰ったのか、勝手に想像して楽しんでます。
いつも飴玉をくれていた保険外交員のおばちゃんを思い出しました。
- がおちんさん からの返信 2013/08/07 07:15:13
- RE: 人々と交流の旅
- Halonさん
おはようございます。
密輸団と女ボスには本当に驚きました。こんな美人の女性が悪党の親玉なんて、私も初めは信じられなかったです。何しろ手下及び仲間がブツを運んでいる間、女ボスはタバコを吸いながら、あれこれと指示するんです。夜の警察署の中でのやり取りは、まるでインド映画に出てくるシーンのようでした。多額の賄賂を渡しているのを見て、権力と悪党は裏で繋がっているという構図がよくわかりました。
サイゴンに着くと、信じられないことにバスの給油口の中からも「ブツ」を取り出しました。宝石かもしれません。ガソリンタンクはダミーだった可能性もあります。とにかく、よくもそこまで隠していたなと感心するほどの密輸バスでした。
私は当時、暑さと疲労のため、そういう状況が嫌でたまらなかったんですが、たまたま同乗していた日本人のおじさんは、「こんなバスに出会えるなんてめったに無い、ラッキーだよ」と喜んでいました。今だったら私も楽しめたと思いますが、もう世界的にそういう時代じゃないですね。また、サイゴンで引ったくりに遭ったときも、そのおじさんのお陰で被害が少なくて済みました。21年過ぎましたが、感謝しています。昔の旅行記を書いていると、忘れていたことを色々と思い出しますね。
お菓子もらったときの状況は、何度もブツの積み下ろしをするので、女ボスに「あとどれくらい時間がかかるんですか?」って聞いたんです。そしたら飴をくれました(笑)。
がおちん
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