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4月8日はお釈迦様の誕生日。奈良の各寺でも、お釈迦様の像に甘茶をかける花祭りが華やかに行われます。<br />そんなおめでたい日にふさわしく、この日はとっても良いお天気。風は冷たかったものの気持ちの良いウォーキング日和でありました。<br /><br />【この日の散策コース】<br />興福寺で仏生会見学〜大和郡山市(売太神社・稗田環濠集落等)〜伝香寺

てくてく歩き 大和郡山の稗田環濠集落など

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2012/04/08 - 2012/04/08

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はな☆

はな☆さん

4月8日はお釈迦様の誕生日。奈良の各寺でも、お釈迦様の像に甘茶をかける花祭りが華やかに行われます。
そんなおめでたい日にふさわしく、この日はとっても良いお天気。風は冷たかったものの気持ちの良いウォーキング日和でありました。

【この日の散策コース】
興福寺で仏生会見学〜大和郡山市(売太神社・稗田環濠集落等)〜伝香寺

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 今日は大和郡山に行こうと決めていましたが、その前にどこかのお寺で花祭りに参加したいということで、興福寺へ行きました。<br /><br />隠れた桜の名所だと思っている三重塔付近をのぞいてみます。写真では咲いている風ですが、主役の枝垂れ桜はまだほとんど蕾でした。今年は本当に桜の開花が遅いです。

    今日は大和郡山に行こうと決めていましたが、その前にどこかのお寺で花祭りに参加したいということで、興福寺へ行きました。

    隠れた桜の名所だと思っている三重塔付近をのぞいてみます。写真では咲いている風ですが、主役の枝垂れ桜はまだほとんど蕾でした。今年は本当に桜の開花が遅いです。

  • 南円堂の周りの馬酔木は満開でした。<br />馬酔木もまた奈良公園の春を象徴する花ではないでしょうか。

    南円堂の周りの馬酔木は満開でした。
    馬酔木もまた奈良公園の春を象徴する花ではないでしょうか。

  • 興福寺の花祭り(仏生会)は南円堂の前庭で行われていました。<br />ただいま法要の真っ最中。色とりどりの法衣をまとったお坊さんたちが声を合わせて読経されています。

    興福寺の花祭り(仏生会)は南円堂の前庭で行われていました。
    ただいま法要の真っ最中。色とりどりの法衣をまとったお坊さんたちが声を合わせて読経されています。

  • 法要の途中、お坊さんたちが手にされた籠から、何度か散華が投げられました。この所作、いつ見ても風情があって素敵だなあと思います。<br />散華は後で係の人が回収して、欲しい人に配られました。私も鹿の絵が描かれた散華を1枚いただくことができました。

    法要の途中、お坊さんたちが手にされた籠から、何度か散華が投げられました。この所作、いつ見ても風情があって素敵だなあと思います。
    散華は後で係の人が回収して、欲しい人に配られました。私も鹿の絵が描かれた散華を1枚いただくことができました。

  • 法要が終わると、まずお坊さんたちが水盤の甘茶を小さなお釈迦様の像にかけられ、つづいて一般の参拝者も列に並んで甘茶かけ。<br /><br />釈迦像は、甘茶をたたえた水盤の真ん中に立っておられます。水盤はとりどりの花で飾られた屋根付きの台に置かれていて、何とも華やかでおめでたいムードです。<br /><br />甘茶かけは大人気で、なかなか柄杓を手にすることができませんでしたが、やっと空いた柄杓で私も甘茶をかけました。<br />横で甘茶の接待も行われていましたが、こちらはあまりにも順番待ちの列が長くてあきらめました。

    法要が終わると、まずお坊さんたちが水盤の甘茶を小さなお釈迦様の像にかけられ、つづいて一般の参拝者も列に並んで甘茶かけ。

    釈迦像は、甘茶をたたえた水盤の真ん中に立っておられます。水盤はとりどりの花で飾られた屋根付きの台に置かれていて、何とも華やかでおめでたいムードです。

    甘茶かけは大人気で、なかなか柄杓を手にすることができませんでしたが、やっと空いた柄杓で私も甘茶をかけました。
    横で甘茶の接待も行われていましたが、こちらはあまりにも順番待ちの列が長くてあきらめました。

  • 今日のメインの目的地、大和郡山にやってきました。<br />近鉄大和郡山駅の西側には、桜の名所として知られる郡山城があって、電車を降りた大勢の人々は、押しくらまんじゅう状態でお城の方に向かっています。<br />そんな中、私の今日の目的地は稗田環濠集落。どうやら渋すぎる選択だったようで、駅の案内地図にも載ってません…。<br />特設の観光案内所で尋ねて、ようやく場所がわかりました。ここから結構歩かなくてはならないようです。最寄り駅はJR郡山駅の方でした。あちゃー。<br /><br />しかし、めげずに歩きスタート!まずはJR郡山駅を目指します。

    今日のメインの目的地、大和郡山にやってきました。
    近鉄大和郡山駅の西側には、桜の名所として知られる郡山城があって、電車を降りた大勢の人々は、押しくらまんじゅう状態でお城の方に向かっています。
    そんな中、私の今日の目的地は稗田環濠集落。どうやら渋すぎる選択だったようで、駅の案内地図にも載ってません…。
    特設の観光案内所で尋ねて、ようやく場所がわかりました。ここから結構歩かなくてはならないようです。最寄り駅はJR郡山駅の方でした。あちゃー。

    しかし、めげずに歩きスタート!まずはJR郡山駅を目指します。

  • 大和郡山市に来たのは、実は初めて。金魚の生産日本一ということぐらいしか知りませんが、今日歩いたところでは金魚関連のものを見ることはありませんでした。<br /><br />そのかわり奈良らしい街並みを楽しめました。小さなお寺が点在していて風情があります。脇道もいい感じ。

    大和郡山市に来たのは、実は初めて。金魚の生産日本一ということぐらいしか知りませんが、今日歩いたところでは金魚関連のものを見ることはありませんでした。

    そのかわり奈良らしい街並みを楽しめました。小さなお寺が点在していて風情があります。脇道もいい感じ。

  • 途中、薬園八幡神社という神社がありました。<br />こちら、以前何人かのトラベラーさんが紹介されていて、面白そうなところだと思っていたところです。<br />もちろん、早速入ってみました。

    途中、薬園八幡神社という神社がありました。
    こちら、以前何人かのトラベラーさんが紹介されていて、面白そうなところだと思っていたところです。
    もちろん、早速入ってみました。

  • なかなか立派な神社です。本殿は奈良県の指定文化財だそう。<br /><br />別のお客さんに説明しておられた奥さまにご挨拶したら、私にも薬園神社について写真等を見せながら色々説明してくださいました。<br />詳しい内容は忘れてしまいましたが(すいません!!)、とにかく由緒正しく格の高い神社なのです。<br />

    なかなか立派な神社です。本殿は奈良県の指定文化財だそう。

    別のお客さんに説明しておられた奥さまにご挨拶したら、私にも薬園神社について写真等を見せながら色々説明してくださいました。
    詳しい内容は忘れてしまいましたが(すいません!!)、とにかく由緒正しく格の高い神社なのです。

  • こちらは神社の境内にあった鉄の燈籠。こういう金属製の燈籠はすごくめずらしいのだそうです。<br /><br />また、神社の敷地内には薬園寺というお寺もあるのですが、現在改修工事中とのことで拝観は叶いませんでした。お寺の方も面白いとのウワサなので、ここはそのうちまた行くとしましょう。

    こちらは神社の境内にあった鉄の燈籠。こういう金属製の燈籠はすごくめずらしいのだそうです。

    また、神社の敷地内には薬園寺というお寺もあるのですが、現在改修工事中とのことで拝観は叶いませんでした。お寺の方も面白いとのウワサなので、ここはそのうちまた行くとしましょう。

  • 近鉄の駅からJRの郡山駅まで約15分。ここから稗田環濠集落まではさらに20分程度歩かなくてはならないようです。<br />何にもない車道沿いを、ひたすら南(たぶん)に向かっててくてく歩きました。この道でいいのかどうかも定かではありませんが、まあいいや(いいのか?)。環濠集落の一角には、売太神社(めたじんじゃ)があるはずなので、鎮守の森っぽいところをさがして歩きました。<br /><br />写真は橋を渡ったときに見つけた水門らしき建物です。拡大しないとよくわかりませんが、郡山城にちなんだものか、櫓っぽいデザインになっていました。

    近鉄の駅からJRの郡山駅まで約15分。ここから稗田環濠集落まではさらに20分程度歩かなくてはならないようです。
    何にもない車道沿いを、ひたすら南(たぶん)に向かっててくてく歩きました。この道でいいのかどうかも定かではありませんが、まあいいや(いいのか?)。環濠集落の一角には、売太神社(めたじんじゃ)があるはずなので、鎮守の森っぽいところをさがして歩きました。

    写真は橋を渡ったときに見つけた水門らしき建物です。拡大しないとよくわかりませんが、郡山城にちなんだものか、櫓っぽいデザインになっていました。

  • 何となく歩くこと20分、「稗田環濠及び集落」と書かれた立て札を見つけてホッ。無事にたどり着けたようです。<br /><br />立て札の横にある石柱は、奈良ではよく見かける古い道標ですが、「すぐ大峯山上」って書いてあるのが何か気になる〜。“すぐ”ってことはないですよねえ。真っ直ぐの“すぐ”?ま、どうでもいいことですが。

    何となく歩くこと20分、「稗田環濠及び集落」と書かれた立て札を見つけてホッ。無事にたどり着けたようです。

    立て札の横にある石柱は、奈良ではよく見かける古い道標ですが、「すぐ大峯山上」って書いてあるのが何か気になる〜。“すぐ”ってことはないですよねえ。真っ直ぐの“すぐ”?ま、どうでもいいことですが。

  • 環濠集落なので、当然ですが集落の周りを濠が囲っています。かなり幅の広い濠です。

    環濠集落なので、当然ですが集落の周りを濠が囲っています。かなり幅の広い濠です。

  • 集落の南東の一角にある、売太神社にやってきました。<br />こちらの主祭神は稗田阿礼。古事記編纂にかかわったとされる人物です。<br />今年は古事記編纂1300年ということで、古事記をテーマに奈良を旅したいなどと目論んでいるワタシ。

    集落の南東の一角にある、売太神社にやってきました。
    こちらの主祭神は稗田阿礼。古事記編纂にかかわったとされる人物です。
    今年は古事記編纂1300年ということで、古事記をテーマに奈良を旅したいなどと目論んでいるワタシ。

  • 売太神社の境内は、ほどよい広さですっきりした感じでした。<br /><br />石碑類がいくつか建てられていました。写真は第一回阿礼祭記念碑。<br />古事記の一節が刻まれたようなものはないかなあと思いましたが、残念ながら見つけることができませんでした。<br /><br />

    売太神社の境内は、ほどよい広さですっきりした感じでした。

    石碑類がいくつか建てられていました。写真は第一回阿礼祭記念碑。
    古事記の一節が刻まれたようなものはないかなあと思いましたが、残念ながら見つけることができませんでした。

  • 稗田阿礼が古事記の編者に選ばれたのは、見たもの聞いたものを決して忘れないという抜群の記憶力を持っていたからなのだそうです。何かと忘れっぽい私としては、ぜひともあやかりたいもの。<br /><br />二礼二拍手。<br />もうちょっとアタマが良くなりますように〜。<br />

    稗田阿礼が古事記の編者に選ばれたのは、見たもの聞いたものを決して忘れないという抜群の記憶力を持っていたからなのだそうです。何かと忘れっぽい私としては、ぜひともあやかりたいもの。

    二礼二拍手。
    もうちょっとアタマが良くなりますように〜。

  • 環濠集落の中を歩いてみました。<br />奈良はどこもそうですが、古い街並みが本当によく残っていて、普通に人々が生活しています。

    環濠集落の中を歩いてみました。
    奈良はどこもそうですが、古い街並みが本当によく残っていて、普通に人々が生活しています。

  • 風格ある門構えの家が多いです。

    風格ある門構えの家が多いです。

  • 町角のお地蔵さん。

    町角のお地蔵さん。

  • 好きなんですよ、崩れかけの塀。

    好きなんですよ、崩れかけの塀。

  • 稗田環濠集落は、室町時代頃からこのようなつくりだったことが分かっているとのこと。町を取り囲む濠は、すぐれた防御機能を発揮していたのでしょうね。

    稗田環濠集落は、室町時代頃からこのようなつくりだったことが分かっているとのこと。町を取り囲む濠は、すぐれた防御機能を発揮していたのでしょうね。

  • 環濠は、東西・南北にそれぞれ260mの規模だそうです。濠の幅は、最も広いところで10mもあるのだとか。

    環濠は、東西・南北にそれぞれ260mの規模だそうです。濠の幅は、最も広いところで10mもあるのだとか。

  • 濠の内部には、住宅が密集して建てられています。漆喰の白壁が美しいです。<br /><br />時間がなくなってきたので、またてくてく歩いてJRの駅まで戻り、大和路快速に乗って奈良市内に戻りました。

    濠の内部には、住宅が密集して建てられています。漆喰の白壁が美しいです。

    時間がなくなってきたので、またてくてく歩いてJRの駅まで戻り、大和路快速に乗って奈良市内に戻りました。

  • 空港行きのバスの時間まで少しだけ余裕があったので、近鉄奈良駅近くの伝香寺に行ってみることにしました。<br />年に一度、衣を着替えられる裸形の地蔵菩薩像と、奈良三名椿の一つ「散り椿」で有名なお寺です。今回初訪問。

    空港行きのバスの時間まで少しだけ余裕があったので、近鉄奈良駅近くの伝香寺に行ってみることにしました。
    年に一度、衣を着替えられる裸形の地蔵菩薩像と、奈良三名椿の一つ「散り椿」で有名なお寺です。今回初訪問。

  • 本堂は普段は非公開のため、お庭でひたすら椿に見とれていました。<br />伝香寺の椿は「散り椿」「武士椿」などと呼ばれ、一般的な椿と違って、花ごとポトリと落ちるのではなく、花びら1枚1枚が散るという特徴があります。<br /><br />想像していたよりずっと大きな木で、しかも何本もあって、ピンク色の花をびっしり咲かせている様が本当に見事でした。

    本堂は普段は非公開のため、お庭でひたすら椿に見とれていました。
    伝香寺の椿は「散り椿」「武士椿」などと呼ばれ、一般的な椿と違って、花ごとポトリと落ちるのではなく、花びら1枚1枚が散るという特徴があります。

    想像していたよりずっと大きな木で、しかも何本もあって、ピンク色の花をびっしり咲かせている様が本当に見事でした。

  • たしかに、花びら単位で散っています。<br />説明していただいた受付の方に、<br />「めずらしいんですよね?」と尋ねたら、<br />「ここにしかないんです」とおっしゃっていました。

    たしかに、花びら単位で散っています。
    説明していただいた受付の方に、
    「めずらしいんですよね?」と尋ねたら、
    「ここにしかないんです」とおっしゃっていました。

  • 石仏のまわりにも、はらはらと花弁を散らしています。

    石仏のまわりにも、はらはらと花弁を散らしています。

  • さて、ここらで今回はタイムアップ。<br /><br />今回の旅も、知らなかった奈良にたくさん出会えた良い旅でした。

    さて、ここらで今回はタイムアップ。

    今回の旅も、知らなかった奈良にたくさん出会えた良い旅でした。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • 義臣さん 2012/05/25 17:33:10
    お隣に
    行かれたのですね。。

    お隣の薬園寺さんは行かれませんでしたか

    小さな 小さなお寺さん 若い住職さんご夫婦の

    可愛い女の子の お寺さんです

    廃仏棄却で此方に避難された仏さんが多く残されています

    撮影禁止などとは言いません

    もう一度行きたいですね 昨年は時間切れで それに駐車場もないですから

                         義臣

    はな☆

    はな☆さん からの返信 2012/05/25 19:28:31
    薬園寺
    義臣さん、こんばんは。

    本当は薬園寺にも行きたかったのですが、お寺は修理中で
    拝観は叶いませんでした。
    義臣さんやめぐみ☆さんが行かれたときの話をどこかで
    読んだ記憶があり、ぜひ行きたかったのでちょっと残念。

    でもお隣の神社もたくさん見どころがあって楽しかったです。
    私が行ったときは、やや年配の奥さまが説明してくださったので、
    ご住職のお母様だったのだろうと思います。
    とても熱心で親切な方でした。

    大和郡山は見どころが多そうなので、またぜひ訪ねたいと
    思います。

    義臣

    義臣さん からの返信 2012/05/25 20:51:45
    RE: お隣に
    修理中とは私にとっては嬉しい情報です

    私がいた時は一部だけ修理されて

    無住のお寺さんのに若い住職さんが来られたので

    それでも床は荒れていました

    仏像も、まだ 調査されてなく

    これから始まれば良いのですが。。

    住職さん言われていました

     修理終わったころ伺いましょう

                         義臣
  • susanaさん 2012/05/03 11:48:52
    候補?
    はな☆さん、コンニチワ★

    面白いといううわさのお寺、次のオフ会候補ですかね?(笑)

    はな☆

    はな☆さん からの返信 2012/05/05 23:01:48
    RE: 候補?
    susanaさん、こんばんは。

    > 面白いといううわさのお寺、次のオフ会候補ですかね?(笑)

    いつまで修理中なのかは聞き忘れましたが、
    オフ会で行けたらいいですね。
    話し好きの奥さまがたくさん説明してくださると思います。

    大和郡山もいいところですね。
    まだ一部分しか見ていないので、じっくり散策したいです。

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