2011/05/26 - 2011/06/03
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フーテンオヤジさん
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フランスは2度目、6年前初のヨーロッパ一人旅で、言えるフランス語は「ボンジュール」と「メルシー」だけ、これでパリに6日間滞在した。これで何とかなった!と横着を構えて、今度も。
往復航空券とフランス鉄道パスのみ日本でとって、ホテルは飛び込みを決め込んでいた。還暦過ぎオヤジのバックパッカーだ。
ガイドブック・日仏会話とトーマスクックの時刻表をリュックに入れて現地7泊、とにかく地中海を見たい。マルセイユを入れて、鉄道でパリ以外の街を巡る計画で出発した。
ところが・・・
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス JAL
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写真:シャルルドゴール空港通路。
北九州〜羽田、成田からJAL共同運航のAFR便で早朝4時過ぎに到着。
SNCF(フランス国鉄)空港駅の窓口の開く時間を待って、鉄道パスの使用開始手続きとアヴィニヨンまでの空港駅発またはパリ・リヨン駅発7時〜8時間代の座席指定を頼む。
なんと一番早い時間でリヨン駅発の20時台。TGVは鉄道パス用の座席は限られているとネットで見たことがあったが、ガックリ。語学力があれば、席が少ないためなのかなど、理由を聞くのだが。とりあえずチケットは購入した。(3ユーロ)。
前年訪問したドイツで、ICEの指定は希望通りとれたし、指定がなくても鉄道パスで乗車できたので甘くみていた。 -
写真:パリオペラ座前の広場。
空港からAFRバスでパリの街に出た。
ボルドーにも行きたいと思っていたので、モンパルナス駅で鉄道パスを見せて、ボルドー行きに今から乗れる電車があるか聞いたが、これも19時台しかない。あきらめたアヴィニヨンに行こう。だが早い時間に行けばホテルは探せるが到着が23時では無理だ。
オペラ座近くのHISパリ支店に行き、アヴィニヨンのホテルを3泊予約してもらう。到着も24時近くになるとも。 -
南フランス行きの列車が発車するパリ・リヨン駅
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リヨン駅の2階にあるレストラン「ル・トラン・ブルー」で夕食。
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食事よりも、レストランの壁面や天井に描かれたフレスコ画に目を奪われた
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オランジュの古代ローマ劇場に集う人々が明るく描かれている。南フランスへ向かう旅客をわくわくさせる演出だと思った。
食事そっちのけで壁画ばかり見ていたので、ウエイターが、日本人かと聞いて、日本語の簡単な説明書をもらったが・・紛失。 -
20時過ぎのマルセイユ行きに乗る、到着まで約2時間半だ。懸念は、アヴィニヨンTGV駅とホテルのある旧市街が離れているので、公共交通機関はないだろうが、タクシーがあるかどうかだ。
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写真:アヴィニヨン、ホテルメルキューレシティの窓から。
アヴィニヨンに23時過ぎに到着。駅前は閑散として何もない。タクシーはいたが予約客が乗車した。駅から降りた4〜5人が携帯でタクシーを呼んでいた。私は無理だ。駅員に頼むか・・と考えていたら、男性2人組が呼んだタクシーを私に譲ってくれた。「メルシー・メルシー」。本当に助かった。ホテルまで料金は18ユーロ。運転手にチップをはずんだ。 -
オランジュの駅前。
南フランスは古代ローマの遺跡が数多く残っている。翌日アヴィニヨン中央駅から北向きにTer(各駅停車)で3つ目の駅、オランジュへ向かった。 -
写真:古代ローマ劇場
駅から徒歩15〜20分ほどで到着。
このオランジュの古代劇場も「ローマ劇場とその周辺及び凱旋門」の名称で1981年に世界遺産に登録されている。 -
劇場には1万人近く収容できる。
毎年8月にオランジュ音楽祭をこのローマ劇場で開催している。
数年前、この古代劇場でのイベントをテレビ番組で紹介し、大変興味をもっていた。 -
写真:ローマ皇帝アウグストゥスの大理石の像
ローマ帝国の権力者は、民衆に娯楽を提供することで安定した統治を行った。
ここは1世紀に建てられたと言うが保存状態がいいことに関心した。 -
約150年前からオペラなど開催。その様子をフィルムで紹介しているコーナーがあった。
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古代ローマ劇場上から見た世界遺産の街。
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外観(舞台の背面)
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紀元前20年ごろの凱旋門。世界遺産に登録というが住民の生活道路(車は入れないが)になっているようで、日本では考えられない。古代劇場から徒歩10分ほど。
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凱旋門を逆方向から。
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オランジュの街角
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オランジュ街角
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オランジュの駅前通り(この先が駅)
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オランジュ駅のホーム
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車内(1クラス)
アヴィニヨンを通過してアルルに向かう。
あちゃー!! 下車して気づく。フランスのガイドブック車内に置き忘れた。手元にあるのはパリの書店で買った一枚のフランス地図だけ。
日本で買った日本地図1枚持って、英語・日本語が話せないフランス人が1人で日本旅行するようなもの。
パスポートなら必死で追いかけるだが・・あきらめた。 -
アルルの旧市街へ入る。
かなり意気消沈、坂道がつらい。 -
アルルの街角(円形闘技場へ続く道)
昼下がり、途中のレストランでランチ。
まあガイドブックに頼らない旅行もありかな、と開き直る。
これからは出国前ガイドブックを読んだ記憶に頼る他はない。 -
闘牛などに今でも使われている円形闘技場。1世紀後半に建造
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女性(素敵な)を見たらカメラを向けたくなるフーテンオヤジ。
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闘技場上部
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闘技場から望むアルルの街
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円形闘技場の外回り
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アルルの古代劇場。
オランジュの古代劇場より規模は小さいが、今でもイベントに活用している。音楽会?の準備が進んでいた。 -
子どものいる路地。
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ロマネスク様式の傑作、12世紀建造のサン・トロフィム聖堂。
世界遺産が「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式の建造群」
ガイドブック手元にないため、観光客に付いて入っていた建物。 -
この聖堂前の広場と噴水
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噴水前の子どもたち。
暑かったからね。 -
フーテンオヤジ大好きな路地
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「アルルの(美?)女」かな
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家の飾りも好きだなぁ
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アルルの「小窓」
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路地奥のカフェ
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話し込む「アルルのおばさん」
印象派の画家ゴッホやゴーギャンが住んだ町、南フランスは確かに明るい。 -
アルル駅のホーム。
アヴィニヨンに戻る。30分程度。 -
戻ったアヴィニヨン中央駅
アヴィニヨン旧市街の入口にあり便利 -
アヴィニヨンの旧市街を囲む城壁
この時期はいつまでも明るいので近くを散策。 -
ローヌ川にかかる「アヴィニヨンの橋」(サン・ベネゼ橋)
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アヴィニヨン旧市街の対岸からサン・ベネゼ橋を望む。
「アヴィニヨンの橋の上で〜♪」どんな歌だったかなぁ。
ここは河川公園になっている。 -
アヴィニヨンの旧市街にあるレストラン。
土曜日で満席のようだ。
フーテンオヤジも夕食を求めて。 -
教皇宮殿前の広場
アヴィニヨンは、「教皇宮殿、大司教座の建物群とサンベネゼ橋」が1995年に世界遺産に登録。 -
この広場の一角にあるレストランの席につく。名前は覚えていない。
こだわりはないので適当にシーフードを適当に頼んだ。 -
教皇宮殿
横のレストランでは(2つ前の写真)バンドの演奏。
ここまで聞こえてくる。
だんだん暗くなってライトアップ。 -
隣のノートルダム・デ・ドン大聖堂
一人だけど、異国の地で、14世紀建造の世界遺産を眺めながら食事、ワイン至福の時間。
2時間ほどゆっくり食事する。 -
夜遅くまで開いているレストラン。
ホテルはこの近く。 -
マルセイユ・サン・シャルル駅前
日曜日、鉄道でマルセイユに訪れる。Ter(各停)で約1時間20〜30程度だったかな。 -
駅は少し高台にある。
階段を下り、ここからマルセイユの港を目指す。 -
道端で商売する人
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トラムが走る中心部
なぜだかここで浴衣姿の日本人女性グループを目にする。
ピースボートの旅客船が入港していたのを列車の窓から目にしていた。
後でその乗客とわかった。 -
マルセイユ旧港の前の交差点
地中海に着いた! -
水揚げしたばかりの魚を売っている。
地元の人より観光客が多いようだ。 -
港からの連絡船で沖合3kmにあるイフ島に行く。
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日曜日で乗客も多い。ピースボートで来た日本人も数名乗船。
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イフ島の船着き場。
海の水が碧く、きれい。地中海の水にも触れた。 -
16世紀建設。かって要塞→牢獄として使用された建物
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窓から見た地中海
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建物の内部。
薄暗い牢獄がそのまま残っている。 -
ここを有名にした小説、アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」
主人公のエドモン・ダンテスが濡れ衣を着せられ、ここイフ島に幽閉され、脱獄して復讐する物語。フーテンオヤジも高校生の時に読んだ。めちゃくちゃ面白かった記憶がある。
小説が書かれたのが19世紀。これは原作の挿絵かな?。 -
映画化されたポスターなんかも展示してある。
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イフ島からマルセイユを望む。
エドモン・ダンテスは死体と入れ替わり、ここから海に投げこまれる。 -
人懐っこいカモメ。
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帰りの連絡船はこの先のラトーノ島に寄って戻る。
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船から見たイフ島。
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マルセイユのランドマーク、ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院。
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マルセイユの路地。
この寺院に行くつもりが、たどり着けない。マップがなぁい。
港がよく見える場所に向かう。 -
マルセイユ(旧)港
明治以降、多くの日本人がスエズ運河を通過して、ここマルセイユに上陸した。欧米諸国に追いつくために必死がんばった日本人の姿があったのだろう。 -
地中海とボートはよく似合う。
フーテンオヤジの世代、映画「太陽がいっぱい(アランドロン)」なんかあったなぁ。そのころ海外に行けるなど夢にも思ってなかった。
鏡をみたら真っ赤に日に焼けていた。 -
歩き回り、港の横のバーでビール2杯。
お客一人。アフリカ系フランス人のバーテンさん「どこから来た?」「日本」。「英語話せるか?」「話せない」「俺も」・・笑顔でコミュニケーション。 -
マルセイユの凱旋門。
1839年完成。 -
マルセイユのサン・シャルル駅
地中海の風と太陽をたっぷり浴びて、アヴィニヨンに戻る。 -
アヴィニヨンのホテル近く、教会前のレストラン。
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窓に描かれたイラストが面白い。
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居心地が良かった昨夜のレストランでまた。
このボルドーの白、旨かったなぁ。いいワインに巡り合った。これが一番の思い出かも。銘柄は記録していない。 -
2度訪れたレストラン。
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翌朝もう一度、教皇宮殿を見てアヴィニヨンを離れることにした。
ホテルで朝食、テーブルにカワイイ女性グループ。日本人だと思って挨拶したが通じない??ベトナムからの観光客だ。フランスから統治された時代があったから親しみを感じるのか。 -
アヴィニヨンの旧市街の中心部。昼〜夜は多くのにぎわい。
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アヴィニヨン中央駅の改札口。
トゥールーズからボルドーに向かう予定で、発車時刻に間に合うように駅に来た。
が・・列車番号を表示した電光掲示板、なかなか列車「入線する」と表示が変わらない。時間は過ぎた。しばらくして電光表示板から消えた。えっ・・何かアナウンスしてしていたが。フランス語分かるわけもなし。
この列車に乗れないとたどり着けない。
さあどうする・(次の旅行記で)
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この旅行記へのコメント (2)
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- 潮来メジロさん 2014/10/17 18:55:34
- キアシセグロカモメですね。ヾ(^o^)
- フーテンオヤジさん、こんばんは! ヾ(^o^)
毎度、訪問&投票ありがとうございました。
> 人懐っこいカモメ。
このカモメは、和名キアシセグロカモメ(黄足背黒鴎、英名:Yellow-legged Gull)ですね。
私もイタリアで見ましたよ。
日本では滅多に見られない種類のカモメさんです。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- フーテンオヤジさん からの返信 2014/10/20 09:06:13
- RE: キアシセグロカモメですね。ヾ(^o^)
- おはようございます。
さすがぁ詳しいなぁ。私には日本にいるカモメと一緒だと思っていました。
何となく撮った鳥ですが教えてもらうと旅の思い出が深まります。
ありがとうございました。
また、よろしくお願いします(^^)v
フーテンオヤジ
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