ロカルノの隣駅、テネロは小さな町ですが、ウチの夫にとっては決して通り過ごし出来ない場所です。<br />何故ならココにはマタシという地ワインメーカーがあるからです。<br /><br />いたるところにワイン畑が広がるティチーノ州は、もちろんワイン産地、ティチーノ・メルローとグラッパが有名です。<br /><br />日本ではあまり知られていないスイスワインですが、農産物の生産に対して厳しく管理するスイスでは、ワインも高品質。<br /><br />自国の産品に対して絶対の自信を持つスイス人は、スイスワインを安心して飲めるワインとして信頼し、こよなく愛しています。<br /><br />ウチの夫もそんなスイス人の一人。<br />ティチーノに来た帰りは必ず、車に大量のワインを積んでいるので、ボトルがカチャカチャ鳴る音を気にしながら、どっこも寄り道せず帰る羽目に・・・<br />(；´Д`)～３

ロカルノに来たら、マタシに寄らなくちゃね　(・∀・ )っ/凵⌒☆ﾁﾝﾁﾝ

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2012/05/05 - 2012/05/07

11位(同エリア43件中)

エリア

ロカルノ(スイス)

せっかくティチーノ州にきたのにこの天気・・・

どんよりした空・・・看板の絵は南国リゾートなのにぃ　
TENERO/テネロ駅

天気予報どうりの雨なんで、どうにも写りが悪いです。
駅のホームを降りるとすぐ正面にマタシが建っています。
Matasci/マタシ酒造販売。マタシ家が1921年から営業を始めました。

日本人的にはこの名前、語感がユニークで変なダジャレが浮かんできそうです。
この「Selezione d’Ottobre/セレツィオーネ　ドットーブレ」が看板ワインの一つです。

「古典的なメルロー・ティチーノ」だそうです。

渋みのある濃い赤ワインで、酒好きの呑み助に向いてます。
営業時間。お昼休みがあるので注意です。

ココに来る時は、あらかじめ注文しておいて、後日ウチへ帰る日に引き取りにくることにしています。

ウチの分だけじゃなく、近所のイタ飯屋さんに頼まれた分も買うので。
半年振りに来たら、中が新しくリフォームされていて驚きました。

おぉ〜(ﾟ∀ﾟ）

夫がワインを注文する間に、私は中をウロウロしてます。
Σ(ﾟ∇ﾟ)オサレ〜　あ、小鳥シリーズが鳥かごに入ってる〜
「Gli Uccelli/　リ　ウッチェリ」

鳥と名づけられたシリーズで、それぞれのラベルには違った鳥の絵が描かれています。
シャスラー、シャルドネ、メルローなど一つ一つの味もまた違っています。

（・ε・）え〜っと・・・13種類かな？
化粧箱も素敵だわ〜
ココのパッケージは、全て一人の人が描いている様なのですが・・・

(´∀｀)こんな素敵な絵、誰なんだろ？マタシ家ゆかりの画家かな？
ワインに添えられた水差しのようなものは、ボッカリーノというティチーノ州独特の赤ワイン用の酒器です。

スイス人の家庭には、必ずいくつか飾ってありますね。
もちろんウチにもあります。

（´Д`；)　ためしにコレで呑んだことあるんですが、はっきし言って呑みづらいです。
これはもう紹介した「セレッツィオーネ・ドットーブレ」
「La Gennaia」
ここではもちろんグラッパも作っています。
グラッパはイタリア好きの方ならご存知でしょうが、度数４０％以上あります。

これを食後のコーヒーに入れて楽しむ人も多いです。
なにやらオシャレなバーまである・・・

じー（＝A＝）なんか飲めるのかしら・・・
ワイン以外にも、この地方で作られたパスタやソース、ジャムやお菓子なども売っています。
栗のパスタなんていうものも。

このあたりは小麦の栽培に適さない地なので、昔は麦の変わりに栗の粉を使ってパスタを作っていたそうです。
このお菓子、素朴な見た目なんですが、シンプルでとても美味しいんです。

(´∀｀)お気に入りです。
ティチーノ州はカスターニェン（栗）の州とも言われているほど、栗がたくさん自生しています。

日本の栗とは少し種が違うので味も違いますが、美味しいです(^q^)
さらに奥にはココで作られたもの以外のスイスや外国産ワインが、州単位に分けられて陳列されています。
ちなみにこれはヴォー州産。

今日は注文だけで、何も買いませんでした。見てるだけでも面白いけど、やっぱり買わないとね。
さて、今日はおうちに帰ります。昨日まで降っていた雨がすっかり上がってこの天気・・・

（＝A＝;）くっ・・・今更晴れやがって・・・

光りがマジョーレ湖に反射して眩しいです。
注文しておいたワインを引き取りにきました。

あぁ・・・もう帰るっちゅーに、この空の青さ・・・
ε＝(´д｀)帰りたくないわ
ホームをはさんで向かい側はバス停です。
アスコーナやロカルノから来るにはバスが便利そうですが、いかんせん大量のワインを持って帰るには車じゃないと。
ここはロカルノ行きの特急も通ると思うのですが、実にノンビリしています。
駅舎らしい建物がほとんどない、開放的なつくりです。
線路の間にひなげしが咲いていました。
奥に見えるピンクの建物、
カフェなんです。

中にはキオスクがあって、おみやげ物も買えます。
では、マタシに行きましょうか。
MATASCI/マタシ

ん、青空の下だとまるで違って見えるぞ。
ワイン配達用のトラック。
今日は、ここで試飲させてもらえることに　(*´∀｀)やった！
「Cherubino/ケルビーノ」メルロー・ビアンコ

（・∀・）口の中に果実のような香りが広がります、もろ好み☆
「Le Mimose」メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランを混ぜ合わせています。

ミモザ！飲んでみたかったんだー

・・・（・A・；）あれ？あっさりしすぎてイマイチかも
ワインも飲ませてもらえたし満足満足(´∀｀)

ちょうどお昼ごろなんで、子供たちが学校から帰ってきたようです。

私たちも家路に付くとしましょうか。