インド旅行（５）　バラナシ　3日目　～夜中のインドで路頭に迷う～

2012/02/18 - 2012/02/26

旅行の日程（予定）
　 1日目　日本発　デリーへ　（デリー泊）
　 2日目　アグラ観光　（車中泊）
　 3日目　バラナシ観光　（バラナシ泊）
　 4日目　バラナシ観光　（バラナシ泊）
☆ 5日目　バラナシ観光　（車中泊）
　 6日目　デリー観光　（デリー泊）
　 7日目　デリー観光　（デリー泊）
　 8日目　デリー観光　（機内泊）
　 9日目　日本帰国

この旅行記は、5日目の旅行記です。

5日目も何の予定もなくガンガーの畔を散歩しました。河原で休憩したり、火葬を見たり、まったりと過ごしました。写真は4日目の旅行記と似たものが多いかも…。

そして最後に大トラブル発生！乗る予定だった電車が運行中止に…。え？何それ？どうすんの？

エリア バナーラス (バラナシ)(インド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: エアインディア
• 旅行の手配内容: 個別手配

5日目

もう牛はかなり見ているのですが、つい写真を撮ってしまいます。

朝日だー！

本当は早起きしてボートから朝日を見るつもりだったのだけど、寝坊してしまった…。まぁ、ガードから見る朝日も乙ってことで良しとしよう。

3日連続のボート

ボートはまったりできていいものだ。ボートか散歩ぐらいしかすること無いし（笑）。

ガード

沐浴する人たち

見ていると体を洗うだけではなく、ウガイをしてる人がけっこういる。人ごとながら、「体に良くなからやめた方が良いよ。」とか思う。上流の工場から有害な金属が流れてるって噂もあるし…。少なくとも火葬場の灰と洗剤、牛の糞は確実に流れてる。

日本人観光客でも沐浴してる人を見かけた。本当やめとけ。下痢になんぞ。

お祈り中

ちょっと良い写真じゃないですか？

ホテルに戻るとバラナシ初日に乗ったリキシャドライバーがいた。

運転手「ハロー、マイフレンド」
僕「このくそドライバー！金返せ！」

初日にボート代にRs1,000出させたことは忘たのか？何がマイフレンドだ！隣にいたホテルのオーナーの仲介でRs800とり返すことに成功。

やった！インド人から金を取り返した！初日からずっとインド人に苛々させられていたので、一矢報いたみたいですごい嬉しい。

ホテルをチェックアウトし、とりあえずメインガード方向に向かうことにする。前日にお金の支払いを拒否して追い出されてしまったマニカルカー・ガードの火葬も見たい。

途中で見かけたクリケット少年

メインガード到着。

暑い中歩いたので、ガードに座って一休み。休憩していると、お爺さんが声をかけてきて、勝手に手のマッサージをやり始めた。けっこう上手い。写真のパラソルのところでマッサージ屋をしているらしい。上手いので少し迷いつつも拒否したら、しつこく勧誘してきてウザい…。それでも拒否したら切れられた。

マッサージの爺さんが去ったら、別のおっさんがやってきて、自分の店に来いと言う。その次は子供が来て金をくれと…。しかも全員しつこい…。

インド人ウザ過ぎるよ。僕のことはほっといて下さい。

メインガードの近くに野菜市場を見つけた。前の日は無かった気がするけど、朝だけやってるのかな？

おいしそうですな。

旅行先で市場に行くのは好きだけど、野菜とか買えないのは、ちょっと残念。買っても調理できないですからね。

同じ思いをしてる人は多いはず。

でもこの市場は衛生面がひどすぎる気が…。

そこら中に牛の糞が落ちてるよ。

サトウキビのジュース屋さん。美味しいのかな？

でもこれ飲んだら下痢になる気がする…。

自重して飲まず。

屋台が出てた。

何かは分からないけど、美味しそうなので購入。下痢は…、きっと大丈夫！

これ何だろう？

何か分からないけどおいしい。

昼ごはんには足りないので、こちらのお店でパンを購入。

まぁ、普通です。

アーケード内にあったお店。

アーケードのお店は割と綺麗にしてます。

アーケードを抜け、前日のリベンジとばかりにマニカルニカー・ガードに行ってみた。が、結果は前日と同じ。お金の要求を拒否すると追い出されてしまった。クソが！

この日はすごい暑くて疲れてきた…。まだ2月なのに…。

マニカルニカー・ガードを追い出され、行く当てもないし、暑くてしんどいしで写真の日陰で休憩することにする。ガンガーを見ながらぼーっとするのも良いものです。

暑さのためか牛も沐浴中

日陰で休憩していたら日本人学生に話しかけられて、「インド人くたばれ！」って話で意気投合（笑）。話の流れで一緒に火葬を見に行くことになった。

とは言えその学生君も僕と同じで、マニカルニカー・ガードは自称係員に追い出されてゆっくり見れなかったらしい。なので、もう一つの火葬場、ハリシュチャンドラ・ガードに行ってみることにした。

写真は、この日の朝ボートから撮ったハリシュチャンドラ・ガード。マニカルニカー・ガードと違い24時間稼働ではないのか、この時は稼働していなかった。

ハリシュチャンドラ・ガードでは、マニカルニカー・ガードと違って自称係員にお金を要求されることもなく、火葬をの様子を一通りゆっくり見ることができた。

火葬を見ていると「生」と「死」について改めて考えさせられた。…ということはなかった。もっと正直に言うとプージャを見てる時と同じ気持ちで見ていた。

火葬場の薪

火葬場の近くで遊んでいる子供が一人いて、一緒に見ていた学生君が、その子に飴をあげたら…

「この人飴持ってるよー！」

子供がわらわら集まって来た！学生君は自分用に持って来ていた飴を半分くらい取られてた（笑）。

でも、たかが飴にこれだけ群がって来るって、本当に貧しいんだな…。

火葬をゆっくり見ていたら良い時間になって来たので、学生君と別れ、オートリクシャでムガールサライ駅へ向かう。ムガールサライ駅からは電車でデリーに戻る予定。


席も確保できているし何の心配もないはずだったのだが…。

バラナシからムガールサライ駅まではオートリクシャで1時間くらい。途中の風景は見ごたえがあったし、木造の橋を渡ったりするのも面白かった。

ムガールサライ駅到着

もうすっかり夜だ。

ムガールサライ駅前

けっこう賑やかです。

駅前をウロウロしていると人だかりができている店を発見。そこで夕食を食べることにする。

入ってから気付いたが、この店込んでいるのは外だけで、店内は空いていた。店頭販売でチャイか何か売ってるらしい。

夕食

これがすごい美味しかった。ソースは相変わらずカレーだけどね（笑）。

カメラ目線の店員さんがすごいフレンドリーだった。頼んでもないのに写真を撮ってくれたり、僕のガイドブックを眺めたりしていた。

夕食を食べ終わってもまだまだ時間があったので、周囲をウロウロしていたら、マーケットを見つけた。

食品屋さん、雑貨屋さん、CD屋さんなどがあって、夜遅い割にはそこそこ賑わってた。

電車の時間なので駅に戻り、電車を待つ。

が、定刻になっても電車が来ない。しかも掲示板に乗る予定の電車の表示がなくなってる…。

係員に聞いたら電車がキャンセルになったらしい。

え!?マジデスカ？

僕　「キャンセルってどういうこと？」
係員「キャンセルはキャンセルだよ。あっち行け。」
僕　「他の電車は？」
係員「チケットオフィスに行って聞けよ。」

係員態度悪すぎ。しかもデリー行の電車は、この日どころか翌日もなかった…。

どうしよう…。僕の海外旅行史上最大のトラブルだ。しかもこの時点で23:30ぐらい。

考えられる選択肢は、
①ムガールサライ駅近くでホテルを探す。
②ムガールサライはガイドブックにも載おらず、よく分からないので、バラナシに戻る。

迷った末の結論は②、バラナシに戻ることにする。ガイドブックを見るとバラナシには空港があるようなので、それに賭ける。

困った時は日本人らしくマネーパワーに頼るに限る（笑）。良いホテルに泊まって、デリーへの足はコンシェルジュに一任しよう。

ホテルを探すがどこも満室で入れない。僕の服が汚いから入室を拒否してんじゃないかと疑ってしまう。

ラディソンホテル　→　ロスホテル（？）→　ゲートウェイホテル　→　クラークスホテル

と転々とし、最終的にクラークスホテルで部屋を見つけた。コンシェルジュに事情を話し、朝までに移動手段を探すようにお願いして就寝。

一泊Rs7,000だって。高いな〜。もう2時過ぎてるよ。疲れたな…。


「インド旅行（６）　バラナシ→デリー」に続く