ケアンズ郊外の熱帯雨林ドライブ

2012/05/27 - 2012/05/30

レンタカーを利用してケアンズ近郊の自然公園をドライブで堪能する。有名なキュランダ高原をはじめ、日本人観光客が訪れないウールヌーラン国立公園、ミラミラの滝、クレーターレイクス国立公園等の熱帯雨林の森を走る抜けました。走行距離350キロ余り。所要１泊２日の大自然紀行でした。

エリア ケアンズ(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ジェットスター航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ケアンズ5月24日早朝着
ＪＥＴ　ＡＴＡＲ航空ＮＲＴ21:15−05:55ＣＲＮ
で、26日まではグリーン島やケアンズ市内の観光をしていました。詳細は旅行記『ケアンズ市内とグリーン島』参照。

写真はケアンズ国際空港です。ケアンズを代表する熱帯雨林帯の大自然をミニチュアにして表現しています。
近代的で綺麗な空港ですが、国内線と国際線が別ターミナルになっていて移動には徒歩5分程度要します。

同空港はWIFI無料接続ですが、パスポートナンバー等を入力する欄が表示されます。

27日10時ケアンズ中心部のホテルを出発しました。
写真はレンタカー利用で、韓国現代自動車製2000CCでした。
カーナビはなかったですが、地図とコンパスさえあれば、問題ないと思います。
道路は日本国内の交通事情よりは簡単で、左側通行とわき道がほとんどなく、信号は皆無に近い状態です。
道路は95％が舗装されていますが、一部はアスファルトが捲れていてハンドルをしっかり握っていないと危険です。
もさとうきび畑用の鉄道が走っていて踏切があります。日本と違って、踏切で一時停止する必要はないのですが、ときおり列車が1輌編成等で入っているのが音が小さいので、気づきにくい事です。

ケアンズからキュランダに向かう鉄道です。鉄道は単線で動輪幅は狭軌です。
列車は一日数本なので、列車が通り過ぎるを見るのはかなり稀な事になります。

ケアンズからクルマで所要40分程度です。北西30ｋ。
キュランダの町並です。市内はとても小さく徒歩10分程度で概要が判ってしまうほどですが、スーパー、警察所、郵便局等全部揃っています。
芸術家が多いと言う事で、美術画廊店も多いようです。
花に囲まれた美しい町という印象です。

キュランダからゴンドラに乗って山頂に上った景色です。熱帯雨林の山並を堪能できます。はるか下方にキュランダの町が点のように見えます。

デイビスクリーク国立公園です。
キュランダからケネデイハイウエイを通って西に向かいます。70キロで所要60分ばかりです。
ドライブで注意すべきはＧＳと食料です。アメリカ合衆国と同じで、ＧＳはコンビニを兼ねていますが、合衆国よりまばらに点在し、しかも食料は飲物とスナック程度で、パン類は期待できません。
私たちはキュランダの町で昼食を取らなかったばかりに昼食は持参のスナック類で我慢することになりました。

デイビスクリーク国立公園の森で写した写真です。公園内には熱帯雨林の森の植生ですが、恐竜時代の雰囲気を堪能できます。
ひょっとしたら草陰から恐竜が現るというような錯覚を持ってしまいます。

樹木にツタが巻きついたような光景は至る箇所で散見できます。
「絞め殺し」と言って、樹木の栄養分を吸収して、やがては樹木を枯らしてしまう羽目に陥れます。

デイビスクリーク国立公園から南へ走行50ｋ。さらに東へわき道に入り25ｋ程度でテイナルー湖(クレーターレイクス国立公園)に着きました。夕刻17時過ぎ。
テイナルー湖は付近では最も大きな湖で、湖岸にはテイナルーという小さな村も存在しますが、他は全くないもない湖です。
この付近はたくさんの湖が存在しますが、それは太古の昔に隕石が衝突し、その衝撃でたくさんの湖を産み出したと。
湖は恐ろしいほどの大自然の雄大な景色の一部分を占めていて、写真のように全く人気を感じさせないです。

28日9時テイナルー湖を出発し、クルマでケネデイハイウエイを南下し、ミラミラの滝へ。走行距離90ｋ。所要70分。
滝自体は滝の多い日本人にとっては目新しいものはないですが、周囲の熱帯樹林帯が日本では有得ない光景です。

ミラミラの滝から東へ向かいます。パルマーストンハイウエイを東に100ｋほど走り、ここから北へブルースハイウエイを北へ向かいます。50ｋほど。
所要2時間余り。
前日と同じで昼食時に一軒も飲食店がなかったです。
景色はさとうきび畑とバナナ畑です。所々にバナナの露天売りがありました。それを見過ごすと食糧はなにもなかったです。
そこにあったのが上記写真の「自由に持っていけ！」看板でした。
地元の人に感謝して、フルーツを戴きました。

路上でワラビー(カンガルー)がクルマに撥ねられて死んでいるのを２度散見しました。

ミラミラの滝から所要2時間余り150ｋほどでジョセフィーンの滝の駐車場に到着します。ウールヌーラン国立公園です。
滝は２箇所にあり、トレイル(遊歩道)を利用して見学します。
トレイルは写真のような散歩道で他の見学者と遭遇する事は数少ないです。

滝と熱帯雨林以外は何もない大自然を見学する事になります。

ジョセフィーンの滝は２箇所にあります。駐車場からは散歩で所要30分ほどかな？

ジョセフィーンの滝から北へクルマで20分ほど、バビンダという村になります。ここから幹線道路を西へ外れてバビンダの滝へ向かいます。
幹線道路から5k程度です。

どちらもウールヌーラン国立公園内に位置します。

バビンダの滝からクルマで20分ほどでラッセルリバー国立公園に到着します。
ここは海岸線沿いで湿地帯を形成しています。
その湿地帯にトレイルが伸びています。トレイルは木製で、下部は湿地そのものなので、万一落ちたら死ぬ事はないと思いますが、全身がぬるぬるになってしまうと思います。
案内板が此処かしこにあるので、迷う事はなく安全と思います。

ここからブルースハイウエイを北上して100ｋ余りで所要80分、夕刻18時にケアンズの町に到着しました。

今回は１泊２日でケアンズ郊外約380ｋのドライブで熱帯雨林帯の自然公園を満喫しました。

ケアンズ国際空港はWIFI無料接続ですが、パスポートナンバーを入力する欄が画面に表示されます。

帰路もＪＥＴＳＴＡＲ航空利用です。
30日ＣＲＮ13:20−20:00ＮＲＴ
所要8時間20分で往復共に定刻でした。

帰路は食事付2500円を予め予約していました。
食事(飲物付)は往復共２回出ます。豪州内の物価を考慮するとリーズナブルと思います。
カップヌードル等単品は5豪ドル、ジュースは3豪ドルです。