2012/04/14 - 2012/04/22
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azianokazeさん
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今回の目的地新疆ウイグル自治区トルファンに到着。トルファンは21年ぶり。先ずは近郊の砂漠とウイグル族最古の村(吐峪溝)を訪ねます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2012年4月16日(月曜) 銀川(ぎんせん インチュアン)から12:50のフライトで新疆・ウルムチへ移動。
利用便は格安航空会社の春秋航空、例によって「イー、アル、サン、スー・・・・」と乗客が機内体操をするうちに、30分ほど遅れてウルムチ到着。
そのままトルファンにバスで移動するため、先ずはバスターミナルへ行く必要があります。
【歩き方】を見ると、トルファン方面へはウルムチ南郊外の「南郊バスターミナル」から出ているようです。(空港のリムジンバスチケット売り場の女性にも尋ねたのですが、話が通じませんでした。)
とりあえず、リムジンバスで市街南部の新疆飯店に向かいます。(10元、1元=両替手数料込みで14円程度)
【歩き方】に“リムジンバス発着地点”とあったので新疆飯店で降車したのですが、大都会ウルムチの雑踏のど真ん中、どこが新疆飯店なのかもわかりません。まずいことに交通量が多すぎてタクシーが拾えません。トロトロしているとバスに轢かれてしまいそうです。
時刻はすでに6時を大分過ぎています。トルファンへのバスの最終は【歩き方】では8時となっていますが、定かではありません。
ウルムチでは7年前のカシュガル旅行の際、パスポート・現金・カード・航空券すべてを盗難にあうひどい体験をしたことがあり、“鬼門”です。一刻も早くこの街を通過したい。バスに乗り遅れてウルムチで1泊なんてとんでもない話です。
まずい状況にうろたえながらタクシーを探していると、白タクに声をかけられました。
救われた思いで、料金も確認せず乗車。走り出してから「30元」とのこと。おそらくタクシー料金の3倍ぐらいでしょうが、この際問題にする額ではありません。「そんなもんでいいの?」とは言いませんが、二つ返事でOK。普段は警戒しながら利用する白タクが、こんなにありがたく思えたのは初めてです。
無事、乗客で混み合う「南郊バスターミナル」に到着。何とか7時発のトルファン行きに間に合いました。
これで“鬼門”のウルムチ通過です。やれやれ・・・。写真は、そんな安堵した思いにひたるトルファン行きのバスの中です。 -
新疆ウイグル自治区は中国の西の果て。中国は、北京を基準とした時刻で統一していますので、新疆あたりでは実際の日の出・日没とはズレがあり、7時、8時といってもまだ昼間のような明るさです。暗くなるのは9時前後でしょうか。
21年前、トルファンからウルムチにバス移動した際には道路が寸断されていて、乗客が全員降りて何とか通過するなど、5時間以上かかった記憶がありますが、今はりっぱな高速道路も出来て2時間半〜3時間程度です。
そもそも、上海から西安を経てトルファンに至るまで、2週間以上かけての苦労続きの陸路の旅でした。
今回はウルムチまで飛行機でひとっ飛びです。
ただ、便利になるほど印象も薄れます。21年前は目に焼きついた天山山脈に連なるボゴダ山脈の雪を頂いた姿にも、それほどの感動もありません。バス車内で流されているDVD映画(イスラエル治安部隊に立ち向かうパレスチナ武装勢力のアクション映画)の方に、中国の外交姿勢を反映した映画選定だろうか・・・などと考えながら、目がいってしまいます。
道路の両側に、夥しい数の風力発電用風車が設置されているのが目につきます。
このあたりは風が強いところですし、土地はいくらでもあり、風車の音がうるさいなど抗議する人間も住んでいませんから。事情はわかりませんが、動いていない風車も多数あります。 -
10時頃、トルファン着。さすがに夜中になっています。
バスを降りると、さっそく日本語が流ちょうなアブラハムと名乗る男性に声をかけられます。
ホテルを訊かれて「トルファン大飯店」を予約していると答えると、車に乗って行けとのこと。地図では歩いても5、6分のところのようですので、車は断りホテルの方角だけ教わります。
トルファンには5泊ほどする予定なので、そのうちまた観光などで相談するよ・・・と名刺をもらい別れましたが、歩いてホテルに着くと、車で先回りして私を待っていました。
写真は、バスターミナル近くの広場の噴水。21年前はロバ車が行きかう素朴な町で、こんな洒落たものなどありませんでしたが、トルファンもすっかり都会に変身したようです。 -
後日昼間に撮った「トルファン大飯店」 ネットで事前予約しました。
シーズンオフのせいでしょうか、広いロビーには誰もおらず閑散としています。
日本語を操る客引きには注意を・・・といった話は当然ありますが、現地の情報を得るのに便利でもあります。
バスターミナルで見かけた屋台村にも行きたかったので、「話を聞くから、晩御飯を一緒に食べよう。おごるから」と食事に誘い、ホテルチェックインも手伝ってもらいます。
5泊分デポジットとして1100元(約15000円)を要求されましたが、「今そんな持ち合わせはない」(実際持っていません)ということで、アブラハムの通訳で、3泊分の800元にしてもらいました。部屋代は朝食付きで1泊180元(約2400円)です。
WiFiは壊れていて部屋では使えないが、ロビーなら使えるとのこと。これもシーズンオフのせいでしょうか、「今壊れていて使えない」というのが時々出てきます。 -
アブラハムは「おいしいレストランがあるから」と言っていましたが、「いや、私は屋台が好きなのだ」と屋台村に連れていき、先ずはシシカバブと水餃子で腹を満たします。屋台村の写真は別旅行記で掲載する予定です。
美味しいシシカバブに食らいつきながら、「で、近郊のスポットを2日かけてゆっくりまわりたいのだけど、いくらで案内してくれる?」と商談に入ります。21年前にひととおりまわっていますので、どういう場所かはわかっています。
結局、近郊のスポットを2日間に分けてまわる形で、トータル1000元で頼むことにしました。「現地ではいくらでも待ちますので、気がすむまで観てください。絶対約束は守ります」とのこと。
もちろん、旅行社のやっている1日ツアーとは比較にならない高額ですが、何かとツアーは制約もあります。中国人の中に日本人一人という状況も疲れます。
そもそもシーズンオフで、ツアーがあるかも疑問です。
またタクシーなどをチャーターすればもっと安くでまわれますが、やはり日本語使いがいないと不自由です。
そんな、こんなで、2日間車と日本語が使える人間を頼むのであれば、そんな法外な料金でもないように思えましたので手を打つことに。 -
4月17日(火曜) トルファン大飯店の部屋 トルファンを代表する老舗ホテルではありますが、設備は古く最近の格安ホテルと比べて見劣りしますが、広さはまずまずです。
部屋にエアコンのリモコンがないと言ったところ、「この時期はエアコンは使っていない。暑ければ窓を開けてください」とのことでした。
なお、近年の観光は中国人国内観光客主体となっているせいか、あるいはシーズンオフのせいか、老舗ホテルのフロントでも殆んど英語が通用しません。上記のようなやり取りも、相当に手間ひま・時間がかかっての結果です。 -
部屋からの眺め。再開発の工事中のようで、いささか殺風景な眺めです。
-
10時にアブラハムとホテル・ロビーで待ち合わせ。
フロントにクリーニングを頼むと「機械が壊れていてできないので、町の洗濯屋に頼んでください」とのこと。
仕方がないので、先ずアブラハムに交通賓館向かいの洗濯屋に連れていってもらいます。
次いで、中国銀行で両替。これに時間がかかりました。
空港の両替所ではあっと言う間ですが、銀行ともなると大変です。別に融資してくれと言っている訳でもないのに。
一体いつになったら自分の番になるのだろう・・・と不安げに待っていると、外国人特別待遇なのか、両替だけということでなのか、順番を早める形でようやく処理してもらえました。
空港とは異なり両替手数料はかかりませんので、1元=13円ほどのレートそのままで替えてもらえます。 -
銀行近くにバザールがあったので、ちょっとだけ覗いてみました。
このバザールは後日ゆっくり歩いてみました。それは別旅行記でまた取り上げます。
この時間帯はあまり客は多くなく、閑散としていました。 -
ヨーグルト売りのおばさん。食べても大丈夫かアブラハムに訊くと、「買うなら、朝の新鮮なうちがいいです」とのこと。
昔は、道路にテーブル・イスを置いた店で、冷えたヨーグルトをよく飲んだものだ・・・という話をすると、「20年前の食品は本物で安全でした。今の食品は危険です」とのことです。
なるほど、中国では“食の安全”がしばしば問題になっていますが、一般の人々にもその意識があるようです。 -
前置きが長くなってしまいました。
ガイド・添乗員まかせのツアーとは違い、一人旅だと、どうしても観光以外の、どうやって移動する、どこに泊まる、どうやってまわる・・・という部分が意識の大きな割合を占めてしまいますので。それが、旅の思い出にもなる訳ですが。
先ずは“砂漠”へ向かいます。
郊外に出ると、石油掘削が盛んに行われています。 -
トルファンの“砂漠”は初めてです。
隣町の鄯善(ピチャン)に砂漠が見られる砂山公園があることは調べていましたので、トルファン観光をひととおり済ませたらそちらに行ってみるつもりでしたが、アブラハムの話で、トルファン郊外に公園の形ではない砂漠そのものがあるとのこと。
それでは・・・ということで連れていってもらうことにしました。
なお、彼は、日本人観光客や日本人留学生との会話で日本語を覚えたとのこと。日常会話には殆んど問題のないレベルです。
何年英語を勉強しても箸にも棒にもかからない私としては感心してしまいます。生活のための必要性があればこそでしょうが、その才覚・努力も大したものです。 -
1時間ほどだったでしょうか、砂漠入口に到着。
方向的には鄯善の方角でしたので、おそらく鄯善の砂山公園とつながっている砂漠(クムタグ砂漠)ではないでしょうか。
アブラハムはガイドではありませんので、スポットにつくと「さあ、どうぞ。私はここで待っています。チケット売り場はあそこです。」という形です。
なお、砂漠は誰も管理していませんので(遮断機のようなものはありますが)、チケット・入場料もありません。
とにかく砂漠に向かって歩きます。 -
中国での砂漠体験としては、敦煌の鳴沙山がありますが、あそこは観光客は一杯、モノ売りも一杯ということで情緒のかけらもありません。ただ、砂丘を登るのは大変で、途中で吐きそうになりました。
それに比べて、この砂漠は私以外誰もいません。 -
気温はおそらくまだ二十数度ではないでしょうか。歩くのに支障のない温度です。
もうひと月もすれば三十度を超え、夏の盛りは四十度、とても日中歩けるものではなくなります。
従って、そういう季節は夜にやってきて、星を見ながら一晩すごすという形になるそうです。 -
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砂漠とは言っても、砂の砂漠、小石の砂漠・・・いろいろあります。
エジプト旅行の際に、砂漠の中で1泊したこともありますが、このようなきれいな砂の砂漠ではありませんでした。
ここの砂漠は都市の近くにありながら、童謡「月の砂漠」、あるいは映画「アラビアのロレンス」から連想する文字どおりの砂漠です。 -
砂は硬いところ、柔らかいところ、さまざまですが、靴では歩きにくいので裸足になりました。
しかし、裸足では砂が熱くて歩けません。そこで靴下をはいて歩くことに。 -
振り返ると、砂漠の向こうに火焔山の山肌が見渡せます。ここは“火州”です。
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風紋もきれいです。その風紋をおしげもなく壊して歩きます。なかなかの贅沢です。
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ただし、ひとりきりですので、方角を見失うと大変なことになります。
ときどき後ろを振り返り、帰る方向を確認しながら進みます。 -
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砂地では関節リューマチなどの砂治療も行われるそうです。
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同じような写真ばかり、くどくてすみません。
この旅行記は、私のアルバムでもありますので、なるべく多くの写真を記録しておきたくて・・・ -
できれば、地平線まで連なる砂漠を視野いっぱいに俯瞰するようなところまで行きたかったのですが、そうそうここで時間をとるのもなんですし、方向を見失って白骨化するのも問題ですので(最近も翌日まで戻らなかった観光客がいたとか)、適当なところで引き上げます。
後で思えば、もう少し進めば、もっと広い視野が開けたのかも・・・という気はしますが、砂漠体験としては満足しました。とにかく広い砂漠に一人っきりというのが何よりです。 -
砂漠の外にはブドウ畑がひろがっています。
ブドウはまだ時期ではありませんが、砂漠から帰ってくると、その緑が鮮やかです。 -
すきまだらけの小屋は、収穫したブドウを干して干しブドウにする小屋です。
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次は、吐峪溝のウイグル族村(正式名は吐峪溝エスヘボ・ハイフマザール)
吐峪溝はトルファン市東約45kmに位置し、マザール村は1000年以上の歴史を持つ新疆現存の最も古いウイグル族村の一つとされています。
入場料は18元(当初30元支払いましたが、帰る際に呼び止められ、12元返してくれました。おそらくシーズンオフ料金ではないでしょうか) -
駐車場から眺めた村の全景
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村に入る小道。
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モハメッドの弟子イェムナイハ等が中国にイスラム教を伝えた際に、吐峪溝の羊飼いが初の中国人信仰者となり、イェムナイハ等はこの地に長く居住したとか。また、亡くなったあと、この地の洞穴に埋葬され、それが現在のマザール(聖人墓)だとか。
中国のムスリムはメッカ巡礼に先だってこの吐峪溝マザールを拝謁するので、「中国のメッカ」とも呼ばれているそうです。
村の中にあるモスク -
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吐峪溝のウイグル族村は、ウイグルの伝統を完璧に維持しており、言語、宗教生活、服装、民家建築、果樹園などはすべてウイグル族の特色を表しているそうです。
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こういうところはやはりガイドの解説がないと、何がウイグルの伝統なのかわかりません。
また、広い村の中のどこに行けばいいのかもよくわかりません。
一応、ひとり足の向くまま村内を歩いてみました。 -
時刻は北京時間で2時頃。ただし、現地時間では12時。昼食にします。
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手打ちで麵を伸ばしています。
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“野菜ぶっかけ手打ちうどん”といった感じの“ラグ麵”、ポロ(新疆風ピラフ)、シシカバブと並んで新疆を代表する料理です。今回はニラをメインに。くせがなく、とても食べやすい料理です。
昼食後は“高昌故城”に向かいますが、一旦ここで切って、昼食後の観光は別旅行記にします。
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