2012年MSCムジカ・クルーズ（クロアチア・ドブロヴニク、イタリア・ベネチア）５/５

2012/05/05 - 2012/05/15

イタリア船ＭＳＣムジカでのエーゲ海・アドリア海のクルーズ旅行もそろそろ終盤です。クロアチアのドブロヴニクとベネチアの観光です。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 船 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

8時にドブロヴニクに入港です。

はじめに旧市街が一望できるモンテネグロ国境近くまで移動です。アドリア海の真珠と称される大変美しい街が一望できます。
ドヴロクニクはクロアチア南端に位置し971年聖ヴラホを守護聖人に戴き独特の文化を持ち多くの苦難を超えて繁栄してきた都市です。
1979年世界遺産に登録されました。

旧市街地に入るピレ門です。

門を入ると高い城壁で覆われた旧市街地へと進みます。

市街地に入ったすぐ左側にフランチェスコ修道院があります。ここは建物内部への入口です。この手前左側に薬局があります。

この建物は14世紀に建造され回廊があります。

中庭も見事です。

壁に砲弾の跡があり1991年の記載があります。これはクロアチアは独立を宣言し、ドブロヴニクの住民投票でクロアチアにとどまることを選択したが隣接するモンテネグロから攻撃を受けた時の跡です。
この後1992年ボスニア・ヘルツゴビナ紛争へと続いていくことになります。

細い路地が続きます。

奥まった海に近い場所に聖ヴラホ教会があります。

教会の内部です。この右手の部屋には人骨が手の形をした入れ物に入っており所狭しと飾られています。部屋全体は金の装飾が施されて輝いています。

パレードが教会の前を通りすぎて行きました。

クロアチアはネクタイの発祥の地だそうです。17世紀にはネクタイの原形を身に着けていたようです。場違いのようですがネクタイ屋さんがありました。

城壁の入場料は70クーナで現地通貨で支払う必要があります。両替は銀行で行いました。10ユーロで70クーナと少しの小銭が来ました。ガイドさんの話では来るたびに入場料が高くなっているそうです。

左側が城壁の入口です。

かなりの急こう配です。ピレ門の近くから入りました。

城壁から見える中央大通りスツランドゥンです。

城壁は一方通行で海に向って進みます。右手がロヴリュナツ砦です。

山側の眺めです。

結構高さがある城壁です。

海に面した所にレストランがありました。城壁を20分程度で１/３周し聖ヴラホ教会の近くに降りてきました。
城壁内の旧市街地はさほど広くないので行ったり来たりの観光です。

フランシスコ修道院内の薬局に立ち寄りました。ここは1317年創業でヨーロッパで3番目に古い現役の薬局です。
化粧水とクリームを販売しています。

船に戻りレストランで昼食を頂いている間に午後2時船は出港しました。
アドリア海をクルージングし翌朝イタリアのベネチアに到着予定です。
夕食を済ませ下船に備え荷造りをします。
夜中になって風が強く吹いてきました。しかし船の揺れはほとんど感じません。

9時30分ごろ下船予定ですが昨夜からの強風でまだ港から船が出港していません。これらの船が出港しないと我々の船が着岸できません。結果的に6時間遅れの午後3時過ぎにやっと下船出来ました。
部屋はチェックアウトしており船の中で待つしかありません。しかし船の中は色々な場所があるのでさほど苦になりません。
昼ごろになりブッフェがオープンするとの船内放送がありました。本来なら次に乗船する人たちが食べる昼食を我々が食べることになりました。一斉に皆さんが押し掛けたのでブッフェの席はたちまち埋まってしまいます。一つ上の階のホールに移動して食事をしました。

やっと下船です。3000人の人が7泊8日船旅を終え船を後にしてゆきます。

10分程歩き船のタクシー乗り場から今日の宿泊場所のジウデッカ島にあるヒルトンホテルに向います。

15分程でヒルトンホテルに到着です。

このホテルは製粉所だったところを改装してホテルになりました。

確かに本島のごちゃごちゃ感は全くありません。
建物は工場跡を利用して廊下や部屋を作っているので部屋よってエレベーター乗り場が異なり始めは戸惑います。

ホテルの前からシャトルでサンマルコ広場に向います。

溜息橋が見えます。16世紀頃ドゥカーレ宮殿と牢獄を結ぶのに造られた橋です。

ドゥカーレ宮殿中庭です。

階段と踊り場です。浮き上がって見えます。

溜息橋の格子の隙間から見える外の風景です。

窓はこんな風です。

サンマルコ広場にある時計の塔です。

旧政庁です。アーチが美しい建物です。

鐘楼。

サンマルコ寺院。

1720年オープンのカフェ・フローリアン。現存では一番古く当時から続いているのに驚きます。外で楽隊の音楽が始まると音楽チャージが必要のようです。

フェニーチェ劇場。

サンマルコ広場から先ほど下船したＭＳＣムジカが出港していきます。
一週間前には船の上からサンマルコ広場を眺め、今はサンマルコ広場から船を見送っています。

部屋に戻りましたが天井が高く広い部屋に少し戸惑いを感じます。特にバスルームが広くシャワー室とバスタブが離れておりかえって使いにくくさえ感じます。船室のシャワールームが狭かったので余計感じますね。（笑い）

飛行機の出発時間が8時と早朝いためホテルを出たのはのは5時30分です。まだ薄暗い夜明けです。

水上タクシーでホテル前から出発です。

20分程でマルコ・ポーロ空港に到着です。

マルコ・ポーロ空港からＡＺ1464便でローマ、フィウミチーノ空港まで約1時間の飛行です。
最近ではめったに見られない尾翼からタラップを登っての搭乗です。

ローマ、フィウミチーノ空港に到着し乗り換えです。

成田行きＡＺ782便は清掃作業員のストライキで出発が少し遅れました。

成田までの帰りの便も空席が目立っています。前が壁になっている2席のシートに移動しゆったり座ることが出来ました。ラッキーです。
予定通り朝7時に成田空港に到着です。