2011/05/26 - 2011/06/03
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フーテンオヤジさん
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鉄道パスで「足の向くまま、気の向くまま」のフランスの旅を考えていたのだが、全席指定の長距離列車はどうも使い勝手が悪い。
どうにか着いた南仏アヴィニヨンに3日滞在したものの、2日目に大事なガイドブック列車内に置き忘れる大失敗。アヴィニヨンからフランス南西部のトゥールーズからボルドーの方向への列車は、運休(?)。
旅行の前半から、トラブル続きのフーテンオヤジのフランス一人旅、中盤です。
写真:アヌシーのデュアン城
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- エールフランス JAL
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ローヌ川
予定していたトゥールーズ・ボルドーがだめなら、列車の本数が多いリヨンに行こう。20分ほどでリヨン行きのTer(各停)がある。
フランスは駅と駅の間が長く、各駅停車でも日本のように行ってはすぐ停車という感じではないし、結構スピードも出す。新幹線と鈍行みたいな極端な差はない。
このローヌ川沿いのルートはパリとアヴィニヨン・マルセイユを走るTGVの線路ではない。 -
ローヌ川沿いにあるクリュアス原子力発電所。加圧水型91.5万kW4基、1978〜1979年代に運転を開始している。
福島の事故があって間もないとき、津波はないにしろ放射性物質が流れ出したら、川は完全に汚染される。発電量の8割近く原子力に頼るフランスも大変だ。 -
アヴィニヨンを出発して約2時間20分でリヨン(Part-Dieu)駅に到着。向かいのホームにANNECY(アヌシー)行きの電車が停車している。ふと、リヨンの観光をやめて「アヌシーに行こう!」という衝動にかられた。駅でサンドイッチを買って飛び乗る。
車掌に行き先を確認。OK。ヨーロッパでは進行方向が変わったり、車両を切り離したりがよくある。ローカル線では確実に確認しておかないと、間違っても戻る列車がない。
しばらくすると車窓は山間に。 -
≪参考≫
リヨン→アヌシーの鉄道マップ(アヌシー駅にて) -
降りてみたくなるような集落を過ぎてゆく。
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右の車窓に湖が見えてきた。(アヌシー湖ではない)
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席を移って湖畔を眺める。しばらく湖畔に沿って走る。
山あり、湖あり、鉄道の旅を楽しませてくれる。
単調な風景続くヨーロッパでは、景勝ルートだろう。 -
もうすぐアヌシー。
リヨンを出て2時間弱で到着。
鉄道パスは便利だ、急きょ行き先を変更できる。これがいい。
2時過ぎ、駅から徒歩7〜8分のホテル(アヴィニヨンのホテルと同系列のメルキューレ)に、飛び込み交渉。OK。
アヌシーは観光地、週末やイベント時期以外は大丈夫だろうとは思っていた。 -
ホテルにリュックを置いて散策に出かける。
旧市街に入るとアヌシーの象徴、バレ・ド・リル。絵になるスポット。
いま博物館として使用している(入館していない) -
川沿いにはレストラン、カフェが並んでいる。
夕食の時間には早い。まだお客は少ない。 -
旧市街。
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カフェで若者が楽しそうに話しこんでいる。
入っていよう。 -
フーテンオヤジも中で、ビールにワインで一息。
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アヌシー湖畔で遊覧船を見つけ乗船。
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約1時間コースだった
(料金は記憶にない) -
天気が良くてラッキー♪
人気の保養地だけあって、湖の周りには別荘やオーベルジュなどと見受けられる建物が多い。
バカンス、休日には相当なにぎわいをみせるのだろう。 -
湖はかなり奥行きがあり、半分ほどを周遊。
湖水は氷河の雪解け水も流れ込んで、エメラルドグリーンに輝いている。 -
デュアン城、セザンヌの絵にも描かれている。
山と湖と城、アヌシーを代表する景観だ。 -
たなびく三色旗
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平日でお客は少なかった。
一人で乗った日本人も異様かも。 -
船着き場の横。
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湖水はここから流れ出している。
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旧市街、スィーツ店。
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旧市街、ブティック。
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旧市街、アパートのようだ。
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アヌシー湖の調整水門。
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小さな街だが、いろいろなショップが立ち並んで旅行者を楽しませてくれる。
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人形やぬいぐるみを売る店も。
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旧市街をぐるり回って夕食は川沿いのレストランにした。
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「ディナーだろ、いくらガイドブックがなくても、お勧めを店員に聞いて、もっと気のきいたものを食えよ!」ともう一人のフーテンオヤジ。反省の意味でアップ。
これにビールとワイン、ボリュームがあり、これで満腹。
一人旅はシェアして食えない。 -
夜のパレ・ド・リル。
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ライトアップされた教会とレストラン。
アヌシーは古い街並み、湖、山が織りなす風光明媚なとこ。来てよかった。
ちょうど行った時、アヌシーは2018年の冬季オリンピックの招致活動を行っていたが、2011年7月、韓国の平昌(ピョンチャン)に決まった。 -
アヌシー駅
天気予報は下り坂だが、前日シャモニーに行こうと決めていた。モンブランは見えるかどうかわからない。 -
アヌシーの駅で鉄道のルートマップをデジカメに記録。
シャモニーまでは手持ちの鉄道パスで行けるはずだ。
Annecy7:32発 →8:57着St-Gervais-Les-Bainsサンジュルヴェ(乗り換え)9:06発→ 9:47着Chamonix-Mont-Bianc
乗り換え含めて2時間ちょっとで着く。 -
アヌシーを過ぎて車窓は牧歌的な景観に。
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天気は天気予報のとおり曇り雨模様。
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St-Gervais-Les-Bains駅で赤の電車に乗り換え。
線路幅が違うため乗り入れられない。 -
鉄道のルートが書いている。
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運転席の横から。
登山電車のように勾配を登っていく。天気は雨模様。 -
下りの電車。
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電気は架線ではなく線路横から。
感電の注意。 -
雨、氷河からの水も混じって流れ出している。
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定刻通りChamonix-Mont-Biancに到着。
ここは標高1000mを超えたくらい。 -
リュックから折り畳み傘を出して、ヨーロッパ最高峰モンブラン(4807m)の麓の街シャモニーに。雨も降り肌寒い。
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雲の切れ間から氷河が見える。
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登ってきた線路。左手がモンブラン。
モンブランに近づくエギュイーユ・デュ・ミディのロープウエイに行ってみた。雲の上からのぞけるかなと発券窓口に行った。窓口の女性はパソコンで、頂上のライブ映像を見せて、首をすくめた。「明日は?」と聞くと「同じ」。あきらめた。 -
18世紀後半、モンブラン登山の先鞭を切ったソシュールとバルマの銅像。
雲の中「モンブランはあっちだ」と言っているようだ。 -
しかたなくモンブランの絵葉書を買った。
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街中、教会のある風景。
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ホテルはたくさんある。明日が天気だと泊まれるのにとも思ったが、2時間ほどで戻ることにした。
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駅前から延びる道には、登山用品、お土産、レストランなど並んでいる。
突きあたりが駅。 -
Chamonix-Mont-Bianc駅
12時10分発。 -
上も良く見えるようにした車両。
見えないモンブランに憧れが強まる。必ずまた。 -
車窓から。
これを写して、昼に飲んだビールとワインで睡魔が襲い、終着駅まで覚えていない。 -
終着駅St-Gervais-Les-Bains(サンジュルヴェ駅)
気づくと乗客は降りてしまい列車は退避線路に。運転手も車両の戸締りをして出ていく。窓をバンバンと叩く、運転手もびっくり。気づいてもらった。よかった(冷汗)酔いは吹っ飛ぶ。
在職中も終着駅まで乗り過ごしたことが何度も。同じ失敗を旅先で〜★
ちょうどスイスのジュネーブ行きの電車があったから乗り換える。 -
乗って車掌にジュネーブ行きも確認。OK。
乗車して1時間半、街はずれの駅で電車が停車。運転手も乗客全員下車。外に出てみるとその先線路がない。えっ、ここが終着駅??(写真のジュネーブ オー・ヴィーヴ駅 14時20分ごろに到着)
ジュネーブだからTGVの発車する駅だとおもってたらとんでもなかった。
外に出た。地図もなにもない。スイスフランも持っていない。
パリ行きのTGVまでは1時間半ある。 -
大通りに出る。どうも中心部はこの先のようだ。傘をさして早足で歩く。
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トラムが走っているが行き先が分からない。ユーロでは乗れない。
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中心部の方向に行っているのは間違っていないようだ。
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教会がある。さらに右手に進む。
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レマン湖畔に出てきた。
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ここが多くの国際機関があるジュネーブか。
列車に間に合わねばここでホテルをとも考えていた。
1時間ほど歩いたかな。 -
川を渡り、ジュネーブ(コルナヴァン駅)中央駅に到着。TGV出発まで5分。指定をとる時間もない。ホームを探していたら、駅にいた人がドアの先を指さす。
出入国管理室がある通路を抜け、階段を上がるとホームにTGVが停車していた。 -
ホームには乗客は乗り終え誰もいない。乗車口で車掌が「チケット持っているか?」。鉄道パスを見せる。「指定は?」「ない」「指定料金がいる」「3ユーロ?」とにかく急いで乗れと手招きする。ラッキー、指定券がなくても乗れた。満席でなかったからかな?
車掌が後で来た。指定券なしで乗ったから10ユーロ請求された。
パリリヨン駅まで3時間ちょい。19時前にパリに到着した。この手もあったかと後で思った。
写真:パリリヨン駅
さあ・・ホテル探し。(次のパリ編にて)
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