2012/05/01 - 2012/05/06
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wackyさん
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最終日、出航が午後2時なので
午前中は、森歩きを楽しみました。
当初はバイクで島内一周〜ってのもあったんですが
やはりせっかく世界遺産になったから、ってのと
個人的に今まで三度訪問していながら一度も島内を
じっくり歩いたことがなかったので
ぜひ参加したいと思っていたところでした。
しかし森の中歩いているだけで、あちこち当たり前のように
「固有種」ばかりというのはかなり特殊なことなんでしょうね。
外来種の恐怖だとか、サンクチュアリだとか
適応放散だとか、保護増殖だとか
いろいろ勉強になりました。
そして最後は、「行ってらっしゃい!」と見送られながら出航。
いつか必ず帰島するぞと心の中で誓いながら。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8時半過ぎにビジターセンターの駐車場に集合
行ったらすでにお迎えが来ていたのですが、他に客らしき人もいないので
てっきり貸切かなーと思ったら
「あー、あと一組は途中で拾うんですよ」と。
父とおしゃべりな小学生の息子の二人組でした。
奥村を出てすぐに坂を登りはじめ山道に突進していきます。
「どこからが世界遺産エリアになるのですか?」
「ええ、もう世界遺産エリアなんですよー」
そんなに簡単に世界遺産エリアになるんだ。 -
最初の訪問地は、東平アカガシラカラスバトサンクチュアリ。
えらい長い名前ですが、
「アカガシラカラスバト」という小笠原固有種の鳥を保護するための
生態系保護区(サンクチュアリ)ということだそうです。
戦後内地から持ち込まれ野生化が進み固有種を荒らすことになってしまった
野ヤギや野ネコから守るために、一帯がフェンスで囲われています。 -
このサンクチュアリは誰でも入ることはできません。
必ずガイドが必要です。 -
まず最初に、本土などからくっついてきてしまった
虫とか種子などを落とす施設です。
とはいってもすべて手作業。
コロコロで、服やズボンなどをなでなでしたり
ブラシで靴底をゴシゴシしたり
最後は、プラナリア撲滅のため、靴底に酢スプレーをシュッシュします。 -
入口前には、手動のカウンターが。
研究者やガイド、島民、行政、観光客と区別するため
それぞれ別の色の石(とかサンゴ)が用意されているので
自分でとって、竹の筒に入れます。 -
南国みたいなヤシノキっぽいんですが
シダ類です。 -
シダの枝が落ちた痕が、「○」に逆さまの「八」
と見えることから、「マルハチ」というのだそうで。 -
小笠原村の木になっている
ムニンヒメツバキです。
新しい葉っぱは赤色をしているんだそうで
もう少ししたら白い花を咲かせるそうです。 -
しばらくはこんな感じの低木の森が続きます。
-
木の根元がタコの足のように何本にも分かれている「タコノキ」
その実はパイナップルのようです。
ただ最近はネズミがかじっちゃうんだそうで。
地面には齧られた痕がごろごろ転がっていました。 -
この松、固有種ではありません。
戦前、燃料として植えられた松が
どんどん増えていってしまいました。
現在は、伐採を進めているところなんだそうです。 -
こちらは固有種の「ムニンノボタン」
絶滅が危惧されているため、人工的に増殖(保護増殖)
を行っているところです。 -
さらに奥にはいります。
ここからはまた特別のパスを持ったガイドの同行が必要に。
あと、11月から3月までは「アカガシラカラスバト」の
繁殖期に入るため、入ることが出来ません。 -
こちらも保護増殖のムニンノボタン。
一株づつタグをつけて管理されています。 -
この辺りからは湿地帯に入っていきます。
沢に水が流れ、水溜りには・・・ -
アメンボが。
このアメンボも固有種(オガサワラアメンボ)です。
ちゃんと撮れなかった・・・ -
歩いていると、ふと脇を見ると水筒が。
古そうな水筒だなぁと思っていたらガイドが
これ、戦時中の日本軍が使っていた水筒です。
まぢですか。 -
こちらは、父島にしかない
やはり固有種の「メヘゴ」
マルハチよりも低いのですが、同じく幹の太い「シダ」です。 -
道端にこんなカゴが設置されていました。
右側二つがネズミ用、左側の大きいのがネコ用です。
捕まえたノネコは保護され、内地に運ばれていきます。
(ネズミは知らん) -
2時間くらいかけて、固有種盛りだくさんの
あかぽっぽの森を歩きました。
ガイドに「カラスバトを見かけるのは難しいんですか?」と聞いたら
「私も年に一度あるかどうか、というくらいです」だそうで。
そりゃ無理だわなぁ。 -
さて続いては、近くの山に登ります。
道端に車を止めて、茂みを掻き分けながら登っていきます。 -
時折、こんな岩をよじ登ったり。
-
背丈ほどある木々を掻き分けて。
-
十分ちょっと歩いたら、もう頂上です。
うーん、ガスっぽいのが少し残念ですが
綺麗な海が見えました。
ちょうど、おがさわら丸が入港するところでした。
これに乗って帰ります。 -
中腹には、JAXAの衛星追跡所が。
種子島から打ち上げられた衛星の行方を
ここから見守っているそうです。 -
反対側も海。
そう、この山はちょうど島の中央にあって
両側に海を見ることができるんです。
ハリー:おー、海が青いなー。潜りたかったなー。
自分:土潜るより海潜るほうが好きだったのけ? -
二見港から少し南にある
境浦海岸あたりです。
ちょっと突き出た岩みたいなのが、烏帽子岩です。
そういや最初に来たとき、シーカヤックで一周したなぁ。 -
これも固有種です。
小笠原唯一の針葉樹「シマムロ」。
ハリー:うん確かにチクチクするぜ! -
島の中央を走る道路にはいたるところに
「動物注意」の標識が。
カニだったりシカだったり
あかぽっぽだったり。
短い時間でしたが、十分に楽しめました。
http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/ -
キャンディともお別れ。
彼女は普段は事務所で寝そべっています。
今回もお世話になりました。
奥様から
「今度は、奥様と一緒に来てくださいね♪」
はい。ぜひとも。
http://www.chichipen.com/ -
出航直前はなかなか慌しいのです。
帰りの便は満席で、難民船状態が予想されるので
ダイビング器材を入れたスーツケースをあらかじめ
手荷物として預けました。約1300円。
宅急便で送ったほうがよかったかなぁ。 -
お土産もそれなりに買って
帰りの船の中で食べる食材も調達して
いよいよ帰りのチケット引き換えです。
うぅぅ、ホントに満席だ。 -
ずらずらずらっと船に入る列が続きます。
甲板には既に人だかりも出来ています。
ちなみに自分の後ろも大行列。。。 -
2等船室に入り、あまりの狭さに「うぐっ」としつつ
荷物を置いて甲板に出てみたら
まだこれから船に入る人たちが続いていました。
乗客約900人。 -
そしていよいよ出航。
蛍の光が流れ、徐々に岸壁を離れていきます。
あちこちから、レイやハイビスカスの花などが
投げ込まれます。 -
ふと見ると、オーナー夫妻とキャンディの姿が。
お世話になりました。
あっ、キャンディとハリーのふれあいの時間
すっかり忘れてたわぃ。 -
そしていつものごとく、多くの船がしばらく併走。
この日は結構湾内もうねっていたのですが
どの船もどこ吹く風。頑張って追いかけていきます。 -
そして、一艘、また一艘
順番に止まっては、船からダイブ。 -
見送った後は、もうやることがないのと
混雑しすぎて身動きとるのが面倒だったので
殆ど、寝てすごしました。
今度は、もう少し少ない時期を狙うことにしようっと。
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