1991/12/21 - 1991/12/21
30位(同エリア154件中)
がおちんさん
西双版納の旅を終え、モンハンを出発しようとしたら、常宿にしていたバンブーハウスの岩光(アイゴン)おじさんから、「タイ族の青年が出家するから一緒にお祝いに行こう」と誘われました。
タイ族の風俗・習慣を知るよい機会になると思い、出家の様子を撮らせてもらいました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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1991年12月21日(土)
彼が出家をする青年。
まだ、あどけない顔をしている。 -
村の女性達が集まり、お祝いの支度が行われていた。
米菓子をバナナの葉に包む。 -
竹ヒモでしばって出来上がり。
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同じく、カウニャウ(もち米)をバナナの葉に包む。
女性は大忙しだ。 -
こちらでは甘い餅をバナナの葉に包んでいた。
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せんべい?のようなものを焼く、タイ族のおばあさん。
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お供え物に使うヒモを編んでいるところ。
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傘に吊るされたお供え物。
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おばあさんが編んだ糸に吊るされているのは、1元札、たばこ、歯磨き、石鹸、懐中電灯、マッチ、灰皿、タイ族の民族バッグなどである。
これ、お寺で青年が使うのかな。 -
こちらは木の枝にお札をつけているところ。
この方は青年の母親です。 -
なんかすごいツリーが完成した。
これも寺に運ぶそうだ。 -
よく見ると、新品の自転車や法衣、ゴムサンダル、バナナ、ちまきと、豚のバラ肉も吊るされている。
タイ族は上座部仏教だから、あまり肉食にうるさくないようだ。 -
お祝いを持ってやってきた人。
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バンブーハウスの岩光(アイゴン)さんも、今日は背広姿です。
「ガッハッハッ、今日はめでたい」と笑った。 -
お祝いに来た人たちに挨拶をする青年の父親。
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手を合わせる姿に親近感がわく。
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お祝いはタイ族の刺繍が入った布に入れて渡す。
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厳かな雰囲気の中、皆さん手を合わせていた。
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続いて宴席がもうけられた。
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大勢の人が飲み食いする間、出家をする青年は隅のほうでジッと座っている。
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こちらは女性席。
男性とは別々に食べる。 -
みんな嬉しそうだ。
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お清めの儀式をする。
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集まった人たちが、竹筒を使って水をかける。
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笑顔で家を出る参加者たち。
これから皆で寺に向うのだ。 -
太鼓を叩きながら家を出発。
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かごのようなものを担いでいる。
おばあさんが抱えているのはふとん。 -
モンハンのメインストリートを行列が行く。
太鼓、シンバル、鐘を鳴らしながら歩き、お供え物を掲げた人の中央には出家する青年が自転車に座っている。さっきのかごは形式的なものなのかもしれない。
後方では爆竹を鳴らしている。 -
緊張気味の青年。
後ろからおばあさんたちが米を撒いている。 -
鳴り物に合わせて老人達が踊りはじめた。
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「ホイッ」。
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「ハッ」。
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「トリャー」。
ビールを飲みながら歩いている人もいます。 -
旗を掲げるおばあさん。
裸足で行列に参加していた。 -
お寺に到着。
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蝋燭に火を点す。
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手を合わせるおばあさん。
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お供え物をザルに乗せていく。
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寺に着いた青年。
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外にある仏塔で手を合わせる村人。
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ストゥーパを時計回りに回る。
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蝋燭を点す。
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ガンランバには何度も来ているけど、タイ族のこういう光景を見るのは初めてだ。
見識が深まりました。 -
夕方、モンハンの通りに露天が出ていた。
その場で揚げ菓子を作っています。 -
こちらは惣菜を売る人。
品物は芋、鳥の脚、ちまきなど。
バナナの葉でエコ包装です。 -
甘味を売るおばあさん。
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出家した青年の母親が寺から戻ってきた。
露天の人達から次々と声をかけられていた。 -
みんな笑顔。
モンハンの村はめでたいムードに包まれていました。
雪景色の千戸苗寨・西江再訪記〜貴州の旅1992に続く
http://4travel.jp/travelogue/10678987
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この旅行記へのコメント (2)
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- keiさん 2012/06/24 17:57:02
- 仏の道
- こんにちは、がおちんさん。
まるで結婚式のようなお祝いですね。
子どもが出家するということは、やはり家族にとって
名誉あることなのでしょうか?
ほんとにあの写真からは、まだあどけない少年のように
見えますけど、彼の心は希望とか不安とかでいっぱいだったでしょうね。
私のそんな考えこそが邪心というもの?
現在の彼は修行を積んでりっばな僧になって
いるのでしょうね。
この旅行記を今の彼に見せてあげたいわー。
kei
- がおちんさん からの返信 2012/06/24 20:51:34
- RE: 仏の道
- keiさん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。
> 子どもが出家するということは、やはり家族にとって
> 名誉あることなのでしょうか?
西双版納のタイ族は上座部仏教なので、僧侶になった息子は家族にとって大変な名誉であると思います。
keiさんのおっしゃるとおり、彼はあどけなさの残る青年でしたので、心中はおだやかでなかったと思います。寺に向かう時の泣き出しそうな表情は強く印象に残っています。でも、周りの大人や先輩の僧侶が色々と声をかけていました。
> 現在の彼は修行を積んでりっばな僧になって
> いるのでしょうね。
> この旅行記を今の彼に見せてあげたいわー。
上座部仏教では釈迦が悟りを開いた35歳以上の僧侶は崇拝の対象となるので、今の彼は西双版納で立派な僧になっていると思います。もし機会があれば、彼と再び会ってみたいです。
古いネガをスキャンして旅行記を書いていると、当時の記憶がバーンと蘇ってきます。旅って不思議ですね。
がおちん
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